今回は、「プライバシーポリシーの同意は大丈夫?表示された場合の正しい対処方法」について説明して参ります。
最近ではLINEヤフーの「プライバシーポリシーの同意」の画面が突然表示され、戸惑った方も多いかと思います。
「プライバシーポリシー」の画面は、通常、「アプリのインストール時に表示され、細かくチェックすることなく「同意」している方も多いかと思います。
今回はその「プライバシーポリシーの同意」について、各社で「プライバシーポリシー」が異なるのか、どの項目に気をつければよいのか、どのように判断すればよいのかという点について説明して参ります。
<動画内容>
<1>「プライバシーポリシー」に関する最近のニュース
①「LINE」で「プライバシーポリシーの同意」が突然表示されたのは、「個人情報の利用範囲」が拡大した事が要因。
1. 話題になった「LINEヤフー」の「プライバシーポリシーの再同意」
②サービス(アプリを含む)を利用するには、「プライバシーポリシーの同意」が必要!
1. サービスを利用するには「プライバシーポリシーの同意」が必須!
<2>「プライバシーポリシー」って何?
①「プライバシーポリシー」は、サービス提供者側が取得した「個人情報」の取扱宣言書!
1.「プライバシーポリシー」の中で取り扱われる「個人情報」とは!
②「個人情報」が流出した場合の「損害賠償金額」は、3千円~5千円?
1. 過去の「個人情報流出」に伴う損害賠償金額(実例)
③「プライバシーポリシー」は「各社」ほぼ同じ!(LINEヤフーも同様)
1.「プライバシーポリシー」はほぼ共通!(今回はLINEヤフーの場合)
2.「LINEヤフー」の「プライバシーポリシー」が異なる点は一つ!
④「プライバシーポリシーの中身」以上に「サービス提供会社」の「信用力」が一番重要!
1.「LINEヤフー」「NTTドコモ」も「プライバシーポリシー」では相違なし
<3>「個人情報の流出拡大」を防ぐ方法
1. 方法①「信用力」「資金力」で登録する「個人情報」をコントロールする
2. 方法②「技術力」で登録する「個人情報」をコントロールする
3. 方法③「運営国」で登録する「個人情報」をコントロールする
4. 結論:「プライバシーポリシー」の「同意」は「提供会社」で判断する!
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:13分50秒)
みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。
今回は、「プライバシーポリシーの同意は大丈夫?表示された場合の正しい対処方法」について説明して参ります。
最近ではLINEヤフーの「プライバシーポリシーの同意」の画面が突然表示され、戸惑った方も多いかと思います。
「プライバシーポリシー」の画面は、通常、「アプリのインストール時に表示され、細かくチェックすることなく「同意」している方も多いかと思います。
今回はその「プライバシーポリシーの同意」について、各社で「プライバシーポリシー」が異なるのか、どの項目に気をつければよいのか、どのように判断すればよいのかという点について説明して参ります。
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【目次】
<1>「プライバシーポリシー」に関する最近のニュース
①「LINE」で「プライバシーポリシーの同意」が突然表示されたのは、「個人情報の利用範囲」が拡大した事が要因。
1.話題になった「LINEヤフー」の「プライバシーポリシーの再同意」
②サービス(アプリを含む)を利用するには、「プライバシーポリシーの同意」が必要!
1.サービスを利用するには「プライバシーポリシーの同意」が必須!
<2>「プライバシーポリシー」って何?
①「プライバシーポリシー」は、サービス提供者側が取得した「個人情報」の取扱宣言書!
1.「プライバシーポリシー」の中で取り扱われる「個人情報」とは!
②「個人情報」が流出した場合の「損害賠償金額」は、3千円~5千円?
1.過去の「個人情報流出」に伴う損害賠償金額(実例)
③「プライバシーポリシー」は「各社」ほぼ同じ!(LINEヤフーも同様)
1.「プライバシーポリシー」はほぼ共通!(今回はLINEヤフーの場合)
2.「LINEヤフー」の「プライバシーポリシー」が異なる点は一つ!
④「プライバシーポリシーの中身」以上に「サービス提供会社」の「信用力」が一番重要!
1.「LINEヤフー」「NTTドコモ」も「プライバシーポリシー」では相違なし
<3>「個人情報の流出拡大」を防ぐ方法
1.方法①「信用力」「資金力」で登録する「個人情報」をコントロールする
2.方法②「技術力」で登録する「個人情報」をコントロールする
3.方法③「運営国」で登録する「個人情報」をコントロールする
4.結論:「プライバシーポリシー」の「同意」は「提供会社」で判断する!
