今回はスマホでの外部ストレージの使用方法について共有させていただきます。
ストレージ不足に対する強力な解決策となりえますので、参考としていただける点がありましたら幸いです。
<動画内容>
1. OSや写真、動画でどれだけストレージが消費されるか
2. 外部ストレージを使う
3. USBOTGへの対応が必要
4. iPhoneに外部ストレージを接続
5. ファイルアプリを操作します
6. 写真を移動してみます
7. 名称変更や削除
8. 新しくフォルダを作成
9. iCloudドライブが表示されたら
10. 複数選択時の動作
11. ドラッグ&ドロップでの移動
12. 外部ストレージからiPhoneにデータを移動する
13. Androidに外部ストレージを接続
14. ファイルズアプリを使用します
15. ファイルズの見方
16. 内部ストレージは結構複雑
17. 写真を移動してみる
18. 複数データの移動はちょっと特殊
19. 外部ストレージからAndroidへのデータ移動
20. フォーマットが必要ですと表示されたら
21. 寿命や転送速度
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:16分55秒)
いつもご視聴ありがとうございます。
スマホのコンシェルジュです。
今回はスマホでの外部ストレージの使用方法について共有させていただきます。
ストレージ不足に対する強力な解決策となりえますので、参考としていただける点がありましたら幸いです。

スマホのコンシェルジュでは、豊富な指導実績をもとに、スマートフォンの使い方に関する動画を制作・配信しております。
300本以上の動画教材を無料開放しておりますので、ぜひお役立てください。
それでは今回もよろしくお願いします。

【目次】
1.OSや写真、動画でどれだけストレージが消費されるか
2.外部ストレージを使う
3.USBOTGへの対応が必要
4.iPhoneに外部ストレージを接続
5.ファイルアプリを操作します
6.写真を移動してみます
7.名称変更や削除
8.新しくフォルダを作成
9.iCloudドライブが表示されたら
10.複数選択時の動作
11.ドラッグ&ドロップでの移動
12.外部ストレージからiPhoneにデータを移動する
13.Androidに外部ストレージを接続
14.ファイルズアプリを使用します
15.ファイルズの見方
16.内部ストレージは結構複雑
17.写真を移動してみる
18.複数データの移動はちょっと特殊
19.外部ストレージからAndroidへのデータ移動
20.フォーマットが必要ですと表示されたら
21.寿命や転送速度
1. OSや写真、動画でどれだけストレージが消費されるか
今日のスマートフォン、 多くの機種が128GBからのストレージを搭載していますが 、この容量をフルで使えるわけではなく、OSやアプリの高機能化により初めからかなりの量をおさえられています。
そもそもAndroidのOSだけで10GB、iPhoneのiOSはOSだけで12GB、さらに自社製AIのAppleintelligence対応機種だとさらにそれ用に6GBとられています。
カメラも高画質化によってデータサイズが増加傾向にあり、機種によっては最高画質で写真を撮影すると静止画一枚10メガバイト近く、動画は2分で1GBに到達するような膨大なデータサイズとなります。

追加の保存容量確保の第一選択肢となるSDカードスロットは機種によりまちまちです。
一時期より廃止されていくようなムードは薄れたように思いますが、iPhoneとGooglePixelはおそらく今後も非対応を貫くと思われます。
また昔は無制限に写真や動画をバックアップできたGoogleフォトも制限が設けられ、オンライン上のストレージサービスはどれも維持費を考えるとなかなかの出費を覚悟しなければならない料金設定となっています。
こうした方法は一度課金してしまうとずっと課金し続けることになり得るのも考えものです。

あらかじめスマホ本体のストレージ容量の大きいものを購入するのが理想ですが、容量を増やすとただでさえ高価な機種代金がさらに跳ね上がります。
例えばiPhoneやGooglePixelでは容量を128GB増やすごとに15000円上がるような価格設定となっています。

