今回は、「即削除をお勧めするアプリ8選 見分け方と危険性」について説明して参ります。
アプリストア(Androidではプレイストア)は、アプリの掲載基準を順守していれば、強引な広告掲載しているアプリでも、アプリを掲載する事が出来ます。
特に悪質なアプリは、アプリ自体の機能と勘違いをさせて、誤って広告をタップさせようとしたり、広告をスキップする為のボタンを分かりづらい場所に設置して、巧みに広告をタップさせる作りになっています。
加えて、アプリに誘導するための通知を頻繁に送ってくるため、スマホの通常操作も妨げるように作りになっています。
最も悪意を感じる部分は、スマホの操作に慣れていない方をターゲットにしている点とアプリ自体を提供する提供元の情報を明確にしていない点になります。
今回は、アプリランキングに入っている8つのアプリ名と悪意あるアプリの見分け方とその危険性について説明して参ります。
<動画内容>
<1>「提供元」が明確でない「削除」をお勧めするアプリ8選 (意図的に提供元を隠している!)
1. ①「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング3位)
2. ②「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング18位)
3. ③「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング25位)
4. ④「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング30位)
5. ⑤「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング33位)
6. ⑥「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング39位)
7. ⑦「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング40位)
8. ⑧「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング45位)
9.「提供元」が明確でないアプリは危険性がある
10.「クリーナーアプリ」がアプリランキング上位に居続ける理由を解説
<2>「誤解を生みやすい広告表示」と「事前確認のない画像等の削除」がされる「クリナーアプリ」の仕組み
1.「誤解を生むような広告が表示」と「事前確認のない画像等の削除」
2.「意味のない悪質な通知」が頻繁に表示される(通知の一例)
3.「悪意ある広告表示」と「削除対象のフォルダが不明な点」が問題!
4.「Files by Google」の使い方に関するお勧め動画
<3>「プレイストア」「YouTube」で「悪質なクリナーアプリ」を排除できない理由
1.「プレイストア」のTop50に8つの「クリーナーアプリ」が入っている
2.「クリーナーアプリ」の広告が「YouTube」等にも掲載されている!
3.「プレイストア」「YouTube」等でアプリの掲載を停止できない理由
<4>「悪質なクリナーアプリ」の共通点と見分け方
1. 悪質なクリナーアプリに共通点と見分け方
2. 提供元不明のアプリ(クリーナーアプリ等)のリスクは情報流出!
<5>アプリの削除方法(プレイストアを利用して削除する方法)
1. アプリの削除方法(プレイストアを利用)
2. 削除をお勧めするアプリ一覧(プレイストアでのチェック用)
3. アプリの削除方法に関するお勧め動画
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:28分20秒)
みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。
今回は、「即削除をお勧めするアプリ8選 見分け方と危険性」について説明して参ります。
アプリストア(Androidではプレイストア)は、アプリの掲載基準を順守していれば、強引な広告掲載しているアプリでも、アプリを掲載する事が出来ます。
特に悪質なアプリは、アプリ自体の機能と勘違いをさせて、誤って広告をタップさせようとしたり、広告をスキップする為のボタンを分かりづらい場所に設置して、巧みに広告をタップさせる作りになっています。
加えて、アプリに誘導するための通知を頻繁に送ってくるため、スマホの通常操作も妨げるように作りになっています。
最も悪意を感じる部分は、スマホの操作に慣れていない方をターゲットにしている点とアプリ自体を提供する提供元の情報を明確にしていない点になります。
今回は、アプリランキングに入っている8つのアプリ名と悪意あるアプリの見分け方とその危険性について説明して参ります。
スマホのコンシェルジュの「YouTubeチャンネル」では、「スマホの基本操作」から「不具合時の対処方法」「スマホとパソコンの連携」等、スマホやパソコンに関する動画を多数配信しております。
是非そちらもご参照ください。
また、是非「チャンネル登録」もお願い致します。
【目次】
<1>「提供元」が明確でない「削除」をお勧めするアプリ8選 (意図的に提供元を隠している!)
