今回は、現在シェアの大きいメーカーのスマホを中心に、中古価格や手放す際の参考となる買取価格などを、大手中古スマホサイトやフリマアプリにて調べてみました。
そろそろスマホを買い替えようかなと思っている方、次は中古でもいいかもなと考えている方の参考になれば幸いです。
<動画内容>
1. シャープのアクオスシリーズについて
2. AQUOS R
3. AQUOS Sense
4. AQUOSwish
5. ソニーのエクスペリアシリーズについて
6. Xperia 1
7. Xperia 5
8. Xperia 10
9. サムスンのギャラクシーシリーズについて
10. Galaxy S20
11. Galaxy A50
12. Galaxy A20
13. Googleピクセルシリーズについて
14. pixel Pro
15. pixel
16. pixel a
17. 2020年発売モデルまとめ
18. 2021年発売モデルまとめ
19. 2022年発売モデルまとめ
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:21分28秒)
いつもご視聴ありがとうございます。
スマホのコンシェルジュです。
こちらは、MM総研が2022年に発表した中古スマホの販売台数データです。
これによると、2021年度の中古スマホの販売台数は過去最高の212万台と、前年より約15%も増加しました。
この増加トレンドは今後も続いていくと見られ、2026年には342万台に拡大するという予測が発表されています。
今回は、現在シェアの大きいメーカーのスマホを中心に、中古価格や手放す際の参考となる買取価格などを、大手中古スマホサイトやフリマアプリにて調べてみました。
そろそろスマホを買い替えようかなと思っている方、次は中古でもいいかもなと考えている方の参考になれば幸いです。
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概要欄に当動画の目次も配置しておりますので、適宜チェックしたい箇所を選んでご視聴いただくことも可能です。
【目次】
1.シャープのアクオスシリーズについて
2.AQUOS R
3.AQUOS Sense
4.AQUOSwish
5.ソニーのエクスペリアシリーズについて
6.Xperia 1
7.Xperia 5
8.Xperia 10
9.サムスンのギャラクシーシリーズについて
10.Galaxy S20
11.Galaxy A50
12.Galaxy A20
13.Googleピクセルシリーズについて
14.pixel Pro
15.pixel
16.pixel a
17.2020年発売モデルまとめ
18.2021年発売モデルまとめ
19.2022年発売モデルまとめ
1. シャープのアクオスシリーズについて
まずはシャープのアクオスです。ガラケー時代からお馴染みのメーカーでもあり、なんとなく手に取りやすい感覚がある方も多いかと思います。
発売から2年間のサポート、バージョンアップは最大2回対応すると約束しています。
2年というと短いように思いますが、廉価なモデルも含めてこの期間を約束する、というのは他のメーカーには見られないスタンスです。
アクオスの主な製品展開は、まず最上位機種としてはR7、R6といったRシリーズがあります。
カメラ性能を一番の推しとしているところは他社と同様です。また省エネ性能も優れ、バッテリー持ちもよいとしています。
ブランドを代表するシリーズであるアクオスセンスは、ちょうどいい性能と抑えめな価格で多くの方が手に取りやすいスマホです。
スマホ全体で見ると、価格と性能的には中くらい、ミドルレンジ、と呼ばれる部類に属します。
さらに廉価なモデルとして、2万円台で購入できるアクオスウィッシュというシリーズも展開しています。
それぞれのシリーズに年に一台ペースで新型が投入されています。
2. AQUOS R
まず上位機種のRシリーズを見てみましょう。
R7発表時の新品価格はなんと約20万円と、びっくりするような金額です。
iPhoneばかり騒がれますが、Android機が安いということではないようです。
こちらについて、中古価格や買取価格をしらべてみました。調査については、目立った汚れや傷のない、同一条件のスマホにおいて調べています。フリマサイトは直近に発生した取引のいくつかを平均した数値、中古価格や買取価格は複数の大手の平均値をとりました。出てくる金額は今後大きく変動する可能性があります、あくまで動画製作時の概算となりますことご了承ください。
現行機に関してはそもそもあまり数が出回っていないのですが、中古屋さんではR7は約11万円前後で販売されているものがございました。括弧内の数値は新品価格からどれくらい下がっているかを表記しています。
