最近、とある迷惑メール対策が話題になっています。
それが、迷惑メールを総務省が委託している窓口に転送する、というものです。
当動画では操作方法なども含めてそちらを共有させていただきます。
<動画内容>
1. 転送先窓口
2. 対策の概要
3. 日本データ通信協会とは
4. 迷惑メールに該当するもの
5. 情報提供の方法
6. PCからは「添付」して送付する
7. ヘッダ情報とは
8. SMSはフォームから報告
9. 迷惑メールの事例をチェックしてみましょう
10. Amazonの対策
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:9分39秒)
いつもご視聴ありがとうございます。
スマホのコンシェルジュです。
最近、とある迷惑メール対策が話題になっています。
それが、迷惑メールを総務省が委託している窓口に転送する、というものです。
当動画では操作方法なども含めてそちらを共有させていただきます。
スマホのコンシェルジュでは、豊富な指導実績をもとに、スマートフォンの使い方に関する動画を制作・配信しております。
300本以上の動画教材を無料開放しておりますので、ぜひお役立てください。
それでは今回もよろしくお願いします。
【目次】
1.転送先窓口
2.対策の概要
3.日本データ通信協会とは
4.迷惑メールに該当するもの
5.情報提供の方法
6.PCからは「添付」して送付する
7.ヘッダ情報とは
8.SMSはフォームから報告
9.迷惑メールの事例をチェックしてみましょう
10.Amazonの対策
1. 転送先窓口
早速ですが、その窓口というのがこちらのメールアドレスです。
これは総務省より委託を受けて「日本データ通信協会」というところが運営しているその名も「迷惑メール相談センター」という機関の窓口で、法令(「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」)に違反していると思われる迷惑メールを収集するための情報共有先となるメールアドレスです。
私たちは対象のメールをここに転送するだけで、迷惑メールとして通報できます。
2. 対策の概要
こちらに提供された情報は、総務省やプロバイダに報告され、迷惑メール送信者に対して働きかけを行う助けとなります。
令和5年度は1700万件もの情報提供があったようです。
これにより実際に同じメールが二度と来なくなったという方ももいらっしゃれば、あまり意味がないのではという方もいらっしゃり、
効果の感じ方に差はあるようですが、より健全なインターネット環境のためにも、ぜひ試してみていただければと思います。
3. 日本データ通信協会とは
また念のため、この「日本データ通信協会」と言うとこ自体がおかしな団体ではないのかというところは、ご自身でもホームページ等でご確認いただければと思いますが、
このように総務省のホームページにもここに委託して迷惑メールの対策を行っていますとの記載がありました。
日本データ通信協会では、その他に「電気通信主任技術者」という資格などの国家試験を実施している協会とのことです。
こちらのページにて、情報提供の呼びかけとその方法が記載されています。
まずそもそもどういったものが具体的に迷惑メールに該当するのかという点もここにその特徴の記載があります。
4. 迷惑メールに該当するもの
まず送信することにユーザーが同意していない広告メールは迷惑メールに該当します。
特定電子メール法により、広告メールを送るには、ユーザーの同意を得る必要があります。
よく会員登録画面や通販の利用時にそのためのチェックボックスを見かけるかと思います。
こういうものは基本的に初めからチェックが入っていて、外し忘れにより同意してしまった、というパターンも少なくないかと思いますので、これでユーザーの明確な同意を得たと判断するのはなんだかずるいような気もしますが、少なくともチェックを外したにも関わらず送信されてくるという場合は違反メールに該当します。
またこうした宣伝メールの送付は同意した人だけにしましょうという決まりを「オプトイン規制」ともいい、同意なしで送られてくることをオプトイン違反と表現することがあります。
ちなみに少し余談ですが、ホームページ等で外部に公開状態となっているメールアドレスに広告メールを送る分にはオプトイン規制は適用されず、事前の許諾なしでメールを送って良いことになっています。
公開しているのだから構わないでしょうという理屈かと思いますが、その場合も宣伝メールは送ってこないでくれと明示的に示すことでオプトイン規制の対象とすることができます。
例えばこの相談センターでも、迷惑メール転送先のアドレスの下に情報提供以外のメールを拒否しますと執拗に書かれています、これはいたずらで送ってこないでくださいと言う意味だけでなく、このオプトイン規制の効力を持たせる方法のお手本として示しているという意味もありそうです。