1.①「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング3位)
2.②「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング18位)
3.③「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング25位)
4.④「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング30位)
5.⑤「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング33位)
6.⑥「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング39位)
7.⑦「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング40位)
8.⑧「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング45位)
9.「提供元」が明確でないアプリは危険性がある
10.「クリーナーアプリ」がアプリランキング上位に居続ける理由を解説
<2>「誤解を生みやすい広告表示」と「事前確認のない画像等の削除」がされる「クリナーアプリ」の仕組み
1.「誤解を生むような広告が表示」と「事前確認のない画像等の削除」
2.「意味のない悪質な通知」が頻繁に表示される(通知の一例)
3.「悪意ある広告表示」と「削除対象のフォルダが不明な点」が問題!
4.「Files by Google」の使い方に関するお勧め動画
<3>「プレイストア」「YouTube」で「悪質なクリナーアプリ」を排除できない理由
1.「プレイストア」のTop50に8つの「クリーナーアプリ」が入っている
2.「クリーナーアプリ」の広告が「YouTube」等にも掲載されている!
3.「プレイストア」「YouTube」等でアプリの掲載を停止できない理由
<4>「悪質なクリナーアプリ」の共通点と見分け方
1.悪質なクリナーアプリに共通点と見分け方
2.提供元不明のアプリ(クリーナーアプリ等)のリスクは情報流出!
<5>アプリの削除方法(プレイストアを利用して削除する方法)
1.アプリの削除方法(プレイストアを利用)
2.削除をお勧めするアプリ一覧(プレイストアでのチェック用)
3.アプリの削除方法に関するお勧め動画
<1>「提供元」が明確でない「削除」をお勧めするアプリ8選 (意図的に提供元を隠している!)
それでは、まず初めに「提供元が明確でない 削除をお勧めするアプリ8選」について一緒に確認していきましょう。
この8つのアプリは、いずれも提供元の情報を載せておらず、意図的に隠している傾向があります。
1. ①「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング3位)
まず一つ目は、アプリランキングの3位に入っているアプリになります。
端末内より、①のプレイストアのアプリを探してタップします。
プレイストアの「ホーム」画面が表示されますので、必要に応じて、画面の下にあるメニュー一覧から「アプリ」をタップします。
アプリのトップ画面が表示されますので、こちらも必要に応じて、「ランキング」をタップします。
無料のアプリランキングが表示されますので、②の「X ファイルマネージャー」をタップします。
注意点としては、アプリランキングは毎日更新されますので、順位が変動します。
こちらに表示されているランキングは、2023年6月13日のランキングになります。
「X ファイルマネージャー」の詳細画面が表示されますので、③のように画面を下にスライドします。
一番下の方に④の「デベロッパーの連絡先」という項目が確認できるかと思いますので、「デベロッパーの連絡先」をタップします。
「デベロッパーの連絡先」の情報が表示され、メールアドレスを確認する事が出来ます。
まず、一つ目のポイントは、このアプリを提供している方の情報(企業名等)が表示されていません。
二つ目のポイントは、連絡先が誰でも取得できる「Gmail」のアドレスになっています。
三つ目のポイントは、所在地の記載がありません。
アプリを提供する以上は、提供者の情報を提示するのが一般的になります。
また、企業であれば、Gmailのアドレスを問い合わせ先のアドレスとしては利用しないのが一般的になります。
加えて、実在する企業であれば、住所を記載するのも一般的になります。
