スマホで撮影した写真には、特段設定をしていなくても、実はさまざまな情報が記録されています。
今回は、写真にある位置情報が、写真を送った際にそれぞれどう見えるのか、また、記録を削除したり停止したりする方法を確認してみたいと思います。
<動画内容>
1. 写真に記録された位置情報の見方
2. Exif(イグジフ)情報とは
3. 位置情報が記録されていると便利なこと
4. LINEで送付した場合
5. SNSに投稿した場合
6. メッセージアプリで送付した場合
7. Gmailで送付した場合
8. グーグルフォトで共有した場合
9. エアドロップ、ニアバイシェアで共有した場合
10. まとめ
11. 位置情報を記録させないようにするには
12. 位置情報の削除
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:15分09秒)
【目次】
1.写真に記録された位置情報の見方
2.Exif(イグジフ)情報とは
3.位置情報が記録されていると便利なこと
4.LINEで送付した場合
5.SNSに投稿した場合
6.メッセージアプリで送付した場合
7.Gmailで送付した場合
8.グーグルフォトで共有した場合
9.エアドロップ、ニアバイシェアで共有した場合
10.まとめ
11.位置情報を記録させないようにするには
12.位置情報の削除
1. 写真に記録された位置情報の見方
いつもご視聴ありがとうございます。スマホのコンシェルジュです。
スマホで撮影した写真には、特段設定をしていなくても、実はさまざまな情報が記録されています。
iPhone、Android共に、アルバムアプリにて写真の詳細を表示することで、記録された情報を確認することができます。
iPhoneでは写真アプリで右上、インフォメーションを表す、○にiと書かれたボタンをタップ。
Androidではグーグルフォトの場合、写真を下から上にスワイプすると詳細情報が表示されます。
2. Exif(イグジフ)情報とは
記録される情報は撮影日時、位置情報、撮影場所などです。
こうした、写真に付加される情報は、イグジフ情報とも呼ばれます。
余談ですが、過去にスマホメーカーがカメラの高性能さをアピールするために掲載した写真が、実はキャノンの一眼レフカメラで撮影したものだったということが、このイグジフ情報からばれてしまうということがありました。
3. 位置情報が記録されていると便利なこと
こうした情報の中で特に、位置情報に関してはアルバムアプリ内で写真を地名で検索することができたり、地図で思い出を振り返ることができたりと、楽しく利用できる機能ではあります。
が、誰かに見られた場合に自宅の場所がわかってしまうといった可能性をはらんでおり、少々センシティブになる部分かと思います。
今回はこの位置情報が写真をさまざまな手段で人に送った際にそれぞれどう見えるのか、また、記録を削除したり停止したりする方法を確認してみたいと思います。
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では早速みていきましょう。
今回利用する写真はこの日光の橋を写したものを引き続き利用していきます。
写真にはこのように、撮影した場所がバッチリ記録されています。
4. LINEで送付した場合
まずは写真の送信手段としておそらく最も一般的な方法である、ラインで送付する場合はどうでしょうか。
位置情報の付加された写真を送付してもらい、そちらをダウンロードしてみました。
では写真の詳細情報はどうなっているでしょうか。
こちらでは、この画像の取得日時、データサイズ、スマホ内の保存場所くらいしか表示されませんでした。
オリジナル画質で送付すると記録されたままとなってしまうというバグが報告されたことがあるようですが、今回はそうした事案は確認されませんでした。
5. SNSに投稿した場合
続いてはSNS関連です。
撮影した写真をインスタグラムやTwitterに投稿している方も多いかと思います。
この場合に投稿した写真の位置情報はどのように扱われるのか確認してみます。
試しにこの写真をTwitterにアップします。
さらに投稿した写真を再度ダウンロードしてみます。
ダウンロードした写真の詳細情報をアルバムアプリ、今回はグーグルフォトから確認してみましょう。
それでは見てみましょう。
こちらもLINEと同じく、 位置情報は削除されていました。
やはり不特定多数が閲覧するサービスですので、現在、主要なSNSサービスにおいては特に設定などはしなくても投稿時に位置情報などは自動的に削除される仕様となっているようです。
なので、写真のイグジフデータから位置情報を調べることはできません。
ただし、写真自体に場所を特定する要素が入り込んでしまう可能性にはご注意ください。
6. メッセージアプリで送付した場合
続いて、メッセージアプリを試してみます。
AndroidのGoogle純正メッセージアプリで花子さんに写真を送付して、花子さん側でその写真を保存して詳細情報を確認してみます。
送信元では位置情報を確認することはできませんでした。
自動的に削除されているようです。
念の為iPhoneのメッセージアプリを使って、iMessageで同じことを試してみました。
結果がこちらです。
意外にもこちらでは位置情報がそのまま残される形となりました。
撮影日時や機材など、Exifがそのままになっています。
7. Gmailで送付した場合
では続いてGmailはどうでしょうか。
スマホで撮影した写真をメールに添付して送信、送信元で添付写真をダウンロードして詳細を確認してみます。
すると、Exif情報は保持されたままとなっており、撮影場所がわかるようになっていました。
ただしこちらは不思議なことに、iPhoneからの送付、または受信元がiPhoneであったりすると、位置情報が削除されているという現象が起きました。
写真をiPhoneからGmailにアップロードする際、またはダウンロードする際に削除されるという仕様となっている可能性があります。
8. グーグルフォトで共有した場合
