今回は、「iPhoneとAndroidはどちらが安全?1日1回は中国・ロシアに通信している!」について説明して参ります。
最近、1人1台はスマホを持つ時代になってきています。
使い方次第にはなりますが、銀行口座の管理、支払や2段階認証の手段としても、利用している方も多いかと思います。
そのスマホが、「バックグランド」で通信を行い、ある意味では勝手に「中国」「ロシア」等にあるサーバーにアクセスしているという衝撃的な事実があります。
今回は、サイバー関連のニュースを提供する「ドイツのシニアジャーナリスト」によって行われた検証結果を元に、スマホが、どの位の頻度で、どのような国に、通信を行っているかを一緒に確認していきましょう。
<動画内容>
<1>「iPhone」の方が「Androidスマホ」より安全性が高い⁉
1. 安全性を確認する上での前提条件(工場出荷時とTop100のアプリ)
2. バックグランド通信の回数:iPhoneの方が「バックグランド通信数」が多い!
3.「バックグランド」の通信先:iPhoneのApple社の通信が最多!
4. 各アプリへの通信回数:iPhoneの方が各アプリの通信回数が少ない?
5. 非友好国への通信:iPhoneはロシアへのアクセスが1日1回程度ある!
6. 非友好国への通信:Androidは「中国」「ロシア」「ベトナム」への通信がある!
7. 非友好国への通信:「iPhone」の方が安全!
8.「バックグラウンドの通信先」への対処が重要:不要なアプリは極力削除!
9.「不要なアプリ」の削除方法は、こちらの動画をご参照ください。
10.【結論】iPhone VS Android(インストールするアプリの差)
<2>中国で買った「Androidスマホ」は個人情報がダダ漏れだった…!
1. 中国で販売されているスマホは「個人情報」がダダ洩れ!
2.「個人情報」として厳格な取り扱いが必要なものも無断で取得!
3. 中国国内・国外に関係なく、スマホから個人情報が収集される!
4. 中国で販売されているスマホは同意なく「データが収集される」!日本国内は?
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:15分53秒)
みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。
今回は、「iPhoneとAndroidはどちらが安全?1日1回は中国・ロシアに通信している!」について説明して参ります。
最近、1人1台はスマホを持つ時代になってきています。
使い方次第にはなりますが、銀行口座の管理、支払や2段階認証の手段としても、利用している方も多いかと思います。
そのスマホが、「バックグランド」で通信を行い、ある意味では勝手に「中国」「ロシア」等にあるサーバーにアクセスしているという衝撃的な事実があります。
今回は、サイバー関連のニュースを提供する「ドイツのシニアジャーナリスト」によって行われた検証結果を元に、スマホが、どの位の頻度で、どのような国に、通信を行っているかを一緒に確認していきましょう。
スマホのコンシェルジュの「YouTubeチャンネル」では、「スマホの基本操作」から「不具合時の対処方法」「スマホとパソコンの連携」等、スマホやパソコンに関する動画を多数配信しております。
是非そちらもご参照ください。
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【目次】
<1>「iPhone」の方が「Androidスマホ」より安全性が高い⁉
1.安全性を確認する上での前提条件(工場出荷時とTop100のアプリ)
2.バックグランド通信の回数:iPhoneの方が「バックグランド通信数」が多い!
3.「バックグランド」の通信先:iPhoneのApple社の通信が最多!
4.各アプリへの通信回数:iPhoneの方が各アプリの通信回数が少ない?
5.非友好国への通信:iPhoneはロシアへのアクセスが1日1回程度ある!
6.非友好国への通信:Androidは「中国」「ロシア」「ベトナム」への通信がある!
7.非友好国への通信:「iPhone」の方が安全!
8.「バックグラウンドの通信先」への対処が重要:不要なアプリは極力削除!
9.「不要なアプリ」の削除方法は、こちらの動画をご参照ください。
10.【結論】iPhone VS Android(インストールするアプリの差)
<2>中国で買った「Androidスマホ」は個人情報がダダ漏れだった…!
1.中国で販売されているスマホは「個人情報」がダダ洩れ!