もう少し詳しく確認したいので、⑤のプライバシーポリシーをタップします。
プライバシーポリシーの詳細画面が表示されますが、プライバシーポリシー内にも企業名の記載がない提供元不明のアプリのように見えます。
画面の左上にロゴがありましたので、⑥の「ロゴ」をタップします。
「Evernote」というパソコンユーザーであれば、知っている方も多い、メモアプリの会社になります。
但し、提供サービスの一覧にも「Xファイルマネージャー」というアプリについての記載がありません。
比較的知名度のある企業が、なぜ企業名を隠してまで、このアプリを提供しているか、その理由について一緒に確認していきましょう。
2. ②「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング18位)
二つ目は、アプリランキングの18位に入っているアプリになります。
ランキングの18位にある「Daily Clean」というアプリをタップします。
「Daily Clean」の詳細画面が表示されますので、画面を下にスライドして、「デベロッパーの連絡先」をタップすると詳細情報が表示されます。
今回はウェブサイトの情報がありましたので、ウェブサイトをタップします。
提供しているアプリの名前のみが記載され、企業名っぽい名前がロゴの部分にありますが、住所・連絡先の記載が一切ない怪しい簡易的なウェブサイトになります。
住所の記載もありましたので、住所をタップすると地図が表示され、香港の地図が表示されます。
複数の企業が入っている雑居ビルになり、実態のある会社なのか、住所のみを借りている架空の会社なのかの見分けがつかない住所になります。
「プライバシーポリシー」をタップして、その内容を確認すると、会社名は分かりますが、調べても情報が得られない会社になります。
その意味では提供元不明のアプリになります。
3. ③「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング25位)
三つ目は、アプリランキングの25位に入っているアプリになります。
ランキングの25位にある「OVO Files(オーブイオーファイルズ)」というアプリをタップします。
「OVO Files」の詳細画面が表示されますので、画面を下にスライドして、「デベロッパーの連絡先」をタップすると詳細情報が表示されます。
今回もウェブサイトがありますが、暗号化されていないため、安全ではありませんと表示されます。
住所の記載はなく、メールアドレスは、誰でも取得できるGmailを利用しています。
「プライバシーポリシー」をタップして、その内容を確認しても、提供元の企業名等を確認する事が出来ないという提供元不明のアプリになります。
4. ④「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング30位)
四つ目は、アプリランキングの30位に入っているアプリになります。
ランキングの30位にある「スーパークリーナー・電話クリーナー」というアプリをタップします。
「スーパークリーナー・電話クリーナー」の詳細画面が表示されますので、画面を下にスライドして、「デベロッパーの連絡先」をタップすると詳細情報が表示されます。
今回もウェブサイトがありますが、「Ego Clean」というアプリのみが表示され、会社名・住所・連絡先等が一切ない怪しい簡易的なウェブサイトが表示されます。
住所の記載はもちろんなく、メールアドレスは、誰でも取得できるGmailを利用しています。
「プライバシーポリシー」をタップして、その内容を確認しても、提供元の企業名や住所等が一切記載されていない提供元不明のアプリになります。
5. ⑤「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング33位)
五つ目は、アプリランキングの33位に入っているアプリになります。
ランキングの33位にある「TurboClean」というアプリをタップします。
「TurboClean」の詳細画面が表示されますので、画面を下にスライドして、「デベロッパーの連絡先」をタップすると詳細情報が表示されます。
今回はウェブサイトの情報がありましたので、ウェブサイトをタップします。
18位にあった「DailyClean」と同じウェブサイトで、企業名っぽい名前がロゴの部分にありますが、住所・連絡先の記載が一切ない怪しい簡易的なウェブサイトになります。
住所も、先程と同じように香港の地図が表示されます。
