今回はQRコードに関する読み込み方法や活用場面、使用上の注意点などを共有させていただきます。
かなり入門的な内容から広く説明していますので、基本的な読み取りなどは問題ないという方は目次から気になる点だけピックアップいただければと思います。
<動画内容>
1. QRコードとは
2. スマホでQRコードを読み取る方法
3. スマホの画面内に表示されたものを読み取るには
4. かこって検索
5.「スキャン支払い」はカメラアプリでOK
6. QRコードで電車に乗る
7. 東急のQ-SKIP
8. スキャンするだけでWi-Fi接続完了
9. ChromeでQRコードを作成する
10. その他、QRコード作成サービス
11. クイッシング詐欺の事例
12. 関連情報
13. かこって検索の起動方法やできること詳細
14. 取扱説明書をQRコード化しておく
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:15分19秒)
いつもご視聴ありがとうございます。スマホのコンシェルジュです。
今回はQRコードに関する読み込み方法や活用場面、使用上の注意点などを共有させていただきます。
かなり入門的な内容から広く説明していますので、基本的な読み取りなどは問題ないという方は目次から気になる点だけピックアップいただければと思います。

スマホのコンシェルジュでは、豊富な指導実績をもとに、スマートフォンの使い方に関する動画を制作・配信しております。
300本以上の動画教材を無料開放しておりますので、ぜひお役立てください。
それでは今回もよろしくお願いします。

【目次】
1.QRコードとは
2.スマホでQRコードを読み取る方法
3.スマホの画面内に表示されたものを読み取るには
4.かこって検索
5.「スキャン支払い」はカメラアプリでOK
6.QRコードで電車に乗る
7.東急のQ-SKIP
8.スキャンするだけでWi-Fi接続完了
9.ChromeでQRコードを作成する
10.その他、QRコード作成サービス
11.クイッシング詐欺の事例
12.関連情報
13.かこって検索の起動方法やできること詳細
14.取扱説明書をQRコード化しておく
1. QRコードとは
QRコードとは1994年に日本の株式会社デンソーウェーブが自動車部品の生産管理のために開発した規格で、名称はquick responseの頭文字を取ったものだそうです。
こうしたモザイクのような模様で、対応機器でスキャンすることで中にインプットされた情報を読み取れます。
バーコードと似た役割ですが、よりたくさんの情報を詰め込むことができます。
2次元コードとも呼ばれます。
傷や汚れなど破損にも強く、一部が隠れていても読み取ることができます。

2. スマホでQRコードを読み取る方法
スマホでQRコードを読み取るには、

今日においてはiPhone Androidともに標準のカメラアプリをかざすだけで読み取ることができます。
QRコードリーダーといったアプリを追加でインストールする必要は一切ありません。

これを知っている方からするとアプリストアにQRコードスキャンアプリがいまだにランキングに出ていたりするのはかなり奇妙な光景かと思います。
中には怪しげなものもありますので、標準カメラアプリででスキャン可能なことを確認したら、アンインストールしておくのがいいかと思います。

カメラアプリを起動してQRコードにかざすと、すぐさまそれを認識してこうした表示が出てきました。格納されているリンクも少し見えていて、どうやらYouTubeが開きすだということもわかります。
ここをタップするとそのQRコードに格納された情報を読み取り、当該のページにジャンプするなどのアクションが起こります。
シャッターボタンを押す必要はありません。
画面はAndroidのGooglePixelのものですが、iPhoneでもほぼ同じ画面です。


ある程度斜めから写しても反応しました。
うまく読み取れない時は、暗すぎるか遠すぎる、ピントが合わない場合はタップしてみるか、カメラアプリを一度終了させてもう一度立ち上げ直してみるとうまくいく場合があります。

3. スマホの画面内に表示されたものを読み取るには
QRコードがWebページに表示されたり、QRコードの画像が人から送付されてきたりと、スマホ画面自体にQRが表示されるといった場合、当然そのスマホのカメラからは読み取ることができません。

プリントアウトしたり2台目のスマホを用意したりPCに転送してスマホからスキャンしたりと試行錯誤する必要があるようにも思えますが、スマホ一台でも読み取ることが可能です。
いくつか方法ありますが、一番わかりやすいのはひとまずスクリーンショットを撮影して写真として残します。

アルバムアプリからそのスクリーンショットを開き、iPhoneであれば長押し、

AndroidであればGoogleフォトで開いていれば下にGoogleレンズのアイコンが表示されていますので、これでスキャンすることが可能です。

4. かこって検索
また現在、Androidの一部機種では「かこって検索」という今、画面に表示されている画像やテキストに対して、丸く囲うことで検索したり、テキストをコピーしたりさまざまなアクションを実行できるとても便利な機能な実装されています。
「Googleレンズ」をより強力にしたような機能です。
この機能でも画面上のQRコードをスキャンすることが可能です。これであればスクリーンショットを撮影する必要もありません。