2.「個人情報」として厳格な取り扱いが必要なものも無断で取得!
3.中国国内・国外に関係なく、スマホから個人情報が収集される!
4.中国で販売されているスマホは同意なく「データが収集される」!日本国内は?
<1>「iPhone」の方が「Androidスマホ」より安全性が高い⁉
それでは、まず、初めに「iPhone」と「Androidスマホ」を比較した場合、どちらの方が安全性が高いのかを一緒に確認していきましょう。
1. 安全性を確認する上での前提条件(工場出荷時とTop100のアプリ)
まずは、安全性を確認する際の前提条件としては、iPhone SEとAndroidスマホを工場出荷時の状態にして検証を行っています。
二つ目の前提条件としては、iPhoneは「アプリストア(AndroidはPlayストア)」にある「無料アプリのランキングTop100のアプリ」を各スマホにインストールして検証を行っています。
加えて、インストール後に、1回アプリを起動し、要求される「権限の許可」を行っています。
そのまま各スマホを5日間放置して、「バックグランド」で実際に行われた通信について検証をしています。
こちらの検証は、「Cybernews」のシニアジャーナリストによって、ドイツで行われた検証になります。
2. バックグランド通信の回数:iPhoneの方が「バックグランド通信数」が多い!
5日間、放置したスマホの検証結果を見てみると、「iPhone」では、約16,500回の通信が「バックグランド」で行われていました。
一方で「Android」は、約11,600回の通信が「バックグランド」で行われていました。
単純に、回数だけで比較をすると、iPhoneの方が「バックグランド」で行われる通信回数が多いという検証結果になっています。
3.「バックグランド」の通信先:iPhoneのApple社の通信が最多!
それでは、次に、実際に「バックグランド」で行われた通信の通信先についても一緒に確認していきましょう。
「iPhone」では、バックグランドで行われた通信の60%は「Apple社」に対して通信を行っています。
一方で、Androidスマホの場合には、24%を「Google社」に対して通信を行っています。
単純に「通信」の割合だけで比較すると、「iPhone」の方が「Apple社」に対して通信を行っている割合が高い為、チェックが厳しく、同時に「安全性が高い」と言えるかもしれません。
4. 各アプリへの通信回数:iPhoneの方が各アプリの通信回数が少ない?
それでは、次に通信の詳細にあたる「ドメイン別」の回数について一緒に確認していきましょう。
iPhoneの場合には、細かく分類されたApple社の通信が大半になります。
一方で、Androidスマホは、Tiktok・facebook・インスタグラム等のアプリへの通信が上位を占めています。
iPhoneでは、Tiktokへの通信が1日36回になりますので、Androidの600回と比較しても、各アプリの通信回数が少ないと言えます。
この点から言える事は、iPhoneの方が各アプリに対して不用意な通信を制限し、一方でAndroidは各アプリに対する通信の制限が少ないと推察されます。
5. 非友好国への通信:iPhoneはロシアへのアクセスが1日1回程度ある!
それでは、次に、非友好国(ロシア・中国等)へのアクセスについて、まずはiPhoneから一緒に確認していきましょう。
結論から先にお伝えすると、iPhoneの場合、ロシアへのアクセスが1日1回程度しかない為、少ないと言えます。
iPhoneには、「Temu」や「TikTok」「Wish」「Aliexpress」等の中国製アプリがインストールされています。
それにもかかわらず、中国サーバーへのアクセスがないという検証結果になっています。
一方で、1日1回は、ロシアにあるサーバーに接続していたという検証結果になっています。
厳密には、中国のアリババに属するロシアにあるサーバーに接続していました。
6. 非友好国への通信:Androidは「中国」「ロシア」「ベトナム」への通信がある!
