2022年6/3より、NTTドコモのポイントプログラム「dポイントクラブ」のサービス改定が行われます。 はたして、ドコモが提唱する「史上最高にたまりやすいdポイント」とはどのような意味なのか、解説していきます。
<動画内容>
1. 改定後に得する人・損する人
2. dポイントの変更点
3. ドコモユーザーではないが、得する人の特徴
4. 還元率の高いdポイント加盟店
5. d払いの変更点
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:12分41秒)
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2022年6/3より、NTTドコモのポイントプログラム「dポイントクラブ」のサービス改定が行われます。
はたして、ドコモが提唱する「史上最高にたまりやすいdポイント」とはどのような意味なのか、解説していきます。
今回の動画では、このサービス改定に伴い、得する方、気をつけなければ損をしてしまう方というトピックに併せて、連動して改定が行われるd払いについても解説していきます。
ご自身がどちらに該当するのか確認しておきましょう。
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それでは早速やっていきましょう。
【目次】
1.改定後に得する人・損する人
2.dポイントの変更点
3.ドコモユーザーではないが、得する人の特徴
4.還元率の高いdポイント加盟店
5.d払いの変更点
1. 改定後に得する人・損する人
それではまず先に結論をお伝えします。
今回のdポイント改定にあたり、「ずっとドコモ特典」が「長期利用ありがとう特典」に変更されます。
これにより、今までエントリーさえすれば誕生月にもらえた最大3,000ポイントの特典が、ドコモが提供するスマホ決済サービス「d払い」に対する還元として特典が付与されるようになります。
つまり、d払いを利用していない方は、今まで受け取れていた特典が、今後は受け取れなくなります。
今回のアップデートが改悪か改善か、一言で説明するのは難しいですが、長期契約者、特に10年以上、ドコモ回線を使い続けているユーザーにとっては、「d払いを使わなければ、もらえない特典」になったという事実は、どうしてもマイナスの印象があります。
逆に、d払いを日常的に利用しているユーザーにとっては、プラスの面が大きいというのもまた事実です。
dポイントはドコモの回線契約がなくても利用できる、共通ポイントサービスです。
会員数は約8700万人いますが、MMD研究所が発表した「2021年 通信会社と利用ポイントに関する調査」によると、「ドコモ回線以外」のユーザーで最も人気の共通ポイントは「楽天ポイント」が1位であり、dポイントはいずれのキャリアでも7位以下となっています。
今回の「改定」は、他のキャリアで契約しているユーザーへ拡大するための“テコ入れ”の側面がありそうです。
2. dポイントの変更点
新dポイントクラブの「4つのポイント」
6月3日から具体的に何が変わるのか。今回、大きく分けると4つの点で変更があります。
(1)ランクの判定基準が変更、ライトユーザーのランクが上がりやすくなった
いわゆる会員の“階級(ランク)”の段階数と判定基準が変更になります。
現在はドコモ回線の継続利用期間もしくは6カ月累計の対象dポイント獲得数によって、5段階が割り当てられ、各種特典があります。
6月3日以降、5段階なのは同じですが「1つ星〜5つ星」という名称になり、判定基準は3カ月間の対象dポイントの獲得数のみとなります。
従来と比べると、2段階目・3段階目のランクアップに必要なdポイントが大幅に下がり、ライトユーザーのランクが上昇するよう設計されています。
なお、ランク判定基準となる対象のdポイントにも変更があります。
dカードGOLDの特典で発生する光回線を含むドコモ回線料金の10%に加え、3月から開始された「ドコモでんき」の料金の10%が対象ポイントとして追加されています。
(2)dポイントカードで貯まるポイントがランクによって増加
ポイント倍率アップ特典は、dポイントを貯める際にボーナスポイントが付くというものです。
2つ星なら通常時の1.5倍、3つ星/4つ星なら2倍、5つ星なら2.5倍となります。
なお、特典ポイントの付与上限は1万5000ポイントとなっています。加えて、特典ポイントはランク判定基準の対象外となる点は注意が必要です。
(3)ドコモ長期契約者向けの特典が「d払い」利用必須に
「長期利用ありがとう特典」の提供開始にあたり、誕生月に一定のポイントが付与される「ずっとドコモ特典」は廃止となります。
従来の特典ではエントリーさえすれば、ランクに応じたdポイントが付与されました。
しかし今回のこの改定により、スマホ決済である「d払い」の誕生月の利用分に2〜20%のdポイントを上乗せして還元するというものに変わりました。