囲って検索の起動方法は画面下に出ているこのバーの部分を長押しするだけです。

すると画面が虹色に光りますので、このときに任意の場所を指でぐるっと丸を描くように囲ってみてください。すると対象箇所について、何らかのアクションが自動的に出てきます。
こうしてテキストを囲った時はコピーなどが表示されました。

QRコードの場合は指で囲うまでもなく、囲って検索のモードにしただけでタップすることが可能となりました。
かなり便利な機能ですので、ご自身の端末で実行できるかどうか、ぜひ試してみてください。

画面内QRコードに関してはこちら、かこって検索についてはこちらの動画にてより詳しく解説しておりますので、必要に応じてご参照いただければと思います。概要欄にリンクも貼っておきます。

5.「スキャン支払い」はカメラアプリでOK
何かのウェブサイトへ飛ばされる、というのが一般的なイメージかと思いますが、今日では他にも多くの場面でQRコードが使用されます。

まさしくQRコード決済とも呼ばれることもあるPayPayなどはもっとも活用されている一例かと思います。

ちなみにこちら側がお店のQRをスキャンして支払う、いわゆるスキャン支払いは、操作手順を忘れやすく手こずる方もいらっしゃるのではと思いますが、この時のお店のQRコードも、PayPayで試してみた限りでは、前述のように純正カメラアプリで読み取ればきちんとそのアプリに遷移して動作しました。
PayPayのコードスキャンどうやるんだっけな??と考えなくても良さそうです。

調べてみるとPayPayでは2024年の12月にこうした機能に対応したというプレスリリースを出していますので、以外の最近まで純正カメラではできなかったようです。

6. QRコードで電車に乗る
鉄道でもQRコードを使用して改札をくぐる例が増えてきました。
鉄道大手は続々と切符を磁気の切符でなくQRコードを印字するものに置き換えていく方針を発表しています。
磁気の乗車券と比べて券自体や改札機もコストが抑えられるようです。
また、これに伴いスマホでQRを表示して乗車するスタイルも増えています。
この場合、スマホは画面にQRコードを表示できればいいだけなので、NFC、いわゆるタッチ決済の対応端末である必要がありません。
面倒な初期設定も不要なので、外国人観光客にとってもメリットあるかもしれません。


7. 東急のQ-SKIP
私自身は東急線のQーSKIPというサービスでQRによる乗車を一通り体験してみたことがありますが、

アプリから乗車券を購入する際に頻繁にキャンペーンがあり運賃を安くしてもらえる一方、改札の読み取り部分にスマホの画面をうまく当てるのが意外と難しく、手こずることが多かったです。
人が多いラッシュ時はつっかえたらどうしようとかなり気を使いました。
乗り降りのたびにQRコードを画面に表示しなければならないのも手間も発生します。
スマホのスリープを解除する必要もなく、適当に当てても反応するNFCに比べるとまだまだ結構大変という印象でした。

8. スキャンするだけでWi-Fi接続完了
最近はWi-Fi接続においてもQRコードが用いられることが増えてきました。
旅館などでそこの無料のWi-Fiに接続する場合、複雑なパスワードを入力する必要があり苦手意識をお持ちの方も多いかと思いますが、この方式はQRコードをスキャンするだけで接続が完了します。

一応AndroidにはWi-Fi設定画面からQRコードスキャンを起動する設定メニューが用意されていますが、やはり標準のカメラアプリで読み取るだけで接続できましたので、設定アプリを触る必要はなさそうです。

QRコード、誰でも簡単に発行することができます。
掲示物、配布物を作る時に、参照してほしい情報やアクセスしてほしいWebサイトはQRコードに込めて載せておくことができます。

弊社でもメンバーシップ向けにこうした冊子を作成していますが、冒頭にこのテキストのベースとなった動画へのリンクをQRコードで載せています。

9. ChromeでQRコードを作成する
これの作り方ですが、方法いくつかありますが、まずGoogle Chromeアプリを使う方法を見てみます。
Androidでは初めからインストールされているかと思います。
GoogleChromeで、今開いているこのwebページをQRコードとして出力したいとします。
ひとまず右上の三点アイコンをタップします。ここに共有とありますのでタップしてみると、メールなどでリンクを送信するためのメニューが出てきますが、ここがスライドできるようになっており、一番右端にQRコードというボタンが用意されていました。
これをタップするとこうしてこのページにアクセスするためのQRコードが瞬時に作成されました。
これをPCに送るなどして作成している紙面などに載せておけば、誰でもインプットした情報にスマホからアクセスできます。