それでは、次にAndroidスマホの非友好国へのアクセスについて一緒に確認していきましょう。
結論から先にお伝えすると、ロシア・中国への通信が1日平均で18回も行われていました。
ロシアの「Yandex」というインターネットサービス会社には3日間で39回もアクセスしていました。
中国には3日間で15回、ベトナムには3日間で3回のアクセスがあります。
アリババのアプリはインストールされているものの、タオバオのアプリはインストールされていないにも関わらず、タオバオへのアクセスがありました。
また、ベトナムのアクセス先は「Lutech」というクラウドやセキュリティを提供する会社になります。
いずれにしても、Androidスマホからは結構な頻度で通信が行われ、ロシア・中国・ベトナムにアクセスしています。
要因としては、アプリTop100に、クリナーアプリやファイル管理アプリ等、広告表示されるアプリが入っていることが要因として考えられます。
7. 非友好国への通信:「iPhone」の方が安全!
こちらの検証結果では、「中国」「ロシア」などの非友好国への通信が少ないという点で、iPhoneの方が安全という結果になりましたが、今回の根本原因は「Playストア」のアプリランキングが大きく影響を与えています。
ご存じの方も多いかと思いますが、プレイストアのランキングには、常に中国製のクリーナーアプリやファイル管理アプリが入っています。
加えて、このアプリには悪質な広告が掲載されている場合が大半で、その為、広告関連の情報を中国・ロシアなどに送っています。
そもそも、「Playストア」の審査基準が甘いのが原因で、このような効果がないアプリを排除していれば、このような結果にならなかった推察されます。
事実、iPhoneのアプリストアのランキングには、中国製のクリーナーアプリは全く入っていません。
いずれにしても、インストールするアプリに注意すれば、Androidスマホも安全になります。
インストールする前に、アプリの提供元をしっかりと調べる事をお勧め致します。
8.「バックグラウンドの通信先」への対処が重要:不要なアプリは極力削除!
それでは、次に安全性について一緒に確認していきましょう。
安全性を考慮すると、極力バックグランドでの通信が少なく、送信先が明確である程、安全になります。
但し、バックグランド通信を行う事で、アプリを最新の状態に維持したり、コンテンツの解析・事前の提供をする方が、スマホの処理速度が速くなったり、安全に利用する事が出来ます。
いずれにしても、「プライバシー保護の観点」「安全性の観点」「通信量の節約」という観点から、「不要なアプリ」を削除する事で、不必要なバックグランド通信を減らす事が、最も効果的な方法になります。
9.「不要なアプリ」の削除方法は、こちらの動画をご参照ください。
不要なアプリの削除方法についてはこちらの動画をご参照ください。
動画の説明ページ(概要欄)にも、動画への「リンク(URL)」を掲載しておきます。
Android端末であれば、「Files by Google」というファイル管理アプリからも利用頻度の少ないアプリを簡単に削除する事が出来ます。
10.【結論】iPhone VS Android(インストールするアプリの差)
それでは、最後にiPhoneとAndroidはどちらが安全かという結論について一緒に確認していきましょう。
「iPhone」は、安全性をあまり気にせずに利用するが出来ると言えます。
理由の一つ目は、「Apple社」にアクセスする割合が高い点になります。
Apple社が安全性を監視している意味合いもある為、その意味では安全性が高いと言えます。
一方で、データを取られている可能性も高い為、「Apple社」の「個人情報の取り扱い」について信頼ができるかが判断の分かれ目になります。
二つ目は、各アプリからのアクセス数が「Android」よりも少ない点になります。
「App Store」のチェックが厳しく、不用意なアクセスを制限している可能性が高いと言えます。
「Android」は使い方次第で、安全性が決まります。特に「アプリの選別」が重要になります。
その理由の一つ目としては、「Google社」にアクセスする割合が低い点になります。
Google系のアプリが、それぞれ知名度があり、アプリ毎にアクセスしている可能性はあるものの、ある意味では安全性を監視している割合が低いとも言えます。
二つ目の理由は、各アプリからのアクセス数が多く、Playストアの審査基準が甘い点になります。
「iPhone」に比べると「各アプリ」からのアクセス数」が多く、ある意味ではアプリ製作者側の自由度が高いとも言えます。
一方で、不必要にアプリから外部にアクセスさせているとも言えます。
加えて、「提供元が不明確なアプリ」も多く、住所も香港の雑居ビルの住所等が利用され、連絡先はGmailアドレスのみを利用しているクリナーアプリ等がたくさんあります。
<2>中国で買った「Androidスマホ」は個人情報がダダ漏れだった…!
