2023年5月1日、スマホ決済の「PayPay」にて大きな仕様変更が発表され、Twitterでトレンド入りするなどSNSでも話題となりました。
これらの仕様変更により、今まで恩恵のあったポイント還元が、少なくなったり、ゼロになったりする可能性もあります。
今後もお得に使い続けるために必ず知っておきたいことをまとめたので、1つずつ確認して情報をアップデートしましょう。
<動画内容>
1. ポイント還元の算出方法
2. 超PayPay祭
3. PayPayカード以外のクレジットカードが利用不可に
4. ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いで手数料が発生
5. Yahoo!ショッピングの付与特典
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:17分32秒)
いつもご視聴有難うございます、スマホのコンシェルジュです。
2023年5月1日、スマホ決済の「PayPay」にて大きな仕様変更が発表され、Twitterでトレンド入りするなどSNSでも話題となりました。
主な変更点は画面の5つです。
どの変更点に関しても、割と幅広いユーザーに影響が生じるような内容となっています。
改悪という直接的なワードがトレンド入りするなか、ご自身にどの程度影響が出るかしっかりと把握しておく必要がありそうです。
また、これらの仕様変更により、今まで恩恵のあったポイント還元が、少なくなったり、ゼロになったりする可能性もあります。
今後もお得に使い続けるために必ず知っておきたいことをまとめたので、1つずつ確認して情報をアップデートしましょう。
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それでは早速やっていきましょう。
概要欄に目次も配置しておりますので、適宜チェックしたい箇所を選んでご視聴いただくことも可能です。
【目次】
1.ポイント還元の算出方法
2.超PayPay祭
3.PayPayカード以外のクレジットカードが利用不可に
4.ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いで手数料が発生
5.Yahoo!ショッピングの付与特典
1. ポイント還元の算出方法
7月からは、ポイント還元の枠組みである「PayPayステップ」も、付与額の算出方法が変わります。
現在は1回のお買い物で300円以上の決済を30回以上行う必要がありますが、7月1日からは200円以上の決済を30回に変更されます。
決済金額は合計10万円と変更なしです。
PayPayステップの達成条件としてはパッと見緩和されたようなかたちです。
しかし、この変更にあわせて、ポイント付与の仕様も変更されます。
現在は、支払額に対して付与率をそのまま掛けた金額がPayPayポイントとして還元されていましたが、7月1日からは200円単位に変わります。
例えば1,150円のお買い物をした場合、還元率が1%とすると、現在は11ポイントが付与されますが、7月1日からは10ポイントに付与額が下がります。
ちなみに、こちらは税込み金額での計算となります。
2. 超PayPay祭
2023年の6月15日~8月20日まで実施される「超PayPay祭」。
PayPayで支払うと、最大100%(全額)がPayPayポイントで戻ってくる「PayPayジャンボ」など大型キャンペーンです。
これまでは、誰でもPayPayジャンボに参加できましたが、今回は本人確認ユーザーのみに限定されます。
PayPayの利用者はこの4月に5,700万人を突破していますが、本人確認済みのユーザーは1,500万人程度と3割弱となっています。
なお、次回のPayPayジャンボは本人確認済みのユーザーという条件がありますが、今後予定されているPayPayジャンボなども本人確認済みユーザーを対象とする予定なので、今のうちに本人確認をしておきましょう。
PayPayの本人確認は、マイナンバーカードや運転免許証のICチップを読み取る事などで申請できます。
ところで、この本人確認とは一体どういったものなのでしょう?
PayPayでは本人確認の取り組みを推進する意義として、”犯罪活動を防止するため”としています。
これにより安全で安心できるサービスの提供を目指しています。
現在は本人確認を行わなくても、特段困ることはありませんが、一部機能が制限されていて、今後はさらに制限が増えることが明言されています。
例えば、本人確認を行うと以下の機能が開放されます。
・銀行口座からの残高チャージが可能に
・Amazonのお買い物や保険・家賃の支払いなど、使えるお店が増える
・PayPayあと払いの支払い上限を上げられる
以上のメリットがあります。本人確認自体は5分程度で行える簡単な作業なので、今後も見据えてぜひ設定してみてください。
本人確認を行うには、PayPayを開いて、アカウントページを表示しましょう。
アカウント名の下の「本人確認未完了」をタップしてください。
今回は、「マイナンバーカード」を選択した際の手順で進めます。
まずは国籍を選択します。
署名用の暗証番号が分かる方は、「はい、暗証番号で申請します」を選択しましょう。
忘れた場合には、スマホカメラでの撮影による、本人確認申請を行うことになります。
手順を確認したら、「はじめる」を選択してください。
年齢や職業、利用目的を順に選択していきます。
そうしたら、署名用電子証明書暗証番号を入力しましょう。
暗証番号は6桁〜16桁の英数字で、5回間違えるとロックがされるのでご注意ください。
暗証番号を入力し終わったら、マイナンバーカードのICチップを読みとります。
スマホとマイナンバーカードを密着させて読み取りが完了するまで動かさないでください。
カナ氏名を入力して、次へをタップします。
入力内容に誤りがないか確認をして、本人確認の申請を行いましょう。
本人確認の申請後、結果が出るまで最短当日から3日程度かかります。
なお公式サイトによると、今後予定されているPayPayジャンボなどのキャンペーンやPayPayクーポン、PayPayステップなどの特典の適用には本人確認を必須としていく方針だそうです。
