今回は「必ず知っておくべき基本知識!スマホに表示される5GとWi-Fiに接続する際に表示される5Gは同じものなのか?」について説明して参ります。
この2つの「5G」は、なんとなく違うものだという事は分かっていても、いざ、違いを説明しようとするとなかなか説明できないという方も多いかと思います。
それぞれの違いや特徴が分かっていると、いざという時に困らなくなりますので、この機会に違いや特徴について確認しておきましょう。
<動画内容>
1.「5G(スマホ)」と「5G(Wi-Fi)」は同じ?速度が速い?
<1>「モバイル回線(スマホ)」の「5G」とは
1.「5G(スマホ)」とは:「通信規格」を表している!
2.「5G(スマホ)」とは:3つの特徴と「パケ詰まり」の問題
3.「5G(スマホ)」とは: 「4G」と比べて10倍も進化!
「なんちゃって5G(転送5G)」とは
1.「5G(スマホ)」とは: 「なんちゃっと5G(転送5G)」は「4G」と同じ!
2.「5G(スマホ)」とは: 「4G」と「5G」は電波のカバー範囲が異なる!
「5G」「なんちゃって5G」の弊害「パケ詰まり」に直面した場合の正しい対処方法
1.「パケ詰まり」の対処方法(機内モードのオン・オフ or 4Gへの手動切替)
「パケ詰まり」の正しい対処方法(Androidスマホの場合)
1.「5Gオート」から「4G」に切り替える方法(Androidの場合)
「パケ詰まり」の正しい対処方法(iPhoneの場合)
1.「5Gオート」から「4G」に切り替える方法(iPhoneの場合)
<2>「Wi-Fi」の「5G」とは
1.「5G(Wi-Fi)」とは:「Wi-Fi」には「2GHz」と「5GHz」がある!
2.「2G(2GHz)」と「5G(5GHz)」で電波の届く範囲が異なる!
3.「2G(2GHz)」と「5G(5GHz)」で電波干渉の度合いが異なる!
4.「2G(2GHz)」と「5G(5GHz)」で覚えておくべきポイントは3つある!
「2.4GHz」の最大通信速度「300Mbps」ってどんな速度?
1.「2.4GHz」の最大通信速度「300Mbps」って、どの程度!
「Wi-Fi」で知っておくべき注意点「端末」と「Wi-Fi機器」の両方の影響を受ける!
1.「スマホのWi-Fi規格」は、「Wi-Fi機器のWi-Fi規格」と同等以上が理想!
「通信速度」をチェックする方法 モバイル回線では要注意!
1. 「通信速度」をチェックする方法:モバイル回線利用時のチェックは要注意!
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:17分12秒)
みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。
いつもご視聴ありがとうございます。
今回は「必ず知っておくべき基本知識!スマホに表示される5GとWi-Fiに接続する際に表示される5Gは同じものなのか?」について説明して参ります。
この2つの「5G」は、なんとなく違うものだという事は分かっていても、いざ、違いを説明しようとするとなかなか説明できないという方も多いかと思います。
それぞれの違いや特徴が分かっていると、いざという時に困らなくなりますので、この機会に違いや特徴について確認しておきましょう。

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【目次】
1.「5G(スマホ)」と「5G(Wi-Fi)」は同じ?速度が速い?
<1>「モバイル回線(スマホ)」の「5G」とは
1.「5G(スマホ)」とは:「通信規格」を表している!
2.「5G(スマホ)」とは:3つの特徴と「パケ詰まり」の問題
3.「5G(スマホ)」とは: 「4G」と比べて10倍も進化!
「なんちゃって5G(転送5G)」とは
1.「5G(スマホ)」とは: 「なんちゃっと5G(転送5G)」は「4G」と同じ!
2.「5G(スマホ)」とは: 「4G」と「5G」は電波のカバー範囲が異なる!
「5G」「なんちゃって5G」の弊害「パケ詰まり」に直面した場合の正しい対処方法
1.「パケ詰まり」の対処方法(機内モードのオン・オフ or 4Gへの手動切替)
「パケ詰まり」の正しい対処方法(Androidスマホの場合)
1.「5Gオート」から「4G」に切り替える方法(Androidの場合)
「パケ詰まり」の正しい対処方法(iPhoneの場合)
1.「5Gオート」から「4G」に切り替える方法(iPhoneの場合)
<2>「Wi-Fi」の「5G」とは
1.「5G(Wi-Fi)」とは:「Wi-Fi」には「2GHz」と「5GHz」がある!