(4)上位会員向けクーポンは廃止
dポイントクラブでは現在、誰でも使える「dポイントクラブクーポン」と、4th、またはプラチナのみで使えるクーポンの3種類を展開しています。
これが、6月3日の新プログラム施行後は「dポイントクラブクーポン」のみになります。
上位会員にとっては特典が減る格好ですが、ドコモは「全ランクのお客様向けに今後拡充しご提供いたします」としています。
3. ドコモユーザーではないが、得する人の特徴
以上のことから、先ほど述べた『得する人』に加えて、dポイントが生活圏内にあり、該当店舗と「d払い」をよく利用する“すべてのユーザー”が得をすると言えると思います。
先程の共通ポイントの利用比率と照らし合わせても、ドコモが共通ポイントサービスの覇権を狙いにきているのは明らかです。
それでは実際に、どの程度お得なのかを数字で確認していきましょう。
3カ月で合計600ポイントのdポイントを獲得すれば、dポイント加盟店での獲得ポイントが2倍になるので、一月当たり200ポイント獲得すればいいことになります。
まずはdカードを所持、または新規作成した場合で試算してみます。
d払いの基本還元率とdカードを紐付けた際の還元、プラスdポイント加盟店の0.5~1%を足したもので、200ポイントを割ります。
すると、一月あたり10,000円弱で要件を達成することができます。
要件を達成すれば先ほどの、還元率にdポイント加盟店で受けられる還元が×2されるので、合計で最大3.5%の還元を受け取ることができます。
続いて、dカードをお持ちでない、またはクレジットカード紐付けに抵抗感がある方、つまり現金チャージでd払いを利用する場合を試算していきましょう。
先程同様に、基本還元率とdポイント加盟店で発生する還元率を足したもので、200を割ります。
すると、一月あたり20,000円弱で要件達成となります。
要件を達成すれば先ほどの、還元率にdポイント加盟店で受けられる還元が×2されるので、合計で最大2.5%の還元を受け取ることができます。
各スマホ決済が自社の発行するクレジットカードを優先する中、現金チャージで最大2.5%の還元が発生するのはけっこう破格です。
4. 還元率の高いdポイント加盟店
というわけで、これからはdポイント加盟店をいかに無理なく利用できるかが、dポイントひいてはd払いのお得な使い方の肝になります。
そこで、dポイント加盟店の中でも特に還元率の高い1%のお店の一例を挙げておきます。
この中でよく利用する店舗がある場合、たとえ違うキャリアでご契約中でも、条件次第ではd払いの方がお得に還元を受け取れる可能性があります。
ちなみに、ローソンは16:00~23:59までという時間制限があります。
5. d払いの変更点
続いてはd払いの直近のいくつかの変更点もおさえておきましょう。
まずは6月1日から変更される大きな点として、dカード以外のクレジットカードをd払いに登録して決済を行うと、基本還元率の0.5%が付与されなくなります。
もちろん、カード会社側で付与するポイントなどは影響なく付与されます。
d払いのキャンペーンやクーポンなどは、残高支払いやdカード指定などが多いので、他社カードを登録する場合、ほとんど意味がなくなります。
また、細かい点ではありますが、5月よりd払いのステージ還元率が変更されました。
ギガホプラン契約者に付与されていた0.5%の還元が廃止され、決済回数に応じた還元率が変更されています。
80回以上で1.5%が付与されるようになり、最大還元率自体は3%のまま固定です。
ただし、ステージ還元率の達成要件は、一回のお買い物で200円以上という縛りがあるので、駄菓子のうまい棒を80本抱えてレジに向かい、個別会計したとしてもステージ還元の要件対象外です。
ちなみに、ランク5つ星を獲得した場合に受けられる恩恵は大きく、
・d払いの基本還元率0.5%
・dカード支払い1%
・dポイント加盟店の最大2.5%
・ステージ還元率 最大1.5%
をすべて合わせて最大5.5%となります。
現実的なラインとして、ライトユーザーであっても還元率4%までは割と簡単に引き上げられるので、「史上最高にたまりやすい」と謡うのも、あながち大げさではなさそうです。
今回の動画はコチラで以上です。
最後までご視聴いただきありがとうございます。
それでは、また次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【ドコモの決済アプリ】d払いのお得な使い方とdポイントの有効活用」もご参照ください。
「【楽天ペイのお得な使い方】楽天キャッシュのチャージ方法やポイント支払い、楽天ポイントの使い道までを詳しく解説」もご参照ください。
<指導実績>
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