今回は、動画・音楽・ラジオ等を視聴した際に「いくらの通信量を消費するのか」、ビデオ通話・写真の添付・ウェブサイトの閲覧・メールの送信・LINE等のメッセージの送信を行なった際に「いくらの通信量を消費するのか」についてご説明致します。
通信量の目安を理解しておくと通信量を抑えたい時に、「どのように対処すればいいのか」がわかるようになります。
オンライン上のコンテンツも増えてきたので、何かと通信量がかかりやすい時代になってきていますので、正しい知識と理解をするようにしましょう。
<講座内容>
1. データの単位を覚えよう
2. データの消費量を覚えよう
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講義動画時間:14分8秒)
【目次】
1.データの単位を覚えよう
2.データの消費量を覚えよう
1. データの単位を覚えよう
データの単位は、「B(バイト」で表現されます。
このようにデータの単位をバイトと表現します。
1,000KB(キロバイト) = 1MB(メガバイト)
1,000MB(メガバイト) = 1GB(ギガバイト)
こちらの単位は、スマホでも、パソコンでも同じですと覚えておくようにしましょう。
スマホのストレージ容量も、16GB, 32GB、64GB・128GBというように表現されます。
アプリのサイズも、100MB(メガバイト)のように大きさを表現します。
写真のサイズも、1枚ごとに100KB~5MBのように表現されます。
2. データの消費量を覚えよう
まずは、「YouTube(ユーチューブ)」の通信量についてご説明致します。
「YouTube(ユーチューブ)」で「自動設定」が選択されている場合、基本的には「720p」で再生される可能性が高いです。
「720p」での再生は、「高画質」になります。
一般的な定義で、「144p」もしくは「240p」で再生される場合を「低画質」といいます。
「360p」もしくは「480p」で再生される場合には「中画質」になります。
「720p」もしくは「1,080p」で再生される場合には「高画質」になります。
一般的に、スマホで「YouTube(ユーチューブ)」を見る場合には、「中画質」でも十分に動画を楽しむことは可能になります。
こちらでは「YouTube(ユーチューブ)」でそれぞれの画質で動画を再生した場合の「通信量」についてご説明致します。
こちらの表にありますように、「中画質(360p)」で1時間「YouTube(ユーチューブ)」を見た場合には、「330MB(メガバイト)」の通信量を消費します。
「最高画質」である「1,080p」で「YouTube(ユーチューブ)」を見た場合には、1時間で「2GB(ギガバイト)」を消費しますので、通信量には十分に注意しましょう。
特に「モバイル通信回線」でみる場合には、「ギガ放題(使い放題)」でないかぎり、通信費が驚く値段になるか、「通信制限」がかけられますので、ご注意ください。
先程のご説明致しましたが、スマホで動画をみる場合には、「中画質(360p)」でも十分に楽しめますので、「Wi-Fi(ワイファイ)」に接続していない時にはこちらを意識するようにしましょう。
こちらでは、「YouTube(ユーチューブ)」を1日1時間、「中画質(360p)」で視聴した場合、「月にどれだけの通信量を消費するか」についてご説明致します。
結論は、「月に約10GB(ギガバイト)の通信量」を「YouTube(ユーチューブ)」だけで消費します。
他にも「メール」「LINE(ライン)」「ニュース」「音楽」等を利用していた場合には、「20GB(ギガバイト)」近く、もしくは「20GB(ギガバイト)」を超える可能性があります。
この点を考慮するようにしましょう。
こちらでは「YouTube(ユーチューブ)」での画質を指定する方法についてご説明致します。
まずは、どんな動画でも問題ございませんので、「YouTube(ユーチューブ)」の「視聴画面」を開いてください。
次に、「再生画面」を軽くタッチしてください。
そうしますと「一時停止」や「再生」等の「操作ボタン」が表示されますので、画面の右上に表示されている「白い丸が三つ縦に並んでいるメニューアイコン」を①のようにタップしてください。
そうしますと「メニュー画面」が表示されますので、その中から「画質」という項目を探して、②のように「画質」をタップしてください。
そうしますと「画質の指定」ができますので、「360p」を選択してみましょう。
先程の続きになりますが、こちらの画面で「360p」を選択してください。
こちらの機能を使ったことがない方は、「自動」が基本的には選択されています。
こちらの「自動」は、通信環境に問題がなければ、「高画質」が選択されるようになっています。
通信量が気になる方は、「360p」を選ぶようにしましょう。
「360pの画質」でも、スマホでみる限りは、問題なく視聴することができます。
こちらでは「音楽を聴く場合の通信量」についてご説明致します。
代表的な音楽アプリとして、今回は「Spotify(スポティファイ)」を例にしてご説明致します。
音楽を聴く場合には、「音質」を選択することができます。
「標準音質」が基本設定になっています。
「音質」よりも「通信量」が気になる方は、「低音質」を選択するという選択肢もあるかもしれません。
こちらでは「それぞれの音質で音楽を聴いた場合の通信量」についてご説明致します。
「標準音質」で音楽を1時間聞いた場合には、「43.2MB(メガバイト)」の通信量を消費します。
こちらの「標準音質」は、ラジオをアプリで聴く場合と「同じ量の通信量」を消費します。