中古でも10万円越えととても高価ですが、新品価格に対してはすでに40%安く買えることにはなります。
買取サイトでは72,000円前後の買取査定となっていました。
一方のフリマサイトでの取引価格は135,000円前後で取引されていました。なので30%安く購入可能、逆にいうと、新品価格の70%程度の価格で手放すことができると言えます。今回の調査の中ではこちらは非常に優秀な数字でした。
続いて一世代前、2021年発売のR6で調べてみます。
新品価格は111,000円、10万は超えているものの、R7よりはるかに手頃に感じます。
現在、中古価格は状態の良いもので約65,000円となっています。
買取サイトでは39,000円の査定フリマサイトでは56,000円程度での取引となっていました。
発売からもうすぐ2年ということでだいぶ価格もこなれてきているということでしょうか、それぞれの価格もR7に比べてばらつきがないように見えます。
では2020年3月発売のR5Gはどうなっているでしょうか。
新品価格はR6とほとんど変わらず約11万円、中古価格は大きく下がって39,800円、買取サイトでは24,500円、フリマサイトでは31,000円前後で取引されているようです。
R5Gは現時点で発売からまる2年が経過していることになり、シャープの宣言しているサポート期間を終えることになります。
2年前のハイエンド機となると実際の利用に際してはさくさく動いてくれるかと思いますが、やはりこの点が意識されるのか、一気に価格が下がっているように見えます。
3. AQUOS Sense
続いて、アクオスブランドを代表するシリーズであるAQUOS Senseについて見てみます。
2022年11月に新作の7が発売されました。
同価格帯の他社製品を上回るカメラ性能、というのが売りとなりますが、そのせいもあってかやはり価格は従来機よりも上がってしまいました。
中古品は46,000円程度で販売されています。
買取サイトでは28,500円、フリマサイトでは43,000円、となっています。
買取サイトだとやはりこれだけ新しくとも半値近くになってしまうというのは少し勿体無いような気もします。
AQUOSセンス6はちょうどの7の一年前に発売されています。
新品販売価格が少し安く約40,000円、現在中古販売は約半分の21,000円前後で販売されており、センス7とくらべるとやはりガクッと下がっています。
フリマサイトが19,000、買取サイトが15,250で、この二つはあまり大きな開きはでませんでした。
センス5は同じ年の2月に発売されています。
ここまでくるとかなり価格も下がってきます。特に中古買取では査定額が一万円を切ってしまいます。
ただしシャープによるとこの機種はサポートの目安が24年1月までとなっており、この点を考えると意外と選択肢に入りうるように思います。
4. AQUOSwish
続いてはアクオスの最廉価スマホ、ウィッシュシリーズです。
そもそも新品価格も安いですが、ウィッシュ2でも中古市場ではさらに安く手に入れることができます。
この辺の価格帯にフィットする方はそもそもそこまでスマホに多くを求めていないかと思いますので、かなり良い選択肢になるのではないでしょうか。
5. ソニーのエクスペリアシリーズについて
続いてはソニーのエクスペリアを見てみます。
こちらもシャープ同様、ブランドとしては親しみを感じる方が多いかと思います。スマホはずっとエクスペリアを使っているという方も多いのではないでしょうか。
自社でデジタルカメラやヘッドフォンなども第一線級の製品を多数持っているため、技術力も高いイメージがありますが、毎度エクスペリアは本体の発熱が話題になりやすいというネガティブな面もあります。
エクスペリア1が最高級機にあたり、他社に比べてかなり縦長のディスプレイとなっています。
そのためか、それに近いスペックをコンパクトにした5シリーズも継続的にリリースされています。
またアクオスセンスとちょうどライバルにあたる性能と価格となるのが10シリーズ、今回は省略しますが、さらに廉価なaceシリーズなどもラインナップされています。
基本的には数字が小さいほど価格と性能が高い、と思って間違いありません。
それぞれのシリーズにおける世代はマーク2、マーク3といった形で呼称します。
6. Xperia 1
エクスペリアワンも2022年に発売されたエクスペリアワンマーク4はアクオスR7と同様、新品で20万円近くとなっています。
この二つは発売時期、価格ともにほぼ一緒なので、少し価格の下落率を比べてみると、エクスペリア1の方が中古価格や買取価格は若干ですが安定しているようです。