10. その他、QRコード作成サービス
またGoogleでQRコードと検索すると作成サービスを提供しているウェブサイトが出てきます。
たとえばこちらのサイトでは、さまざまな種類のQRコードを出力することができます。

先ほどのようなウェブのURLをQRコード化する以外にも、地図を表示させたり、電話帳アプリに登録できるようになるコードも作成可能です。

たとえばこちらで作成したQRコードをスマホで読み取ると、こんなふうに電話帳アプリにこあこんたろうさんを登録できる状態となります。名刺に載せるといった使い道となるかと思います。
先ほどのWi-Fi接続用のQRコードもこちらで作成できました。

11. クイッシング詐欺の事例
このように、我々の社会にすっかり浸透したQRコードですが、残念なことに近年、これを悪用した犯罪が増加傾向にあるようです。

QRコードから偽物のウェブサイトにアクセスさせて、そこに個人情報等を入力させて奪い取る、いわゆる「フィッシング」に相当する手口が報告されています。
事例として、お店や街中の掲示物のQRコードの上に、偽物のサイトへ繋がるQRコードを上からシールで貼り付けてしまうといったものや、光熱費や税金の支払いといった公的機関の郵便物、宅配業者の不在票などを装った書類に、そうしたQRコードを添付しているといったケースがあるようです。
今や警戒することが当たり前となっているメールによるフィッシングよりも、意外と気づかずやられてしまう可能性もありそうです。
掲示物のQRコードをスキャンする際や、リンクしたウェブサイト上で個人情報やIDパスワードの入力が求められた時には、こうした事例が存在することを思い出していただければと思います。

12. 関連情報
最後に、関連する便利技などいくつかシェアさせていただきます。
必須の内容ではありませんので豆知識としてご覧いただければと思います。

13. かこって検索の起動方法やできること詳細
途中で出てきたかこって検索、とても便利な機能ですのでもう少し補足させていただきます。

かこって検索のオンオフは設定内にスイッチがあります。
GooglePixelでは設定アプリからシステム、ジェスチャー、と進んだ先にかこって検索のスイッチがありました。
はじめからオンになっているかと思いますが、作動しない場合ここのスイッチがオフになっている、もしくは対応機種でないとお考えください。
2025年現在においては対応が明言されている機種はGoogleピクセルとギャラクシーなどそこまで多くないのですが、アップデートにより随時増えていっているようですので、定期的に試してみるといつの間にか起動するようになっている、ということもあるかもしれません。

サッと検索できて、画面に映るあらゆるものにアクションを実行できます。
YouTubeで動画を再生中に起動できるのも面白いです。
動画再生中、下のバーを長押しするとこの画面のままかこって検索がちゃんと起動しました。

動画内に出てきた文字などもこうして選択可能です。

YouTubeショートの概要欄など、ウェブサイトへのリンクが機能していないテキストエリアなどにも、かこって検索を当てることで強引に解決できます。


14. 取扱説明書をQRコード化しておく
続いて、わりとよく知られたテクニックかもしれませんが、家電製品の取扱説明書はQRコード化しておくと便利です。

現在多くの電化製品では、取扱説明書は製品のウェブサイト上でPDFで提供されていることが多いかと思います。
これらのリンクを前述のQRコード作成の手順でコード化して、製品に貼り付けるなどしておけば、いざというときにすぐに参照できます。
例えばGoogle Chromeでこのダイソンの掃除機のマニュアルをQRコード化してみます。
型番と取扱説明書といったキーワードで検索して説明書が置かれているWebページを見つけたら、ここにダウンロードのボタンがあります。
タップするとスマホにダウンロードされてしまいますが、長押ししてみるとメニューが開いてここに、このリンクを共有する、というボタンが出てきました。
タップするとこうした画面が出てきて、ここにQRコードボタンがありました。
これでコードが作成できましたので、あとはこれを印刷して製品の目立たないところに貼っておくなどすれば、こまったときに紙の説明書を引っ張り出してくる必要はなくなります。
当然iPadなどのタブレットもQRコードの読み込みには対応していますので、大きな画面で参照したい方はそうしたデバイスを使用するといいかもしれません。

当動画は以上となります。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
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それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【意外と知らない】スマホ画面にQRコードが表示されたら?覚えるべきたった一つの方法」もご参照ください。
「【Android神機能】大半の人が知らない便利機能!「かこって検索」の賢い使い方」もご参照ください。
<指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。
累計50,000人以上を指導 。
<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成
その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。
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