「LINEは無料」という言葉が先行して、料金についてはあまり意識せずに使っている方も多いと思います。
一方で、なぜ無料で電話できるのかと疑問に思ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
今回はLINEで通話料が発生するのか、仕組みや一般の電話との違いについてご紹介します。
<動画内容>
1. 電話とLINE通話の違い①
2. 電話とLINE通話の違い②
3. LINE通話の注意点
4. 海外におけるLINE通話
5. LINE通話のデータ通信量の目安
6. LINE通話の便利設定①
7. LINE通話の便利設定②
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:10分30秒)
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スマホのコンシェルジュです。
今回は通常の電話とLINE通話の違いについて共有させて頂きます。

「LINEは無料」という言葉が先行して、料金についてはあまり意識せずに使っている方も多いと思います。
一方で、なぜ無料で電話できるのかと疑問に思ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
今回はLINEで通話料が発生するのか、仕組みや一般の電話との違いについてご紹介します。

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【目次】
1.電話とLINE通話の違い①
2.電話とLINE通話の違い②
3.LINE通話の注意点
4.海外におけるLINE通話
5.LINE通話のデータ通信量の目安
6.LINE通話の便利設定①
7.LINE通話の便利設定②
1. 電話とLINE通話の違い①
まず初めに理解しておきたいのは、以下の2点です。
•通常の電話は電話回線を利用
•LINE通話はインターネット回線を利用
この利用している回線の違いが、大きなポイントです。
基本無料と言われるのは通話料が発生しないことによるもので、データ通信はきっちり使った分だけ発生します。
一切料金が発生しないかと言われると、料金プランにもよるので少し語弊があります。

例えば、docomoやau、Softbankなどで提供されている、段階方式に使った分だけ請求される『従量課金制』のプランを選択されている方にとっては、通信量に応じて料金が変動するので、LINE通話を利用する際は注意が必要です。

仮に、ドコモで契約していて、普段のデータ通信量が2.5GBの人がその月にLINE通話で0.5GB分の通信量を消費した場合、3GBに達し、月額料金が5,665円から7,315円になり、1,700円ほど普段の料金より高くなります。
従量課金制のプランを契約している方は、こういったことも頭に入れておく必要があります。

しかし、その逆で、ahamoのように定額プランへ加入している方にとっては、規定のデータ容量までは請求額が変動することなく利用できるので、LINE通話で0.5GBを消費したからといって、請求額が増えたりすることはありません。

2. 電話とLINE通話の違い②
また、電話回線を利用したキャリア通話とは違い、インターネット回線を利用して通話をするため、音質や接続の安定性がインターネット環境に左右されやすいというデメリットがあります。
標準の電話とLINE通話の両方を使ったことがある方なら、なんとなくLINE通話は音質が悪いというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

LINE通話はいわゆるインターネット電話と呼ばれるもので、IP電話とは違い、同じようにインターネット回線は利用するものの、公衆回線を利用するか独自回線を利用するかという違いがあります。
LINE以外にも「Instagram」や「Twitter」など、各種SNSで提供される音声通話機能もインターネット電話に分類されます。

公衆回線を利用したインターネット電話の場合、通話データが、他のデータと一緒にインターネット回線で送られます。
つまり、自分側または相手側のインターネット回線が混雑しているケースでは、データ処理や送信に時間がかかったり不安定になったりします。
そのため、音声の遅れ・途切れといった形で通話音質の低下が起こります。

3. LINE通話の注意点
インターネット回線を利用した通話には、もう一つ特徴的なことがあります。
通常の電話であればかけたほうが通話料を負担することになりますが、LINE通話の場合、かけた側も受ける側も双方でデータ通信が発生します。
そのため、電話を受ける側も、Wi-Fi環境下でないと通信量が消費されます。

