私事で恐縮ですが、半年ほど前にGooglePixelからiPhoneへの機種変更を行いました。
それまもあわせるとAndroidは計10年ほど使ったことになるのですがそこからiOSに変えて半年、現時点で感じたことや、今後どちらを人に薦めたいかなど、実体験をベースとしてざっくばらんに共有させていただければと思います。
カタログスペック的な見方よりもできる限り日常生活において感じうるポイントにフォーカスしてお話しできればと思います。
両方使っているという方はあまり周りにいらっしゃらないかと思いますので、今のOSの現状を知る一助していただけると幸いです。
<動画内容>
1. Androidを壊してしまいました
2. 元の端末を操作できなくても、データ移行はスムーズでした
3. ハードウェア面での比較
4. Mac、iPadと同期、ファイル転送は確かに便利
5. 顔認証はPixel6Proよりは遥かに快適
6. カメラコントロールボタンは最も簡単なカメラ起動方法
7. テキスト認識で読書が捗る
8. コントロールセンターの豊富なカスタマイズ
9. 文字入力の快適さはあって圧倒的な体感差
10. 着信時に事業所の名前がでてくれる
11. Appライブラリは全くアプリが見つからない
12. AIは噂通りの性能
13. iPhoneにもかこって検索はほしい
14. 端末コストが違いすぎる
15. スマホ新法の影響はまだ不明
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:14分31秒)
いつもご視聴ありがとうございます。
スマホのコンシェルジュです。
私事で恐縮ですが、半年ほど前にGooglePixelからiPhoneへの機種変更を行いました。
それまもあわせるとAndroidは計10年ほど使ったことになるのですがそこからiOSに変えて半年、現時点で感じたことや、今後どちらを人に薦めたいかなど、実体験をベースとしてざっくばらんに共有させていただければと思います。
カタログスペック的な見方よりもできる限り日常生活において感じうるポイントにフォーカスしてお話しできればと思います。
両方使っているという方はあまり周りにいらっしゃらないかと思いますので、今のOSの現状を知る一助していただけると幸いです。

スマホのコンシェルジュでは、豊富な指導実績をもとに、スマートフォンの使い方に関する動画を制作・配信しております。
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それでは今回もよろしくお願いします。

【目次】
1.Androidを壊してしまいました
2.元の端末を操作できなくても、データ移行はスムーズでした
3.ハードウェア面での比較
4.Mac、iPadと同期、ファイル転送は確かに便利
5.顔認証はPixel6Proよりは遥かに快適
6.カメラコントロールボタンは最も簡単なカメラ起動方法
7.テキスト認識で読書が捗る
8.コントロールセンターの豊富なカスタマイズ
9.文字入力の快適さはあって圧倒的な体感差
10.着信時に事業所の名前がでてくれる
11.Appライブラリは全くアプリが見つからない
12.AIは噂通りの性能
13.iPhoneにもかこって検索はほしい
14.端末コストが違いすぎる
15.スマホ新法の影響はまだ不明
1. Androidを壊してしまいました
今回私はGooglePixel6Pro(128GB)からiPhone16(128GB)のノーマルモデルへ変更しました。

2. 元の端末を操作できなくても、データ移行はスムーズでした
機種変更のきっかけは、情けないことにPixelを落下させて破損してしまい、全く操作できなくなってしまったためです。
よって元の端末が完全に動かせない状態での機種変更となりましたが、

基本的にGoogle関連のサービスやPayPayなどもログインすればそのまま使えましたので、データ移行は特に問題はありませんでした。
以前動画にもさせていただきましたが、もともとGooglePixelの画面にヒビを入れてしまっており、故障リスクはかなり高まっていた状態でした。
そのため、デバイスが壊れた時に大変だろうと思いeSIMでの運用をやめて物理SIMカードを使用していましたので、やはりOSが違っていてもそのままSIMカードを差し替えるだけで、電話番号はそのまま使用することができました。
そのため、2段階認証を問題なく突破することができましたので、あらゆるサービスへのログインはスムーズに進めることができました。

一点、OSをまたいだ機種変更でしたのでLINEのトーク履歴は直近14日分しか引き継ぐことができません。
ただし私の場合PCとiPadでもLINEを使用していたのですが、そちらのトーク履歴は機種変更の影響は一切受けず、現在でもトーク履歴を保全することができています。
現在はLYPプレミアムユーザやギャラクシーなど異なるOS間でもすべてのトーク履歴を移行するような手段も登場してきています。
どういうことで、以前の端末が故障した上での急遽の機種変更ではありましたが、データ移行周りに関しては特にクリティカルな問題が発生することなく、購入したiPhoneをすぐに今までのスマホと同様に使い始めることができました。

