今回はスマホのスペックについて、カタログに書かれている性能の意味するところ、 またそれ以外にも意味を知っておきたい幾能やスペック表には書かれない重要なポイントなどを一緒に見ていきたいと思います。
スマホ選びの参考や、お使いのスマホの隠された実力を知る一助となれば幸いです。
<動画内容>
1. 販売中の機種
2. ハイエンド、フラッグシップ、ミドルレンジ、ローエンドについて
3. カタログスペックまとめ表
4. 画面サイズについて
5. ディスプレイの品質(OLED,TFT,LCDの違い)
6. ストレージ容量について
7. CPUについて
8. メモリについて
9. カメラの画素数について
10. カメラのセンサーサイズについて
11. カメラの数について
12. 動画撮影性能について
13. バッテリーについて
14. おサイフケータイ
15. イヤホンジャックの有無
16. スマホの発熱
17. スピーカーの性能
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:21分57秒)
いつもご視聴ありがとうございます。
スマホのコンシェルジュです。
今回はスマホのスペックについて、カタログに書かれている性能の意味するところ、 またそれ以外にも意味を知っておきたい幾能やスペック表には書かれない重要なポイントなどを一緒に見ていきたいと思います。
スマホ選びの参考や、お使いのスマホの隠された実力を知る一助となれば幸いです。
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【目次】
1.販売中の機種
2.ハイエンド、フラッグシップ、ミドルレンジ、ローエンドについて
3.カタログスペックまとめ表
4.画面サイズについて
5.ディスプレイの品質(OLED,TFT,LCDの違い)
6.ストレージ容量について
7.CPUについて
8.メモリについて
9.カメラの画素数について
10.カメラのセンサーサイズについて
11.カメラの数について
12.動画撮影性能について
13.バッテリーについて
14.おサイフケータイとイヤフォンジャックの有無
15.スマホの発熱とスピーカーの性能
1. 販売中の機種
ではまずは現状どういった機種が販売されているかというのを把握するため各キャリアのウェブサイトを覗いてみました。
各キャリア共に多くの機種を取り揃えていますが、その中からざっくりとですがスマホの主要ブランドをピックアップすると、
iPhoneシリーズ、Androidではギャラクシー、Xperia、アクオス、グーグルピクセルシリーズが目につきます。
日本国内の販売シェアで見ても、この辺りが主要なスマホシリーズとなっています。
2. ハイエンド、フラッグシップ、ミドルレンジ、ローエンドについて
基本的には同じギャラクシーやエクスペリアと名のつくものでも、常時2~3種類ほどの機種が同時に販売されていることが多く、
それぞれ利用者が自分に合った性能のモデルを選べるよう、品質や価格に差をつけて、いくつかのモデルを同時に展開しているところが多いです。
明確な線引きはありませんが、高性能で高価格なモデルに位置するものをハイエンドまたそのシリーズを代表する機種という意味合いで「フラッグシップモデル」と呼ぶこともあります。
対義語として品質・価格を抑えたモデルをローエンド、その中間あたりをミドルレンジと呼びます。
3. カタログスペックまとめ表
これらの機種について、カタログやウェブサイトには必ず、具体的な仕様を示すスペック表が掲載されています。
今回こうした資料を参考に、よく掲載されているポイントについて並べてみたのがこちらです。
それではこちらを見ながら、その意味するところや、注目部分などを見ていきたいと思います。
4. 画面サイズについて
まずは画面サイズについてです。
スマホやパソコンの画面サイズは「インチ」という単位で表されます。テレビも40インチ、50インチといったかたちで「インチ」を使用していますね。これはテレビがもともとアメリカから入ってきたものであることに起因するようです。
測っているのはモニターの対角線の長さで、テレビモニターは初め現在のような四角形ではなく円形に近いものだったために縦横の長さではなく、端と端の長さを示すのが好都合だったので、今でも対角線の長さを使っているということのようです。
みなさま実感されているポイントかと思いますが、スマホの画面はどんどん巨大化しています。
今回リストアップした中ではiPhoneSEがずばぬけて小さいですが、その他多くの機種では現在5.5インチ前後が主流、動画視聴やゲームなどを高画質に楽しみたいというニーズが想定される各社の高機能機においては、概ね6.5インチ程度の大きさとなっています。
1インチはメートル法に換算すると約2.54センチメートルとなりますので、6.5インチディスプレイの対角線の長さはだいたい16.5㎝にもなります。
日本人の親指の長さは平均6センチ前後と言われています。
6.5インチとなると、もはや片手操作では男性でも親指が画面の端や上部に届きづらくなります。
