【盗聴 or 錯覚】えっ、なんで?会話内容が広告に⁉その原因と対処方法

今回は、「えっ、なんで?会話内容が広告に⁉その原因と対処方法」について説明して参ります。

先程、話していた会話内容に関連する広告が表示され、盗聴されているのではと思った経験がある方もいらっしゃるかと思います。

その原因は、実際に周囲の会話が録音され、広告等に利用されていた可能性もありますが、一番可能性が高い原因は、過去に検索・閲覧した行動履歴を元に関連する広告が表示された事が原因になります。

今回は、周囲の会話内容が実際に取得されたというApple社への訴訟、会話内容に関連する広告が表示されやすい広告の仕組み、その対処方法について一緒に確認していきましょう。

<動画内容>
<1>さっき話していた会話内容が広告に表示される仕組み
1. さっき話した会話内容に関連する広告が表示される仕組み!

「会話内容(周囲の会話を含む)」が無断利用されていたという衝撃のニュース
1. Apple社が150億円を支払って和解!(2025年1月2日)
2. Apple社等の大手企業は訴訟になりやすい!それでは小さな企業は?

「会話内容」が盗聴されていると錯覚しやすい原因
1. 会話内容が盗聴されていると錯覚しやすい原因:「ターゲティング広告」とは
2.「ターゲティング広告」は主に6つのタイプある!
3.「ターゲティング広告」のメリット・デメリット:広告表示される側の視点

<2>「ターゲティング広告」を極力表示させない方法
iPhoneの場合~「ターゲティング広告」を極力表示させない方法~
1.「アプリからのトラッキング要求を許可」の「オフ」(iPhone)
2.「アプリからのトラッキング要求を許可」と「位置情報サービス」(iPhone)
3.「Appleの広告」の「パーソナライズされた広告」の「オフ」(iPhone)

Androidの場合~「ターゲティング広告」を極力表示させない方法~
1.「ターゲティング広告」を極力表示させない方法(Android)

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:12分09秒)


みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。

今回は、「えっ、なんで?会話内容が広告に⁉その原因と対処方法」について説明して参ります。

先程、話していた会話内容に関連する広告が表示され、盗聴されているのではと思った経験がある方もいらっしゃるかと思います。

その原因は、実際に周囲の会話が録音され、広告等に利用されていた可能性もありますが、一番可能性が高い原因は、過去に検索・閲覧した行動履歴を元に関連する広告が表示された事が原因になります。

今回は、周囲の会話内容が実際に取得されたというApple社への訴訟、会話内容に関連する広告が表示されやすい広告の仕組み、その対処方法について一緒に確認していきましょう。

会話内容が広告に表示される仕組み

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会話内容が広告に表示される仕組み:スマホのコンシェルジュとは

【目次】
<1>さっき話していた会話内容が広告に表示される仕組み
1.さっき話した会話内容に関連する広告が表示される仕組み!

「会話内容(周囲の会話を含む)」が無断利用されていたという衝撃のニュース
1.会話内容が盗聴されていると錯覚しやすい原因:「ターゲティング広告」とは
2.Apple社等の大手企業は訴訟になりやすい!それでは小さな企業は?

「会話内容」が盗聴されていると錯覚しやすい原因
1.会話内容が盗聴されていると錯覚しやすい原因:「ターゲティング広告」とは
2.「ターゲティング広告」は主に6つのタイプある!
3.「ターゲティング広告」のメリット・デメリット:広告表示される側の視点

<2>「ターゲティング広告」を極力表示させない方法
iPhoneの場合~「ターゲティング広告」を極力表示させない方法~
1.「アプリからのトラッキング要求を許可」の「オフ」(iPhone)
2.「アプリからのトラッキング要求を許可」と「位置情報サービス」(iPhone)
3.「Appleの広告」の「パーソナライズされた広告」の「オフ」(iPhone)

Androidの場合~「ターゲティング広告」を極力表示させない方法~
1.「ターゲティング広告」を極力表示させない方法(Android)

<1>さっき話していた会話内容が広告に表示される仕組み

それでは、まず初めに「さっき話していた会話内容が広告に表示される仕組み」について一緒に確認していきましょう。

会話内容が広告に表示される仕組み:さっき話していた会話内容が広告に表示される仕組み

1. さっき話した会話内容に関連する広告が表示される仕組み!

会話内容が広告に表示される仕組みとしては、まずは、「マイク」を利用する事ができる機能が、周囲の音声を勝手に録音します。

その録音した音声をサービス提供者側のサーバーに送信・保存します。

録音した音声を解析し、その内容にあった広告をスマホ等に配信します。

このように、スマホから勝手に会話内容を録音し、利用する事で、会話内容に関連する広告をスマホ等で表示する事が出来ます。

会話内容が広告に表示される仕組み:さっき話した会話内容に関連する広告が表示される仕組み!