3. ハードウェア面での比較
まずハードウェア的な面での比較ですが、Pixel6Proは当時のラインナップでは最上位モデル、iPhone16はノーマルモデルというラインナップ上の差はあるものの、それでも三年分の世代差がありますので何かしら感動するポイントがあるかな、と期待していましたが、手にとってみて、実際にしばらく使用してみても、残念ながらレスポンス、ディスプレイやカメラの綺麗さなどにおけるハードウェア的な進化はほぼほぼ感じませんでした。
リフレッシュレートという画面の滑らかさに関するスペックですが、iPhoneはいまだにノーマルモデルではここを60Hzという価格帯を無視したスペックになっています。
ここは両者の差としてよく指摘されるポイントではありますが、とはいえ初日こそ多少カクついて見えるかなぁという違和感があるものの、その後全く気にならなくなりました。
またiPhone15から充電端子はLightning端子ではなくUSB Type-Cとなっています。
ただし端子の仕様がiPhoneのノーマルモデルではUSB2.0と転送速度の遅い古い規格となっています。
ということで、デバイスとしてはよくも悪くも、あまり変化を感じなかったというのが正直な感想です。

4. Mac、iPadと同期、ファイル転送は確かに便利
それでは機能面についても、実際に日常使っていて感じた部分をお伝えいたします。
iPhoneを使用する大きな理由として、他のApple製品との連携が挙げられるかとおもいます。
iPadやPCでMacを使用していると、アプリのデータが自動的に同期される点やファイル転送機能のairdropの恩恵は確かに大きいです。
最近ではMacからiPhoneをミラーリングして操作するという面白い機能もリリースされています。
これを使うとiPhoneの写真アプリやファイルアプリ内のデータをマウスでドラッグ&ドロップしてMacに移動するといったことができてしまいます。


5. 顔認証はPixel6Proよりは遥かに快適
ロック解除、顔を画面に向けて解除するFace IDです。
最近はマスクをしていても機能しますので、かなり快適です。
Pixel6Proは画面に指を当てる画面内指紋認証で、これは精度スピードともにかなり難がありましたので余計快適に感じます。
ただ現在Pixelの上位機種などに搭載されている超音波式の高速なものや、本体側面にあるタイプの指紋認証を使っている方からすると若干Face IDの方が遅いと感じられるかもしれません。

6. カメラコントロールボタンは最も簡単なカメラ起動方法
iPhone16では側面にカメラコントロールというボタンが配置されていて、カメラの起動やシャッターとして使用することができます。
無駄を削ぎ落とした洗練されたデザインが特徴の一つであるAppleにおいて、ボタンを増やす方向の進化は迷走しているように見えなくもないですが、確かにカメラの起動に関しては今までつかったどの方法よりもダントツで早くて楽、と感じます。
Google Pixelでは、ショートカットを置いてみたり、背面タップにカメラを設定してみたり色々試してみましたが、どの方法よりも快適です。

7. テキスト認識で読書が捗る
書類を写真に撮ったとき、右下にテキスト認識アイコンが表示され、これをタップすると即座にテキストを抽出してくれ、メモなどに貼り付けることができます。
いわゆるOCRと言われる機能ですが、これはスピード、精度、操作性ともに優れており、とても便利です。
本を読んでいて覚えておきたい文章など撮影してテキストを抽出、メモ帳に記録しておくといったことがサクサクできます。

8. コントロールセンターの豊富なカスタマイズ
コントロールセンター、Androidではクイックパネルに相当する画面ですが、ここはiPhoneは多くのコマンドを配置でき、選べる選択肢も非常に豊富です。
私はストップウォッチや、寝る前用の設定として少し画面を暗くするようなコマンド、安眠用のサウンド流す機能などを配置しています。

9. 文字入力の快適さはあって圧倒的な体感差
文字入力のしやすさに関してはかなり差があり圧倒的にAndroidの方が優れていると感じます。
ここは人によって決め手となり得るポイントかもしれません。
まずiPhone、カーソルの移動が非常に大変です。Androidにはカーソルを移動させるための左右ボタンが配置されているのですが、iPhoneにはありません。

そのため入力中、途中の文字列を編集したいと思えばその場所を直接タップすることになるのですが、これがなかなか狙ったところにカーソルが素直に移動してくれません。
どうしてもiPhoneが認識している単語の外にカーソルを弾いてしまいます。
テキスト選択もなぜか弾かれるということが多いように思います。

一応スペースキーを長押しするとカーソル移動モードになりかなり精度高く移動できますが、テンポよく入力しているときに、ここ長押しする必要があると、体感的には結構面倒に感じます。
また私は文章作成にあたって結構音声入力を多用するのですが、この精度もAndroidの方が上だと感じます。
iPhoneではちょくちょく音声入力が受付不能になってしまったり、スムーズにいかないと感じることも多いです。
単なる慣れでは埋められない差があるように思います。
長文の作成は音声入力が非常にオススメです。
正直、仕事で長文のテキストを作成する際は極力iPhoneではやりたくないと感じます。

10. 着信時に事業所の名前がでてくれる
Androidでは電話がかかってきたとき、例えばお医者さんなどからであれば電話帳に登録していなくても、何々クリニックと名前を表示されることが多々ありました。
昨今、基本的に迷惑電話ばかりなので、受けるべき通話かどうかというのが比較的容易に判別できたのは非常にありがたかったなぁと思います。
iPhone迷惑電話の可能性が高いといった画面が出ることがありますが、電話帳に登録されている以外の事業所の名前を表示するといった事は標準機能ではできないようです。

