今回は、「身近な家電製品が危険⁉中国への個人情報流出、その仕組みと実態とは」について説明して参ります。
最近は、「家庭用の電気製品」も含め、スマホで簡単に、外出先からも操作できる家電製品が増えてきています。
一方で、外出先から家にある家電製品を操作できるという事は、自分以外の第三者でも、遠隔でその家電製品を操作できる可能性があることを示唆しています。
今回は、「外出先から家電製品を操作できる仕組み」と「個人情報の流出に繋がる危険性」について一緒に確認していきましょう。
<動画内容>
<1>危険性に関連する「発覚した2つの事実」とは
1. 2つの事実:「位置情報」と「音声録音」の許可と「中国」へのデータ送信
「スマート家電(IoT家電)」の仕組み
1.「スマート家電(IoT家電)」とはスマホ等で操作できる家電全般
2.「スマート家電」が「データ送信」するのは仕組み上避けられない!
3.「音声操作」も仕組み上「データ送信」する必要がある!
4.「スマート家電」の5つの問題点!
<2>「スマート家電」が「危険」と言われる3つの要因!
危険な要因①:「収集される情報」
1.「収集される情報」:「製造メーカー」に「個人情報」が蓄積する!
2.「収集される情報」:「収集・蓄積された情報」で「重要な個人情報」が判明!
危険な要因②:「個人情報の取扱」
1.「収集された個人情報の取扱」は「製造メーカー」が決める!
危険な要因③:「セキュリティ」
1. スマート家電(IoT家電)の仕組み:外部から攻撃されるポイントが多い!
「通信手段」は「Wi-Fi」だけではない!
1. スマート家電(IoT家電)の仕組み:通信手段は「Wi-Fi」だけではない!
<3>「スマート家電」を利用する上での4つの注意点
1. スマート家電(IoT機器)を利用する上での4つの注意点
2. 特に「注意すべきスマート家電」は「カメラ付きの家電」「音声指示できる家電」
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:15分29秒)
みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。
今回は、「身近な家電製品が危険⁉中国への個人情報流出、その仕組みと実態とは」について説明して参ります。
最近は、「家庭用の電気製品」も含め、スマホで簡単に、外出先からも操作できる家電製品が増えてきています。
一方で、外出先から家にある家電製品を操作できるという事は、自分以外の第三者でも、遠隔でその家電製品を操作できる可能性があることを示唆しています。
今回は、「外出先から家電製品を操作できる仕組み」と「個人情報の流出に繋がる危険性」について一緒に確認していきましょう。
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【目次】
<1>危険性に関連する「発覚した2つの事実」とは
1.2つの事実:「位置情報」と「音声録音」の許可と「中国」へのデータ送信
「スマート家電(IoT家電)」の仕組み
1.「スマート家電(IoT家電)」とはスマホ等で操作できる家電全般
2.「スマート家電」が「データ送信」するのは仕組み上避けられない!
3.「音声操作」も仕組み上「データ送信」する必要がある!
4.「スマート家電」の5つの問題点!
<2>「スマート家電」が「危険」と言われる3つの要因!
危険な要因①:「収集される情報」
1.「収集される情報」:「製造メーカー」に「個人情報」が蓄積する!
2.「収集される情報」:「収集・蓄積された情報」で「重要な個人情報」が判明!
危険な要因②:「個人情報の取扱」
1.「収集された個人情報の取扱」は「製造メーカー」が決める!
危険な要因③:「セキュリティ」
1.スマート家電(IoT家電)の仕組み:外部から攻撃されるポイントが多い!
「通信手段」は「Wi-Fi」だけではない!
1.スマート家電(IoT家電)の仕組み:通信手段は「Wi-Fi」だけではない!
