【PCも充電OK】スマホ充電器の正しい選び方と注意すべきポイント

今回は、「今更聞けないスマホの充電器の違い!見極め方と注意点」について説明して参ります。 「スマホの充電器」は、一見すると何が違うのか、どの点に注意すべきかが、わかりづらいと感じる方も多いかもしれません。

また、充電器の接続口が複数ある場合、最大電力量がどのようになるのかわかりづらいと感じる方も多いかもしれません。

加えて、充電器だけではなく、「接続するケーブル」や「スマホ本体」の最大電力の影響も受ける為、充電器の性能が十分に発揮されない場合もありますので、その点も含め、一緒に確認していきましょう。

<動画内容>
<1>「充電方法」の違いとお勧め!「有線接続タイプ」 or 「無線接続タイプ」

1.「有線接続タイプ」と「無線接続タイプ(ワイヤレスタイプ)」とは
2.「有線接続タイプ」「無線接続タイプ」のメリット・デメリット

<2>「接続端子のUSB規格」:「スマホの充電器」では「最大ワット数」が最も重要!
1.「接続端子のUSB規格」が非常に重要!(主流はType-C)
2.「USB規格」で「転送速度」「供給電力量」が決まる!
3.「充電器」に求められる供給電力量(USB規格とも密接に関係)

<3>「スマホの充電器」以外の接続機器も重要!
1. 覚えておきたい端末毎の「最大ワット数」(一般的な機器の目安)
2. 充電器の性能を最大化するには「充電ケーブル」「スマホの最大電力」も重要
3.「急速充電」をする場合には、ケーブルの「最大ワット数」も重要!

<4>「充電器」の接続可能数には注意が必要!
1. 充電器:「接続可能数」と「最大供給電力」の関係

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:12分35秒)


みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。

今回は、「今更聞けないスマホの充電器の違い!見極め方と注意点」について説明して参ります。

「スマホの充電器」は、一見すると何が違うのか、どの点に注意すべきかが、わかりづらいと感じる方も多いかもしれません。

また、充電器の接続口が複数ある場合、最大電力量がどのようになるのかわかりづらいと感じる方も多いかもしれません。

加えて、充電器だけではなく、「接続するケーブル」や「スマホ本体」の最大電力の影響も受ける為、充電器の性能が十分に発揮されない場合もありますので、その点も含め、一緒に確認していきましょう。

スマホの充電器の選び方

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【目次】
<1>「充電方法」の違いとお勧め!「有線接続タイプ」 or 「無線接続タイプ」
1.「有線接続タイプ」と「無線接続タイプ(ワイヤレスタイプ)」とは
2.「有線接続タイプ」「無線接続タイプ」のメリット・デメリット

<2>「接続端子のUSB規格」:「スマホの充電器」では「最大ワット数」が最も重要!
1.「接続端子のUSB規格」が非常に重要!(主流はType-C)
2.「USB規格」で「転送速度」「供給電力量」が決まる!
3.「充電器」に求められる供給電力量(USB規格とも密接に関係)

<3>「スマホの充電器」以外の接続機器も重要!
1.覚えておきたい端末毎の「最大ワット数」(一般的な機器の目安)
2.充電器の性能を最大化するには「充電ケーブル」「スマホの最大電力」も重要
3.「急速充電」をする場合には、ケーブルの「最大ワット数」も重要!

<4>「充電器」の接続可能数には注意が必要!
1.充電器:「接続可能数」と「最大供給電力」の関係

<1>「充電方法」の違いとお勧め!「有線接続タイプ」 or 「無線接続タイプ」

それでは、まず、初めに「有線接続タイプ」と「無線接続タイプ」の違いとそれぞれのメリット・デメリットについて一緒に確認していきましょう。

1.「有線接続タイプ」と「無線接続タイプ(ワイヤレスタイプ)」とは

ご存じの方も多いかと思いますが、スマホの充電方法には、「充電ケーブル」をスマホに有線で直接つないで充電する「有線接続タイプ」と有線などを利用せずにスマホを充電器の上に置くだけで充電できる「無線接続タイプ」があります。