ここでストレージ確保の有用な選択肢となりうるのが、USBメモリなどの外付けのストレージを接続するという方法です。本動画では外部ストレージと呼称します。

2. 外部ストレージを使う
スマホのUSB端子はiPhoneの一部機種を除いて総じて現在はほぼ全てUSB Type-Cと呼ばれるカプセル型の形状で、ひとまずこれと接続できれば動作します。
外部ストレージの選択肢としてはこれらが挙げられるかと思います。
USBメモリは基本的に平べったい長方形型のType-A端子のものが主流ですが、Type-Cに直接挿せるものがあります。
SDカードはSDカードリーダーと呼ばれるアダプタがType-Cに挿せるものがあります。
外付けSSDはケーブルや差し込み端子と一体化しているものは少ないので、基本的にType-Cのケーブルでスマホと接続します。

3. USBOTGへの対応が必要
一応スマホ側も対応可否があり、USBに挿入されたストレージを認識するためにはUSBOTG(on the go)という機能に対応している必要があります。
Googleのサイトにも記載のある通り現行だとほとんどのスマホで対応しているかと思いますが、スペックとして明記されることの少ない機能ですので、不安な場合は機種名とOTGで検索してみてください。
今回、Type-Cに挿入できるUSBメモリ、SSDとケーブルでの接続、microSDカードにType-Cのアダプタといった組み合わせを試してみましたが、iPhoneとGooglePixelではどれも認識され、データの移動等問題なく行うことができました。

一旦本動画の画面ではこちら、100円ショップのダイソーで購入したSDカードとアダプターを使用して、

写真データの移動を見ていきます。
外部ストレージの種類を問わずほぼ同じ挙動をすると思っていただいて大丈夫です。

4. iPhoneに外部ストレージを接続
まずはiPhoneで見てみます。

5. ファイルアプリを操作します
USBに外部ストレージを挿しこんだら、様子を見るためには「ファイル」アプリを開いてみましょう。
パソコンでいうところのいわゆるエクスプローラーのようなアプリで、iPhoneの中に入っているデータを閲覧、操作するためのものです。
ただ普通に使っているとほとんどここから何かすることはないので、多くの方にとって滅多に開かないアプリかと思います。

10秒ほどかかる場合がありますが、こうして認識しました。
タップすると、中身を確認できますが、今現在は空っぽです。
(一つフォルダが見えますがこちらは自動的に生成されるものですので無視してください。)

6. 写真を移動してみます
では何かデータを入れてみます。
一番データ移動の対象となりそうな写真や動画データを例にみてみます。

まず移動する写真を選ぶため、写真アプリを開きます。
写真を選んだら 、いろいろボタンがありますが、この写真を他へ移動するので、こういうときはやはり共有ボタンが怪しいと思ってください。
タップして出てきたメニューの中に先ほどのファイルアプリへ移動するボタンがありました。
ここから外部ストレージにこの写真を置きに行くことになります。
ファイルアプリの一番上の階層に先ほど挿した外部メモリーが見つかりました。
中に入ると、右上に保存ボタンが出ていますのでタップして保存完了です。

ちなみに保存後も元の写真アプリにもこちらの写真は残っていますので、移動というよりはコピー、複製の挙動となります。
なので本体ストレージをあけたいという場合は、この後写真アプリから本体側の写真は削除します。

7. 名称変更や削除
この写真を長押しすると名称変更や削除といったコマンドも表示されます。
複数移動する場合も、複数選択してから同じように共有ボタンから移動できます。

8. 新しくフォルダを作成
ここで右上のメニューをタップすると並び順などの設定の他に、新しくフォルダを作成するボタンも格納されています。
「旅行」というフォルダを作成してみました。写真アプリから移動する際にこのフォルダを指定することが可能となります。

また当然このストレージの中でも移動、整理が可能です。
写真を長押しすると出てくるメニューの一番上に移動ボタンがありますので、タップするとどこに移動するか聞かれます。今作成したフォルダを選択しましょう。