「プライバシーポリシー」に会社名の記載がありますが、調べても詳細情報が出てこない提供元不明のアプリになります。
6. ⑥「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング39位)
六つ目は、アプリランキングの39位に入っているアプリになります。
ランキングの39位にある「AIOファイルマネージャ」というアプリをタップします。
「AIOファイルマネージャ」の詳細画面が表示されますので、画面を下にスライドして、「デベロッパーの連絡先」をタップすると詳細情報が表示されます。
今回もウェブサイトがありますが、会社名・住所・連絡先等が一切ない簡易的なウェブサイトが表示されます。
住所の記載はもちろんなく、メールアドレスは、誰でも取得できるGmailを利用しています。
「プライバシーポリシー」をタップして、その内容を確認しても、提供元の企業名や住所等が一切記載されていない提供元不明のアプリになります。
7. ⑦「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング40位)
七つ目は、アプリランキングの40位に入っているアプリになります。
ランキングの40位にある「Torch(トーチ)ファイルマネージャ」というアプリをタップします。
「Torch(トーチ)ファイルマネージャ」の詳細画面が表示されますので、画面を下にスライドして、「デベロッパーの連絡先」をタップすると詳細情報が表示されます。
今回もウェブサイトがありますが、会社名・住所・連絡先等が一切ない簡易的なウェブサイトが表示されます。
住所の記載はもちろんなく、メールアドレスは、誰でも取得できるGmailを利用しています。
「プライバシーポリシー」をタップして、その内容を確認しても、提供元の企業名や住所等が一切記載されていない提供元不明のアプリになります。
8. ⑧「提供元」が明確でないアプリ(アプリランキング45位)
八つ目は、アプリランキングの45位に入っているアプリになります。
ランキングの45位にある「KeepClean」というアプリをタップします。
「KeepClean」の詳細画面が表示されますので、画面を下にスライドして、「デベロッパーの連絡先」をタップすると詳細情報が表示されます。
今回はウェブサイトの情報がありましたので、ウェブサイトをタップします。
18位にあった「DailyClean」、33位にあった「TurboClean」と同じウェブサイトで、企業名っぽい名前がロゴの部分にありますが、住所・連絡先の記載が一切ない怪しい簡易的なウェブサイトになります。
住所も、先程と同じように香港の地図が表示されます。
「プライバシーポリシー」に会社名の記載がありますが、調べても詳細情報が出てこない提供元不明のアプリになります。
9. 「提供元」が明確でないアプリは危険性がある
今回は、アプリランキング50位以内に入っている8つのアプリを一緒に確認してきましたが、すべてのアプリで提供元に関する明確な情報を確認することが出来ませんでした。
提供元の明確な情報がないと連絡が取れない可能性があります。
また、連絡先が誰でも取得できるGmailアドレスの場合には、身元が分からない連絡先とほぼ同義になりますので、特に注意するようにしましょう。
加えて、提供元が明確でないと、何か問題が発生しても、責任の追及などができない可能性があります。
また、プライバシーポリシーに記載されている部分がどこまで遵守されているのかも、提供元が不明な為、予測や追及も出いない可能性があり、泣き寝入りする事にもなりかねませんので、特に注意するようにしましょう。
提供元が明確でないと匿名と同じになり、社会的な信用もなく、違反しても失うものが少ない可能性があります。
「安全性」の観点からも、「提供元」が明確でないアプリは、出来る限り、利用しない事をお勧め致します。
10. 「クリーナーアプリ」がアプリランキング上位に居続ける理由を解説
「クリーナーアプリ」がアプリランキングの上位に居続ける理由について、更に詳しく知りたい方は、こちらの動画をご参照ください。
動画説明ページ(概要欄)にも、動画のリンク(URL)を掲載しておきます。
<2>「誤解を生みやすい広告表示」と「事前確認のない画像等の削除」がされる「クリナーアプリ」の仕組み
それでは、次に「「誤解を生みやすい広告」と「事前確認のない画像等の削除」がされるクリナーアプリの仕組み」について一緒に確認していきましょう。
悪質なクリーナーアプリは、広告をタップさせる仕組みがかなり巧妙に作られています。
慣れている方でも、間違ってタップしてしまう事があります。