「会話内容(周囲の会話を含む)」が無断利用されていたという衝撃のニュース

2025年1月2日に、「周囲の会話内容」を無断で利用していたという訴訟で、Apple社がその事実を認め、和解したというニュースが報道されました。

会話内容が広告に表示される仕組み:「会話内容(周囲の会話を含む)」が無断利用されていたという衝撃のニュース

1. 会話内容が盗聴されていると錯覚しやすい原因:「ターゲティング広告」とは

このニュースのポイントは三つあります。

まず、一つ目のポイントは、最終的にApple社が150億円を支払って和解している点になります。

二つ目のポイントは、音声アシスタントのSiriが、プライベートな会話を録音し、且つ、そのデータを第三者に共有してターゲティング広告に利用していたとして訴訟されていた点になります。

具体的には、「音声アシスタントのSiri」が起動している状態以外の時でも、「Siri」が周囲の会話を録音していたという点とそのデータを分析する為に、外部の請負業者と共有していたという点で訴えられていました。

その対象は、2014年9月17日から2024年12月31日までのiPhoneを含む、Siri対応端末すべてが対象になります。

三つ目のポイントは、Apple社が意図せずプライベートな会話を録音した事があった点は認めたものの、ターゲティング広告に利用していた点については否定している点になります。

いずれにしても、故意か、故意ではないかは別として、周囲の会話が無断で録音されていたという点は事実になります。

会話内容が広告に表示される仕組み:会話内容が盗聴されていると錯覚しやすい原因:「ターゲティング広告」とは

2. Apple社等の大手企業は訴訟になりやすい!それでは小さな企業は?

今回、Apple社の「周辺の会話の録音」が問題になりましたが、問題が発覚した要因は、訴訟金額が大きかった点、Apple社という大手企業が対象だった点、被害者が多かった点が要因と考えられます。

今回のように、大手企業は、訴訟金額が大きいため、不正に対する抑止力になっているとも言えます。

一方で、小さな企業や資本主義ではない国の企業は、訴訟の有効性、金額等も含め、不明確な点も多いため、不正が発覚しづらい傾向があります。

スマホ等のすべてのサービスの中心になるような機器は、安全性という観点から資本主義国の大手企業が提供するものを利用する事を極力お勧め致します。

会話内容が広告に表示される仕組み:Apple社等の大手企業は訴訟になりやすい!それでは小さな企業は?

「会話内容」が盗聴されていると錯覚しやすい原因

それでは、次に、「会話内容」が盗聴されていると錯覚しやすい原因についても一緒に確認していきましょう。

会話内容が広告に表示される仕組み:「会話内容」が盗聴されていると錯覚しやすい原因

1. 会話内容が盗聴されていると錯覚しやすい原因:「ターゲティング広告」とは

会話内容が盗聴されていると勘違いしやすい原因は、「ターゲティング広告」が原因と考えられます。

「ターゲティング広告」とは、ユーザーの属性や行動履歴等の情報を元に、最適化された広告を配信するWeb広告の手法になります。

具体的な例としては、インターネット上で調べた内容や閲覧した内容と関連する広告が表示されます。

盗聴されていると勘違いしやすい要因は、普段、会話でも、直近で調べた内容や閲覧した内容を話題にする場合が多く、ターゲティング広告が表示されるタイミングと重なる事で、会話内容がどこかで盗聴されているのではと錯覚しやすいためになります。

会話内容が広告に表示される仕組み:会話内容が盗聴されていると錯覚しやすい原因「ターゲティング広告」とは

2.「ターゲティング広告」は主に6つのタイプある!

「ターゲティング広告」は、主に6つあり、年齢・性別などはもちろんですが、閲覧履歴・検索履歴・視聴履歴・購入履歴などの様々な情報を駆使して、最適な広告を表示させる広告手法になります。

その目的は、広告効果を最大化する事が目的になります。

会話内容が広告に表示される仕組み:「ターゲティング広告」は主に6つのタイプある!

3.「ターゲティング広告」のメリット・デメリット:広告表示される側の視点

それでは、次に、「ターゲティング広告」のメリット・デメリットについて、広告が表示される側の視点で一緒に確認していきましょう。

「ターゲティング広告」のメリットとしては、無関係な広告が表示されなくなるというメリットがあります。

また、カートなどに入れた商品が広告としても表示されるため、買い忘れがなくなる場合があります。

デメリットとしては、購買意欲を過度に煽られる為、無駄な購入をしてしまう可能性があります。

また、何度も同じような広告が表示される為、広告に流されてしまい、無駄な購入をしてしまう可能性もあります。

加えて、閲覧履歴・購入履歴・検索履歴などの個人情報が、ある意味では無断利用されていることになります。

「ターゲティング広告」がなければ、無駄な購入も減る可能性があるという点では、不要の産物と言えるかもしれません。

会話内容が広告に表示される仕組み:「ターゲティング広告」のメリット・デメリット(広告表示される側の視点)