またそうしたお知らせメールには、様々な表示義務があります
センターに色々とルールの例が書かれていますが、つまりは送信者の諸情報やこのお知らせの受信を拒否する方法をメール内にわかりやすく書いておいてください、というものです。
その他、送信者情報を偽って送ってきているものも当然迷惑メールです。
5. 情報提供の方法
情報提供の方法を確認しておきましょう。
と言っても基本的には当該のメールをそのままセンターのメールアドレス宛に転送するだけです。
個人情報等を入力する必要はありません。
例えばGmailアプリの例でいえば、当該のメール右上の3点アイコンをタップすると転送、とありますのでタップ、次の画面の宛先部分にセンターのメールアドレスを入力して送信するだけです。
ガラケーのメールやキャリアメールなどによっては、
転送時、文頭に「受信日時」「送信元のアドレス」を入力してくださいと指定されています。
転送時にこれらが自動的に入らないメールサービスにおいてはやっておいてほしい、ということかと思います。
その場合はこんなふうにすれば良さそうです。
あくまで受信したメール本文は改変しないようにしておきましょう。
6. PCからは「添付」して送付する
パソコンの場合はそのメール自体を転送メールに「添付」して送ってくださいと指示があります。
例えばパソコン版Gmailでは、受信メールの一覧画面にて、当該のメールにチェックを入れて、右上の三点アイコンをクリックすると、「添付ファイルとして転送」とメニューがあります。
これでこのメールが添付された状態で転送メールを作成することができます。
送信者を偽って送られてきたいわゆるなりすましメールに関しては、そのメールの「ヘッダ情報」もペーストして欲しいとのことです。
なりすましメールは身元を隠すため自身のメールアドレスを誤魔化して送信してきます。
7. ヘッダ情報とは
メールのヘッダー情報というものは、普通に使っていると閲覧する機会はほとんどないかと思いますが、のぞいてみるとこんなふうになっていて、そのメールの送信元や経路などが記録されています。これを確認することで怪しいメールの判別に役立ちます。
残念ながらGmailをはじめスマホ版のみではほとんどのサービスにおいてヘッダ情報を表示するメニューは配置されておらず、お使いのメールサービスにパソコンのブラウザからログインして表示するパターンが多いようです。
個々のメールサービスにおける確認方法は迷惑メール相談センターホームページのリンクからご確認ください。
PCからメールを添付して転送する場合は、ヘッダ情報ごと付帯しますのでご自身でつける必要はありません。
8. SMSはフォームから報告
SMSで迷惑メールを受信した場合は、センターのウェブサイトのフォームから報告する形となっています。
必要情報を入力して送信しましょう。
9. 迷惑メールの事例をチェックしてみましょう
以上が迷惑メール相談センターへの報告方法です。迷惑メールに悩まされている方はぜひ試してみてください。
またそもそも迷惑メール相談センターのトップページには最近の迷惑メール、詐欺メールの事例がたくさん掲載されており、見ているだけでかなり勉強になります。皆様もぜひご覧になってみてください。
アマゾンや銀行を騙ったメールの実例がたくさん載っています。これは自分にも来てたなぁと思うものなども見つかるかもしれません。
10. Amazonの対策
またAmazonに関しては、Amazon自体でもこうした詐欺被害防止への取り組みを行っており、例えばアマゾン迷惑メールと検索すると出てくるページでは、メッセージセンターというボタンからは amazonが送ったメールの記録、つまり正真正銘Amazonからのメールのみを確認できたり、迷惑メールセンターのように不審な連絡を報告することもできるようになっています。
どういうアクションをとったかによって選択肢が用意されていたり、かなり内容充実しているようです。こちらもぜひ覚えておいていただければと思います。
当動画は以上となります。
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それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【Gmailの一括削除】メールの整理は早めが大事!Googleアカウントの15GBを賢く使う」もご参照ください。
「【Gmail】基礎〜応用をしっかり!画面の見方からラベル、アーカイブも解説!キャリアメールから卒業にもおすすめ!」もご参照ください。
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