今回は、「スマホのコンシェルジュ」でも質問の多い「スマホ用語」についてご紹介致します。
スマホは、カタカナ用語が多い点とパソコンからの用語の転用が多いため、たくさんの専門用語が使われています。
過去にパソコンもあまり利用したことがない方やガラケーから最近スマホに乗り換えた方にとっては、その用語を聴くだけで頭が混乱してくるかと思われます。
スマホの用語については、単にその言葉を繰り返し何回聞いたかだけの違いで、聞きなれてくると直ぐに理解できるようになります。
その点を解消するために「最も重要な用語」だけを少しずつ覚えておくことが重要になります。
それでは、下記のスマホ用語とその解説を聞きながら、少しずつ覚えていきましょう。
<動画内容>
1. アプリって何で無料なの?
2. サブスクリプションってなに?
3. デバイスってなに?
4. ギガバイト(GB)ってなに?
5. クラウドってなに?
6. ダウンロードとインストールの違い
7. キャリアとか格安SIMってなに?
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:19分45秒)
皆さんこんにちは、「スマホのコンシェルジュ」です。
今回は今さら聞けないスマホ用語のPart2、「ちょっと難しいけど、知っているとタメになること」について解説していきたいと思います。
「今更聞けない各アイコンの意味と各スマホ用語の意味~アイコンの意味とスマホ用語について丁寧に解説!~」
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それでは早速やっていきましょう。
【目次】
1.アプリって何で無料なの?
2.サブスクリプションってなに?
3.デバイスってなに?
4.ギガバイト(GB)ってなに?
5.クラウドってなに?
6.ダウンロードとインストールの違い
7.キャリアとか格安SIMってなに?
1. アプリって何で無料なの?
「無料アプリってなんで無料なの?」そんな風に考えたことはありますか?
スマホを使っているとアプリをダウンロードします。
アプリを使うとスマホがとても便利になりますよね。
では、アプリの開発者はどのように収益を得ているのでしょうか?
例えば、iPhone用のアプリの開発には最低でも毎年8,400円が必要になります。
アプリを開発・公開するには、Appleが用意している「iOS Developer Program」に参加する必要があるからです。
なお、アプリを公開し続けるにはiOS Developer Programに参加し続ける必要があります。退会するとアプリがApp Storeから削除されます。
アプリを開発して公開・維持し続けるには、こうした出費と少なくとも同じくらいの収益が必要になります。
無料のアプリが成り立つのは、開発者・運営者が収益を得られる方法があるからです。
その方法は大きく分けて3つあります。
1. 広告収入
2. アプリ内課金
3. 他のアプリ・サービスへの集客・誘導
の3つです。
アプリは開発したり、審査を受けたり、メンテナンスをしたりと、アプリストアで公開し続けるためにけっこうお金がかかります。
アプリ開発者は、広告で得た収入で、定期的なメンテナンスやサービスをよりよいものにするためのアップデート開発を行なっています。
アプリを使っていると広告がジャマと感じることもあると思いますが、このような仕組みで無料アプリが成り立っているのです。
2. サブスクリプションってなに?
