今回はスマホを購入する際に、こういったスマホは避けた方が良いんじゃないかという機種を順番に4つご紹介していきます。
スマホの選ぶ基準が分からないという方や、スマホ選びで失敗したくないという方には参考になると思いますので、是非最後までご覧ください。
<動画内容>
1. 買ってはいけないスマホ ①
2. 買ってはいけないスマホ ②
3. 買ってはいけないスマホ ③
4. 買ってはいけないスマホ ④
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:15分49秒)
いつもご視聴有難うございます。スマホのコンシェルジュです。
今回はスマホを購入する際に、こういったスマホは避けた方が良いんじゃないかという機種を順番に4つご紹介していきます。
スマホの選ぶ基準が分からないという方や、スマホ選びで失敗したくないという方には参考になると思いますので、是非最後までご覧ください。
なお、今回お話しする内容はあくまで参考程度で、これから上げるデメリットを知ったうえで購入するのであれば全然問題ありません。
スマホに求める機能や性能は人それぞれなので、今回お話しする内容は1意見として気軽にご視聴頂けますと幸いです。
また、「Androidスマホの選び方とオススメ機種」も概要欄にリンクを貼っておきますので、併せてご参照ください。
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それでは早速やっていきましょう。
概要欄に目次も配置しておりますので、適宜チェックしたい箇所を選んでご視聴いただくことも可能です。
【目次】
1.買ってはいけないスマホ ①
2.買ってはいけないスマホ ②
3.買ってはいけないスマホ ③
4.買ってはいけないスマホ ④
1. 買ってはいけないスマホ ①
買ってはいけないスマホの一つ目は、docomo、au、楽天モバイルなどで販売されているGalaxyシリーズの低価格モデル、Galaxy A23です。
2022年10月発売で、製品価格は33,400円です。
「はじめてスマホは、ちょっとイイがちょうどイイ」がうたい文句のスマホです。
しかし、本当に初めてのスマホであれば、Galaxyより国内メーカーのスマホを選ぶ方がメリットが沢山あります。
そもそも、同価格帯のモデルと比べても性能的に突出しているわけではなく、価格的にも特段安いというわけでもありません。
5,000万画素のカメラ性能も、写真1枚あたりのデータ量が増えるという点では、デメリットにもなりえます。
また、Galaxyの低価格モデルは、長期のOSやセキュリティサポートも対象外なので、性能面でもサポート面でも変わらない状況です。
Galaxyは端末に最初から入っている、プリインストールのアプリが多いのも悩みの種です。
Googleサービス、契約キャリアのアプリ、Office関連のアプリ、Galaxy純正アプリ、FacebookやTikTokなど、とにかくアプリが多いです。
弊社でもよくお問合せいただくのですが、「このアプリは何に使うのか?」、「何で最初から使いもしないアプリが沢山入っているのか?」、「使っていないアプリは削除できるのか?」など、プリインストールのアプリ関連は質問が多く、それほど大きな戸惑わせる要素となっています。
加えてGalaxyシリーズは、検索などに使うブラウザアプリや写真管理アプリなど、メーカー独自の純正アプリが多く、またそれが標準のアプリとして日常使いに適用されています。
同じ用途のアプリが多いこともそうですが、使用感なども変わってくるので、そのへんの差異が機種変更込みで考えると、初心者向きだとは思いません。
同様に本体設定のメニューも、国内メーカーと比べると少し様変わりしたものになっています。
Androidでは非常に出番の多い、画面下の▼●■のボタンですが、このナビゲーションキーもGalaxyは他のスマホとは配置が逆です。
初めてのスマホという観点では、全く問題になりませんが、結局は機種変更の時にGalaxy以外のスマホを選ぶと大きな違和感になります。
もちろん、ナビゲーションキーは配置を変更することはできますが、ではそれを初心者ができるかというと甚だ疑問です。
要は最初の1台目として見て悪くない選択肢だとしても、もっと価格の安い国内メーカーの選択肢があることや、なおかつ初心者が気になるポイントである、初期アプリの多さやデフォルトアプリが自社アプリになっているなど、戸惑う要素が多いのが難点です。
単体で見れば悪くなくとも、機種変更まで含めて考えると、初心者にオススメできる機種とは言えません。
2. 買ってはいけないスマホ ②
買ってはいけないスマホの2つ目は2023年2月にdocomoから販売されているarrows Nです。
製品価格は98,780円で、製造はFCNTが担当した純国産スマホです。
