【そのWi-Fi接続しても大丈夫?】短くなったWi-Fiルーターの最新寿命と無料診断ツール

Wi-Fiルーターのサポート状況が大きく変化しつつあります。

今回はルーターの買い替えサイクルについての最新情報を皆様にシェアしたいと思います。

気にしたこともないという方や、壊れてないからずっと同じものを使っているという方もいらっしゃると思いますので、ぜひ非チェックしてみてください!

<動画内容>
1. NECからの衝撃的なお知らせ
2. 主要メーカーのサポート期間
3. サポート終了済み/予定のWi-Fi 6ルーター
4. Wi-Fiの規格とリリース日のおさらい
5. サポートが終了したルーターを使い続ける危険性
6. ルーターの安全性を無料で診断できるツール
7. am I infected?の使い方

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:11分28秒)


「可能な限り長く」から「販売終了から5年」、そして「販売終了から3年」へ?

Wi-Fiルーターのサポート状況が大きく変化しつつあります。

Wi-Fiの寿命と無料診断

いつもご視聴ありがとうございます。

スマホのコンシェルジュです。

今回はルーターの買い替えサイクルについての最新情報を皆様にシェアしたいと思います。

気にしたこともないという方や、壊れてないからずっと同じものを使っているという方もいらっしゃると思うので是非チェックしてみてください!

動画の後半では、ルーターがマルウェアに感染していないかを無料でチェックできるWebサイトもご紹介しますので、一度診断してみてください。

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それでは早速やっていきましょう。

概要欄に目次も配置しておりますので、適宜チェックしたい箇所を選んでご視聴いただくことも可能です。

【目次】
1.NECからの衝撃的なお知らせ
2.主要メーカーのサポート期間
3.サポート終了済み/予定のWi-Fi 6ルーター
4.Wi-Fiの規格とリリース日のおさらい
5.サポートが終了したルーターを使い続ける危険性
6.ルーターの安全性を無料で診断できるツール
7.am I infected?の使い方

1. NECからの衝撃的なお知らせ

2025年7月、Atermシリーズで知られる「NEC」のサイトで衝撃的なニュースが掲載されました。

そのニュースというのが、Atermシリーズのサポート期限が、従来の「販売終了から約5年間」から「販売終了から約3年間」に短縮されるというお知らせです。

なお、この変更は2025年12月1日から適用されます。

2. 主要メーカーのサポート期間

基本的には新製品が発売しておおよそ2年ほどで販売終了となるケースが多く、「販売終了から約5年」というサポート期間は、概ね7年程度です。

これが「販売終了から約3年」に変更されたので、つまりは7年あったサポート期間が[5年のサポート]へと変更されたということです。

当然、新製品の発売と同時に購入するというケースも多くはないため、実際にサポートを受けられる期間はもっと短くなります。

ここでWi-Fiルーターの主要なメーカーに関して対応状況を確認してみると、各社とも足並みは揃っていて、販売終了からおよそ5年でサポートが終了します。

もちろんこれは、発売したばかりの最新ルーターを購入した場合のサポート期間です。

しかし今回のAtermの例により、さらに短いサイクルが主流になる可能性が出てきました。

3. サポート終了済み/予定のWi-Fi 6ルーター

実際に今年の夏から来年にかけて、いよいよWi-Fi 6対応ルーターもサポートが終了するモデルが登場し始めます。

エレコムの「WRC-X3000GS」が2025年8月でサポート終了しているほか、バッファローの「WXR-5950AX12」も2026年1月にサポートが終了します。

これまで「古いWi-Fiルーター」というと、Wi-Fi 5もしくはそれ以前の製品という認識が一般的だったが、すでに初期のWi-Fi 6製品も含まれているので、「Wi-Fi 6だからまだ安心」という考えは通用しなくなりつつあります。

これまで「古いWi-Fiルーター」というと、Wi-Fi 5もしくはそれ以前の製品という認識が一般的だったが、すでに初期のWi-Fi 6製品も含まれているので、「Wi-Fi 6だからまだ安心」という考えは通用しなくなりつつあります。

直観的な「古さ」のイメージと、Wi-Fiの規格が一致しないケースも出てきたことで、自身の使用しているルーターがいつまでサポートされるのか、型番を元にメーカーの公式サイトで確認して、Wi-Fiルーターを継続利用するか、買い替えるかを検討することがこれまで以上に重要になっています。

では、世代が違うと具体的に何が変わるのでしょうか。

4. Wi-Fiの規格とリリース日のおさらい

現在の最新規格は[Wi-Fi 7]で、Wi-Fi 5およびWi-Fi 6と比較して、Wi-Fi 7は飛躍的な進化を遂げています。

最大の目玉は「MLO(Multi-Link Operation)」という新技術で、これにより、2.4GHz・5GHz・6GHzといった複数の周波数帯を束ねて同時に通信することが可能になり、通信速度がWi-Fi 6の約4.8倍に向上するだけでなく、接続の安定性も劇的に改善されます。