それでは、次に「中国で買ったAndroidスマホ」が、実は個人情報がダダ洩れだったという調査結果が発表された論文について一緒に確認していきましょう。
1. 中国で販売されているスマホは「個人情報」がダダ洩れ!
中国で販売されている「Xiaomi」「OnePlus」「Oppo Realme」など、中国で人気の高いスマホメーカーのすべてで、「個人情報」が抜き取られているという研究結果が発表されています。
しかも、「通知」や「同意」もないまま、個人情報が抜く取られています。
加えて、その個人情報は、「デバイスメーカー」だけでなく、「バイドゥ」等のサービスプロバイダーや中国国内のモバイル通信事業者にも送られています。
2.「個人情報」として厳格な取り扱いが必要なものも無断で取得!
本来であれば、個人情報として厳格な取り扱いが必要な「電話番号(特に中国では市民IDとしても利用されています。)」「固有のデバイスID」「ユーザー情報」「位置情報」「社会的なつながり」の情報が無断で取得されており、誰がどんなスマホを利用し、そこで何をしているか、どんな相手と連絡しているかを監視してます。
3. 中国国内・国外に関係なく、スマホから個人情報が収集される!
中国で販売されているスマホの問題点についてまとめてみましたので、一緒に確認していきましょう。
まず一つ目は、「個人情報の収集」を止める方法がない点になります。
スマホ自体にも「情報収集するプログラム」が入っている為、「通知」や「同意」がないのはもちろんですが、「個人情報」の収集自体を停止する事が出来なくなっています。
二つ目は、中国からスマホを持ち出しても、「データ収集」が止まらない点になります。
先程もお伝えしましたが、スマホ自体に「情報収集するプログラム」が入っている為、国外に持ち出しても「中国」にアクセスして情報が送られるようになっています。
三つ目は、各国の「個人情報保護法」「情報収集規定」が適用されない点になります。
中国国外に行くと、その国の「個人情報保護法」や「情報収集規定」があり、本来その法律や規定が適用されますが、中国から持ち出したスマホには適用されません。
四つ目は、「契約をした携帯会社」に関係なく、データ収集される点になります。
こちらも先程お伝えしましたが、スマホ自体に「情報収集するプログラム」が入っている為、携帯回線、Wi-Fi回線に関係なく、中国にアクセスして情報が送られます。
いずれにしても、中華製スマホは、絶えず「個人情報」を収集し、通信しています。
4. 中国で販売されているスマホは同意なく「データが収集される」!日本国内は?
それでは、最後に日本で販売されている中華製スマホが安全なのかについて一緒に確認していきましょう。
現在、ドコモでは「中華製スマホ」の販売は行われていません。
「au」では、「Xiaomi」、ソフトバンクでは「OPPO」の「中華製スマホ」が販売されています。
中華製スマホの「OSのアップデート」等は、「au」「ソフトバンク」を通して、行われています。
また、「au」「ソフトバンク」で販売されている中華製スマホは、日本の「電気通信事業法」「電波法」の二つの法律に準拠している「技適マーク」が印字されています。
その為、スマホの内部に勝手に情報収集をして、データを送信するプログラムは入っていないと言えます。
一番の懸念点は、中華製スマホを利用していると、「中国メーカーの純正アプリ」が入っている場合があり、「連絡先へのアクセス」等、重要な権限に「許可」を求めてくる場合があります。
こちらを「許可」してしまうと、個人情報が中国に送られてしまう危険性があるという事は覚えておきましょう。
中華製スマホを利用する場合には、「個人情報」に該当する権限を付与しないように注意するようにしましょう。
以上で「iPhoneとAndroidはどちらが安全?1日1回は中国・ロシアに通信される!」についての説明を終了致します。
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ご静聴、ありがとうございました。
「【不要なアプリの消し方】アプリの削除・非表示・無効化の違いについて解説!」もご参照ください。
「【画面変更/機能強化あり】断捨離に必須!Android定番アプリ「Files」」もご参照ください。
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三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。
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