今回リリースされたのは「ANA granwhale」という名前のアプリで、「スマホ一つでバーチャル旅行へ」というのがコンセプトとなっています。
ある程度テレビでも報じられたようなので、ニュースとしてはご存知の方も多いかもしれませんが、このアプリがどのようなものなかを一緒に確認していきましょう。
少しでも皆様の学びや発見につながれば幸いです。
<動画内容>
1.「ANAGranWhale」の概要
2. メタバースとは
3. VR,ARとは
4. インストールから初期設定
5. 画面の見方
6. 移動の操作方法
7. バーチャル旅行V-TRIP
8. お買い物エリア
9. 所感
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:16分11秒)
自由に動き回れる空間があり、その中にバーチャルな旅行体験や買い物ができる施設が用意されています。
少し試してみましたので、どんなものだったか共有させていただきます。
またこの感じを見て察する方も多いかと思いますが、これはいわゆる「メタバース」と呼ばれる概念を取り入れたプロジェクトとなっていて、遠くない将来、こうした仕組みは当たり前のものになっていくかもしれません。
その辺も合わせて今回のリリースがどういうものだったのか見てみます。
少しでも皆様の学びや発見につながれば幸いです。
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それでは今回もよろしくお願いします。
【目次】
1.「ANAGranWhale」の概要
2.メタバースとは
3.VR,ARとは
4.インストールから初期設定
5.画面の見方
6.移動の操作方法
7.バーチャル旅行V-TRIP
8.お買い物エリア
9.所感
1.「ANAGranWhale」の概要
今回リリースされたのは「ANA granwhale」という名前のアプリで、「スマホ一つでバーチャル旅行へ」というのがコンセプトとなっています。
ある程度テレビでも報じられたようなので、ニュースとしてはご存知の方も多いかもしれません。
コンセプトの通りバーチャルでの旅行体験がメインコンテンツとなっていて、自由に着せ替えたりしてカスタマイズした自身の分身とともに世界中様々な名所をめぐりながら、写真を撮ったり専門家による解説を聞いたりすることができます。
またANAのマイル会員である場合はこの旅行によってマイルを貯めたり、ちょくちょく手に入るゲーム内のポイントを使ってマイルのガチャを引くことができるといった機能が用意されていました。
現時点では他にも中で買い物ができるショッピングモールなんかもバーチャル空間上に用意されていて実際にお店の中に入って買い物をするようなイメージで作られています。
やはりコンセプトとしてはANAとして「メタバース」に本格的に取り組んでいきたいというところがあるようで、アプリの紹介等にも度々メタバースというワードが登場しています。
こうしたアプリを体験するにあたり、まずこの辺の言葉の意味を押さえておきたいと思います。
2. メタバースとは
まずは「メタバース」という言葉ですが、言葉自体は2021年にあのフェイスブック社が社名を「メタ」に変えて、メタバースに全力投球する姿勢を表明したことが大変大きなニュースになりました。
そこから一気に一般的に認知されるワードになった感があるかと思います。
実はメタバース、言葉の意味として完全に定まった定義があるわけではありません。
が、一般にインターネット上に構築された3Dの仮想空間内で他のプレイヤーとコミュニケーションをとったり、ゲームをしたり、さらにはものの売り買いなど、通常現実世界で行うような営みに近いものができる、そういった仕組みや世界観をメタバースと呼称するといった理解が多くの方が共有しているイメージであるかとおもいます。
仮想空間上での活動は、自分の分身となるキャラクターを用意して行うという建て付けが多いです。他のユーザーからもこの見た目や名前で見られることになります。
ちなみにこうしたキャラクターのことを一般に「アバター」と呼びます。
割とよく聞く言葉ですのでぜひ覚えておいてください。
ヘッドマウントディスプレイと呼ばれる、視界を覆って360度コンピュータグラフィックで満たすことのできるデバイスを使った、強い没入感を伴ったものがメタバースという言葉により近い感じがしますが、広い意味ではデバイスの種類は問わず、たとえば任天堂のどうぶつの森や、その他の多くのオンラインゲームなども、仮想空間で他のプレイヤーと交流できる、というメタバース的な価値観の一種であるという見方もあるかと思います。