<3>「スマート家電」を利用する上での4つの注意点
1.スマート家電(IoT機器)を利用する上での4つの注意点
2.特に「注意すべきスマート家電」は「カメラ付きの家電」「音声指示できる家電」
<1>危険性に関連する「発覚した2つの事実」とは
それでは、まず、初めに「英国の消費者団体」が警鐘している「スマートエアフライヤー」の危険性に関連する「発覚した2つの事実」について一緒に確認していきましょう。
1. 2つの事実:「位置情報」と「音声録音」の許可と「中国」へのデータ送信
英国の消費者団体である「Which」は、アマゾンでも販売されいる「コソリ」「シャオミ」「アイゴスター」の家電商品を購入する際には十分に注意するように警告をしています。
その理由の一つ目は、「位置情報」と「音声録音」の許可を求めている点になります。
二つ目の理由は、「収集した個人情報」を「中国のサーバー」に送信している点になります。
この2点については、「プライバシーポリシー」上でも明記されているものの、「プライバシーポリシー」をしっかりと理解して購入する人は少ないため、この2点の理解した上で購入するように呼び掛けています。
「スマート家電(IoT家電)」の仕組み
「スマート家電」の危険性について確認していく前に、そもそも「スマート家電」とはどのような仕組みになっているかを一緒に確認していきましょう。
1.「スマート家電(IoT家電)」とはスマホ等で操作できる家電全般
「スマート家電」とは、「インターネット」に接続して、「スマホ」や「音声」等で遠隔操作できる「家電製品」を指し、IoT家電とも呼ばれます。
一般的な「スマート家電」としては、「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」「照明器具」等があります。
スマート家電の主な特徴は三つあります。
まず、一つ目は、「スマホ」等を使って「遠隔でスマート家電を操作する事ができる」という特徴があります。
二つ目は、「音声」で「スマート家電を操作する事ができる」という特徴があります。
三つ目は、スマホや音声で操作を行う為、「スマート家電」も「インターネット」に接続する必要があるという特徴があります。
2.「スマート家電」が「データ送信」するのは仕組み上避けられない!
「スマホ」で「スマート家電」を操作をする場合、「アプリ」を利用し、「製造メーカー」の「サーバー」にアクセスして、その「サーバー」から操作指示を出します。
一方で、「従来型の家電製品」を操作する場合、「リモコン」を利用し、「赤外線」で直接、エアコンなどに指示を出します。
その為、「従来型の家電製品」は「インターネット」に接続する必要もなく、「製造メーカー」の「サーバー」を経由する必要もありません。
このように、「スマート家電」と「従来型の家電製品」の違いは、「インターネット」を経由して、「製造メーカー」の「サーバー」から指示を出すか、「リモコン」からどこも経由せずに、直接指示を出すかの違いになります。
3.「音声操作」も仕組み上「データ送信」する必要がある!
「音声操作」も同様で、「スマート家電」で認識した「音声データ」を一旦「インターネット経由」で「製造メーカー」の「サーバー」に送信し、「内容」を解析してから、「操作指示」を出す仕組みになっています。
「家電自体」に、「音声内容」を解析して、「操作指示」を出す「機能」を搭載する事もできますが、「性能面」「費用面」を考慮すると「製造メーカー」の「サーバー」上で処理する方が処理が早く、安価になります。
いずれにしても、「音声操作」が可能な場合には、「製造メーカー」の「サーバー」に「音声データ」を一旦送信する必要があるという事を覚えておきましょう。
4.「スマート家電」の5つの問題点!
それでは、次に「スマート家電」の問題点についても一緒に確認していきましょう。
「スマート家電」の問題点は5つあります。
まず、一つ目は、先程もお伝えしましたが、「製造メーカー」の「サーバー」に「必要なデータ」を送信する必要がある点になります。
二つ目は、「製造メーカー」の「サーバー」の安全性がどの程度あるのかがわからない点になります。
三つ目は、「どこまでの個人情報」が厳密に送信されているかがわからない点になります。
四つ目は、「製造メーカー」自体が「個人情報の取扱」を遵守するのかがわからない点になります。
五つ目は、「製造メーカー」が信頼に値するのかがわからない点になります。
いずれにしても、スマート家電のほとんどの問題点が、「製造メーカー」の信頼性に起因しています。
<2>「スマート家電」が「危険」と言われる3つの要因!