9. iCloudドライブが表示されたら
ちなみにちょっと細かい話ですが、移動先を選択する際、はじめにiCloud Drive(iCloud上にあるフォルダ)が開いてしまうことが多々あり、外部ストレージを見失ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。ファイルアプリは自分が今何をみているのかちょっと分かりづらいところがあります。
この場合一旦左上、ブラウズ、というボタンを押すと、一段上の階層に戻れます。
外部ストレージはファイルアプリの一番上の階層となるここに表示されますので、見当たらない場合はとりあえず一番上に戻ればあるはず、と覚えておいてください。

10. 複数選択時の動作
右上アイコンの「選択」をタップすると複数選択可能で、まとめて移動や削除可能です。
複数選択した際は画面下部に主な操作ボタンが表示されます。
このフォルダのアイコンが移動するためのボタンとなっています。このへんも若干わかりづらい作りです。

11. ドラッグ&ドロップでの移動
また写真を掴んで任意の場所に持っていく、いわゆるドラッグ&ドロップの操作でも移動可能です。
操作性は別として一応ほぼPCと同様の管理ができると思って良さそうです。


12. 外部ストレージからiPhoneにデータを移動する
また逆にUSB内にあるデータをiPhoneに持ってきたい場合、
データを開いて画像を保存とすると、iPhone本体に写真データが保存され、写真アプリに表示されるようになります。

13. Androidに外部ストレージを接続
Androidでの方法を見てみます。

Androidでは外部ストレージを挿した場合に、こうしてステータスバーにUSBのアイコンがともりました。
また通知パネルにも表示されています。

14. ファイルズアプリを使用します
USBメモリにアクセスするためには、「ファイル管理アプリ」と呼ばれるパソコンでいうエクスプローラーに相当するアプリを使用します。
AndroidではGoogle製の「filesByGoogle」というアプリが多くのデバイスに初めからインストールされており、当動画でもこちらを使用します。プレイストアからもインストール可能です。
また機種によってはこれに相当する別のファイル管理アプリが使われることもあります。
※画面はGooglePixelのものです、他の機種では挙動が異なる場合がありますことあらかじめご了承ください。

15. ファイルズの見方
ファイルズアプリを開くと、こんな画面になっています。
このカテゴリという欄には画像データ、動画データ、PDFなどデータの種類ごとにまとめられています。
下の全てのストレージ欄では内部、外部、さらにGoogleドライブなど、ストレージごとにアクセスできるようになっていて、今回差し込んだ外部ストレージもこちらに表示されています。

タップすると、こんなふうに何かフォルダが隠れている可能性があるといったメッセージが出ていたりシステムが使用するフォルダが自動的に生成されたりすることがありますが、ひとまず空の状態と思ってください。

16. 内部ストレージは結構複雑
ちなみに内部ストレージはこのスマホ自体のストレージということですが、このように中身が結構複雑です。
たとえばこのスマホのカメラで撮影した画像はDCIMというフォルダの中の、カメラというフォルダに格納されています。
使っていくうちに何がどこにありそうかわかってはきますが、慣れないうちはここから目的のデータを探すのはちょっと大変なので、あまり深入りしないほうがいいかと思います。

17. 写真を移動してみる
今回はカテゴリ欄から画像を選択し、写真を移動させてみます。
ひとまず任意の画像をタップしてみます。

次の画面では右上の三点アイコンをタップしてみると、ここに移動とありました。
移動をタップすると、移動先に外部ストレージが表示されました。
ちなみに内部ストレージも表示されるのは、内部の別の場所、フォルダにも移動させることができるためです。
タップして画面下部の「ここに移動」とすることで移動完了です。

外部ストレージを見に行ってみると、確かに写真がこちらに移動されています。

18. 複数データの移動はちょっと特殊
複数ファイルの移動はファイルズアプリでは不思議な仕様となっています。

というのも、カテゴリからデータを複数選択したとき、移動をタップしても移動先としては内部ストレージ内しか選択できず、なぜか外部ストレージに移動することができません。

この場合の移動方法の一つとして、一旦内部ストレージ内に「移動」などのフォルダを作り、ここに入れてしまいます。

ファイルズのトップ画面に戻り、カテゴリ欄ではなく、画面一番下の内部ストレージの項目を開くと今作成したフォルダがありますので、こちらから複数選択することで今度は移動先に外部ストレージを選択することができるようになります。