こうした最新規格の普及を後押しするように、Wi-Fi 5に加えて初期のWi-Fi 6のサポート終了は今後大きく進むものと考えられます。

5. サポートが終了したルーターを使い続ける危険性

サポートが終了したWi-Fiルーターを継続して使うことが、なぜ危険なのかという点について整理しておきましょう。

「まだ使えるから」と放置していると、知らぬ間に深刻なトラブルへ巻き込まれる可能性もあります。

そもそもメーカーは、製品に対する「サポート」として、ハードウェア的なサポートと、ソフトウェア的なサポートを提供しています。

ハードウェア的なサポートは、物理的な故障への対応で、具体的には修理対応を意味しています。

ソフトウェア的なサポートは、Wi-Fiルーターを動作させるためのの不具合への対応です。

つまり「サポートが終了する」ということは、ハードウェア的な保証がなくなることに加え、不具合や脆弱性の修正もされなくなるということです。

ファームウェアの更新が止まると、最新デバイスとの互換性や通信のパフォーマンスに関する問題が改善されなくなることも意味します。

もはやWi-Fiルーターは、単なるインターネットの接続機器ではなく、家庭のネットワークセキュリティを司る重要な砦としての役割を担っています。

Wi-Fiルータのセキュリティについては、2023年3月に警視庁より「家庭用ルーターの不正利用に関する注意喚起」でも言及されています。

その対策の1つとして挙げられているのが、「サポートが終了したルーターは買換えを検討する」というものです。

コレに関しては、メーカーも同様に買い替えを推奨しています。

昨今、家庭用のWi-Fiルーターが乗っ取られ、ボットとして第三者のネットワーク攻撃に悪用されるケースが増えていますが、こうした乗っ取りの原因としてファームウェアの脆弱性が悪用されるケースが多いです。

攻撃者にとっては、サポートが終了し、脆弱性が修正されないまま放置されているルーターは格好の標的(マト)になるからです。

そのため、心配な場合は、「am I infected?」のようなサイトを利用することで、自宅のWi-Fiルーターが感染しているかどうかを診断ですることができます。

もしも、サポートが終了した機種を使っている場合は、壊れるまで使おうとせず、なるべく早く最新のWi-Fiルーターに買い替えることをオススメします。

6. ルーターの安全性を無料で診断できるツール

ちなみに、このWebサイトは横浜国立大学の研究所が運営する、ルーターを含むIoT機器の感染を誰でも無料で簡単にチェックできるサイトです。

このサイトでは、メーカーのサポートが終了している機器かどうか、IDやパスワードが流出つぃている機器かどうか、ソフトウェアが最新でない、または1年以上更新されていない機器かどうかなど、単なる感染チェックのツールとしてだけでなく、あらゆる角度からルーターの安全性をチェックできます。

マルウェアの検知方法に関しては、詳しく解説すると少し小難しくなりますが、要はマルウェアに感染した機器が他の機器に感染を広げようとする特性を利用して、直近24時間以内の観測結果からユーザーのルーターから不審な通信が届いていないかどうかをチェック。

不審な通信が確認された場合は、マルウェアに感染している可能性があると診断する仕組みのようです。

なお、検知の仕組み上、仮にマルウェアに感染していても、直近24時間以内に不審な通信が観測されていなければ検知されません。

そのため、特に古いルーターを利用中の場合などは定期的な検査が推奨されています。

7. am I infected?の使い方

それでは実際に、[am I infected]と検索してみましょう。

こちらはスマホ/パソコンのどちらからアクセスしても感染チェックが行なえます。

後ほど診断結果のリンクが入力したメールアドレス宛に送られてきますが、検索する時に使用したブラウザと同様のブラウザを開いて確認を行う点にはご注意ください!

今回はスマホ版でご紹介します。

サイトを開いて下にスクロールしたら、必要事項を入力して早速診断をはじめていきます。

ここではメールアドレス、環境、サイトを知ったきっかけ、ロボットではありませんにチェックを入れてから診断へと進みます。

診断の際に入力するメールアドレスは、検査結果の連絡、脆弱性が発見された場合の注意喚起に用いられます。

2,3分ほどで検査結果が届きます。

先ほど入力したメーラーを開いて、早速リンクを開いてみます。

先程も言いましたが、検索した際に使用したブラウザと同じブラウザでリンクを開いてください。

たったこれだけでルーターの安全チェックを行うことができ、今回は問題なしと診断されました。

ルーターを購入してからけっこう年数が経っている方は、是非一度チェックしてみてください!

如何でしたか?

昔買ったWi-Fiルーターを、「まだ使えるから」という理由で使い続けるのではなく、「購入から3年」を目安に、使用している製品のサポート状況を確かめて、必要であれば最新のルーターへの買い替えを計画的に行うことが、快適で安全なインターネット環境を維持するためには必要不可欠です。

今回の動画はコチラで以上です。

最後までご視聴いただきありがとうございます。

メンバーシップ」にて動画のテキスト版も配信しておりますので、よろしければご登録ください。

それでは、また次の動画でもよろしくお願いいたします。


「【結局どっちに接続すればいいの?】Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの違い」もご参照ください。


「【Wi-Fiルーターの寿命】ルーターの選び方とおすすめWi-Fiルーター」もご参照ください。


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