「スマート家電」が抱える問題点について一緒に確認してきましたが、「スマート家電」が危険と言われる「3つの要因」についても一緒に確認していきましょう。
危険な要因①:「収集される情報」
危険な要因の一つ目は「収集されるデータ」になります。
1.「収集される情報」:「製造メーカー」に「個人情報」が蓄積する!
先程もお伝えしましたが、「スマート家電」は「スマホのアプリ」で操作するものが大半になります。
「アプリ」で操作をする場合も、「音声」で操作をする場合も同様で、一旦「製造メーカー」のサーバーにデータが送信され、そのデータを元に、スマート家電の操作が行われます。
その為、「操作」に伴う「個人情報」が「製造メーカー」のサーバー上に蓄積されていく仕組みになっています。
「スマート家電」によっても異なりますが、具体的には「音声データ」「画像データ」「位置情報」「利用履歴」等の情報が「製造メーカー」のサーバー上に蓄積されていきます。
2.「収集される情報」:「収集・蓄積された情報」で「重要な個人情報」が判明!
それでは、次に「収集・蓄積された情報」から判明する「重要な個人情報」にはどのようなものがあるかを一緒に確認していきましょう。
「製造メーカー」の「サーバー」に収集される主な情報としては、「位置情報」「利用開始時間」「利用時間」「利用頻度」等の情報や「音声データ」「画像データ」等があります。
こちらの情報から、「家族構成」「帰宅時間」「帰宅経路」「在宅の有無」「勤務地」等が判明する可能性があります。
また、こちらもあくまで可能性の問題にはなりますが、「収集された情報」を組み合わせることで、「世帯年収」「資産状況」等も判明する可能性があります。
「具体的な例」としては、「スマホ」や「スマート家電の位置情報」、「利用時間」から、「帰宅時間」「帰宅経路」「家にいない時間帯」等をかなり正確に把握する事が出来ます。
危険な要因②:「個人情報の取扱」
危険な要因の二つ目は、「個人情報の取扱」になります。
1.「収集された個人情報の取扱」は「製造メーカー」が決める!
ご存じの方も多いかと思いますが、「収集される個人情報の取扱」は、「製造メーカー」が提示する「プライバシーポリシー」に記載されています。
但し、実際にどのように利用されているかは、ある意味では「ブラックボックス」で、「製造メーカー」次第になります。
特に「大手製造メーカー」は、「個人情報の取扱」に関して問題が発生すると、メーカー自体の信用力が落ちる為、「個人情報の取扱」についても慎重になります。
加えて、「個人情報」が漏洩した場合も、「報告する義務」があり、その義務を遵守する傾向があります。
一方で、日本国内に拠点や本部がない「製造メーカー」は、「個人情報の取扱」についてはどこまで遵守しているのか、「個人情報」が漏洩した場合も本当に報告するのかが不明確になっています。
このように「どの製造メーカー」の「スマート家電」を利用するかで、「個人情報流出」の危険性が変わりますので、利用する「スマート家電」の「製造メーカー」が「信頼」に値するかを慎重に見極めることをお勧め致します。
いずれにしても、「スマート家電」は「従来型の家電」と比べて、購入する際には十分に注意する必要があるという事を覚えておきましょう。
危険な要因③:「セキュリティ」
危険な要因の三つ目は「セキュリティ」になります。
1. スマート家電(IoT家電)の仕組み:外部から攻撃されるポイントが多い!
「スマート家電」は、「インターネット」を経由して操作する必要がある為、「外部」から攻撃をうける場所が多いという特徴があります。
攻撃されやすい場所は、3つあります。
まず、一つ目は「製造メーカー」の「サーバー」になります。
二つ目は、「スマート家電」を操作する「スマホ」になります。
三つ目は、「スマート家電」が接続する「Wi-Fiルーター」になります。
特に「スマート家電の製造メーカー」の「サーバー」は、「スマホ」や「Wi-Fiルーター」の「製造メーカー」に比べると「セキュリティ」が弱い傾向がありますので、どの製造メーカーのスマート家電を利用するかをしっかりと見極める必要があります。
いずれにしても、「製造メーカー」の「セキュリティ」が重要であるという事を覚えておきましょう。
「通信手段」は「Wi-Fi」だけではない!