そもそも2007年すでに「セカンドライフ」という、まさに3Dの仮想空間で現実世界のように暮らすことができるというサービスが一時話題になりましたが、この頃は特にこれをメタバースとは呼んでいなかったかと思います。
そういう意味では同じような概念のものは割と前からあったものの、最近になってこれらに「メタバース」というキャッチーな呼び名がつけられただけとする見方もあります。
3. VR,ARとは
またメタバースの説明の中によく出てくるのが「VR」と「AR」という言葉です。
VRは、日本語で仮想現実、ARは、日本語で拡張現実と訳されます。
VRは360度完全にコンピュータグラフィックで作られた空間やそれを体験できる技術をいいます。
対してARは現実を拡張する、という意味の通り、現実世界をベースにそこに本来存在してないものを存在するかのように映す表現方法を言います。
よく例として出されるのはPokémon GOのARモードで、カメラで実際の目の前の風景を映しつつそこにポケモンのグラフィックを重ねることで、あたかも目の前にポケモンが存在するかのように見せることができます。
4. インストールから初期設定
それではANAがリリースしたアプリについてもみてみましょう。
今回私のプレイ環境はGooglepixel6pro、Wi-Fi環境下で行いました。
インストールは無料です。
アプリの容量はそれなりに大きく、インストール時以外にも追加データのダウンロードが発生することがあります。結果3GB程度になるので、ストレージの空き具合にはご留意ください。
アプリのインストール完了後起動すると、このようなオープニング画面とともに初期設定が始まりました。
利用規約同意を済ませると、リッチなグラフィックのアプリによくある、さらなるデータのダウンロードが始まりました。
この時点でさらに1GB程度のダウンロードが発生するようですのでWi-Fi環境で行いましょう。
少し時間がかかりますのでそのまま待ちます。
完了すると名前を決める画面が出てきました。
実名制ではないかと思いますので、「こあこんたろう」という名前で進めていきます。
居住エリアは日本としました。
次にあなたのワールドトラベラーを選びましょうと言う画面が出てきました。
先ほど説明したいわゆるアバターを制作するフェーズのようです。
一度決定しても後でカスタマイズできるようになっていましたので、ここはひとまず無難なキャラクターで進めていきます。
ここまで済ませるとゲームのメインのワールドに降り立つことができました。
案内するアテンダントを選んでくださいと出ましたので、好きなキャラクターを選びます。
簡単なアプリの事前説明、いわゆる「チュートリアル」が開始されました。
画面をタップすると会話が進んでいきます。
5. 画面の見方
簡単なアプリの事前説明、いわゆる「チュートリアル」が開始されました。
画面をタップすると会話が進んでいきます。
Vトリップというメインとなるバーチャル旅行の受付方法の説明、またフィールドを移動する際のショートカットでの移動方法やミッションと呼ばれる報酬のもらえる簡単なチャレンジのリストが説明されます。
このチップを集めるとマイルが当たるガチャを回すことができるようです。
ANAマイルクラブへの連携を求められますが一旦私は持っていないのでスキップと進めます。これでチュートリアルが終了です。
ログインボーナスという画面が表示されました。
これはこうしたアプリによくある仕組みで、サービス提供者としても毎日きちんとアプリを起動することを習慣化してもらうため、起動するだけでボーナスがもらえたりします。
これでチュートリアル終了で、ここから自由に動くことができます。
画面にはいくつかアイコンが並んでいます。
左上は現在所持しているチップ、好きなエリアにワープできるショートカット、右上のプロフィールアイコンにはアプリ内の自分の様々なステータスを確認できる画面、ここにはお知らせ類が並んでいて特にこのトロフィーのアイコンには指示された内容をこなすことでポイントを獲得できたりする、ミッションを確認できます。
初心者向けに「一度バーチャル旅行に参加する」など簡単なタスクが設定されていますので一通りこれをこなすことでアプリ内の操作も身に付くような設計になっているようです。