フリマアプリの価格は特に数が少ない場合はかなり乱高下しやすいので、可能性としてはエクスペリアワンマーク4の方が継続的に高価格になる可能性はあるかもしれません。
1マーク2が2020年発売のモデルですが、ここまでくるとサポート切れの影響もあってかやはり元値から大きく落ち込んだ数値となります。
7. Xperia 5
ハイスペックでコンパクトなモデルの5シリーズの価格表です。
エクスペリアワンシリーズ比べると特徴的なのは、同じ2020年発売の5マークツーと1マーク2では、5の方がの中古価格が安定しているように見えます。
元値は1シリーズの方が高いにも関わらず、5の方が総合的には高値で取引されています。
のちほどまたみてみますが、この5シリーズは全体としてかなり優秀な成績となっていました。
8. Xperia 10
こちらはエクスペリア10シリーズの価格表です。
世代が進むほどに新品価格が一万円ずつ上昇して行っています。
エクスペリア10はちょうどAQUOSセンスシリーズと新品価格や性能が似通っておりよく比較されがちなシリーズです。
AQUOSセンス7は現時点でまだ発売後5ヶ月程度しか経過していないので、ひとまず前の2世代でAQUOSセンスと、エクスペリア10を比べてみたのがこちらです。
実は発売時期はそれぞれ半年程度ずれていて、各世代共にエクスペリアの方が先に発売されている、つまり若干古い機種ということになりますが、どうでしょうか、エクスペリアの方が全体的に価値が残存しているように見えるかと思います。
このシリーズだけでいうとエクスペリアの方が現時点では人気がある、と言えるかもしれません。
9. サムスンのギャラクシーシリーズについて
続いてギャラクシーシリーズです。
ここのところ折りたたみスマホで目立っている感がありますが、従来よりAndroidでは世界シェアのとても高いブランドです。
S20シリーズがハイスペック機、A50シリーズがアクオスセンスやエクスペリア10と同価格帯、さらにその下にアクオスウィッシュ並に低価格なA20シリーズがラインナップされています。
すこし型番に特徴がなくわかりづらい気もします。
10. Galaxy S20
ハイエンドのS20シリーズですが、パッとみこれまでの二つのブランドより価格が抑えめに見えますが、これは、さらにこの上にウルトラというラインナップがあるためです。
特徴的なところとしては、現行モデルと1世代前のモデルの下落率がなぜかほとんど変わらないという点です。
かねてからS21は販売不振が囁かれることが多かった世代ですが、これをみる限りアクオスやエクスペリアに比べて踏ん張っている様子です。
またギャラクシーはS21以降の機種に、4世代5年間という非常に強力なアップデートサポートを約束しています。
なので今S21を購入しても、あと3年程度使えることになります。
この辺も中古価格に有利に働く要因となり得るかと思われます。
11. Galaxy A50
こちらがミドルレンジとなるA50シリーズの価格表です。
性能の問題でこうしたミドルレンジのスマホには、アップデートの長期的な保証を約束しづらいと言われていますが、A53だけはこの価格帯でも5年間のアップデート保証に含まれています。
12. Galaxy A20
アクオスウィッシュ並の価格で展開しているA20シリーズの価格表です。
やはりここまでスペックと価格を抑えたモデルにはアップデート保証はないようです。
13. Googleピクセルシリーズについて
続いてGoogleピクセルシリーズを見てみましょう。
言わずと知れたAndroidの開発元であるGoogleが自社で開発しているスマホシリーズです。
ピクセル5まではどちらかというと地味な存在でしたが、ピクセル6から劇的に路線変更し、中のチップを自社設計してハイスペック化、デザインも大幅に変更し、価格面でも大きく攻勢をかけてきています。
他の機種に比べてアップデートも半年近く早く、期間も長いというメリットもあります。
pixel6、pixel7、と世代を表す数字を振ったモデルの通常盤とより高性能なpro版を1年間隔、その間にaシリーズという廉価なバージョンをリリース、というペースで製品を投入しています。
通常モデルとProモデルは、名前の響きほどの性能差はなく、望遠カメラの有無や細かな差であるパターンが続いています。2023年内に折りたたみモデルをリリースする噂もあります。
14. pixel Pro
Proシリーズの価格表がこちらです。
7Proは新しいこともありますが、まだほとんど価格が下がっていません。
6Proはおおよそ価格帯的にも値動き的にもエクスペリア5シリーズと似る結果となりました。