つまり、このカテゴリ欄からデータを複数選択した場合は外部ストレージを移動先に選択できず、ここからデータを選ぶ場合は選択できるというちょっと不思議な仕様になっているようです。


19. 外部ストレージからAndroidへのデータ移動
逆に、外部ストレージからAndroidにデータを入れる際の操作をチェックしてみます。

外部ストレージ内のデータの三点アイコンをタップ、内部ストレージへの移動となりますので、やはり移動をタップします。

ここからは少し悩ましいところで、データの移動先として内部ストレージのこの画面が開くのですが、ここから先、データをどこへ移動するべきかというのがなかなか判断しづらいかと思います。
前述の通り、カメラで撮影した写真はDCIMの下、といったようにフォルダごとに何のデータを入れる場所か、という役割はあるのですが、
それぞれ適切な場所に移動しようとすると大変手間がかかるかと思います。

なので、ここでは一旦試しに外部ストレージから移動、というようなフォルダを作成し、そこに丸っと移動してみます。

わざわざ適切にデータを分類しなくてもファイルズアプリを開けばデータは閲覧できます。

画像データに関してはGoogleフォトが捕捉し、こうしてフォルダ名とそこに入っている画像はGoogleフォト上から確認することが可能です。

取り外す際は通知に「取り外し」とありますので一応これをタップしてから取り外すようにしましょう。
に分類しなくとも、ファイルズアプリをひらけばデータは閲覧できます。

20. フォーマットが必要ですと表示されたら
以上、スマホで外部ストレージを使用する際の操作方法等をみてまいりました。
最後いくつか補足です。
デバイスの組み合わせによっては外部ストレージを使用する際に「フォーマットが必要です」といった注意が出る場合があります。
フォーマットとは一旦そのストレージ内のデータを完全に消去してまっさらな状態にすることをいい、データを消去する際以外にも、外部ストレージとスマホで互換性がない時、そのデバイスで使用できる形式に変換するためにフォーマットが促されることがあります。
実行するとそのスマホでそのストレージを使用できるようになりますが、ストレージ内のデータは完全に消えてしまいますので、事前に大切なデータが入っていないかパソコンなどで確認し、必要に応じてデータを避難させてから行うようにしてください。

21. 寿命や転送速度
電子デバイスは予兆なく壊れるのが常ですが、一般的にはSDカード、USBメモリの寿命は3年程度、と言われています。あくまで一時的なデータの避難場所と考えておいた方が安全かと思います。
別のストレージにもコピーしておけばシンプルなリスク軽減策となりますが、どこまで頑張るかというのはなかなか判断の難しいところです。
機器によりデータの転送スピードには違いがあり、大きなデータの移動にはかなり時間がかかる場合があります。
ストレージ自体がどれだけ速くデータを読み書きできるか、という点だけでなく通り道となるUSBポートの規格も影響し、これらの要素の中で一番スピードの遅いところがそのシステムにおける最高速度となります。
例えば今回私が使用したのはダイソーのカードリーダーとSDカードという激安の組み合わせで、写真数枚であれば一瞬で転送できましたが、たとえば1GBの動画データの転送にはなんと3分もかかってしまいました。
カードリーダー側のUSBの規格は2.0と低速なものであることが記載されています。
差し込むSDカードが高速なものでもここが足を引っ張って速度が上がりません。
大きなデータのやり取りを想定するのであればUSB3以降に対応したものや読み書きの速いSDカードを揃えての使用がおすすめです。
以上、スマホのUSB端子経由でのデータ移動方法についてチェックしてまいりました。
ストレージの容量にお悩みの方はぜひ試してみていただければと思います。

当動画は以上となります。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
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それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【ストレージ不足解消】AndroidでのUSBメモリの使い方、データの移動方法や注意点を解説!SDカード非対応機種でも安心!」もご参照ください。
「【決定的な違い】意外と知らない!SDカードとUSBメモリーの違い!利用するならどっちがいい?」もご参照ください。
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三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。
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