どちらの充電方法にも一長一短ありますので、その点について一緒に確認していきましょう。

2.「有線接続タイプ」「無線接続タイプ」のメリット・デメリット

まずは、「有線接続タイプ」の充電方法ですが、有線で直接スマホに接続する為、充電時の電力ロスが少ないという特徴があります。

また、電力ロスが少ないため、充電時にスマホが熱くなりにくいという特徴があります。

一方で、充電ケーブルをスマホに直接接続する為、「接続端子の形状(Type-C等)」が同じである必要があります。

また、毎回、充電ケーブルを接続する必要があるため、接続端子が摩耗しやすいという特徴があります。

「無線接続タイプ」の充電方法は、そもそも「充電ケーブル」を接続する必要がないため、接続端子の制約を受けることがないという特徴があります。

また、「充電ケーブル」を接続する必要もない為、接続端子が摩耗する事もないという特徴があります。

一方で、充電時に、充電器とスマホの間に隙間が生じる為、その分の電力ロスが発生しやすいという特徴があります。

また、電力ロスが発生する際に、電気が熱にかわり、スマホや充電器が熱くなりやすいという特徴があります。

いずれにしても、「無線接続タイプ」は「電力ロス」が発生する点(一般的には5%~30%程度と言われています。)とその影響でスマホが熱くなりやすい傾向があるという点で、「有線接続タイプ」の充電方法の方がお勧めになります。

<2>「接続端子のUSB規格」:「スマホの充電器」では「最大ワット数」が最も重要!

それでは、次に、「スマホの充電器」を選ぶ際に、「最大ワット数」が最も重要になるという点について一緒に確認していきましょう。

1.「接続端子のUSB規格」が非常に重要!(主流はType-C)

まずは、「接続端子」になりますが、接続する機器や用途によって様々な接続端子が提供されています。

スマホでも、Android端末ではMicro USBのType B、iPhoneではLightning、パソコンではUSBのType Aが利用されていましたが、近年は「Type-C」に統一されてきています。

今後は、「Type-C」に対応した「一つの充電器」と「一つの充電・転送ケーブル」だけで、スマホも、ノートパソコンも、兼用する事ができるようになってきています。

2.「USB規格」で「転送速度」「供給電力量」が決まる!

それでは、次に「スマホの充電器」を選ぶ際に、知っておくと有益な「USB規格」についても一緒に確認していきましょう。

「USB規格」は、「スマホの充電器」はもちろんですが、「充電ケーブル」「スマホやパソコン」にも該当しますので、出来る限り覚えておきましょう。

まずは、「データーの転送速度」になりますが、「USB規格」で「データの転送速度」が異なります。

データを転送する機会はそれほどないかもしれませんので、「転送速度」としては「USB2.0以上」あれば十分な転送速度あると言えます。

「供給電力」については、「USB3.0」以上であれば、最大4.5Wの電力供給が可能になります。

スマホの充電には少し物足りないかもしれませんが、寝ている間に充電する場合には問題ないレベルと言えます。

但し、充電するのを忘れてしまった場合に備えて、15W以上で充電できる充電設備を用意しておくのも一つの選択肢になります。

その場合には「PD(パワーデリバリー)」にも対応している必要があり、対応している場合には、最大で100Wの電力供給が可能になります。

注意点としては、「PD」に対応した「充電器」に加えて、「充電ケーブル」「スマホ」でも「PD」に対応している必要がありますので、その点は覚えておきましょう。

3.「充電器」に求められる供給電力量(USB規格とも密接に関係)

それでは、次に「スマホの充電器」に求められる最大電力量について、具体的な例も含め、一緒に確認していきましょう。

一般的に、スマホが対応している急速充電の電力量は20Wになります。

但し、高性能のスマホでは、20W以上に対応している機種も多くありますので、必要に応じて別途ご確認ください。

まずは、「急速充電が必要ないという方」は、USB3.0以上で、最大ワット数が4.5W以上に対応した「充電器」「充電ケーブル」で問題ありません。

急速充電にも対応しておきたいという方は、USB3.0以上で「PD対応」している充電器と充電ケーブルを用意する必要があります。

具体的な最大ワット数は、15W以上で、充電器と充電ケーブル共に15W以上のものが必要になります。

「スマホの充電器」を購入する場合には、「最大ワット数」を目安に購入する事をお勧め致します。

<3>「スマホの充電器」以外の接続機器も重要!