<1>「プライバシーポリシー」に関する最近のニュース
それでは、まず初めに、最近話題になっていた「LINEヤフー」の「プライバシーポリシー」について簡単に確認してきましょう。
①「LINE」で「プライバシーポリシーの同意」が突然表示されたのは、「個人情報の利用範囲」が拡大した事が要因。
「LINEヤフー」の「プライバシーポリシ」の画面が突然表示され、同意を求められた理由は、「LINE」と「ヤフー」が統合され、それに伴い「プライバシーポリシーの利用範囲」が拡大されたためになります。
1. 話題になった「LINEヤフー」の「プライバシーポリシーの再同意」
ご存じの方も多いかもしれませんが、「LINE」も、「ヤフー」も、元々は別々の会社で、別々にサービスが運用されていて、「プライバシーポリシー」も別々のものが使用されていました。
2023年10月1日に2つの会社が統合されたことで、会社名も「LINEヤフー」に変更になり、「個人情報の利用範囲」が拡大したことで、変更になった「プライバシーポリシー」への同意が必要になったという背景があります。
主な変更点は、「個人情報の利用範囲」の拡大になります。
その狙いは、グループ内での「個人情報の相互利用」とその個人情報を利用した「広告効果の最大化」になります。
同じタイミングで、「LINE」と「ヤフー」の「アカウント連携」の画面も表示させた理由は、「アカウント連携」をしてもらえると「個人情報」を簡単に統合する事が出来、「個人情報の管理」と「利用」がしやすくなるというメリットが「LINEヤフー」側にあったからになります。
②サービス(アプリを含む)を利用するには、「プライバシーポリシーの同意」が必要!
「LINE」や「ヤフー」も同様ですが、「サービス(アプリを含む)」を利用する場合には、必ず「プライバシーポリシーの同意」が必要になります。
1. サービスを利用するには「プライバシーポリシーの同意」が必須!
「LINE」「ヤフー」「YouTube」「Googleフォト」「Amazon」「楽天」「ドコモ」「Apple」「マイクロソフト」等を利用する場合にも、それぞれ「プライバシーポリシーの同意」が必要になります。
「プライバシーポリシー」に「同意」するタイミングについては、原則、「アカウント登録時」、もしくは「会員登録時」の場合が大半になります。
同時に「利用規約」にも「同意」する必要があります。
「Google」「NTTドコモ」「楽天」等、一つの会社で様々なサービスを提供している場合には、一つのサービスで「プライバシーポリシー」に「同意」すると他のサービスで、再度、「プライバシーポリシー」の「同意」を求められることはありません。
「プライバシーポリシー」は「サービス単位」ではなく、そのサービスを運営する会社と利用者の間で、締結される「同意書」になります。
<2>「プライバシーポリシー」って何?
それでは、次に「プライバシーポリシー」とはどのようなものなのかについて一緒確認していきましょう。
1.「プライバシーポリシー」は、サービス提供者側が取得した「個人情報」の取扱宣言書!
「プライバシーポリシー」は、一言でお伝えすると、サービス提供者側が利用者から取得した「個人情報」をどのように取り扱うかを示した宣言書になります。
1.「プライバシーポリシー」の中で取り扱われる「個人情報」とは!
「プライバシーポリシー」の中で取り扱われる「個人情報」には、「本人確認」等で提示する「パスポート」や「免許証」、「生体認証」等で利用する「指紋」や「顔写真」、その他、「携帯電話番号」「住所」「名前」「生年月日」「メールアドレス」等があります。
それぞれ、個人情報としての重要度も異なります。
1つの情報だけで、「個人」を特定する事ができるもの程、個人情報としての重要度が高く、いくつかの個人情報を組み合わせないと「個人」を特定する事ができない「個人情報」については、重要度が低くなります。
最近は、1人1台、携帯電話番号を持つ時代になってきている点と携帯電話番号の取得には必ず「本人確認」を求められるという点から携帯電話番号自体の個人情報としての重要性も増加してきています。
②「個人情報」が流出した場合の「損害賠償金額」は、3千円~5千円?
「個人情報」が流出した場合の「損害賠償金額」は、過去の判例によると3千円から5千円位になっています。
先程も説明を致しましたが、「個人情報の重要度(個人を特定できる情報か、否か)」によって「損害賠償金額」も変わってきます。
1. 過去の「個人情報流出」に伴う損害賠償金額(実例)
ニュースにもなりましたので、聞いたことがある方も多いかもしれませんが、2018年に「ベネッセコーポレーションの関連会社」から、462名分の顧客情報が流出するという事件がありました。
その際に支払われた損害賠償金額が、一人あたり3,300円になります。
また、少し古いニュースになりますが、2007年に「ヤフーBB」の顧客情報が流出するという事件があり、こちらでは一人あたり5,500円の損害賠償金額が支払われています。
損害賠償金額については、「流出した個人情報の種類」や「流出した個人情報が利用され、それにより発生した被害の状況」によっても損害賠償金が異なります。
こちらの2社の損害賠償金額の主な違いは、「個人情報の流出」とそれに伴い「追加被害が実際に発生したか、発生していないか」の違いになります。
興味がある方は、「各事件」を検索をして頂くと更に詳しい情報を確認する事が出来ます。
③「プライバシーポリシー」は「各社」ほぼ同じ!(LINEヤフーも同様)
各社で「プライバシーポリシー」を比較しても「個人情報の取扱宣言書」になりますので、内容の相違はほとんどありません。
「大手企業」「有名なサービス」であれば、「プライバシーポリシーの内容自体」を特に気にする必要はないと言えます。
但し、あまり有名ではないサービスやよく知らない企業が提供するサービスであれば、プライバシーポリシーの内容をチェックする必要性はありますので、その点は覚えておきましょう。
1.「プライバシーポリシー」はほぼ共通!(今回はLINEヤフーの場合)
「プライバシーポリシー」の内容を確認する上で、チェックすべき項目は8つあります。
今回は、「LINEヤフー」の「プライバシーポリシー」を例にして、その項目と内容を確認していきたいと思います。
まずは、こちらの4項目になりますが、一般的な内容になり、「NTTドコモ」や「楽天」等の他の企業と比較しても同じ内容になります。
2.「LINEヤフー」の「プライバシーポリシー」が異なる点は一つ!