下には写真を撮ったり、ポーズを決めたりチャットをしたり、コミュニケーションに使うアクションが格納されています。
6. 移動の操作方法
移動の操作方法は左下にあるカーソルを上下左右動かすことでその方向に進みます。
少しだけ動かすと歩き、大きく動かすとこのようにセグウェイのようなものに乗って早く移動することができます。
このカーソル以外の部分を上下左右にスワイプするとこのように視点を移動させることができます。
左から右にスワイプするとカメラが右へ、右から左方向に動かすとカメラも左方向へ、上下も同様で指を動かした方向にカメラが向くというイメージです。
正直移動カーソルの反応範囲がシビアな点、アバターの移動とカメラの移動を同時に行おうとすると移動が止まってしまう点などなど、まだ操作性は洗練されているとはいえず、結構慣れが必要な印象です。
マップ上にはちょくちょくこのグランチップが配置されています。触れるだけで獲得できますので、まめに散策して集めていった方がよさそうです。
マイレージクラブアカウントと連携していればこのチップを使ってマイルが貯まるガチャを回すことができます。
7. バーチャル旅行V-TRIP
では早速メインコンテンツであるバーチャル旅行に出かけてみます。
先ほどガイドの方がおっしゃっていたようにスタート地点右にあるカウンターにて受付をすることができました。
様々な国や地域からパッケージツアーのようなものに出かけることができるようです。
現在は国内のコンテンツがメインで、結構な数があります。
ただ人気のありそうなヨーロッパはまだコンテンツが1つもありません。
これは後々アップデートにより随時追加されていくものと思われます。
試しにおすすめの1番上、有名な磯田道文先生のガイド付きのツアーに出かけてみます。
すぐに旅行がスタートしました。
景色は360度見渡すことができ、いくつかのマップをガイドの解説を読みながら散策することができます。
名所で写真を撮ったり、友達と参加した場合はチャットでおしゃべりをしながら巡ることができるようです。
8. お買い物エリア
今度はスカイモールと呼ばれるお買い物のできるエリアに立ち寄ってみました。
現実で見たことのあるブランドの看板がたくさん並んでいてすごく楽しげで賑やかな通りになっています。
例えば衣料品のシップスと言うお店に立ち寄ってみました。
するとこのように実際のお店さながらのグラフィックの中でお買い物ができるようになっています。
購入できるのはこのようにアバターの着せ替えアイテムがメインのようです。ゲーム内の通貨を使って購入できます。
また実際の商品も販売されていました。
購入に進もうとするとシップスのECサイトに画面が遷移します。
このように企業がこのモールに出店してアプリ内のグッズや自社製品を販売できるようになっていて、楽天市場のメタバース版というイメージに近いかもしれません。
なお買い物だけでなく、例えばUFJ銀行ではお金に関するコラムを読んだりすることもできました。
積水ハウスではモデルルームのようなところを散策できるという施設になっていました。
今後企業によって物品を販売するだけでなく様々な企画が展開されていくのではないかと思います。
現在は最初に降り立ったロビー、今いるこのショッピングモールともう一つ、こちらもお買い物エリアであるアッドインブルーの3つのエリアしか移動できませんが、近々このストーリーズギャラリー、スカイパークと言う施設がオープンするようです。
以上、ほんの少しですがANAグランホエールのメタバースを体験してみました。
まだできることは多くありませんが、少なくともマイルを貯めている方にとっては今からでも毎日コツコツとプレーするのは楽しいかもしれません。
9. 所感
当動画は以上となります。
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それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【バーチャルツアー】グーグルアースで世界遺産|観光スポット|名所訪問|グーグルアースの使い方を解説」もご参照ください。
「【YouTube】これさえ見れば完璧!便利技、裏技の総集編」もご参照ください。
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