今回は、「有害物質が基準値の数百倍!健康被害に繋がる中国発の激安ショッピングサイト」について説明して参ります。
価格の安さから、中国のショッピングサイトが世界中で人気になってきています。
その一方で、「安さ」を追求するあまり、安全性に関する問題が発生してきています。
また、韓国・カナダ・ドイツ等の一部の検査機関からの発表しかありませんが、各国の基準値を大幅に超える「有害物質」が「Temu(テム)」「SHIEN(シーイン)」「Ali Express(アリエクスプレス)」で販売された商品から検出されました。
安いからと言って、「有害物質」の基準が異なる中国のショッピングサイトから「商品」を購入するのは危険性が高い点について一緒に確認していきましょう。
<動画内容>
<1>今回発覚した「有害物質」の種類とその商品
1.「韓国」「ドイツ」「カナダ」の検査機関が検査を実施し、「有害物質」を特定!
2. 今回検出された有害物質の種類と商品(SHEIN・TEMU・Ali Express)
「有害物質」が含まれた商品が販売される理由
1.「有害物質」を含んだ商品が販売される要因は「個人輸入」!
2.「日本」にも「有害物質」が含まれた商品はたくさん入っている可能性が高い!
3. 日本で販売される商品の値段が高いのは「安心」「安全」の代金!
4.「個人輸入」の場合、日本の安全基準が適用されない!
「個人輸入(海外から直接商品を購入する場合)」はどの国から購入するが安全?
1.「EU諸国」「米国」「日本」「韓国」等は「安全性の基準」が高い!
<2>「中国発のショッピングサイト」の価格が安い理由
1.「中国発のショッピングサイト」が安い理由(危険性が高い理由①)
<3>「中国発のショッピングサイト」が危険な理由
1. 適切な「情報開示」や適切な「登記」が行われていない!
2.「中国発のショッピングサイト」が危険な理由(危険性が高い理由②)
<4>「中国発のショッピングサイト」のメリット・デメリット
1. 総合的に判断して、本当に安く購入できたかを考える必要がある!
<5>「メルカリ」等の「フリマ」や「インスタ」での販売商品も要注意!
1.「個人間の取引」にも「安全基準」を満たさない商品が潜んでいる!
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講義動画時間:18分03秒)
みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。
今回は、「有害物質が基準値の数百倍!健康被害に繋がる中国発の激安ショッピングサイト」について説明して参ります。
価格の安さから、中国のショッピングサイトが世界中で人気になってきています。
その一方で、「安さ」を追求するあまり、安全性に関する問題が発生してきています。
また、韓国・カナダ・ドイツ等の一部の検査機関からの発表しかありませんが、各国の基準値を大幅に超える「有害物質」が「Temu(テム)」「SHIEN(シーイン)」「Ali Express(アリエクスプレス)」で販売された商品から検出されました。
安いからと言って、「有害物質」の基準が異なる中国のショッピングサイトから「商品」を購入するのは危険性が高い点について一緒に確認していきましょう。
スマホのコンシェルジュの「YouTubeチャンネル」では、「スマホの基本操作」から「不具合時の対処方法」「スマホとパソコンの連携」等、スマホやパソコンに関する動画を多数配信しております。
是非そちらもご参照ください。
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【目次】
<1>今回発覚した「有害物質」の種類とその商品
1.「韓国」「ドイツ」「カナダ」の検査機関が検査を実施し、「有害物質」を特定!
2.今回検出された有害物質の種類と商品(SHEIN・TEMU・Ali Express)
「有害物質」が含まれた商品が販売される理由
1.「有害物質」を含んだ商品が販売される要因は「個人輸入」!
2.「日本」にも「有害物質」が含まれた商品はたくさん入っている可能性が高い!
3.日本で販売される商品の値段が高いのは「安心」「安全」の代金!
4.「個人輸入」の場合、日本の安全基準が適用されない!
「個人輸入(海外から直接商品を購入する場合)」はどの国から購入するが安全?
1.「EU諸国」「米国」「日本」「韓国」等は「安全性の基準」が高い!
<2>「中国発のショッピングサイト」の価格が安い理由
1.「中国発のショッピングサイト」が安い理由(危険性が高い理由①)
<3>「中国発のショッピングサイト」が危険な理由
1.適切な「情報開示」や適切な「登記」が行われていない!
2.「中国発のショッピングサイト」が危険な理由(危険性が高い理由②)
<4>「中国発のショッピングサイト」のメリット・デメリット
1.総合的に判断して、本当に安く購入できたかを考える必要がある!
