今回は「なりすまし詐欺の新たな手口!音声偽装で身内すら危ない!電話番号偽装の恐怖!」について説明して参ります。
ニュースでも取り上げられていますが、実在する警察署の電話番号を使った詐欺被害が増えてきています。
この詐欺手法の一番の問題点は、実在する電話番号を偽装している点です。
かかってくる電話番号を偽装されてしまうと、「電話番号」で相手を判別する事が出来なくなってしまい、「重要な連絡手段」としての役割を果たせなくなってしまいます。
ある意味では与信の根幹が揺らぎかねない大きな事件とも言えます。
今回は、なぜ、電話番号の偽装が可能なのか、偽装を見抜く方法はあるのかについて一緒に確認していきましょう。
<動画内容>
<1>「電話番号の偽装」は可能!
「電話番号偽装」による「詐欺の手口」と今後起こりうる「新たな詐欺の手口」とは!
1. 実際にあった「偽警官からのなりすまし詐欺」の手口とは!
2.「警察」からの電話を装う「なりすまし詐欺」が厄介な理由とは!
3.「身内」を装った「なりすまし詐欺」が発生する可能性がある!
4.「電話帳」に登録してある「身内の電話番号」がが厄介な理由とは!
「電話番号の偽装」が出来てしまう仕組みとは
1.「IP電話の登場」によって「電話番号の偽装」が可能に!
2.「固定電話の仕組み」では「電話番号の偽装」はできなかった!
3.「IP電話」になり、「電話番号の偽装」ができるようになった!
4.「IP電話」の一番の問題点は「電話番号の偽装」を可能にしてしまった点
米国では「電話番号の偽装」を阻止する対策が取られている!(法律で義務化)
1.「電話偽装の被害」はアメリカでも深刻化!2021年に「対策」が義務化!
なぜ、日本では「電話番号の偽装」が放置されてままになっているのか
1.「電話の偽装防止」にはお金がかかる!「営業電話」が減ってしまう!
2.「ビジネス」が優遇され、「弱者」が「犠牲」になっている!
3.「企業」「政治家」「政府機関」の「癒着」が「詐欺被害」が減らない根本原因!
「電話番号の偽装」に対して今できる対策とは?
1.「電話番号の偽装」に対して、今できる対策とは
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:15分40秒)
みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。
今回は「なりすまし詐欺の新たな手口!音声偽装で身内すら危ない!電話番号偽装の恐怖!」について説明して参ります。
ニュースでも取り上げられていますが、実在する警察署の電話番号を使った詐欺被害が増えてきています。
この詐欺手法の一番の問題点は、実在する電話番号を偽装している点です。
かかってくる電話番号を偽装されてしまうと、「電話番号」で相手を判別する事が出来なくなってしまい、「重要な連絡手段」としての役割を果たせなくなってしまいます。
ある意味では与信の根幹が揺らぎかねない大きな事件とも言えます。
今回は、なぜ、電話番号の偽装が可能なのか、偽装を見抜く方法はあるのかについて一緒に確認していきましょう。

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【目次】
<1>「電話番号の偽装」は可能!
「電話番号偽装」による「詐欺の手口」と今後起こりうる「新たな詐欺の手口」とは!
1.実際にあった「偽警官からのなりすまし詐欺」の手口とは!
2.「警察」からの電話を装う「なりすまし詐欺」が厄介な理由とは!
3.「身内」を装った「なりすまし詐欺」が発生する可能性がある!
4.「電話帳」に登録してある「身内の電話番号」がが厄介な理由とは!
「電話番号の偽装」が出来てしまう仕組みとは
1.「IP電話の登場」によって「電話番号の偽装」が可能に!
2.「固定電話の仕組み」では「電話番号の偽装」はできなかった!
3.「IP電話」になり、「電話番号の偽装」ができるようになった!
4.「IP電話」の一番の問題点は「電話番号の偽装」を可能にしてしまった点
米国では「電話番号の偽装」を阻止する対策が取られている!(法律で義務化)
1.「電話偽装の被害」はアメリカでも深刻化!2021年に「対策」が義務化!
なぜ、日本では「電話番号の偽装」が放置されてままになっているのか
1.「電話の偽装防止」にはお金がかかる!「営業電話」が減ってしまう!
2.「ビジネス」が優遇され、「弱者」が「犠牲」になっている!