それでは次に「スマート家電」が利用する通信手段は、「Wi-Fi」だけではないという点について一緒に確認していきましょう。
1. スマート家電(IoT家電)の仕組み:通信手段は「Wi-Fi」だけではない!
先程もお伝えしましたが、「スマート家電」は、「インターネット」を経由して、「操作」を行うため、「Wi-Fi」に接続する必要があるものが大半になります。
但し、一部の「スマート家電」では、「データ通信専用SIM」を内蔵しているものがあります。
あくまで「テキストデータ」の送信のみを行うものが多く、費用もほとんどかならないものが利用されています。
一例としては、個人向けの「スマート家電」ではないですが、「データ通信専用SIM」が搭載されている「自動販売機」があります。
この「自動販売機」は、「データ通信専用SIM」を通して、定期的に「在庫状況」や「売上情報」を送信する事で、効率的に「商品の補充」や「釣銭の補充」を行う事が出来ます。
こちらで覚えておいていただきたいポイントは、「Wi-Fi」に接続されていなくても、「データ」を送信する事ができる「スマート家電」があるという事を覚えておきましょう。
<3>「スマート家電」を利用する上での4つの注意点
それでは、最後に「スマート家電」を利用する上での注意点について一緒に確認していきましょう。
1. スマート家電(IoT機器)を利用する上での4つの注意点
「スマート家電」を利用する上での注意点は4つあります。
まず、一つ目は「許可するアプリの権限」になります。
「位置情報」がなくても利用する事ができるアプリが大半になりますので、むやみに「位置情報」を許可するのはやめましょう。
また、「カメラ」「マイク」への許可についても、出来る限り「アプリの使用中」のみに限定するようにしましょう。
二つ目は、「プライバシーポリシー」の内容になります。
「聞いたことがない製造メーカー」のスマート家電を利用する場合には、どのような情報が収集され、どのように利用されるかを出来る限り、確認するようにしましょう。
また、「プライバシーポリシー」がしっかり遵守されるかも見極める必要があります。
三つ目は、「Wi-Fi機器」「スマホ」等の接続機器のセキュリティになります。
「Wi-Fi機器」や「スマホ」が乗っ取られてしまうと、意図せず「個人情報」が流出する可能性がありますので、出来る限り「セキュリティ」を強化するようにしましょう。
四つ目は、「製造メーカー」の与信になります。
繰り返しになりますが、「製造メーカー」が「収集したデータ」の取扱を決めますので、信頼できる「製造メーカー」の「スマート家電」を利用する事をお勧め致します。
注意点が多く、面倒くさいという方は「スマート家電」を購入せず、従来型の家電製品を利用するのも一つの選択肢になります。
2. 特に「注意すべきスマート家電」は「カメラ付きの家電」「音声指示できる家電」
それでは、最後に特に注意すべき「スマート家電」について一緒に確認していきましょう。
繰り返しになりますが、「カメラ」「マイク」「位置情報」を必要する「スマート家電」には用途も含め、十分にご注意ください。
「監視カメラ」として利用する場合でも、「設置位置」によっては、「個人情報」が映り込んでしまい、その情報自体が流出してしまう可能性がありますので、その点も十分にご注意ください。
また、カメラ付きロボット掃除機も、利用場所によっては、「カメラ」に「個人情報」が映り込んでしまいますので、その点も十分にご注意ください。
加えて、音声認識できる「音声リモコン」「スマートスピーカー」も、「音声指示」を出していない場面でも、「会話」などの「音声」を収集している可能性がありますので、その点にも十分にご注意ください。
以上で「身近な家電製品が危険⁉中国への個人情報流出、その仕組みと実態とは」についての説明を終了致します。
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「【詐欺撲滅】減らない詐欺被害!日本は452億円、米国は5,400億円!手口を知れば防げる」もご参照ください。
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