その仕組みを一緒に確認していきましょう。
1. 「誤解を生むような広告が表示」と「事前確認のない画像等の削除」
今回は、アプリランキングの3位にある「X ファイルマネージャー」というアプリを例にして一緒に確認していきましょう。
端末内に事前にインストールしておいた①の「X ファイルマネージャー」をタップします。
「X ファイルマネージャー」のトップ画面が表示されますので、②の「START」をタップします。
通常はアプリの使い方の画面が表示されますが、このアプリは広告が表示されます。
このアプリの悪質な点は、「クリーナーアプリ」にも関わず、「クリーナーアプリ」の広告を表示させている点になります。
「警告 携帯電話のゴミがいっぱいです」というメッセージが表示されるため、間違ってタップしてしまう事を狙っているようにも見えます。
こちらの広告を閉じたいので、画面の右上にある③の「スキップ」をタップします。
「X ファイルマネージャー」のトップ画面が表示されますので、④の「クリーン」をタップします。
端末内のすべてのファイルにアクセスするための許可を求めてきますので、日本語は不自然ですが、⑤の「エンパワー」をタップします。
設定画面が表示され、「すべてのファイルへのアクセス」「全ファイルの管理権を付与」というボタンが表示されます。
クリナーアプリになりますので、「すべてのファイルへのアクセス権」を付与する必要がありますが、この権限はかなり強力な権限になります。
提供元不明のアプリに、この権限を許可すべきかはよく考えるようにしましょう。
(今回は動画撮影用のスマホになりますので、許可をしていますが、個人のスマホであれば、絶対に許可したくない所です。)
⑥の「全ファイルの管理権を付与」をタップして、「オン」にします。
「オン」になっていることを確認し、画面の左上にある⑦の「左向きの矢印」をタップします。
先程の「X ファイルマネージャー」のトップ画面に戻りますので、再度⑧の「クリーン」をタップします。
このアプリをインストールする前に、Googleが提供する「Files by Google」で一度クリーンアップ」を行なっていましたので、特に不要なデータを確認する事が出来ませんでした。
唯一の違いは、「APP残差」という部分で、354.3MBのデータが不要と表示されている点になります。
削除対象になっていますので、⑨の「354.3MBをクリーンアップ」をタップします。
「最適化」にチェックが入っている広告が表示されます。
クリーンアップをした直後なので、危うくタップしそうになりましたが、画面の右上にうっすらと表示されている⑩の「×」をタップします。
「355.2MB」が「クリーニング」されましたと表示され、その下に「警告 デバイスのジャンクが多すぎます」という広告が表示されます。
先程、広告ジャンクファイル・その他のジャンクファイルが0MBと表示されていましたので、ジャンクが多すぎるという事はないはずで、明らかに間違ってタップする事を狙った悪質な広告表示と広告配置になります。
一つ前の画面に戻る場合には、⑪の「×」をタップする必要があります。
悪質な広告は勿論ですが、「APP残差」として削除されたファイルは、ダウンロードフォルダーにある画像とスクリーンショットが許可もなく削除されていました。
知らずに利用すると、大事なスクリーンショット等が削除されてしまいますので、ご注意ください。
2. 「意味のない悪質な通知」が頻繁に表示される(通知の一例)
それでは、次に悪質な通知について一緒に確認していきましょう。
「Daily Clean」というアプリは、通知が頻繁に来ます。
「クリナーアプリ」にも関わらず、天気の通知が来ます。
また、天気の通知が、なぜかアメリカのワシントンの気温と天気になっています。
加えて、「17個のアプリが背景で起動しています」という通知が、かなりの頻度で送られてきます。
アプリがバックグランドで起動するには理由があり、最新の通知の有無を確認したり、最新情報や必要不可欠な情報を入手するためにアプリがバックグランドで起動しています。
必要不可欠なアプリのバックグランドでの起動もすべて通知される為、利便性を著しく阻害するアプリと言えます。
いずれにしても、この「Daily Clean」というアプリが通知を頻繁に送る理由は、アプリを立ち上げさせて、広告をタップさせようとしているからになります。
「通知」を「オフ」にする方法が分からない方や表示されている理由も分からないような初心者を狙った意図的なものであるため、かなり悪質なアプリと言えます。
3. 「悪意ある広告表示」と「削除対象のフォルダが不明な点」が問題!