<5>「メルカリ」等の「フリマ」や「インスタ」での販売商品も要注意!
1.「個人間の取引」にも「安全基準」を満たさない商品が潜んでいる!
<1>今回発覚した「有害物質」の種類とその商品
それでは、まず、初めに「今回、検出された有害物質の種類とその商品」について一緒に確認していきましょう。
1.「韓国」「ドイツ」「カナダ」の検査機関が検査を実施し、「有害物質」を特定!
最新の検査は、韓国のソウル市 保護環境研究院とその外部専門機関が行ったもので、2024年6月11日から7月11日の間で実施された検査になります。
約330件の検査し、20件で安全性に問題がある事が判明しました。
韓国では、2024年4月にも、関税庁が子供向けの製品252点の成分を分析し、15.1%に当たる38点から有害物質が検出されました。
その他、ドイツやカナダでも、過去に検査が行われ、基準値を超える有害物質が含まれていたことが判明しています。
あくまで、検査は一部の商品のみで実施されている為、検査範囲を拡大すると、幅広い商品で有害物質が検出される可能性があるという事を覚えておきましょう。
2. 今回検出された有害物質の種類と商品(SHEIN・TEMU・Ali Express)
それでは、次に、検出された具体的な有害成分の種類とその商品について一緒に確認していきましょう。
女性用の下着から、韓国の基準値にはなりますが、基準値の2.9倍もある発がん性物質が検出されました。
その他、口紅、ネイル製品、ホーロー器等、幅広い商品から有害物質が検出されました。
いずれにしても、徐々に「健康を蝕んでいく有害物質」になりますので、注意が必要になります。
「子供用のサンダルや長靴」「おもちゃ」「学用品」等、特に注意が必要な子供向けの製品からも、基準値を大幅に上回る数百倍の「有害物質」が検出されました。
今回実施された検査は、あくまで一部の商品になりますので、幅広い商品で「有害物質」が含まれている可能性があります。
子供向けの製品には特に注意する事をお勧め致します。
「有害物質」が含まれた商品が販売される理由
それでは、次に、「なぜ有害物質が含まれた商品が販売されるのか」、その理由について一緒に確認していきましょう。
1.「有害物質」を含んだ商品が販売される要因は「個人輸入」!
「TEMU」「SHEIN」「Ali Express」は、カテゴリーでは「オンラインショッピングサイト」になりますが、厳密には「個人輸入のオンラインショッピングサイト」になります。
購入した商品は、主に「中国」から配送される仕組みになっています。
日本国内からの発送ではなく、「中国(海外)」からの発送になる為、「個人輸入」として扱われます。
「個人輸入」として扱われてしまう為に、日本で販売されている商品のように「日本の有害物質の安全基準」が適用されません。
この点が、「有害物質」を含んだ商品が販売される要因になっています。
2.「日本」にも「有害物質」が含まれた商品はたくさん入っている可能性が高い!
「個人輸入」の仕組みについて、もう少し詳しく確認していましょう。
「TEMU」「SHEIN」「Ali Express」で商品を購入すると、主に中国にある販売元から日本に向けて、商品が発送されます。
日本の入り口である「日本の税関」に商品が到着し、商品の中身がチェックされます。
但し、輸入が禁止されている商品以外は、有害物質も含め、簡易な検査しか行われません。
その為、仮に日本の基準値を上回る「有害物質」が含まれていたとしても、そのまま問題ない商品として輸入が許可されます。
いずれにしても、海外から直接商品を購入する場合には、日本の安全基準が適用されないという事を覚えておきましょう。
3. 日本で販売される商品の値段が高いのは「安心」「安全」の代金!
一方で、「個人輸入」ではなく、海外で商品を仕入れたり、海外で製造した商品を日本に輸入し、日本でその商品を販売する場合には、どのような流れになるのかを一緒に確認していきましょう。
日本国内で販売されている商品は、輸入品はもちろんですが、製造元が海外であった場合でも、日本の安全基準を満たしているかの「検査」や「検査報告書」「「品質証明書」の提出が必要になります。加えて、関税の支払いも同時に発生します。
日本国内で販売される商品が現地より高くなってしまうのは、このような検査費用や税金が発生するからになります。
また、現地で販売されている商品よりも「安全」「安心」と言えます。
別の言い方をすると、「安心」「安全」にお金を払っている分、商品代金が高くなっていると考えると分かり易いかもしれません。
4.「個人輸入」の場合、日本の安全基準が適用されない!