何といっても、せっかくの強みが生かせない「チグハグ」なミドルレンジスマホで、バルミューダフォンを彷彿とさせるような10万円の価格設定がネックとなっています。
スマホの性能を測るうえで最も大事なパーツといえばSoCで、スマホの頭脳にあたる部品です。
そのスマホが誰に向けて販売されるのか、どの程度のパフォーマンスを発揮させるのかというコンセプトをもとに、どの価格帯のチップを盛り込むかを選定する必要があるので、どのSoCを採用するかで、スマホ本体の価格帯もある程度決まるわけです。
そして今回この機種に採用されたSoCが、Snapdragon 695という型番です。
これは2022年発売の中価格帯のスマホに多く採用されたSoCです。
そのため、最初に”ミドルレンジスマホ”という紹介の仕方をしたわけですが、そこでネックになってくるのが10万円という強気の価格設定です。
同じSoCが採用されている機種には、ソニーやシャープの人気機種、中華メーカーの人気機種など様々なラインナップがあります。
価格も概ね半分程度です。
ここら辺の機種は程度の差こそあれ、日常使いでは割とそつなく何でもこなしてくれますし、価格もそこまで高くなく、弱みでもあるサポート期間の短さも携帯各社が提供する、残価型の購入プログラムでまかなえます。
その点、arrows Nは「サポート期間の長さ」という点で他社との差別化が図られています。
OSサポート3回、セキュリティサポート4年という国内では珍しい手厚いサポート内容となっています。
しかし、最大の特徴である「サポート期間」の恩恵を享受するには、4年以上使わないといけません。
4年間の使用を考えると、結局は10万円の製品価格を受け入れるしかありません。
それでは4年以上使用することを想定すると、性能としてどうなんだ?バッテリーは持つのか?という話になってきます。
そこで最初のお話に戻ります。あくまでも積んでるチップはミドルレンジクラスのものだということ。
もし仮に、”ガチガチに使い込まないから、長期の使用にも耐えうる”という方の場合には、そもそも10万円のスマホでなくともいいのではないか?ということに結局はなります。
そのようなところが、本機種のチグハグな部分であり、オススメしにくい点でもあります。
購入を検討している場合は、価格が安くなってからでもいいのではないでしょうか。
3. 買ってはいけないスマホ ③
買ってはいけないスマホの3つ目はソニーが開発したXPERIAシリーズのハイエンドモデル、1 Ⅳです。
様々なデバイスを提供する、日本が世界に誇れるメーカーのハイエンドモデルですが、今回は『使い手を選ぶ』という理由でのランクインです。
性能も決して悪くはないのですが、ハイエンドモデルを購入するライト~ミドルユーザーには、1 Ⅳの良さを理解するのに伝わりやすい言葉がありません。
それもそのはず、この機種のコンセプトがクリエイター向けのものとなっているからです。
開発者インタビューの中でも語られているように、カメラ専用機を持っている人がターゲットとされていて、配信需要を意識したハイアマチュア向けの機能が盛りだくさんです。
メーカーが推している機能や新機能が、その分野をかじったことがある方はそのすごさが理解できるものの、一般ユーザーにおいては何がすごいのかが分かりづらくなっています。
要はコンセプトが尖り過ぎていて、一般ユーザー向けに端末の魅力をわかりやすく伝えられる言葉がないというのが、この機種の欠点だと思います。
2022年モデルで追加された新機能の一つとしてゲームとビデオのライブストリーミング配信機能があります。
通常、チャンネル登録者数が1,000人以上いる配信者だけが行えるYouTube Liveですが、XPERIA 1 Ⅳを利用すれば、その縛りを受けることなくXPERIA単体でLive配信を行うことが可能です。
配信者目線で言えばすごいですが、YouTubeに直接配信できる機能をどれだけのユーザーが望んでいるかは疑問です。
4K対応の有機ELディスプレイも、そもそも4Kに対応したコンテンツが豊富にあるわけでもなく、6.5インチの画面に誰が4K画質を求めているのかという点と、4K動画は画質の向上と引き換えに、消費電力の増加によるバッテリー問題や発熱問題を生じさせます。
もちろん設定なども適宜行っていく必要があります。
発熱などによりパフォーマンスが低下する場合もあるので、そこも含めての理解が必要です。
みなさんはカールツァイスのレンズと聞いて「へー、すごいじゃん!」となりますか?
AQUOSやXiaomiのハイエンドモデルにはLeicaと協業したカメラが搭載されています。
カメラフリークではないユーザーの反応を考えると、パッと聞いて「キレイな写真が撮れそうだ」と感じさせてくれるのはLeicaのカメラではないでしょうか?