繰り返しになりますが、今回ランキングの50位以内に入っている8つのアプリは、明らかに間違ってタップされる事を狙った広告表示を行なっているアプリになります。
また、一部のアプリは、クリーニング(削除)するフォルダー(対象)が明確でなく、場合によっては必要なファイル・写真等も削除してしまう恐れがあるアプリになります。
クリーナーアプリとしては、Googleが提供している「Files by Google」で十分に対応可能で、広告も一切出ませんので、「Files by Google」を使うことを強くお勧め致します。
4. 「Files by Google」の使い方に関するお勧め動画
「Files by Google」の使い方について詳しく知りたい方は、こちらの動画をご参照ください。
動画説明ページ(概要欄)にも、動画のリンク(URL)を掲載しておきます。
<3>「プレイストア」「YouTube」で「悪質なクリナーアプリ」を排除できない理由
それでは、次に今回削除することをお勧めしたアプリが、「プレイストア」でアプリ掲載が出来てしまう点と「YouTube」上でも広告表示が出来てしまう点について一緒に確認していきましょう。
本来であれば、プレイストアにアプリ自体の掲載ができないか、YouTube上でも広告表示が出来ないようにすることが、スマホの利用者にとっても、スマホの操作が慣れていない初心者の方にとっても有益になります。
1. 「プレイストア」のTop50に8つの「クリーナーアプリ」が入っている
まず初めに、「悪質なクリーナーアプリ」のプレイストアでの現状を、iPhoneのアプリストアとも比較しながら一緒に確認していきましょう。
プレイストアのアプリランキングでは、50位以内に8個の「悪質なクリーナーアプリ」が入っていますが、iPhoneのアプリストアでは、「悪質なクリーナーアプリ」が一つも入っていません。
その背景としては、Android端末には、基本性能が低い端末も多く、端末内のデータを消去することで端末負荷を減らすという需要があるのも一つに要因になっています。
加えて、プレイストアのアプリ掲載基準が甘いというのも要因の一つと言えます。
一方で、iPhoneは、端末の基本性能が高い点や端末内にデータを保存する仕組みになっている為、ストレージ容量が大きく、構造上の観点からもクリーナーアプリを提供しづらいと言えます。
加えて、App Storeのアプリ掲載基準が厳しいのも、悪質なアプリが参入しづらい障壁になっていると言えます。
2. 「クリーナーアプリ」の広告が「YouTube」等にも掲載されている!
それでは、次に「YouTube」上でも、未だに「悪質なクリナーアプリ」の広告が表示されている点についても一緒に確認していきましょう。
こちらは一例になりますが、YouTube上で、「悪質なクリナーアプリ」の広告が動画付きで表示されます。
初めてスマホを使う方やスマホのエントリーモデル(格安スマホ)を利用している方は、スマホが遅いと感じたことがあり、この動画を見る事で「悪質なクリナーアプリ」をいれてしまう場合があります。
一度、「悪質なクリナーアプリ」を入れてしまうと、スマホの使い方を理解していないと、なかなかアプリの削除もできず、頻繁な通知に悩まされたり、複数の「悪質なクリナーアプリ」を無意識に入れてしまい、スマホの通常操作すら、できなくなる方も出てきています。
悪質なクリナーアプリを提供する側にとっては、初心者の方が一番の狙い目で、一度インストールをさせると削除される可能性が低く、頻繁に間違って広告をタップしてもらえるため、費用対効果の高いアプリで、初心者の方を狙いやすいアプリになっています。
3. 「プレイストア」「YouTube」等でアプリの掲載を停止できない理由
それでは、次になぜ「プレイストア」ではこのような悪質なアプリの掲載を認めているのか、また、YouTube上ではなぜこのようなアプリの広告が未だに出ているのか、その理由について一緒に確認していきましょう。
今回紹介したアプリも含め、不要なデータを削除する機能は持っており、端末内にある「Files by Google」と同じ機能があります。
機能がきっちりと動いているという点では、審査基準を満たしている為、排除する事が出来ないと言えます。
また、プライバシーポリシーの記載も含め、アプリの掲載基準を満たしている為、アプリの審査時点で掲載不可にする理由にはならないと言えます。
YouTubeへの広告掲載についても、「クリナーアプリ」を宣伝するための広告出稿になるため、掲載を断る理由がないと言えます。
アプリ内の広告の掲載方法や場所が強引すぎるというだけでは、広告出稿NGにする事が出来ないというのが実情になります。
自分の身は自分で守るしかないというのが、Android端末の実情になっています。
<4>「悪質なクリナーアプリ」の共通点と見分け方
それでは、次に「悪質なクリーナーアプリの共通点と見分け方」について一緒に確認していきましょう。
1. 悪質なクリナーアプリに共通点と見分け方
悪質なクリーナーアプリの共通点の一つ目は、提供元の情報を明確に明記しない傾向があります。
悪質な方法で、広告を表示・設置して、意図しないタップで収益を稼ぐ仕組みである為、企業名を出したくないというのが実情になります。
二つ目は、同一端末内に複数のアプリをインストールさせる仕組みを取り、アプリの削除や通知の「オフ」が出来ない方を徹底的に狙う仕組みになっています。
完全に初心者をターゲットにしている点に悪意を感じます。
三つ目は、通知(ポップアップ通知も含む)を悪用して、何度もアプリを起動させ、広告をタップさせる仕組みになっています。
この点でも、完全に初心者を狙っていて、悪意を感じます。
このように「アプリの削除」や「通知」を「オフ」に出来ない初心者を徹底して狙い、広告収益を上げていくモデルになっています。
獲得したユーザーは、「アプリの削除」や「通知のオフ」が出来ない為、費用対効果が高く、YouTube等にも広告出稿するだけの費用をかけても、収益を上げる事ができる仕組みになっていると推察できます。
2. 提供元不明のアプリ(クリーナーアプリ等)のリスクは情報流出!