場合によっては、かけた側はWi-Fi環境下で無料、受ける側がモバイル通信で通信量を消費(料金が発生する)という、通常の電話とは逆の状況にもなりえることには十分注意が必要です。
とはいえ、音声通話の場合はそこまで通信量も多くはないので、気にしすぎる必要はありません。

4. 海外におけるLINE通話
LINE通話はアプリをインストールしていれば誰でも使えるので、例えば、海外の友達と通話したり、自分が海外旅行をした際に、日本にいる家族と通話したりすることも可能です。
もちろん、お互いWi-Fi環境下にいれば、たとえ長時間通話したとしても通信量が発生することもありません。
基本的にはインターネット環境さえあれば、ほとんどの国でLINEが利用できます。

但し、中国やロシアなど政治的な理由からLINEが使えない国も一部存在します。

5. LINE通話のデータ通信量の目安
参考までにLINE通話とビデオ通話のデータ消費量について掲載しておきます。
音声通話に関しては、そこまで大きな通信量が発生することはありませんが、ビデオ通話に関しては意外と大きな通信量が発生するので注意しましょう。
先程のように、0.5GBを目安にすると、ビデオ通話の場合月に2時間弱で到達してしまいます。
一月で計算すると、あり得ないという数字ではないので、利用する際はWi-Fi環境下で通話するなど工夫が必要です。

このように通常の電話とは仕組みが異なるため、料金が加算されることはありませんが、厳密には「無料」というより「通話料が発生しない」という表現の方が適切です。
また、データ通信が双方に発生するということも、必ず覚えておきたいポイントです。

6. LINE通話の便利設定①
それでは最後に、LINE通話をよく使う方向けの便利設定をご紹介します。

最初にご紹介するのは、ビデオ通話のデータ通信量を節約する設定です。
LINEのホーム画面から設定を開きます。
設定メニューを下の方へスクロールして「通話」という項目を開いてください。

通話メニューを下の方へスクロールすると、詳細設定という項目があるので、そちらを開いてください。
ここでビデオ通話の画質を選択できるようになっているので、「Wi-Fi接続時のみ高画質で利用」のスイッチをオンに設定します。
最初の設定では常に高画質でビデオ通話が行われますが、こちらのスイッチをオンしておけば、モバイル回線では通常画質、Wi-Fi接続時は高画質というように適宜設定した状態でビデオ通話を行うことができ、データ通信量を節約することができます。

7. LINE通話の便利設定②
続いて、通話メニューをメインメニューへ配置する設定です。
LINE通話の履歴を確認するには通常、各トーク画面を開く必要がありますが、設定を変更することで一覧表示が可能です。
先ほどと同じ手順で通話メニューを開きます。

通話メニューの一番下に「通話/ニュースタブ表示」という項目があるので、そちらを開いて、「通話」→「変更」と順に選択すると、メインメニューのニュース部分が通話履歴の一覧に切り替わります。
LINEニュースをほとんど使っていない方は、メインメニューに通話メニューを配置させた方が便利です。

実際の画面ではこうなります。
こうしておくと、LINE通話する相手が複数人いたりする場合、一覧で着信履歴を確認したり、ここから発信も行うことができるようになります。
ちなみにiPhoneは、標準の電話アプリにLINE通話の履歴も残る仕様になっているので、あまり使い勝手は変わりません。
LINE通話をよく使う方は、ぜひ設定してみてください。

如何でしたか?
LINE通話は基本無料でかけられるため、電話の費用を抑えるのに有効な手段ではありますが、データ通信が発生する点や、双方にデータ通信が発生する点には注意しなければいけません。
またビデオ通話は思いの外データ通信量が大きいので、通話する際は必ずWi-Fi環境下で行うようにしましょう。
今回の動画はこちらで以上です。

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それでは、また次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【知らないと怖い】LINEのやってはいけない設定9選」もご参照ください。
「【電話アプリ】意外と便利な設定がたくさん!電話アプリをきちんと理解して、便利に活用しよう」もご参照ください。
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