2.「2G(2GHz)」と「5G(5GHz)」で電波の届く範囲が異なる!
3.「2G(2GHz)」と「5G(5GHz)」で電波干渉の度合いが異なる!
4.「2G(2GHz)」と「5G(5GHz)」で覚えておくべきポイントは3つある!
「2.4GHz」の最大通信速度「300Mbps」ってどんな速度?
1.「2.4GHz」の最大通信速度「300Mbps」って、どの程度!
「Wi-Fi」で知っておくべき注意点「端末」と「Wi-Fi機器」の両方の影響を受ける!
1.「スマホのWi-Fi規格」は、「Wi-Fi機器のWi-Fi規格」と同等以上が理想!
「通信速度」をチェックする方法 モバイル回線では要注意!
1.「通信速度」をチェックする方法:モバイル回線利用時のチェックは要注意!
1.「5G(スマホ)」と「5G(Wi-Fi)」は同じ?速度が速い?
スマホのアンテナの横に表示される「5Gのマーク」とWi-Fi接続時に選択肢として表示される「5Gという数字」は、見た目は同じなので、同じ意味を表しているようにも見えます。
また、「3G」「4G」などと比べると、数字が大きいので、速度が速やそうな印象を受ける方も多いかと思います。
結論から先にお伝えすると、この2つの5Gは全く別のものになります。
それぞれの違いと特徴について、詳しく確認していきましょう。
<1>「モバイル回線(スマホ)」の「5G」とは
まずは、スマホのアンテナの横に表示される「5G」から一緒に確認していきましょう。
1.「5G(スマホ)」とは:「通信規格」を表している!
スマホのアンテナの横に表示される「5G」は、第5世代移動通信システムの略で、モバイル通信の最新の通信規格を表しています。
ガラケーの「3G」から、「4G」「LTE」を経て、「5G」と進化してきました。
2.「5G(スマホ)」とは:3つの特徴と「パケ詰まり」の問題
「5G」の主な特徴は3つあります。
あくまで、従来の4Gと比較した場合になりますが、一つ目は、高速・大容量の通信が可能になっています。
二つ目は、通信の遅延が少なくなるように設計されています。
三つ目は、多数の機器と同時に接続できるように設計されています。
但し、現在は「5G」への移行期ということもあり、実際には「4G」の時よりも「接続できないという状態」が発生しています。
特に、「主要駅」など混雑するエリアで、電波自体はかなり良好な状態で受信できているにも関わらず、「通信」ができないという「パケ詰まり」が発生しています。
この「パケ詰まり」の問題は、特にドコモ回線で顕著に発生し、既に5年以上も継続して発生しつづけています。
3.「5G(スマホ)」とは: 「4G」と比べて10倍も進化!
それでは、「5G」は、4Gと比較すると、具体的にどの程度進化したのかという点についても一緒に確認していきましょう。
先程、説明を致しました3つの特徴である「通信速度」「通信遅延時間」「同時接続台数」で比較していくとと、理論上では10倍くらい進化しています。
但し、現実としては、「5G表示」がなされていたとしても、実際には「4G回線」に接続されているという「転送5G(なんちゃって5G)」も多く、5Gの良さを実感できるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。
「なんちゃって5G(転送5G)」とは
先程、説明の中でも出てきました「なんちゃって5G(転送5G)」とはどのようなものなのかについても一緒に確認していきましょう。
1.「5G(スマホ)」とは: 「なんちゃっと5G(転送5G)」は「4G」と同じ!
「なんちゃって5G」は、4G回線の周波数帯を5G規格で利用しており、実質的には「4G」と同じです。
その為、「5G」の「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」という特徴は出せず、「4G」と同程度の性能しかありません。
2.「5G(スマホ)」とは: 「4G」と「5G」は電波のカバー範囲が異なる!