スマホの画面にヒビが入っている方が多いのは、画面サイズが大きくて落としてしまうから、という理由が隠れているかもしれません。
落下防止のため、スマホの裏側にリングなどのアクセサリーをつけている方もいらっしゃいます。
小さな画面のスマホを望む声は多いように思いますが、いざ開発すると意外と売れない、高機能高付加価値にしづらいという事情もあるようで、各社ジレンマを抱えているところかもしれません。
毎日使うものですので、スマホ選びの際は実際に実機を手に取ってみて、自身の手に馴染むサイズを検討ポイントに入れてみてください。
5. ディスプレイの品質(OLED,TFT,LCDの違い)
ディスプレイの品質もスマホによって異なります。
パネルの種類として、「OLED」や「TFT」、「LCD」という文言が書かれています。
OLEDはいわゆる有機ELディスプレイ、TFTやLCDは液晶ディスプレイです。
有機ELはパネルそれ自体が発光する仕組みで、液晶のように裏からライトで照らす必要がありません。このため一般に液晶よりも発色が豊か、特に黒の表現が美しく、またバックライトのパーツが不要で薄型軽量にできるといった点で優れており、実際に上記機種ではすべてOLEDディスプレイが採用されています。
高価格な機種の画面が美しく感じるのはこの辺の違いが大きいかもしれません。
さらにこれはダークモードという黒を基調にした画面表示設定にした際、液晶よりもバッテリー消費を抑えてくれる可能性があります。
6. ストレージ容量について
次にストレージ容量です。
スマホ本体にどれだけのデータを保存できるかを表します。
iPhoneなど機種によってはストレージ容量を選べる場合がありますが、ストレージは部品としては高価なものであるためか、容量によってかなり本体代金が変わってきます。
上位機種では256GB、下位機種では64GBや128GBといったものが主流です。
注意点として、スマホが動作するのに必要なシステムデータに数%の領域を始めから取られてしまいますので、表記よりも実際に利用できる容量は少なくなるとお考えください。
なので、カメラを普通に利用する方の場合は64GB以下はあまりお勧めしません。
さらに全体的なトレンドとしてはSDカードを廃止する機種も増えてきていますので、事前に確認しておきましょう。SDカードに頼りっきりだと、機種変更した際に新しい機種にカードを入れるところがない、といったこともあり得ます。
アダプターやパソコンを使えばどうにでもなる点ではありますが、一応ご留意ください。
7. CPUについて
続いてCPUについてみてみましょう。
CPUは、パソコンやスマホにおける頭脳の役割をする大変重要なチップで、プロセッサ、SoC表記されることもあります。
スマホでいうと、動作のきびきび感、アプリの起動スピード、発熱の具合(高性能なほど抑えられるわけではありません)はこのCPUの性能で決まる部分が大きいと思われます。
やはり高性能なチップを搭載するほどわかりやすくスマホの値段が上がります。
CPUは製造できるところが数えるほどしかありません。
パソコンではインテル入ってる?というフレーズで有名なインテル社製のCPUが主につかわれていますが、スマホ向けのCPUにおいては世界ではインテルはシェアを取れず敗れています。
それぞれ見ていくと、まずアップルはCPUも設計は自社で行なっており、歴代A +数字、という名前のチップがiPhoneやiPadに搭載されてきました。
A14、A15といった形で単純に世代が進むほどこの数字が大きくなっていき、高性能になっていきます。
一方Androidは、ほとんどのメーカーが外部のCPUを採用していて、中でもクアルコム社のSnapdragonという名前のCPUが目立ちます。
Snapdragon○○○という名前のチップが多く、この3桁の数字が大きいほど高性能と思って間違いありません。
ただし現行の最新チップからSnapdragon8 gen 1といった形で名前の規則が変更になっています。
genはジェネーション(世代)を表し、今後世代が進むごとにgen2gen3と続いていくと思われます。
今後も各社スマホの最新モデルには、このシリーズが搭載されていくことになりそうです。
Androidの中で、Googleはアップルに対抗してか自社チップ設計に乗り出しており、ピクセル6はtensorという自前のチップを搭載しています。
各チップの性能に関しては数値化されたデータもありますが、個々のスマホによって同じCPUでも発熱の度合いなどが異なり、実際にそれがスマホの使い心地にどう影響するかという点をCPUの型番だけで正確に推し測ることはできませんので、価格帯や性能などの一つの目安とお考えください。
8. メモリについて
次にメモリを見てみましょう。
メモリはCPUが処理するためのデータを一度並べておく場所で、よく作業机に例えられます。
メモリが広いほどCPUが仕事をしやすくなるので、やはり処理速度や動作の快適さに影響してきます。
単純に数字が大きいほど高性能と考えられます。
名前や性質が似ているのでストレージ容量と勘違いされやすい点ですが、役割や大きさが明確に異なります。