「個人輸入」の場合には「日本の有害物質の基準」が適用されない点について、もう少し詳しく確認していきましょう。
「個人輸入」であっても、輸入が禁止されている商品があります。
今回、説明を省きますが、こちらの関税法に加えて、ワニ革や象牙等の輸入を禁止するワシントン条約で輸入が禁止されている商品もあります。
いずれにしても、輸入が禁止されている商品以外は、自己責任で「商品の購入(輸入)」をする事が出来ます。
くり返しになりますが、「日本の有害物質の基準」は適用されませんので、日本に比べると危険性があるという点を覚えておきましょう。
特に、子供向けの製品には、十分にご注意ください。
「個人輸入(海外から直接商品を購入する場合)」はどの国から購入するが安全?
あまりないかもしれませんが、「個人輸入(海外から直接商品を購入する場合)」には、どの国から商品を購入するのが安全なのかという点についても一緒に確認していきましょう。
1.「EU諸国」「米国」「日本」「韓国」等は「安全性の基準」が高い!
海外から直接商品を購入する場合には、「安全性の基準」が高い国から商品を購入する事をお勧め致します。
安全性の基準が高い国は、EU諸国、米国、日本、韓国等になります。
中国については、有害物質の規制が強化されてきていますが、まだまだ、課題があります。
特に「個人輸入」の場合には、工場からの直接配送になる為、品質検査等が正しく行われない可能性があります。
特に、安さを売りにしている場合には、その傾向が強くなりますので、注意するようにしましょう。
通常は、中間業者等が間に入る事で、中間業者の信用の元で、品質のチェック等が行われます。
中間業者の信用にも関わりますので、品質チェックが正しく行われる可能性が高くなります。
いずれにしても、工場からの直接配送には安全面・品質面で問題がある可能性があるという事を覚えておきましょう。
また、安全性の基準が高い国から、商品を購入する事をお勧め致します。
<2>「中国発のショッピングサイト」の価格が安い理由
それでは、次に、先程も一部説明を致しましたが、「中国発のショッピングサイトの価格が安い理由」についてもう少し詳しく確認していきましょう。
1. 「中国発のショッピングサイト」が安い理由(危険性が高い理由①)
「中国発のショッピングサイト」が安い理由(言い換えると危険性が高い理由)は、主に4つあります。
まず、一つ目は、オンライン販売に特化している点になります。
実店舗を持たない為、「店舗」を運営する費用が掛からない点が安さの理由になります。
二つ目は、工場から商品を直送している点になります。
通常は、中間業者や販売元がいる為、検品はもちろんですが、品質のチェックなどが行われます。
また、商品を海外に輸出する場合には、各国の安全基準に合わせた「商品」が輸出されます。
工場から個人に、直接、商品を発送する場合には、「品質チェック」「各国の安全基準」に合わせる必要がない為、その手間や費用を省くことが出来ます。
その点が安さの理由になります。
悪い見方をすると、危険物質を利用しても、安い商品を作り、販売する方が利益が出てしまう仕組みになっています。
三つ目は、関税を回避できる点になります。
将来的にはわかりませんが、現状では革製品を除き、一定金額まで関税が免除されます。
関税を免除できる点が安さの理由になります。
四つ目は、「中国基準」のまま商品の販売できる点になります。
国やメーカーによって、求められる品質や基準が異なりますが、個人輸入の場合には、検査等もない為、中国基準のままで商品の販売が出来る点が安さの理由になります。
以上の4つの理由で、生産コストを大幅に抑える事が出来るため、商品を安く販売する事が出来ます。
<3>「中国発のショッピングサイト」が危険な理由
それでは、次に「中国発のショッピングサイト」が危険な理由についても、もう少し詳しく確認していきましょう。
1. 適切な「情報開示」や適切な「登記」が行われていない!