「4G」と「5G」では、周波数が異なるため、カバーできる範囲も異なります。
「4G」の方がカバーする範囲が広く、障害物に対しても強い傾向があります。
後ほど、説明を致します「Wi-Fi」の「2.4Ghz」と「5Ghz」の違いに似ています。
「5G」だけで、「4G」と同じエリアをカバーしようとするとより多くの基地局が必要になる為、地域によっては、引き続き、「4G」、もしくは「なんちゃって5G」が主流のままという場所も出てくると推察されます。
「5G」「なんちゃって5G」の弊害「パケ詰まり」に直面した場合の正しい対処方法
先程もお伝えしましたが、5Gへの移行期では、引き続き「パケ詰まり」が発生する可能性が高いと推察されますので、「パケ詰まり」に直面した場合の「正しい対処方法」についても一緒に確認していきましょう。
1.「パケ詰まり」の対処方法(機内モードのオン・オフ or 4Gへの手動切替)
「パケ詰まり」に直面した場合にできる対処方法としては、主に二つの方法があります。
まず、一つ目は、一旦「機内モード」にして、再度「機内モード」を解除する方法です。
新たに接続可能な電波を捜して、接続するという意味では、問題となった通信とは違う通信に接続できる可能性もあります。
二つ目は、「5G」から「4G」に手動で切り替える方法です。
手動で「4G回線」に切り替えることで、「5G回線」「なんちゃって5G回線」を利用せずに、「従来の4G回線」に接続することができます。
「5G」や「5Gオート」を利用している場合は、「機内モード」の「オン・オフ」で「通信の再接続」を行っても、電波状況のみで接続基地局が判断されているため、「パケ詰まり」が起きている回線に再度接続される可能性も高く、「パケ詰まり」が解消されない可能性も高くなります。
一方で、「4G」に手動で切り替えた場合には、「従来の4G回線」に接続されるため、「パケ詰まり」が解消される可能性が高くなります。
「パケ詰まり」の正しい対処方法(Androidスマホの場合)
それでは、「パケ詰まり」に直面した場合に、Androidスマホで、「通信回線」を手動で切り替える方法についても一緒に確認していきましょう。
1.「5Gオート」から「4G」に切り替える方法(Androidの場合)
まずは、端末内より、①の「設定アプリ」を探して、タップします。
「設定」の詳細画面が表示されますので、②の「ネットワークとインターネット」をタップします。
「ネットワークとインターネット」の詳細画面が表示されますので、③の「SIM」をタップします。
「SIM」の詳細画面が表示されますので、④の「回線名(電話番号)」をタップします。
「モバイル回線の詳細画面」が表示されますので、⑤のように画面を上にスライドし、⑥の「優先ネットワークの種類」をタップします。
「優先ネットワークの種類」が表示されますので、⑦の「4G」をタップします。
「優先ネットワークの種類」という項目の下に「4G」と表示されていると、「4G」への手動での切り替えが完了します。
「パケ詰まり」の正しい対処方法(iPhoneの場合)
それでは、次に、iPhoneで、「通信回線」を手動で切り替える方法についても一緒に確認していきましょう。
1.「5Gオート」から「4G」に切り替える方法(iPhoneの場合)
まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。
「設定」の詳細画面が表示されますので、②の「モバイル通信」をタップします。
「モバイル通信」の詳細画面が表示されますので、③の「モバイルデータ通信のオプション」をタップします。
「モバイルデータ通信のオプション」の詳細画面が表示されますので、④の「音声通話とデータ」をタップします。
「音声通話とデータ」の詳細画面が表示されますので、⑤の「4G」をタップします。
「4G」にチェックが入っていることを確認して、画面の左上にある⑥の「左向きの矢印」をタップします。
「音声通話とデータ」の右側に「4G」と表示されていると「4G」への手動での切り替えが完了します。
<2>「Wi-Fi」の「5G」とは
それでは、次に「Wi-Fi」の選択肢に表示される「5G」について一緒に確認していきましょう。
1.「5G(Wi-Fi)」とは:「Wi-Fi」には「2GHz」と「5GHz」がある!
「Wi-Fi」には、接続時に選択できる回線が「2.4GHz」と「5GHz」の2種類あります。
「2G」「5G」と省略されて表示される場合が多く、それぞれ特徴が異なります。
最近では「6GHz」という選択肢も出てきていますが、今回は比較の対象外にさせていただきます。
「2.4GHz」「5GHz」を比較した場合の一つ目のポイントとしては、数字の大きさ通り、「5GHz」の方が「通信速度」が速くなります。
2.「2G(2GHz)」と「5G(5GHz)」で電波の届く範囲が異なる!
二つ目のポイントとしては、「2.4GHz」の方が、「5GHz」より遠くまで電波が届きます。
あくまで目安ですが、「2.4GHz」で20m~50m、「5GHz」で10m~20mまで「電波」が届きます。
また、「2GHz」の方が「壁」などの障害物に強い特性があります。
3.「2G(2GHz)」と「5G(5GHz)」で電波干渉の度合いが異なる!