<2>「ターゲティング広告」を極力表示させない方法

それでは、次に、「ターゲティング広告」を極力表示させない方法について一緒に確認していきましょう。

会話内容が広告に表示される仕組み:「ターゲティング広告」を極力表示させない方法

iPhoneの場合~「ターゲティング広告」を極力表示させない方法~

まずは、iPhoneの場合について一緒に確認していきましょう。

会話内容が広告に表示される仕組み:iPhoneの場合~「ターゲティング広告」を極力表示させない方法~

1.「アプリからのトラッキング要求を許可」の「オフ」(iPhone)

端末設定にある「アプリからのトラッキング要求の許可」を「オフ」にする事で、「ターゲティング広告」を極力減らす事が出来ます。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細が表示されますので、②のように画面を上にスライドし、③の「プライバシーとセキュリティ」をタップします。

「プライバシーとセキュリティ」の詳細画面が表示されますので、④の「トラッキング」をタップします。

会話内容が広告に表示される仕組み:「アプリからのトラッキング要求を許可」の「オフ」(iPhone)

2.「アプリからのトラッキング要求を許可」と「位置情報サービス」(iPhone)

「トラッキング」の詳細画面が表示されますので、⑤の「アプリからのトラッキング要求を許可」が「オフ」になっている事を確認します。

「オン」になっている場合には、必要に応じてタップして、「オフ」にします。

以上で、「ターゲティング広告」を極力表示させない設定が完了になります。

念の為、位置情報サービスについてもどのような設定になっているかを確認したいので、一つ前の画面の「プライバシーとセキュリティ」に戻り、①の「位置情報サービス」をタップします。

「位置情報サービス」の詳細画面が表示されますので、②の「位置情報サービス」が「オン」になっている事を確認します。

その下に表示される各アプリの一覧で、位置情報の許可が「しない」、もしくは「使用中のみ」になっているかを確認します。

常に位置情報を必要するアプリは原則ありませんが、ゲーム等、位置情報を常に利用する必要があるアプリがある場合には、その旨も理解した上で「常に」を選択します。

会話内容が広告に表示される仕組み:「アプリからのトラッキング要求を許可」と「位置情報サービス」(iPhone)

3.「Appleの広告」の「パーソナライズされた広告」の「オフ」(iPhone)

それでは、次に「Appleの広告」の「パーソナライズされた広告」が「オフ」になっているかを確認していきたいと思います。

まずは、先程の「プライバシーとセキュリティ」の画面で、①のように画面を上にスライドし、②の「Appleの広告」をタップします。

「Appleの広告」の詳細画面が表示されますので、「パーソナライズされた広告」が「オフ」になっている事を確認します。

「オン」になっている場合には、必要に応じてタップして「オフ」にします。

以上で、「ターゲティング広告」を極力表示させない設定が完了になります。

会話内容が広告に表示される仕組み:「Appleの広告」の「パーソナライズされた広告」の「オフ」(iPhone)

Androidの場合~「ターゲティング広告」を極力表示させない方法~

それでは、次に「Android端末」で「ターゲティング広告」を極力表示させない方法について一緒に確認していきましょう。

会話内容が広告に表示される仕組み:Androidの場合~「ターゲティング広告」を極力表示させない方法~

1.「ターゲティング広告」を極力表示させない方法(Android)

端末設定にある「広告ID」を削除する事で、「ターゲティング広告」を極力減らす事が出来ます。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

設定の詳細画面が表示されますので、画面の一番上にある②の「検索窓」をタップして、「広告」と入力します。

「広告」に関連する設定が一覧で表示されますので、③の「広告」をタップします。

「広告」の詳細画面が表示されますので、④のように画面上にスライドします。

会話内容が広告に表示される仕組み:「ターゲティング広告」を極力表示させない方法(Android)

「広告ID」が既に作成されている場合には、⑤の「広告のデバックログを有効にする」という項目が表示されます。

通常は「オフ」の状態で問題ありません。

「ターゲティング広告」が表示される主な原因は「広告ID」が作成されている為になります。

「ターゲティング広告」を極力表示したくない場合には、広告IDを削除する事で対応する事が出来ます。

広告IDを削除する場合には、先程の広告の詳細ページにあった①の「広告IDを削除する」をタップします。

「広告ID」に関連する説明ページが表示され、その一番下に②の「広告IDを削除する」というボタンが表示されますので、「広告IDを削除する」をタップします。

以上で、「広告ID」の削除が完了になり、「ターゲティング広告」を極力減らす事が出来ます。

「広告ID」については一度削除しても、再度「広告ID」は必要だと思った場合には、「新しい広告IDを取得する」をタップすると簡単に作成する事が出来ます。

会話内容が広告に表示される仕組み:「ターゲティング広告」を極力表示させない方法(Android)

以上で「えっ、なんで?会話内容が広告に⁉その原因と対処方法」についての説明を終了致します。

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ご静聴、ありがとうございました。


「【直ぐ確認】盗撮・盗聴・ウィルスへの感染状況を確認する5つの方法」もご参照ください。


「【脅威】身近な「家電製品」が危ない!中国への「個人情報流出」の仕組みと実態」もご参照ください。


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