メモリもデータの置き場所なので、ストレージと同じくGBで表され、パンフレットなどにも「内蔵メモリ」として同じ欄に書かれることがありますが、メモリはあくまでCPUが処理するための一時的なデータの置き場所なので、データの長期的な保管場所であるストレージとは大きさが全く異なります。
こんなふうに書かれている時は、大きい方がストレージ、小さい方がメモリと考えて間違いありません。
また、機種を選ぶ際にメモリ容量を強く意識する必要はありません。
パソコンにおいては、主に書類仕事をするのか、動画編集など高負荷な作業をさせるのかといった点で、メモリをどれくらい搭載するかで使い勝手に大きな差が出ますが、スマホにおいてはそもそもメモリをどれくらい搭載するかの選択肢自体も用意されていないことがほとんどですので、各社過不足ないメモリを搭載していると考えて問題ありません。
9. カメラの画素数について
現在最もメーカーが他社との差別化のために力を入れているポイントがカメラです。
セルフタイマーやフラッシュなど普通のカメラに必要な機能はどの機種も備えていると考えて結構です。
画素数は写真のきめ細かさを示します。
ただし単純に画素数で綺麗さを決めるのは難しいかもしれません。
たとえばデジカメでは、画素数が多いほど一画素当たりの感度が下がり写真が暗くなる、ノイズが入りやすくなるとも言われます。
現に各社高機能機においてはカメラ性能を最大の売りにしているものの、メインカメラの画素数にはかなりばらつきがあります。
ギャラクシーのカメラは突出して約1億画素、反対にiPhoneやエクスペリアは約1200万画素となっていて、画素数だけで言えば10倍近くの開きがあります。
もちろん一億画素のカメラを搭載することによって実現する表現もあるかもしれませんが、好みの問題以上の差があるかと言われれば個人的にはそうは思いません。
また、画素数が多いほど写真のデータが巨大になりやすく、ストレージを圧迫するというデメリットも存在します。
画素数が求められるポイントとしては、写真を引き伸ばしてプリントする場合がありますが、これも一般的にはA4サイズにプリントする場合でも900万画素あれば十分といわれていますので、普通の写真サイズなどで画素数が致命的な問題になることは考えづらいです。
10. カメラのセンサーサイズについて
センサーのサイズも画質も決める要素となります。
さらなる画質の向上を求め、最近のスマホカメラのトレンドとなっているのがセンサーの大型化です。
デジタルカメラの基本的な原理として、レンズから取り込んだ光を受け取るイメージセンサーと呼ばれる重要な部品があります。
このセンサーのサイズや画素数が出来上がりの写真の画質対して重要な役割を担います。
具体的にはセンサーが大きいほど多くの光を取り込めるので明るく綺麗な画質になり、暗いところでの性能も高まるなどのメリットがあります。
アクオスRシリーズはライカと協業し、デジタルカメラにも使われる1インチのセンサーを搭載したことで大きな話題となりました。
スペック表には画素数が記載されることが多いですが、センサーの大型化を謳っている機種に関しては高画質を実現できている可能性があります。
11. カメラの数について
カメラの数も、2つ以上を搭載したものが多く、1つのカメラしか積んでいないものは逆に珍しくなりました。
とはいえこちらも多ければ画質が良い、とは異なります。それぞれのカメラは、異なる画角、絵の広さで撮影できるという点で分かれており、望遠で撮影したり、広い画角で撮影することができます。
それぞれにレンズやセンサーが異なり、基本的にはメインカメラで撮影するのが一番画質的には綺麗に映る仕様になっているものが多いです。
12. 動画撮影性能について
機種により差が出やすいのは動画撮影性能です。
フルHDの4倍、4Kでの動画撮影は対応しているものとしていないものがございます。撮影したものをスマホで視聴するだけならあまり違いは分かりません。
また4K撮影は撮影処理にかなり高いパワーを要求するようで、高機能機でもすぐにスマホが高温になってしまい、撮影が停止してしまう場合もあります。
動画配信などをしている方でないと優先度は低いかもしれません。
13. バッテリーについて
続いてバッテリーについてです。
バッテリー容量はmAhという単位で表されていて、これが多いほどバッテリー容量が大きいです。
この表を見る限りは3000から、高機能機で5000というのが一つの目安になっています。
このバッテリーは部品としても非常に大きいので、どれだけのバッテリーを搭載できるかはスマホ本体のサイズにもある程度依存します。
また、画面の大きくて高性能な機種はやはりそれだけ消費電力も多いと考えられますので、この容量によりバッテリーがどれだけ持つかという点が決まるわけではありません。
とにかくバッテリー持ちを優先事項とする場合は、「連続待受時間」や「連続通話時間」なども参考にしながら決めるようにしましょう。