過去にも、「中国発のショッピングサイト」ではいろいろな問題が発生しています。
まず、一つ目は、「SHEIN」で発生した情報漏洩について公表がされず、ニューヨーク州から約3億円前後の罰金を科せられています。
事件自体は、2018年7月に発生し、約3,900万人の個人情報が流出した可能性がある事件になります。
一番の問題点は、個人情報が流出していても、公表されない為、利用者側で対処する事が出来ない点が一番の問題になります。
二つ目は、イギリスでのプライバシーポリシー違反の可能性が指摘されています。
どの会社が運営をしているか、誰がその会社の重要な支配権を持っているのかという点は、責任の所在を明確にするという点では非常に重要になります。
その記載がない点が問題視されています。
責任の所在が明確でないと、個人情報が不当に扱われた場合、損害賠償も含め、誰に責任追及すべきかが不明確になる為、個人情報の取り扱が軽視されている可能性があるという点からの追及になります。
2.「中国発のショッピングサイト」が危険な理由(危険性が高い理由②)
それでは、次に中国発のショッピングサイトを利用する際の危険性について一緒に確認していきましょう。
一番の危険性は、やはり「個人情報」に関連する危険性になります。
「個人情報」に関する危険性は3つあります。
まず、一つ目は「個人情報」の「取扱」に不安が残る点になります。
「利用規約」「プライバシーポリシー」等の記載はありますが、実際にどのように個人情報が利用されているかはブラックボックスのままになります。
運営者の出身が中国になりますので、最終的に帰属する国は中国になります。
その為、従う法律も中国が最上位である可能性が高くなります。
二つ目は、「個人情報」の悪用を調べる手段がない点になります。
一つ目の理由で、個人情報が不当に利用されていたとしても、その事実を調べる手段や力がないというのが正直な所になります。
三つ目は、「クレジットカード情報」の悪用についても特定が難しい点になります。
「クレジットカード情報」等の「不正利用」が発覚しても、「クレジットカードの流出元」を特定するのはかなり難しいと言えます。
特に「不正利用」までの潜伏期間が長い程、特定しづらくなります。
中国発のショッピングサイトを利用する場合には、「個人情報」を提供する代わりに、「商品を安く購入した」と割り切る事が重要になります。
<4>「中国発のショッピングサイト」のメリット・デメリット
「中国発のショッピングサイト」の「安さの秘密」や「危険性」について一緒に確認してきましたが、「メリット」「デメリット」についても一緒に確認していきましょう。
1. 総合的に判断して、本当に安く購入できたかを考える必要がある!
一番のメリットは、「価格の圧倒的な安さ」になります。
「安さの理由」でも説明を致しましたが、コストを徹底的に省いている為、値段も圧倒的に安くなっています。
デメリットは、主に4つあります。
まず、一つ目は、「品質」が悪い点になります。
中国で生産される商品は、中国基準になりますので、日本の基準とは異なります。
二つ目は、「受け取り」までに時間がかかる場合があります。
商品自体は、中国の工場から発送されるものが多い為、日本国内に商品がある場合と比べると時間がかかります。
三つ目は、「商品がと届かない」という危険性があります。
海外からの発送になる為、途中で商品がなくなってしまう危険性があります。
四つ目は、健康被害に繋がる危険性があります。
先程もお伝えしましたが、個人輸入になる為、「日本の安全基準」は適用されません。
また、品質チェックも行われませんので、有害物質が含まれている可能性があります。
「メリット」「デメリット」をよく考えた上で、利用するようにしましょう。
また、「子供用の商品」については特にご注意ください。
健康はお金で買えませんので、その点も十分に考慮した上で、利用する事をお勧め致します。
<5>「メルカリ」等の「フリマ」や「インスタ」での販売商品も要注意!
それでは、最後に、「メルカリ」等のフリマアプリや「インスタ」等のインフルエンサーによる商品販売でも、「有害物質」が含まれる商品が販売されている可能性がある点について一緒に確認していきましょう。
1.「個人間の取引」にも「安全基準」を満たさない商品が潜んでいる!
メリカリ等のフリマアプリは、個人間の取引になりますので、販売されている商品自体が「個人輸入」によって入手された商品を販売している可能性があります。
特に直接、中国から「個人輸入」という形で入手された商品は、日本の安全基準を満たしていない可能性があります。
その意味では、日本の安全基準を超えた有害物質が含まれている可能性があります。
インスタ等を利用して「インフルエンサー」が販売している商品も同様になります。
「仕入れ先」が「EU諸国」「アメリカ」「韓国」等の安全基準を満たしている国から購入した商品なのか、「個人輸入」で中国などの工場から直接購入した商品なのかを、しっかりと確認した上で、商品を購入する事をお勧め致します。
「個人間の取引」では、仕入れ先が不明確になりやすいので、十分にご注意ください。
以上で「有害物質が基準値の数百倍!健康被害に繋がる中国発の激安ショッピングサイト」についての説明を終了致します。
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ご静聴、ありがとうございました。
「【詐欺撲滅】減らない詐欺被害!日本は452億円、米国は5,400億円!手口を知れば防げる」もご参照ください。
「【個人情報漏洩】自分のパスワードが漏れていないか簡単に確認する方法」もご参照ください。
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三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。
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