最近よく耳にする「サブスク」とは、サブスクリプションサービスの略です。
毎月定額を支払うことで利用権利を得るサービスのことで、近年様々な業界でサブスク式のサービスが登場しています。
元々サブスクリプションは「 定期購読 」という意味があります。
「サブスクリプション(サブスク)」の特徴としては
・低価格で始めやすい・・・たとえば、音楽/動画配信サービスは一ヶ月1000円程度。CD/DVDを一本買うよりもはるかに安い料金ではるかにたくさんの作品に触れることができます。
・どれだけ使っても、一度も使わなくても同じ金額・・・どれだけ映画を見ても音楽を聞いても、請求額は変わりません。逆に、一度も利用しなくても料金は請求されます。しばらく使わないなと判断したら一旦解約してみるのも有効です。
サブスクリプションの雑誌読み放題サービスを利用すれば、毎月ワンコインに満たない金額で何千を超す雑誌や電子書籍が手元の端末で読み放題になります。
読みたい雑誌を書店で吟味しなくても、様々な媒体に目を通すことができるのです。
オールドメディアと言われて久しい雑誌や本ですが、特定の分野の情報が一冊にまとまっているのはやはり便利です。
定額で聴き放題の音楽配信サービスがスマホユーザーの間で浸透してきています。
各社ともに膨大な数の楽曲を聴ける点をウリにしており、どのサービスを選んでも音楽生活が充実することは間違いありません。
日常生活の中で音楽をそれなりに聴く人や、好きなアーティストが決まっているのなら、定額制の音楽配信サービスを検討したほうが今よりもおトクに、また幅広く音楽を楽しめるケースも多くなってきています。
毎月定額で映画やテレビドラマ、アニメなどを見放題で視聴できる動画配信サービスも人気を集めています。
動画配信(動画ストリーミング)といえば、無料のYouTubeなどを思い浮かべる人もいるかもしれません。
しかし、映画やテレビ、ドラマ、アニメが好きな人で、毎月レンタルビデオ店で何本か借りているのであれば、定額制の動画配信サービスを使わなければ損、とまで言えるようになってきているくらい便利なサービスです。
3. デバイスってなに?
スマホやパソコンなどのデジタル機器を使っていると「デバイス」という言葉をたびたび目にします。
「お使いのデバイス」とか「新しいデバイス」と言われても、結局それが何のことを指しているのか意味がわからないまま作業を続けている人も多いのではないでしょうか?
デバイスとは、ざっくり言えば「スマホ本体とそのまわりの色んな周辺機器」のことです。
4. ギガバイト(GB)ってなに?
コンピュータ上では、データの大きさは「バイト」という単位で表されます。
なんとなくで構いませんので、バイトという単位について慣れておきましょう。
スマホで現実的に見られる数値に絞って紹介します。
重さの単位、グラムが1,000グラムでキログラムになるように、バイトも1,000倍ごとに呼び方があります。
まず1KB、これが1,000倍、つまり1,000KBで1MBと呼ばれます。
そのメガが1,000倍、1,000MBで1GBです。
このギガは最近「ギガを消費する」といった表現ですっかりお馴染みの言葉となりましたね。
バイトで表記されるものの中で覚えておきたいのは、まず通信量です。
こちらは携帯会社との契約プランによって設定された月々利用できるデータ量を表しています。
目安として「1GB(ギガバイト)」でどこまで利用できるかの例を載せておきます。
動画はなんとなく通信料が多いイメージは沸きますが、LINEのビデオ通話は思ったより通信量を消費するなと思われるかもしれません。
次に、覚えておきたいものとして「ストレージ」があります。
まず、「ストレージ」という言葉の意味についてですが、スマホでいうストレージとは、データを入れておく倉庫という意味があります。
英語でもそのまま貯蔵や保管、倉庫という意味があります。
撮影した写真、ダウンロードした音楽、作成した文書ファイルなど、そうした電子データはすべてスマホの中のストレージに保存されます。
「端末の空き容量が不足しています」といったお知らせを受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
5. クラウドってなに?
クラウドサービスの「クラウド」とは、正確には「クラウド(雲:cloud)コンピューティング」のことです。
データを自分の使っているスマホやパソコンに保存するのではなく、インターネット上に保存して使うことができるサービスになります。
必要な時にスマホからインターネット経由でその機能を使うことができます。
スマホ向けのクラウドサービスで、代表的なものとしては「クラウドストレージ」が挙げられると思います。
こちらは先ほどご説明した、端末にあらかじめ備わっている倉庫とは違い、「インターネット上のレンタル倉庫」と把握して頂けるとよろしいかと思います。
iPhoneユーザーであれば、iCloudというレンタル倉庫が、Googleアカウントをお持ちの方にはGoogleのレンタル倉庫がそれぞれ5GB、15GB分を無料で提供されています。
クラウドストレージのメリットとしては、
・データを保存できる
・データを共有できる
・端末を問わず利用できる
・端末の故障・紛失時にも役立つ
といったようなことが挙げられます。
Googleが提供するクラウドストレージは多くの方が使っているのではないでしょうか?