auのHPにそれぞれ掲載されておりましたので、ざっくり比べてみると、たとえばギャラクシーの最上位モデルとエクスペリアの最上位モデルではバッテリー容量は同じものの、連続待受時間、通話時間共にエクスペリアの方が優れています。
そのエクスペリアの下位機種であるXperiaAceはバッテリー容量こそ他二つに劣りますが、実際の体力は付加二つの体力をはるかに凌ぐ数字が掲載されています。
バッテリー持ちを機にする場合は、少し性能的にはおとなしい機種を選ぶのが正解かもしれません。
また現在は、意外とコンセントのある飲食店などが充実しています。
多くのスマホが急速充電に対応していますので、充電器を持ち歩くだけで電池切れリスクは大きく減らすことができます。
超小型で素早く充電できるアダプタなども販売されていますので、電池持ちが気になる方はそうしたアクセサリも検討してみてください。
ちなみにモバイルバッテリーでも同じ単位が用いられており、たとえば10000mAhとあれば、5000容量のスマホを2回満充電可能、と考えられます。
ここまで、主にスペック表に記載される基本性能についての意味などを解説してまいりましたが、ここからはその他の機能について重要なポイントをみていきます。
14. おサイフケータイとイヤフォンジャックの有無
iPhoneはApple Payがあるので問題になりませんが、Androidはおサイフケータイに対応していないとsuicaなどの多くのタッチ決済が利用できません。
おサイフケータイに対応しているかどうかは必ず明記されていますので、確認しておきましょう。
※対応していなくてもペイペイなどのQRコードを画面に表示させて決済するタイプは利用可能です。
次にイヤホンジャックの有無です。
有線のイヤホンをスマホに挿すには、イヤホンジャックと呼ばれる穴が必要です。
こちらはスマホの薄型化、ワイアレスイヤホンの普及に伴って廃止されてゆくトレンドとなっています。
ラジコなどを有線イヤホンで聴取したいという場合はご注意ください。
一応、Type-Cの端子からアダプタとなる線をかませば、イヤホンを接続することも可能です。
また、現在はどのスマホもBluetoothに対応していますので、Bluetoothイヤホンを簡単に接続できます。
電話なども両手を開けたまま(ハンズフリーで)可能ですので、使ってみると思った以上に快適に感じるという方もおられるかと思います。
15. スマホの発熱とスピーカーの性能
ある程度事前に情報収集したいポイントがスマホの発熱に関してです。
スマホは使用に際してどうしても熱が発生し、バッテリーを劣化させたり、機器の損傷を引き起こす要因となります。
パソコンのように内部に扇風機を搭載して熱を冷やすといった機構を持てないため、機種により手に持つのが辛いほど熱くなってしまったり、過熱により性能が落ちやすい機種があります。
使い勝手に意外と大きな影響を与えるポイントですが、これは発売後の評判を確認しないとなかなか判別できない部分です。
特に高機能機は高性能なCPUを搭載しており、それらが発する大きな熱を十分に逃しきれないというのが構造上大きな問題となりがちです。
機種によってはホッカイロ機能つきと揶揄されるほど熱を持ってしまうものも存在しますので、こちらも発売後の評判を確認したいポイントです。
地味なポイントですが、個人的にはスピーカーの音量も意外と気になるところです。
音楽や動画の鑑賞、スピーカーフォンにした際にどれだけの音量が出せるかは、スピーカーの最大音量に左右され、機種によりまちまちです。
スピーカーの音が思ったより小さい、というのは購入後の不満点として意外と挙げられやすい点です。
マナー的な問題もあり難しいかもしれませんが、買い替えの際には是非実機に触れて、今お持ちのスマホと比較してみていただきたい点です。
こちらもBluetoothのスピーカーを接続することである程度後から解決できる点でもあります。
当動画は以上となります。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
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それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【2022年】今買うべきではないスマホ5選」もご参照ください。
「【今買うべきAndroidはコレ】2022年最新版!Androidスマホの選び方とオススメ機種」もご参照ください。
<指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。
累計30,000人以上を指導 。
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個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成
その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。
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