今回は、「アメリカでセキュリティソフトのカスペルスキーの使用が全面禁止!日本にあるロシア・中国製品も危ない!」について説明して参ります。
「セキュリティソフト」も含め、「通信」を伴う「ソフトウェア」や「通信機器」は、遠隔で「アップデート」を行う事が出来る為、それに伴い「悪意あるソフトのインストール」や「個人情報の抜き取り」等が行われる危険性が少なからずあると言えます。
今回、アメリカでロシア製のセキュリティソフトの使用を全面禁止した理由も、その危険性を考慮した上での処置になります。
日本にもロシア・中国製のソフトや通信を伴う機器がたくさんありますので、その危険性について一緒に確認していきましょう。
<動画内容>
<1>米国で「カスペルスキー(セキュリティソフト)」の販売禁止!
1. 米国で「カスペルスキー(セキュリティソフト)」の販売禁止!
2.「全面禁止」以外、サイバー攻撃等の危険性を回避できない!
3. 米国の「カスペルスキー」に対する措置(米国、または米国民への販売禁止)
<2>「アプリストア」を経由する為、パソコンよりもスマホの方が安全!
1.「アプリストア」を必ず経由する為、パソコンよりスマホの方が安全
<3>「通信」を伴う機器も危険な理由!
1.「ロシア・中国」の「通信を伴う機器」が危ない理由①:メーカー経由
2.「ロシア・中国」の「通信を伴う機器」が危ない理由②:Wi-Fi機器を経由
3. IoT機器(通信を伴う機器)は「メーカー」の選別が重要!
<4>「日本メーカー」の名前を利用する「中国メーカー」
1.「日本メーカー」の名前を利用する「中国メーカー」
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:10分21秒)
みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。
今回は、「アメリカでセキュリティソフトのカスペルスキーの使用が全面禁止!日本にあるロシア・中国製品も危ない!」について説明して参ります。
「セキュリティソフト」も含め、「通信」を伴う「ソフトウェア」や「通信機器」は、遠隔で「アップデート」を行う事が出来る為、それに伴い「悪意あるソフトのインストール」や「個人情報の抜き取り」等が行われる危険性が少なからずあると言えます。
今回、アメリカでロシア製のセキュリティソフトの使用を全面禁止した理由も、その危険性を考慮した上での処置になります。
日本にもロシア・中国製のソフトや通信を伴う機器がたくさんありますので、その危険性について一緒に確認していきましょう。
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【目次】
<1>米国で「カスペルスキー(セキュリティソフト)」の販売禁止!
1.米国で「カスペルスキー(セキュリティソフト)」の販売禁止!
2.「全面禁止」以外、サイバー攻撃等の危険性を回避できない!
3.米国の「カスペルスキー」に対する措置(米国、または米国民への販売禁止)
<2>「アプリストア」を経由する為、パソコンよりもスマホの方が安全!
1.「アプリストア」を必ず経由する為、パソコンよりスマホの方が安全
<3>「通信」を伴う機器も危険な理由!
1.「ロシア・中国」の「通信を伴う機器」が危ない理由①:メーカー経由
2.「ロシア・中国」の「通信を伴う機器」が危ない理由②:Wi-Fi機器を経由
3.IoT機器(通信を伴う機器)は「メーカー」の選別が重要!
<4>「日本メーカー」の名前を利用する「中国メーカー」
1.「日本メーカー」の名前を利用する「中国メーカー」
<1>米国で「カスペルスキー(セキュリティソフト)」の販売禁止!
それでは、まず初めに「今回、アメリカで決定したセキュリティソフトのカスペルスキーの販売禁止」について一緒に確認していきましょう。
1. 米国で「カスペルスキー(セキュリティソフト)」の販売禁止!
米国商務省の産業安全保障局は、2024年6月20日にロシアのセキュリティ企業(カスペルスキー)のソフトについて、米国及び米国市民への販売やアップデートの提供を禁止する事を発表しました。
2.「全面禁止」以外、サイバー攻撃等の危険性を回避できない!
カスペルスキーの販売禁止及びアップデートの提供を禁止した主な理由は、ロシア政府がサイバー攻撃の手段としてカスペルスキー製品を利用する可能性を挙げています。
また、全面禁止以外の緩和策では、この危険性に対処できないとも説明しています。
確かに、「アップデート(更新)」という「後からソフトウェアを遠隔で更新する事が出来る手段」をソフトウェアの提供元が持っているのは事実と言えます。
その為、悪意を持ったソフトウェアの提供元が、個人情報の抜き取りを行ったり、悪意あるソフトウェアのインストールをアップデート時に行う危険性もあります。
この事実は、「他のアプリ(ソフトウェア)」や「通信を伴う機器」のすべてに当てはまります。
特に「セキュリティソフト」は、「個人情報を保護」するのが目的になる為、「個人情報」を把握できる「最も近い場所」にあるソフトウェアになります。
その為、どの会社のセキュリティーソフトを利用すべきかを慎重に判断する必要があります。
3. 米国の「カスペルスキー」に対する措置(米国、または米国民への販売禁止)
それでは、次に、カスペルスキーの製品及びサービスの利用が米国で全面禁止に至った経緯について、時系列で一緒に確認していきましょう。
2017年には「連邦情報システム」でカスペルスキー製品の使用が禁止され、2022年には、国家安全保障に対する脅威となる通信機器及びサービスのリストに「カスペルスキー」が追加されました。
2024年6月には、政府関連以外にも利用禁止が拡大され、米国内及び米国民に対して、カスペルスキーの製品及びサービスの使用が全面禁止されました。
「ウクライナへの侵略」が影響している点はあるとは思いますが、セキュリティーソフトが悪用されると手の打ちようがないというのも事実と言えます。
<2>「アプリストア」を経由する為、パソコンよりもスマホの方が安全!