11. Appライブラリは全くアプリが見つからない
ホーム画面の1番右側にアプリライブラリと言う場所があり、インストールしているすべてのアプリを表示する場所となっています。
Androidでいう所のドロワーに相当する画面です。
ただ並び方はiPhoneによる味つけが入っており、Androidのようにただアプリをずらっと並べているのと少し違います。
ホーム画面に置いておくほどの使用頻度でないアプリはここから探すことになりますが、かなり見つけづらいと感じます。

12. AIは噂通りの性能
他のテック企業にもれなくAppleもAI開発に力を入れており、現在多くの製品の謳い文句に「Appleintelligenceのために設計」と自社製AIを全面的にプロモーションしていますが、発表から随分経った今でも残念ながら他社のAIに大きく遅れをとっている状況です。
本当であれば今頃音声アシスタントと会話しながらなんでもこなせるようになっているはずですが、Googleのgeminiに比べて明らかに未成熟です。
Googleレンズや消しゴムマジックと似た機能もApple自社製のものが提供されていますが、スピード、出力結果ともにGoogleに劣るように思います、
Googleレンズも消しゴムマジックもiPhoneで使えるため結局そちらを使ってしまいます。
また最近の機能で言うと囲って検索が非常に便利で頻繁に利用していましたので、これが使えなくなったのは意外と大きな差と感じます。

13. iPhoneにもかこって検索はほしい

以上、AndroidからiPhoneに乗り換えて感じたことを伝えさせていただきました。
長年使ってきたスマホのOSを変えてみるというのは結構勇気のいる変更でしたが、全体的にハードウェアや使用感にほとんど大きな差はなく、こっちでこれができたのに、こっちではこれができないといったことにはほとんど遭遇していません。
結論として、人に勧めるならどちら?と聞かれれば、現状Androidであると感じています。
もちろん他のAppleデバイスをもっているとか、近い身内がiPhoneを使っている、といった条件の場合はiPhoneにする理由が十分にあるかと思いますが、できることに目立った差がない点、また今後の端末のコスト、施行されるスマホ新法の影響を考えると、iPhoneでなければならないという理由に乏しいと感じます。

14. 端末コストが違いすぎる
廉価モデルとして発表されたiPhone16eが約10万円と、現在のiPhoneシリーズは最低価格が非常に高いところに設定されています。
今後もこの点が大きく変わることはなさそうです。
一方Androidでは2万円程度から選択肢があります。
それぞれソフトウェアサポートは長いとはいえ、やはり4年程度でバッテリー起因での機種変更を迫られることになりますので都度10万円かかってくるとなるとなかなか厳しいものがあります。
ただしコスパ端末として知られるPixelのaシリーズでは、このごろバッテリー発熱、周りでの不具合や交換事案が着々と増えてきており、無理にコストを下げたことのしわ寄せが来ているようにも見えますのでこの点は今後の検討材料の一つとなるかもしれません。

15. スマホ新法の影響はまだ不明
またご存知の方も多いかもしれませんが、Apple製品の連携機能に関しては現在議論の的となっています。
というのも例の「スマホ新法」による影響で、Appleが独自の連携機能を制限する方向に向かう可能性があるためです。
スマホ新法は公正な競争を促進するため、Apple、Googleという巨大プラットフォーマーに対して規制を課す法律です。
独占状態にあるものを他の事業者にも提供しなさいというのが基本的な建て付けで、公式以外のアプリストアを認めることや、自社製品にのみ提供している機能について他社でも同等に提供できるよう開放しなさい、といった条項が含まれています。
欧州では一足先にDMAというよく似た法律が施行されており、実際にAppleが機能の開放ではなく機能の制限を選択したものがいくつかあり、たとえば先ほど紹介したMacでiPhoneの画面をミラーリングする機能などいくつかの連携機能が使用不可となっているようです。
日本の場合はセキリュティ、プライバシー、青少年保護の観点から正当性が認められれば例外もありうる、という含みを持たせた形になっているので、あれもこれも開放または制限という話にはなりづらいかもしれませんが、こうした連携機能が奪われるようであれば、ますますApple製品を選ぶ理由がなくなってきそうです。
そもそも利用者による選択の自由度が増す代わりにシンプルな動線やセキュリティが犠牲になる可能性を含んだ法律ですので、どちらもiPhoneに優位性のあった部分が弱体化される方向性です。
今後どうなるかはまだまだ不透明ですが、連携機能目当てにAppleデバイスに乗り換えようかなと考える方は、もう少し状況を見極めてからの方がいいかもしれません。

当動画は以上となります。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
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それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【Googleマップ】使い慣れた人が無意識にやっている、実用的なテクニックを厳選して紹介!」もご参照ください。
「【試してみて!】検索バーを下に置けば、操作性大幅アップ!グーグルクロームの神アップデート」もご参照ください。
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三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。
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