三つ目のポイントとしては、「2GHz」の方が、同じ電波帯を利用する機器が多く、「電波干渉」が発生しやすい傾向があります。
そのため、「電波」が途切れやすいという特徴があります。
一方で「5GHz」は、ほぼWi-Fi専用の電波帯になる為、「電波干渉」を受けづらく、安定した通信を行うことが出来ます。
4.「2G(2GHz)」と「5G(5GHz)」で覚えておくべきポイントは3つある!
このように「2GHz」「5GHz」では異なる特徴があるので、「5GHz」が選択できる場合には、できる限り「5GHz」を選択することをお勧め致します。
「2.4GHz」の最大通信速度「300Mbps」ってどんな速度?
それでは、Wi-Fiの「2.4GHz」で出せる「最大通信速度」の「300Mbps」とはどのような速度なのかについても一緒に確認していきましょう。
1.「2.4GHz」の最大通信速度「300Mbps」って、どの程度!
Wi-Fiの「2.4GHz」の最大通信速度である「300Mbps」は、「通信速度」としては、ほとんどの利用シーンで対応できる十分な速度と言えます。
但し、「電波干渉」を受けやすいため、「通信」が安定しない可能性があります。
その為、通信が一時的に途切れたとしても、先読み込みが行われる「動画視聴」は問題ないですが、「ビデオ会議」「ライブ配信」「オンラインゲーム」等のリアルタイム配信は、通信が途切れると画面が一時的に止まるなどの「影響」が出るため、できる限り「5GHz」を利用することをお勧め致します。
「Wi-Fi」で知っておくべき注意点「端末」と「Wi-Fi機器」の両方の影響を受ける!
それでは、次に、「端末」や「Wi-Fiルーター」に搭載されている「Wi-Fi規格」が及ぼす影響についても一緒に確認していきましょう。
1.「スマホのWi-Fi規格」は、「Wi-Fi機器のWi-Fi規格」と同等以上が理想!
スマホやパソコンに搭載されている「Wi-Fiの通信規格」が「Wi-Fiルーターの通信規格」と同等か、それ以上の場合には「Wi-Fiルーター」のパフォーマンスを阻害しませんが、それ以下の場合には、通信速度が大幅に遅くなる可能性があります。
古い通信規格の端末が1台だけの場合には、特に影響はないですが、複数台ある場合には、古い通信規格がボトルネックになって、Wi-Fiルーターの全体の通信速度を遅くする可能性が高くなりますので、十分にご注意ください。
「通信速度」をチェックする方法 モバイル回線では要注意!
それでは、最後に「通信速度」をチェックする方法について一緒に確認していきましょう。
特にモバイル回線の通信速度をチェックする場合には、「モバイルデータ通信」を想定よりも多く消費する可能性がありますので、十分にご注意ください。
1.「通信速度」をチェックする方法:モバイル回線利用時のチェックは要注意!
通信回線の速度をチェックする方法は、非常に簡単で「Chrome」などのブラウザアプリを使って行うことができます。
まずは、Chromeアプリを探してタップし、検索窓に「インターネット速度テスト」と入力し、一番上に表示される「インターネット速度テスト」の「速度テストを実行」をタップすると現在接続している通信の速度を計測することが出来ます。
数秒で通信回線の速度結果が表示されます。
ダウンロードとアップロードの目安ですが、100Mbps以上あれば、基本的には十分な速度が出ていると言えます。
「レイテンシ」という項目も表示されますが、こちらも重要な指標で、データの応答速度を計ってくれます。
0~15ミリ秒であれば、非常に反応が早いと言えます。
「サーバー」という項目もありますが、このテストの為に設置してあるサーバーの場所を表していますが、特に気にしなくても問題ありません。
繰り返しになりますが、モバイル回線の速度テストをする場合には、数GBのデータ通信量を消費してしまう場合もありますので、その可能性も理解したうえで、速度テストを行うようにしましょう。
以上で「必ず知っておくべき基本知識!スマホに表示される5GとWi-Fiに接続する際に表示される5Gは同じものなのか?」についての説明を終了致します。
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ご静聴、ありがとうございました。
「【接続できない】スマホが繋がらない「パケ詰まり」「パケ止まり」等が発生する要因と対処方法」もご参照ください。
「【結局どっちに接続すればいいの?】Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの違い」もご参照ください。
<指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。
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<講義動画作成ポイント>
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<その他>
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