なので、ほとんどの方にとって、本人確認は必須設定の1つとして考えていいように思います。
3. PayPayカード以外のクレジットカードが利用不可に
今年の8月以降、PayPayの支払いで利用できるクレジットカードが『PayPayカード』もしくは『PayPayカード ゴールド』のみとなります。
現在は、他社のクレジットカードを登録してPayPayでの支払いをすると、そのクレジットカードで決済する事ができますが、7月初めにクレジットカードの新規登録を停止、8月にはPayPayカードを除いて、全てのクレジットカードが登録解除されます。
今まではクレジットカード決済に対応していないお店でも、PayPayに対応していれば、PayPayにクレジットカードを登録することで、実質的なクレジットカード払いができました。
もちろん、その登録したクレジットカードで決済することにより、カード発行会社が定めるポイント還元を受け取ることができました。
それが8月以降は、同じグループが発行する、PayPayカードまたはPayPayカード ゴールドしか利用できなくなるわけです。
これは「店舗→PayPay→クレジットカード会社」という支払いの流れになることを考えれば、当然かもしれません。
この場合、PayPay側は店舗から最低1.6%の手数料を受け取れる仕組みにはなっているものの、クレジットカード会社がPayPayに課す手数料も発生します。
一般的に、PayPayの手数料はクレジットカードより割安と言われているため、使われれば使われるほど赤字が拡大してしまうというわけです。
このサービスをやめたい理由は、ここに凝縮されています。
4. ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いで手数料が発生
8月以降、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いによるPayPay残高へのチャージに2.5%の手数料がかかるようになります。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いとは、ソフトバンクやワイモバイル、LINEMOユーザーが、電話料金に合算して支払う事ができるサービスです。
月々のスマホ料金の支払いをクレジットカードで行えば、クレジットカード発行元のポイントとPayPayで還元されるポイントの2重取りが可能です。
ちなみに、このまとめて支払いにPayPayカードは使えません。
2022年12月の仕様変更により、還元を受けられなくなりました。
なので、2重取りのお得感はあるものの、還元されるポイントがバラけるということで使い勝手が良いかは謎です。
毎月初回は無料、2回目以降から2.5%の手数料が発生するため、毎月最初にチャージする際、あらかじめ一月で使う金額をひとまとめにチャージしておくということを覚えておいてください。
PayPay残高が足りなくなったら、その都度チャージしていたという方は要注意です。
5. Yahoo!ショッピングの付与特典
ほかにも、例えば7月以降はYahoo!ショッピングの「5のつく日キャンペーン」で付与する特典が、PayPayポイントから「ヤフーショッピング商品券」に変更されます。
ヤフーショッピング商品券は、
・Yahoo!ショッピングで商品を購入する際にしか使えない
・有効期限がある
・クーポンと併用できない
というデメリットがあり、この変更もやはり「改悪だ!」と言われています。
一方で、ヤフー側にはリピート率の向上や失効間際の駆け込み需要を狙えるといったようなメリットがあります。
これまでは、有効期限のないPayPayポイントが付与されていたので、自分の好きなタイミング・好きなお店で自由にポイントを活用できるという使い勝手の良い特典でした。
しかし、それもできなくなり、今後はYahoo!ショッピングで得た還元を、同じサービス内で循環させられることとなります。
また、有効期限も設けられているので、面倒なことに、商品券が失効しないよう気を配る必要性も生じます。
さらに、ヤフーショッピング商品券での支払い分は、PayPayポイント付与対象金額に含まれません。
そのため、ポイント還元率が高くなるキャンペーン中に使うと損をしていまいます。
今までは、還元されたポイントを使用した際にも、PayPay残高支払いによるポイント還元が発生していたことを考えると、ヤフーショッピングを利用するメリットが薄くなった印象です。
ちなみにヤフーショッピング商品券は、よくある一般的な商品券と使い方はだいたい同じで、商品購入の会計時に使用することで、支払金の一部またはすべてを支払うことができます。
注文ページのお支払い方法で商品券を選択して金額を入力すればいいので、そこまで難しい手続きはありません。
クーポンとの併用ができないほか、お釣りも出ないのでその点は注意しましょう。
以上の変更点を踏まえた上で、今後もPayPayを使い続けていく際は、情報をアップデートしながら上手く付き合っていきましょう。
PayPayは2022年におけるコード決済の取扱高で国内シェアが66%を突破するなど、コード決済に限れば、もはや一強状態です。
しかし、22年度末時点でも赤字であることに変わりはありません。
4月の決算でも、「PayPayの早期黒字化を目指す」ことがうたわれているので、さらなる仕様変更があっても不思議ではないと言えそうです。
そういう意味では、第二の選択肢をもっておくというのは機会損失を減らす面でもお得に支払いをするという面でも、良い選択肢なのかもしれません。
自分が良く利用する店舗で、どの決済手段が対応しているかを確認したうえで検討してみましょう。
今回の動画はコチラで以上です。
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それでは、また次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【5%還元の支払い方法】人気上昇中の「タッチ決済」!コンビニでも5%還元⁉仕組みと使い方」もご参照ください。
「【使う前に設定すべき】初心者向け!PayPayの必須設定」もご参照ください。
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