15. pixel
今回の検証でかなり目立つ結果となったのが、pixel6の中古価格の粘りです。
一年半程度経過しているにも関わらず30%しか値段が下がっていません。
まだ新しいのでなんとも言えませんが7もProモデルよりもさらに価格の下落が緩やかで、6の特徴が受け継がれている可能性があります。
16. pixel a
続いては廉価なaシリーズです。
pixel6aは方々でそのコストパフォーマンスについて絶賛のコメントが目立つ機種なので、かなり強いのではと予想していましたが、むしろここで強かったのはpixel5aです。
そこまで人気の機種というイメージは正直なところありませんでしたが、取引価格を見る限り明らかに他の機種よりも安定しているようです。
ただし5年間のアップデート保証はピクセル6以降の機種なので、こちらの5aは3年間のサポートとなり24年の8月までのサポートです。
17. 2020年発売モデルまとめ
以上、メインブランドのスマホを中古で購入する際や手放す際にどれくらいの値段になりそうか、という点を比べてみました。
まとめとして、今回調べた中古や買取、フリマでの価格の下落率を3つまとめて平均値にして低い順から並べてみました。
ざっくりではありますが、この数値が少ないほど、価値が下がりづらい可能性がある、という目安としてお考えください。
2020年発売のものはやはり総じてかなり価値が下がってしまっていますが、この中でも比較的新しいはずのギャラクシーA51が目立って下落しています。
下落率50%台にとどまっているのはどちらも価格を抑えたモデルとなっています。そもそも廉価なため底を打つのが早いということかもしれません。
そうした視点で見ると、こちらの3機種はなかなか健闘しているとみてもいいかもしれません。
特にpixel5についてはまだアップデート保証期間内となっています。
18. 2021年発売モデルまとめ
こちらは2021年発売モデルのランキングです。こちらはかなり特徴的な並び順となりました。
Google pixelが大幅モデルチェンジをして本気を出してきた年ですが、なんと上位を独占してしまう形となりました。
逆にアクオスブランドは下位に固まってしまいました。中間にはエクスペリアとギャラクシーが入り乱れる形となっています。
2020年でも3位にいたエクスペリア5シリーズですが、こちらでも4位としっかり上位をキープしています
19. 2022年発売モデルまとめ
最後に2022年発売のモデルです。
新しいので当然下落率は全体的に低くでる点や、まだまだ価格の変動が起こりうる点など考慮する必要がありますが、ここでもやはり Googlepixelが明らかに上位に固まっており、2021年に引き続き強いスマホであると言えそうです。
また再びエクスペリアの5シリーズが上位に来ており、こちらも安定した強さを誇るスマホと言えそうです。
以上、今回の調査を総合すると、Googleピクセルシリーズが価値のおちにくいスマホ、と言えそうです。次点でエクスペリアシリーズが比較的健闘していた印象です。
Googleピクセルについては推測となりますが、Googleによる長期的なアップデートが保証されている点、またそもそも価格に対して非常に優秀な性能をもつ点が評価されている可能性があります。
また最近は新作の発売時に大きなプロモーションを打っており、7の発売時には過去の pixelを下取りに出すと最大61500円引きになる、という驚異的な下取りプランを発表したために中古のピクセルが高騰した、ということもあったようで、そうした影響もゼロではないかもしれません。
いずれにしてもこうして中古市場でも人気のある製品は、購入時は多少割高にはなってしまいますが、手放すときも近い金額で手放すことができる可能性が高くなります。
当動画は以上となります。
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それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【最新Androidスマホ対応】買ったら最初にやるべき9つの設定」もご参照ください。
「【スマホのデータ移行】どの方法が一番いい?Androidスマホのデータを移行する方法(完全版)」もご参照ください。
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三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。
累計50,000人以上を指導 。
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