「カスペルスキー」でも「アプリの更新(アップデート)」の危険性が問題になっていましたが、その点ではパソコンよりもスマホの方が安全性が高いと言われています。
その理由について一緒に確認していきましょう。
1.「アプリストア」を必ず経由する為、パソコンよりスマホの方が安全
ご存じの方も多いかと思いますが、スマホは「アプリのインストール」も、「アプリの更新」も、「アプリストア」を経由して行われます。
その為、完全ではないですが、「アプリの危険性(ウィルスの有無・悪意あるプログラムの有無)」についてのチェックが行われています。
一方で、パソコンについては、アプリ(ソフト)の入手先で、アプリの更新方法が異なります。
アプリの入手先として、有名な「窓の杜」や「ベクター」では、インストール時のアプリの危険性についてのチェックは行われますが、インストール後はアプリ毎に直接、更新が行われます。
その為、「更新プログラム」については「窓の杜」や「ベクター」等、第三者のチェックが入らない為、アプリの更新をする事で、思わぬ危険性が発生する場合があります。
アプリの提供元が直接運営するウェブサイトからアプリを入手した場合も同様になります。
出来る限り、信頼できる提供元のアプリを利用する事をお勧め致します。
最近では、パソコンでも「Microsoft Store」や「App Store」を経由して、アプリを入手する事が出来るようになってきています。
また、アプリの更新も、各ストアを通して行う事が出来き、第三者のチェックが入るという点では、安全性が高くなっています。
いずれにしても、第三者のチェックが必ず入るという点で、スマホの方が安全になります。
<3>「通信」を伴う機器も危険な理由!
「アプリ」や「アプリの更新」に関する危険性について一緒に確認をしてきましたが、「通信」を伴う「家電(IoT機器)」にも危険性がありますので、その点について一緒に確認していきましょう。
1.「ロシア・中国」の「通信を伴う機器」が危ない理由①:メーカー経由
「通信を伴う家電製品」には、「テレビ」「エアコン」「冷蔵庫」「洗濯機」などがあり、家のWi-Fiに接続して利用します。
各家電製品から入手した情報(個人情報を含む)は、一旦、家電メーカーのサーバーに保存されます。
電源の「オン」「オフ」やその他の細かい設定も同様で、家電メーカーのサーバーを経由して、操作する事が出来ます。
このように、家電製品を提供するメーカーには、かなりの個人情報が保存され、同時に、家電製品を遠隔でコントロールする事も出来るようになっています。
2.「ロシア・中国」の「通信を伴う機器」が危ない理由②:Wi-Fi機器を経由
ロシア製や中国製の通信を伴う家電製品を利用していた場合には、先程もお伝えしましが、「製造メーカー」にかなりの個人情報が蓄積されていきます。
また、「メーカー側」で「プログラムのアップデート(更新)」も行う事が出来ます。
仮に、政治的な衝突により、ロシアや中国と敵対関係になった場合には、「セキュリティーソフトのカスペルスキー」と同様に「IoT機器」を不当にアップデートしたり、コントロールする事で、悪意あるソフトウェアのインストールをさせたり、個人情報を抜き取る危険性がありますので、その点は十分にご注意ください。
3. IoT機器(通信を伴う機器)は「メーカー」の選別が重要!
くり返しになりますが、通信を伴う家電製品は、製造メーカー次第で、「個人情報が抜き取られる危険性」と「悪意あるソフトウェアをインストールさせられる危険性」があります。
信頼できるメーカーの家電製品を利用する事を強くお勧め致します。
「通信を伴わない家電製品」を利用する場合には、どこの国のメーカーを選択しても、問題ありません。
<4>「日本メーカー」の名前を利用する「中国メーカー」
それでは、次に「日本メーカーのブランド」と勘違いしそうな「中国メーカーのブランド」について一緒に確認していきましょう。
1.「日本メーカー」の名前を利用する「中国メーカー」
業績不振などで、中国企業に買収された「日本メーカー」はかなりあります。
その中で、通信を伴う機器を製造している「日本のメーカー」について一緒に確認していきましょう。
「日本のメーカー」は、「家電」「パソコン」「スマホ」という特定部門のみを切り離して、中国企業に売却したメーカーがあり、未だに「製品名の一部」に「日本の会社名」を入れています。
その為、「中国メーカー」が製造した製品にも関わらず、「日本のメーカー」が製造した製品のように表向きは見えてしまっています。
顕著な例としては、「NECのパソコン」「富士通のパソコン」「東芝の家電製品」がそれに該当します。
消費者からすると、日本メーカーの製品を購入したつもりが、実は中国メーカーの製品だったという事にもなりかねませんので、特に注意が必要になります。
先程もお伝えしたように「通信」を伴う機器は、製造メーカーが非常に重要になります。
「信頼できるメーカー」を選ぶことを強くお勧め致します。
以上で「アメリカでセキュリティソフトのカスペルスキーの使用を全面禁止!日本にあるロシア・中国製も危ない!」についての説明を終了致します。
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