それでは、次に、先程も少しお伝えしましたが、「スマホの充電器」に接続する機器も同じくらい重要になるという点について一緒に確認していきましょう。

1. 覚えておきたい端末毎の「最大ワット数」(一般的な機器の目安)

一般的な話にはなりますが、端末毎に最大ワット数が決められています。

スマホの場合には最大ワット数が20W、タブレットは40W、ノートパソコンは65Wが一般的になります。

あくまで、こちらは目安で、例えばiPhone16では最大ワット数は30Wになっています。

ご自身の端末の最大ワット数が分からない場合には、「機種名 急速充電 最大ワット数」で検索をすると調べることが出来ます。

2. 充電器の性能を最大化するには「充電ケーブル」「スマホの最大電力」も重要

「スマホの充電器」の最大ワット数が20Wの場合、充電ケーブルも20W以上、スマホも20W以上に対応している必要があります。

最大ワット数が「5W」の充電ケーブルしかない場合には、「充電器」と「スマホ」が20Wに対応していたとしても、充電できる最大ワット数は5Wになりますので、その点には十分にご注意ください。

3.「急速充電」をする場合には、ケーブルの「最大ワット数」も重要!

それでは、次に「充電ケーブル」の「最大ワット数」についても一緒に確認していきましょう。

繰り返しになりますが、「スマホの充電器」の最大ワット数が65Wなら、「充電ケーブル」も65W以上に対応している必要があります。

Amazonで実際に販売されている「充電ケーブル」の場合、商品名の部分に「最大ワット数」が記載されています。

但し、商品名の部分に「最大ワット数」が記載されていない商品もありますので、記載されていない場合には、商品詳細ページで「最大ワット数」を確認するようにしましましょう。

あくまで、利便性の問題にはなりますが、現時点では、100Wを超える電力を必要とする端末はほとんどないので、100Wに対応した充電ケーブルを1本持っておくといろいろな局面で便利になります。

<4>「充電器」の接続可能数には注意が必要!

それでは、最後に「スマホの充電器」の接続可能数には注意が必要な点について一緒に確認していきましょう。

1. 充電器:「接続可能数」と「最大供給電力」の関係

「スマホの充電器」に複数の接続口がある場合、同時接続をすると予め決められた「最大ワット数」に自動的調整されますので、その点は覚えておきましょう。

あくまで一例になりますが、多摩電子工業から販売されている「PD65Wの充電器」は接続口が3つあり、一つは「Type-A」、残り2つは「Type-C」になっています。

「充電ケーブル」を一つだけ「Type-C」の接続口に接続すると最大65Wの電力供給が可能になります。

「充電ケーブル」を一つだけ「Type-A」に接続すると最大18Wの電力供給が可能になります。

「充電ケーブル」を2つ同時に「Type-C」に接続して利用すると、一つが最大45W、もう一つが最大20Wになります。

「充電ケーブル」を2つ同時に「Type-C」「Type-A」に接続した場合には、「Type-A」が最大18W、「Type-C」が最大45Wになります。

「充電ケーブル」を3つ同時に接続した場合には、「Type-C」が7.5Wと45W、「Type-A」が7.5Wになります。

のように合計で最大65Wになるように「電力供給」が自動的に調整される仕組みになっています。

他のメーカーから販売されている複数の接続口がある充電器も、基本的には同じ仕組みを取っていますが、詳細が気になる場合にはどのような電力分配は行われるかを念の為、チェックするようにしましょう。

以上で「今更聞けないスマホの充電器の違い!見極め方と注意点」についての説明を終了致します。

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ご静聴、ありがとうございました。


「【充電ケーブル/アダプター】USBからType Cに!充電ケーブルは規格と形状で決まる!充電ケーブルの正しい選び方」もご参照ください。


「【やらないで!】知らない間にバッテリーを劣化させている!? 今直ぐ確認したい充電時の設定」もご参照ください。


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