素人目線で凄みを感じ取れない時点で、一般ユーザーには魅力を感じさせません。
そして2つ目は発熱問題です。
中華メーカーやSamsungはソフト制御はもちろんベイパーチャンバーの改善やサーマルペーストの強化などハード面とソフト面で発熱対策を強化しています。
一方でXperia 1 Ⅳの場合はソフト制御がメインで、ハード面では基本グラファイトシートのみと他社では当たり前の対策しかしていません。
要は、ハイクオリティな消費電力の高い機能が盛りだくさんの割に、他のメーカーの機種よりも発熱対策がイマイチでパフォーマンスも不安定になりがちです。
また、XPERIA-PROに搭載されていた巨大なベイパーチャンバーも、なぜか1 Ⅳでは搭載されていないため、発熱問題がつきまとう結果となっています。
そして最後にアップデートサポート期間の短さです。
メーカーの回答では、グローバル版が3年のセキュリティアップデートを予定しているものの、キャリア版においては携帯キャリアに一任されています。
例年通りであれば、おそらくOSアップデート2回、セキュリティアップデート2年と予想されます。
長期使用するかどうかは一先ずおいておくとして、iPhone、Google Pixel、Galaxyのハイエンドは当たり前のように長期サポートを行っています。
そもそもの選択肢がユーザー側にない時点で、本機種を20万円弱の金額を支払って購入するメリットは少ないと考えます。
スマホに20万円を投資できる人は他にも様々な選択肢があります。
雑に扱ってもそれなりに応えてくれるiPhone、UIや冷却機能を強化して使いやすさを重視するGalaxy、コスパに優れるGoogle Pixel 7 Proなど、それぞれがわかりやすい強みを持っていて、なおかつ、スマホに求められていることをしっかり取り入れた上で完成度が高いです。
一方、XEPERIA 1 Ⅳは『ソニーのこだわりが詰まったスマホ』ということで、一般ユーザーのニーズとは乖離があります。
スマホへのこだわりがあり、それをXPERIAが叶えてくれるというユーザーにはオススメできますが、迷っているようであれば1 Ⅴを待つのも良い選択肢だと思います。
4. 買ってはいけないスマホ ④
Y!mobileから販売されているかんたんスマホ2+。
ドコモのらくらくスマホやauのBASIO同様、高齢者向けに開発されたY!mobileのスマートフォンです。製造は京セラが担当しています。
製品価格は31,680円で、これ系のスマホの中では割と安い方です。
電話、メール、ホームキーが物理ボタンになっていて、戻るキーも△ではなく、日本語で「戻る」となっているなど、操作周りで良く使うものが”わかりやすくカスタマイズされている”ということが主なメリットです。
ホーム画面も視覚的にどれが何に使うのかが分かりやすくはなっていますが、見かけ上使いやすそうな印象を受けるだけで、結局アプリを開けば普通のスマホとなんら変わりありません。
要はこの機種のメリットは、「物理ボタン」と「この機種なら使えそうという安心感」の2つです。
ホーム画面に関しては、最近のスマホは、通常のものにも『かんたんモード』という、こういったわかりやすいホーム画面に設定できる仕様がほどこされているので、あえてこれ系のスマホは買わずとも、購入したお店で店員さんに相談すれば設定してもらえると思います。
そしてスペック的なお話をすると、この機種はRAMが3GB、ストレージが32GBという、2022年に発売されたモデルとは思えないような低スペックにまとめられています。
これは他のメーカーから販売されている同価格帯のモデルと比べると一目瞭然です。
ものによってはこれより安くて高性能なスマホも多くあります。
スマホの利用シーンが限られているだろうという発想のもとにここまでスペックを抑えているのかもしれませんが、それであれば価格がもう少しリーズナブルであるべきですし、これ系のスマホをお買い求めされる方は、長く1機種をご利用される方も多いので、そういった意味でもせめてもう少しスペックを上げてもいいような気がします。
ちなみに2023年の3/9に、Y!mobileから「かんたんスマホ 3」が販売されて、こちらはスペック的にも最低ラインは整っているので、どうしてもこれ系の機種がいいという方は、必ず3の方を購入しましょう。
在庫処分で安くなっていても、かんたんスマホ 2+は避けた方が無難です。
今回の動画はコチラで以上です。最後までご視聴いただきありがとうございます。
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それでは、また次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【今買うべきAndroidはコレ】2023年!スマホの選び方とオススメ機種」もご参照ください。
「【最新Androidスマホ対応】買ったら最初にやるべき9つの設定」もご参照ください。
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