3.「企業」「政治家」「政府機関」の「癒着」が「詐欺被害」が減らない根本原因!
「電話番号の偽装」に対して今できる対策とは?
1.「電話番号の偽装」に対して、今できる対策とは
<1>「電話番号の偽装」は可能!
それでは、「電話番号の偽装」が可能とは一体どういうことなのかを一緒に確認していきましょう。
「電話番号偽装」による「詐欺の手口」と今後起こりうる「新たな詐欺の手口」とは!
まず、初めに、「電話番号を偽装したなりすまし詐欺の実際の手口」と今後起こりうる「電話番号を偽装した詐欺の手口」について一緒に確認していきましょう。
1. 実際にあった「偽警官からのなりすまし詐欺」の手口とは!
まずは、実際にあった「なしすまし被害」の手口です。
「警察の電話番号」を偽装した電話がかかってきます。
電話口で偽警察官が、犯罪に加担している可能性ある旨を伝えてきます。
犯罪を回避する方法として、「使われている銀行口座」から「指定する銀行口座」に資金を移動するように指示してきます。
2.「警察」からの電話を装う「なりすまし詐欺」が厄介な理由とは!
この詐欺手法の一番やっかいなポイントは、「着信」があった電話番号を調べても、本物の警察署の電話番号であることが確認できるだけで、「偽物の着信」であることを見分ける事はできません。
また、「警察」という「権力機関」からの電話であるため、電話があった時点で「動揺」してしまう可能性があり、冷静な判断ができなくなる可能性がある点も厄介なポイントと言えます。
加えて、「犯罪」に加担している可能性があるという事を示唆されたり、銀行口座が犯罪に利用されている可能性があると言われてしまうと、本能的に「回避行動」をとってしまう可能性がある点も、やっかいなポイントと言えます。
このように「電話番号の偽装」による詐欺は、最も重要な認証手段である「電話番号による識別」ができないという点で、回避するのが非常に難しい詐欺手法の一つと言えます。
3.「身内」を装った「なりすまし詐欺」が発生する可能性がある!
「電話番号を偽装した詐欺の新たな手法」としては、個人情報がある程度流出しているという前提にはなりますが、「電話帳」に登録されている「身内」の電話番号を偽装した「なりすまし詐欺」がこちらに該当します。
この「なりすまし詐欺」の特徴としては、「着信画面」に「身内の名前」が表示されます。
また、「犯罪」「事故」等に巻き込まれた旨や緊急の対応や助けが必要である旨が告げられます。
加えて、「AI」の活用で「音声」も偽装され、声で相手を識別することができず、むしろ、身内の声であるため、騙されてしまう可能性が高くなってしまいます。
いずれにしても、この新たな詐欺手法は、「電話帳に登録されている電話番号」で「着信」がある点、「音声」も偽装される可能性がある点が主な特徴になります。
4.「電話帳」に登録してある「身内の電話番号」がが厄介な理由とは!
この身内を装った「なりすまし詐欺」の厄介なポイントの一つ目は、電話を受けた側の着信画面に「身内の名前」等が表示され、「電話番号の偽装」が見抜けない点です。
むしろ、電話帳に登録されている身内の名前が表示されてしまう点で、逆に本物の電話と思い込んでしまう可能性が高くなります。
厄介なポイントの二つ目は、「身内」からの電話であるという点で、警戒心が低くなってしまう点も厄介なポイントと言えます。
厄介なポイントの三つ目は、「犯罪」「事故」「緊急対応」を「身内」から求められた場合、無条件で助けたいと思ってしまう点も厄介なポイントと言えます。
厄介なポイントの四つ目は、「AI」の進歩で「音声」まで偽装されてしまう可能性があり、音声でも識別ができないという点も厄介なポイントと言えます。
このように「電話番号の偽装」から始まる「なりすまし詐欺」は、回避するのが非常に難しいと言えます。
「電話番号の偽装」が出来てしまう仕組みとは
それでは、次に、「電話番号の偽装」が出来てしまう仕組みとはどのような仕組みなのか」を一緒に確認していきましょう。
1.「IP電話の登場」によって「電話番号の偽装」が可能に!