Androidユーザーは勿論、iPhoneユーザーの方もGoogleアカウントを開設していれば、1アカウントにつき、15GBの無料のストレージが割り当てられます。
その15GBの中で、フォトやGmail、Googleドライブといった各サービスを利用することになります。
但し、こちらが足りないと感じる場合には、ストレージの容量を増やす、つまりレンタル倉庫の増築ができ、100GBえ月額250円、200GBで月額380円といったかたちで利用することができます。
GmailやGoogleフォトなら分かるけど、Googleドライブって何?と思う方もいらっしゃるかもしれませんので、Googleドライブについて簡単にご説明しておきます。
Googleドライブとは、様々なデータに対応したオンライン上のファイル保管サービスです。
Googleフォトが写真や動画だけの倉庫なのに対して、ドライブ上では写真や動画は勿論のこと、音楽や文書ファイル、PDFファイルといった、多種多様なファイルを貯蔵しておける倉庫といえるでしょう。
使ってないから、特にいらなさそうと思うかもしれませんが、実はそうではありません。
Androidの方は、LINEのトーク履歴のバックアップがGoogleドライブに保存されます。
バックアップとは、機種変更の際などによく利用される、端末に保存されたデータの複製のことをいいます。
機種変更する際には、ドライブに保存されたトーク履歴のバックアップをもとに、新しい端末へのデータの引継ぎを行います。
LINEは利用されている方も多いと思うので、Googleドライブの重要性が少しは伝わったかと思います。
iPhoneやiPadをお持ちの方は、基本的にバックアップを取る際は「iCloud」へデータが保存されます。
iCloudの便利な点は画面に載せた様々なデータを一手に担ってくれるところです。
但し、その分無料の5GBを消費するのも早いと思います。
「バックアップするのに十分なiCloudの容量がありません。」という通知を受けた方も多いのではないでしょうか。
iCloudも容量を増やすことができ、50GBでは月額130円、200GBでは月額400円かかります。
それ以上もありますが、一般的には200GBあれば十分かと思われます。
Apple Oneとは2020年の秋から始まったサービスで、Appleの4つの人気サービスをセットにした新しいコースです。
音楽や動画も楽しみたいという場合には、検討されるのもいいかもしれません。
音楽とiCloudだけであれば、残念ながらあまり旨味はありません。iCloudとApple Musicをそれぞれ別で契約する方がオススメです。
スマホの基本的なデータの多くは、AndroidユーザーであればGoogleアカウント、iPhone/iPadユーザーであればApple IDに、それぞれ紐づいています。
だから、それぞれのアカウント(会員証)が大事なんですよね。
6. ダウンロードとインストールの違い
ダウンロードとは、インターネット上にあるファイルを手元の端末にコピーすることを意味します。
具体的には、インターネット上にある様々なコンテンツ(画像・動画・ゲーム・音楽)やアプリ等を、自分のスマホやパソコンにコピーして保存することを指します。
ここで重要なのは、「保存するまでがダウンロード」ということです。
インストールの説明は厳密に話すと少しややこしくなるのですが、簡単にいうと、「アプリをスマホやパソコンの中で使える状態にすること」と表現できます。
「ダウンロード」と「インストール」の違いについてですが、組み立て家具の発注から組み立てまでを例に挙げると分かりやすいかもしれません。
「ダウンロード」は、「通販で組み立て家具を注文する」のに似ています。
商品はちゃんと手元に届きますが(ここまでがダウンロード)、届いただけでは箱に入ったままで使えないですよね?
「家具を組み立てて設置」という作業が必要になると思います。
インストールは、届いた商品を使えるようにするための「作業のこと」です。
実はアプリを利用するまでの工程の中で、毎回この作業が行われています。
アプリストアでアプリをダウンロード、自動的にインストールが始まり、それが完了すると初めてアプリが使えるようになるわけです。
アンインストールとはインストールしたアプリをスマホから削除する操作のことです。
スマホを買うと、「こんなに必要?」と思うほどたくさんのアプリが最初からインストールされています。
実はこれ、「スマホの中身を開発しているGoogleやAppleが提供するアプリ」、「端末本体を開発しているメーカーさんが提供するアプリ」、「契約した通信会社が提供するアプリ」という三段構えで、最初から得体も知れぬアプリが沢山入っているんです。
でも削除するのってなんだか不安ですよね?