次に、グーグルフォトで写真を共有した場合はどうでしょうか。
ちなみにグーグルフォトでの写真共有はメールなどで写真を送るのに慣れていると若干違和感があるかもしれません。写真をその人に送るというよりも、その人とのトークルームを作って、そこにお互いが写真を入れていく、というようなイメージに近い作りになっています。
それではこちらの共有機能を使って、写真を共有してみます。
共有を受けた花子さんはその写真をグーグルフォトに保存して、詳細を確認してみます。
するとこちらも、位置情報はそのまま残った形となりました。
ところが、別の機種で試してみた際、位置情報が共有されないことが何度かありました。
調べてみたところ、共有画面の相手の名前の右側に小さく矢印アイコンがあり、タップしてみると、共有設定について位置情報を含めるかどうかの設定がございました。
このスイッチをオフにすることで、位置情報を相手に見られなくすることが可能です。
また、すでに共有した写真であっても位置情報を隠すことができました。
9. エアドロップ、ニアバイシェアで共有した場合
最後に、近距離で通信をする際に大変重宝するエアドロップ、またそのAndroid版のニアバシシェアにて試してみました。
こちらは両者共に位置情報はそのまま残った状態となりました。
この機能は相手が目の前にいないとできないので、基本的には赤の他人と頻繁に利用する機能ではありません。
家族間で旅行の写真をやり取りするなど近しい間柄での利用を想定すると、位置情報はそのままの方が便利かもしれません。
以上、写真の共有時の位置情報の仕様を見てみました。
10. まとめ
今回の検証をまとめるとこのようになります。
個人的にはiPhoneのメッセージアプリで位置情報が残されたのは少し意外な結果と感じました。
使用される機器やアプリのバージョンによっては異なる結果となる可能性がありますことご了承ください。
11. 位置情報を記録させないようにするには
では次に、そもそも位置情報を写真につけないようにするにはどうするか確認しておきます。
LINEくらいでしか人に送らないという方も、なんだか不安という場合は方法のイメージだけでも確認しておいてください。
基本的には、カメラアプリに対して、スマホの位置情報へのアクセスを禁止することで、写真に位置情報が記録されなくなります。
またこうした設定を一般に権限設定などと呼びます。
iPhoneでの設定方法は設定アプリを開いて中断あたり、「プライバシー」をタップします。
ここに位置情報の項目がありますので開いてみます。
すると、iPhoneの中のそれぞれのアプリが位置情報を使用できるかどうか、またどこまで使っていいかという、位置情報使用に関する権限の一覧が表示されます。
カメラアプリの権限設定を調節したいのでカメラをタップしましょう。
選択できる権限は三種類で、全く使わせない、毎回確認させる、アプリ使用時は許可する、の中から選択できますので、許可しないとすると、写真に位置情報が付加されなくなります。
Androidでの設定方法はやはり設定アプリを開きます。
カメラアプリの位置情報へのアクセス状況を知りたいので、まずは「アプリ」をタップし、その中からカメラアプリを探します。
カメラアプリをタップしたら、このアプリが、スマホのどういった機能を利用しているのか確認するため「権限」をタップしましょう。
するとカメラアプリは位置情報を現在取得していることがわかります。
こちらをタップして、許可しないに変更します。するとこれ以降撮影した写真には位置情報が付帯されなくなります。
12. 位置情報の削除
またiPhoneでは写真アプリから位置情報の削除や編集を行うことができます。
写真アプリを開いて、詳細ボタンをタップ、位置情報表示欄右下の調節をタップすると、位置情報をなしにすることができるようになっています。
一方Androidでは、そのスマホのカメラで撮影した写真の位置情報を編集することは標準ではできない仕様となっています、
裏技的ですが、先ほどの、LINEで送付することにより位置情報が削除されるという特性を利用して、自分自身にLINEを送付、その写真をダウンロードすることで位置情報なしの写真を手に入れるということが一応可能ではあります。
以上、今回は写真に付与される情報やそれらの共有時の挙動をみてみました。
スマホカメラにおいては思い出を整理するのにも非常に役立つ機能ですが、人に送る際には少しご留意いただきたいポイントとなりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
また、iPhoneでの写真共有において全体に言えるポイントとして、写真アプリを開いて共有ボタンを押す、という道順で写真を送付する際は、オプションという項目が表示され、位置情報をどうするかを設定可能となっていました。
ここでオフにしてからメッセージアプリやエアドロップで送付すると、位置情報が削除されることが確認できました。
ただしこの道順の時のみ適用されますので、前述のメッセージアプリを開いてから写真を選ぶ、という手順においては適用されないようです。
以上、今回は写真に付与される情報やそれらの共有時の挙動をみてみました。
スマホカメラにおいては思い出を整理するのにも非常に役立つ機能ですが、人に送る際には少しご留意いただきたいポイントとなりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
当動画は以上となります。
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それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【Googleフォト】基礎から応用まで丁寧に解説!「ロックされたフォルダ」機能やパソコンとの連携等」もご参照ください。
「【ストレージ節約】動画ファイルはグーグルフォトで簡単ダイエット!どれくらい削減できるかも検証してみました!」もご参照ください。
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