ラジオの通信量についても後ほど簡単にご説明致します。
こちらでは「Spotify(スポティファイ)」を「標準音質」で1日1時間聞いた場合に「月にどのくらいの通信量を消費することになるか」についてご説明致します。
毎日1時間、「標準音質」で音楽を聴いた場合には、月に「1.3GB(ギガバイト)」の通信量を消費することになります。
こちらでは「Spotify(スポティファイ)の音質を指定する方法」についてご説明致します。
まずは、「Spotify(スポティファイ)」のアプリをタップして、「トップ画面」を表示してください。
そうしますと「Spotify(スポティファイ)」の「Top画面」が表示されますので、画面の右上にある「設定アイコン(歯車の形をしたマーク)」を探して、①のようにタップしてください。
そうしますと「設定の詳細画面」が表示されますので、②のように「下にスワイプ」して、「音質」という項目を探してください。
その「音質」の項目内に「モバイルデータ通信でのストリーミング」という項目が確認できるかと思いますので、③のように「自動」という部分をタップしてください。
設定の変更等をしていない場合には、基本的には「自動」が選択されています。
こちらから「音質の設定」を変更することができます。
先程の続きになりますが、「自動」をタップすると、「音質」の選択肢が表示されます。
「低音質」「標準音質」「高音質」「最高音質」の選択が可能です。
但し、「最高音質」は「有料会員のみ」が選択することができます。
通信量を抑えたい方は、こちらを「低音質」にすることで、通信量をセーブすることは可能になります。
こちらでは「ラジオの通信量」についてご説明致します。
ラジオを聴くアプリとして、今回は「Radiko(ラジコ)」を例にしてご説明致します。
「Radiko(ラジコ)」の通信量は、1時間再生すると「40MB(メガバイト)」の通信量を消費致します。
毎日1時間を聴くとすると月に「1.2GB(ギガバイト)」の通信量を消費します。
先程ご説明致しました「Spotify(スポティファイ)」の「標準音質」で音楽を聴いた場合と「同じ通信量」になります。
「Radiko(ラジコ)」は、ラジオのため音質の選択肢がないので、こちらの通信量をどのように判断するかしかないですが、一般的にはそれほど大きな通信量ではないかと思われます。
こちらでは、「写真」「ビデオ通話」をした際の通信量についてご説明致します。
「写真」の基本的なサイズは、「200KB(キロバイト)」が一般的なサイズと言われています。
「端末のカメラ性能」や「撮った写真の彩(いろどり)」などでサイズが変わるため、あくまで「目安のサイズ」になります。
写真を一枚撮って、「メールに添付」したり、「LINE(ライン)」で送ったり、「バックアップ」を取ったりする場合には、こちらのサイズが「通信量」になります。
写真を送る場合には、こちらを添付し、「送信」を押すと1枚であれば「200KB(キロバイト)」の通信量が消費されます。
また、写真を受け取った側も、「200KB(キロバイト)」の通信量を消費します。
双方で「通信量」が発生するということを覚えておいてください。
「LINE(ライン)」の等の「メッセージアプリ」では、受け取る側は「写真をダウンロード」した際に基本的には同じ「通信量」が消費されます。
「LINE(ライン)」で閲覧するだけでは、小さな画面で見るだけなので、「数KB(キロバイト)」の通信量しか消費しません。
次に「ビデオ通話の通信量」についてご説明致します。
「LINE(ライン)のビデオ通話」の場合には、1時間で「300MB(メガバイト)」の通信量を消費します。
先程ご説明致しました「YouTube(ユーチューブ)」で「画質の360p」を選択して、1時間視聴した場合と「同じ消費量(通信量)」になります。
毎日1時間「LINE(ライン)ビデオ通話」をすると月に「9GB(ギガバイト)」の通信量を消費します。
意外と通信量がかかる点を覚えておいてください。
こちらでは「ウェブサイトを閲覧した際の通信量」と「メールやメッセージを送った際の通信量」についてご説明致します。
検索したウェブサイトやニュースサイトを閲覧した際の通信量は、一般的に「300KB(キロバイト)」の通信量を消費します。
サイト内の画像の数や動画などで通信量は異なりますが、あくまでこちらは「一般的な通信量」になります。
一日100ページを閲覧した場合には「30MB(メガバイト)」の通信量を消費します。
そうしますと毎日同じページ数を見た場合には、月に「900MB(メガバイト)」の通信量を消費することになります。
メールの場合には、「300文字」を送った場合に消費する通信量は、「5KB(キロバイト)」になります。
「LINE(ライン)」のメッセージを送った場合に消費する通信量は、平均「2~5KB(キロバイト)」になります。
通信量が気になる方は、こちらの通信量を頭の片隅に置いておきましょう。
以上で、「通信の消費量について知ろう!~動画視聴はいくら消費?検索は?メールは?~」の説明を終了致します。
「インターネット回線の選び方~「ポケットWi-Fi」「ホームルーター」も含め、最良の選択肢を探そう!~」もご参照ください。
「こんなに簡単!Wi-Fi接続と活用術~通信量の削減・端末OS及びアプリアップデートに便利に活用!~」もご参照ください。
<指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。
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