5つ目から8つ目の項目の中で、「LINEヤフー」が他社と異なる点は、5つ目の「個人情報の提供範囲」と6つ目の「個人情報の安全管理」になります。
5つ目の「個人情報の提供範囲」で、「委託先」として「グループ会社以外の海外企業」を含める場合がありますが、「LINEヤフー」では、現時点では「中国企業」は含まれていません。
また、6つ目の「個人情報の安全管理」で、「LINEヤフー」の場合には「個人情報の保管場所」が「日本」「米国」「韓国」の3か所にある点を明記しています。
おそらく「LINEヤフー」の場合には、合併をする際の条件として、親会社である「ネイバー」が提供する「韓国のサーバー」を利用する事が条件に入っていた可能性があります。
その利用料から得られる収益も、買収金額を補填する条件になっていると推察されます。
もちろん、LINEヤフー自体が上場会社になりますので、コスト面でもデメリットがないようにはなっていると推察されます。
いずれにしても、「大手企業」「有名サービス」であれば、「プライバシーポリシーの中身」についてはそれほど相違がないと言えます。
④「プライバシーポリシーの中身」以上に「サービス提供会社」の「信用力」が一番重要!
「プライバシーポリシー」に「同意」すべきか、「同意」すべきでないかは、サービス提供会社の「信用力」が一番重要になります。
1.「LINEヤフー」「NTTドコモ」も「プライバシーポリシー」では相違なし
「プライバシーポリシー」の内容がほとんど変わらないとすると、同意すべきか、同意すべきでないかは、サービス提供会社の「社会的な信用力」「技術力」「資金力」「国」が重要な判断基準になります。
個人情報の流出が起きた場合、大きな会社や知名度のあるサービス程、受ける被害が大きくなりますので、個人情報の流出が起きないようにいろいろな対策が取られています。
また、技術力が高い企業ほど、「不正アクセス」に対する知識があり、その対策等もきっちりと取られています。
資金力がある会社は、技術力が足りなくても、技術力が高い会社に外注する事で安全対策を取る事が出来ます。
また、「個人情報」が流出した場合でも、原因究明のための調査費用、必要な損害賠償金額、今後の安全対策等の必要な費用を捻出する事が出来ます。
場合によっては、一番重要な判断基準にもなりますが、どの国の会社(親会社の所在地を含む)がサービスを運営しているのかが重要になります。
<3>「個人情報の流出拡大」を防ぐ方法
それでは、最後に「個人情報」を100%流出させないようにすることは不可能に近い為、個人情報が仮に流失したとしても、その損害を最小限にする方法について一緒確認していきましょう。
方法①「信用力」「資金力」で登録する「個人情報」をコントロールする
まず一つ目になりますが、一般的には小規模な企業ほど、人数も少ない為、個人情報の管理が雑になりやすくなりますので、重要度の低い個人情報のみを登録するようにしましょう。
また、登録する個人情報の量も極力減らすようにしましょう。
大企業であっても、個人情報の流出を100%防ぐことは難しいので、「セキュリティー」を強化するようにしましょう。
また、利用するサービスを分散させる事で、流出する個人情報の量を制限する事も出来ますので、その点も考慮するようにしましょう。
方法②「技術力」で登録する「個人情報」をコントロールする
二つ目は、技術力が高い企業ほど、取得・保存している個人情報の安全性への考慮がなされています。
その為、保存している個人情報も細分化して保存され、別々に鍵等をかけて保管しています。
仮にハッキング等の攻撃を受け、個人情報が流出したとしても、一部の個人情報のみで済むような設計になっています。
方法③「運営国」で登録する「個人情報」をコントロールする
三つ目は、国毎に個人情報に対する価値や重要度、損害賠償金額も異なります。
日本は、欧米に比べると個人情報に対する考え方・価値がまだまだ低いと言えます。
「個人情報」の「価値」「重要度」に合わせて、登録する個人情報を選別する事が重要になります。
結論:「プライバシーポリシー」の「同意」は「提供会社」で判断する!
いずれにしても、「プライバシーポリシー」に「同意」すべきかの判断は、サービス提供会社の「信用力」「資金力」「技術力」「カントリーリスク」を総合的に考慮した上で、そのサービスを利用するかを決める必要があります。
利用したいサービスがある場合で、少なからず「不安」を感じた場合には、極力個人情報を登録しないようにすることが重要になります。
以上で「プライバシーポリシーの同意は大丈夫?表示された場合の正しい対処方法」についての説明を終了致します。
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