実は、削除するとスマホの機能に支障がでるものは消すことができなくなっていて、削除できるアプリで間違って消してしまったものについては再度インストールで復活することができます。
なので、アプリを消したからといって壊れる心配はありません。アプリストアで削除できるものは、基本的には再度アプリストアからインストールすることができます。
7. キャリアとか格安SIMってなに?
キャリアとは、自社の通信回線をもつ通信会社のことを言います。
一般的にキャリアというと、NTTドコモ・au・ソフトバンクの3社を指します。※2020年4月、楽天モバイルが第4のキャリアとしてサービスを開始したので、現在はキャリアといえば先の3社を加えた4社になります。
そもそも「キャリア(carrier)」には「運ぶ」という意味があり、通信事業者は目に見えないデータを運ぶ仕事をしているため、キャリアというわけです。
続いて格安SIMや格安スマホという言葉、最近ではテレビコマーシャルなどでもよく耳にしますよね。では、格安SIMって何でしょう?
まずはSIMについて理解していくところから始めていきます。
SIMとはSIMカードのことを指し、加入者を特定するための小さなカードです。
SIMカードの特徴としては、SIMカード内に電話番号や契約情報が記憶されています。
また、SIMカードがないと携帯回線での通話やデータ通信ができない仕組みになっています。
但し、携帯端末自体は、SIMカードが入っていなくても、Wi-Fi接続することでインターネットの閲覧やアプリを動かすことは可能になっています。
また、携帯電話各社で契約・販売されたスマホには、必ずこのSIMカードが入っています。
購入時に自分でSIMカードを入れることや外すことは基本的にはないので、見たことは少ないかもしれません。
このSIMカードを格安の料金で提供する事業者を「MVNO」と呼びます。キャリアのSIMカードよりも安く利用できるので格安SIM事業者と呼ばれています。
格安SIM事業者とはdocomo/au/Softbankから携帯回線の一部を借りて、ユーザーに通信サービスを提供してる事業者を指します。
最大の違いとしては通信の品質になります。
いわゆるゴールデンタイムと呼ばれる、みなさんが携帯をよく使用する時間帯などは場合によって、なんだか遅いと感じることもあります。
安いなら格安SIM一択じゃんと思うかもしれませんが、安いのには理由もあります。
格安SIMは、基本的にキャリアメールと呼ばれるメールサービスを提供していません。
最近は、Gmail等のフリーメールで色々なサービスに登録も出来るので、連絡手段として利用していない人にとっては特に不自由はありませんが。
昔はキャリアメールでないと登録できないサービスもありました。
次に購入後のサポートについては、店舗でサポートを受けられることを重要視する方にとっては、店舗展開していない格安SIM事業者は残念な点かもしれません。
不安な場合には、格安キャリアでも家の近くに実店舗があるショップを選択することをお勧め致します。
また、格安SIMの場合には支払い方法がクレジットカードのみになっているところも多いので、口座振替等を希望される方は、Y!mobileか、UQmobileをオススメします。
auやSoftbankのサブブランドで、実店舗があるという点でもオススメです。
よく耳にするけど知らなかったことや、なんとなくはわかっていたことや、普段あまり気にかけていなかったことなどもあったかと思います。
知っているとスマホについての理解が一層深まったり、また、違った視点で見えてくることもあるかもしれません。
今回の動画で皆さんのスマホライフがより良いものになれば幸いです。
それではまた次回の動画でもよろしくお願いいたします。
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動画のご視聴有難うございます。
「今更聞けない各アイコンの意味と各スマホ用語の意味~アイコンの意味とスマホ用語について丁寧に解説!~」もご参照ください。
「今更聞けない!グーグルアカウントとは~Googleアカウントの確認・作成|メールアドレスの作成方法」もご参照ください。
<指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。
累計30,000人以上を指導 。
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