悪質なクリナーアプリは、現時点では、アプリの削除や通知のオフが出来ない初心者を徹底的に狙い、その広告収入で収益を得ています。
この仕組みで収益を得られる限りは、問題が発生しないかもしれませんが、収益が得られなくなった段階で、個人情報を取得するような暴挙に出る可能性も少なからずありますので、その点には十分に注意しましょう。
このようなアプリから得た断片的な情報が、どこかで統合され、結果として、「振込詐欺」「SIMスワップ」「不正ログイン」等に繋がっていく可能性もあります。
繰り返しになりますが、「提供元」が明確でないアプリは極力利用しない事を強くお勧め致します。
<5>アプリの削除方法(プレイストアを利用して削除する方法)
それでは、最後に「悪質なクリナーアプリ」等を削除する方法について一緒に確認していきましょう。
1. アプリの削除方法(プレイストアを利用)
アプリを削除する方法はいくつかありますが、今回は「プレイストア」を利用して、アプリを削除していきたいと思います。
まずは、端末内より①の「プレイストア」を探して、タップします。
プレイストアのトップ画面が表示されますので、画面の右上にある②の「アカウント」をタップします。
「アカウント」の詳細情報が表示されますので、③の「アプリとデバイス」をタップします。
「アプリとデバイス」の詳細画面が表示されますので、④の「管理」をタップします。
「管理」の詳細画面が表示されますので、⑤のように画面を下にスライドして、該当する「クリナーアプリ」を探して、タップします。
削除したいアプリに間違いなくチェックが入っていることを確認して、画面の右上にある⑥の「ゴミ箱のマーク」をタップします。
「選択したアプリをアンインストールしますか」というメッセージが表示されますので、⑦の「アンインストール」をタップします。
「3個のアプリをアンインストールしました。」というメッセージが表示され、アプリの削除が完了になります。
2. 削除をお勧めするアプリ一覧(プレイストアでのチェック用)
こちらが、今回削除すべきアプリとして紹介しましたアプリの一覧になります。
「アプリを削除」をする際にご利用ください。
翌日に、2つのアプリが新たにアプリランキング50位以内に入っていましたので、こちらのアプリも削除する事をお勧め致します。
3. アプリの削除方法に関するお勧め動画
アプリの削除方法について更に詳しく知りたい方はこちらの動画をご参照ください。
動画の説明ページ(概要欄)にも、動画のリンク(URL)を掲載しておきます。
以上で「即削除をお勧めするアプリ8選 見分け方と危険性」についての説明を終了致します。
宜しければ「チャンネル登録」をお願い致します。
また、「有料メンバーシップ」にてコンビニで印刷できるテキストの提供も行っております。
ご静聴、ありがとうございました。
「【あなたも危ない!】アプリランキング Top50に異変!入れてはいけないアプリ12選」もご参照ください。
「Files by Googleで空き容量の確保・安全フォルダの活用・端末内の写真を管理しよう」もご参照ください。
「【不要データ削除】ファイルズアプリで、不要なファイルを自動で割り出し!ストレージ節約、動作速度向上、バッテリー持ち改善!」もご参照ください。
「【不要なアプリの消し方】アプリの削除・非表示・無効化の違いについて解説!」もご参照ください。
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