「電話番号の偽装」は「CLIスプーフィング」という技術が利用されています。
この技術を利用すると、発信者側で相手側に表示される電話番号を自由に設定する事ができるようになります。
具体的な例としては、会社の複数の部署から電話をかける場合や外出先からスマホ等で電話を掛けた場合、「会社の代表番号」を着信者側に表示させる事ができます。
この技術を悪用すると、「電話番号の偽装」も行うことが出来ます。
2.「固定電話の仕組み」では「電話番号の偽装」はできなかった!
以前の「固定電話」でも、同様に、どの電話機から「電話」を掛けても、「会社の代表番号」等を表示させることは出来ましたが、「発信元」が保証されていたため、電話番号を偽装する事が出来ませんでした。
3.「IP電話」になり、「電話番号の偽装」ができるようになった!
回線の老朽化で固定電話が廃止され、「IP電話」に変わりましたが、同時に「発信者情報を厳格に認証しない仕組み」であったために、「電話番号の偽装」が可能になってしまいました。
「IP電話自体」には、メリットも多く、電話を安価にかけることができるようになった点やクラウド上でサービスを管理・運営できるようになり、企業側の電話の導入・維持コストを下げることができるようになった点も含め、恩恵があったことも事実と言えます。
但し、「電話番号」で相手を識別する事ができる」という「認証の根幹部分」が崩れてしまい、逆に「なりすまし詐欺」に利用されてしまった点が一番の問題と言えます。
4.「IP電話」の一番の問題点は「電話番号の偽装」を可能にしてしまった点
繰り返しになりますが、「IP電話」の一番の問題点は、従来の固定電話ではできなかった「電話番号の偽装」を出来るようにしてしまった点にあると言えます。
この「電話番号偽装」の可能性については、IP電話を普及させる時点で、事前に想定できた問題点にはなりますが、その対策を事前に取っていなかった点、もしくは問題の先送りをしていた点が大きな問題と言えます。
米国では「電話番号の偽装」を阻止する対策が取られている!(法律で義務化)
「電話番号の偽装」については、アメリカでも大きな問題になり、電話による詐欺被害も急増したことから、いろいろな対策が取られています。
実際に取られている対策について一緒に確認していきましょう。
1.「電話偽装の被害」はアメリカでも深刻化!2021年に「対策」が義務化!
アメリカでは、2022年時点で、約2割の米国民、7千万人が電話による詐欺被害に合い、被害総額が5兆円に到達したと報告されています。
電話による詐欺被害が拡大し、収まる気配がなかったため、2021年6月に、スターシェイケンの導入が義務化され、電話番号の偽装ができない仕組みが採用されました。
その結果、「電話番号の偽装」は大幅に減少しました。
但し、段階的な適用であった点、古い回線もまだ残っている点、海外からの着信もある点から、ゼロにはなっていませんが、大幅な減少に貢献しています。
なぜ、日本では「電話番号の偽装」が放置されてままになっているのか
それでは、なぜ、日本では「電話番号の偽装」が放置されたままになっているのかを一緒に確認していきましょう。
1.「電話の偽装防止」にはお金がかかる!「営業電話」が減ってしまう!
アメリカで導入が義務化された「スターシェイケン」という仕組みは、その仕組みを利用するために設備投資が必要で、数兆円規模の費用が発生します。
一方で、電話による詐欺被害も数兆円あり、米国では費用対効果がマッチしていたとも言えます。
加えて、設備投資になるため、その経済効果も合わせると十分に見合う対策であったとも言えます。
また、迷惑電話も拒否する制度も米国にはあり、結果として詐欺被害は減少しています。
欧州では、電話の偽装を阻止する仕組みはないものの、電話番号自体が個人情報として厳格に保護され、営業電話も原則禁止されています。
そのため、電話による詐欺被害がもととも少ないという特徴があります。
一方で、日本は、電話による詐欺被害も右肩上がりで増えているにも関わらず、何の対策も取っていないというのが実情になります。
2.「ビジネス」が優遇され、「弱者」が「犠牲」になっている!
それでは、なぜ、日本で何の対策も取っていないのかについても一緒に確認していきましょう。
一番の要因は、通話自体が減ってしまうと困る企業がいるという点と営業電話が出来ないと困る企業がいるという点が根本原因であると言えます。
先ほどもお伝えしましたが、米国では、営業電話を拒否できる制度があります。
3億人を超える電話番号が既に登録され、迷惑電話をかけることが出来ないようになっています。
また、「電話番号の偽装」も出来ない技術が採用され、義務化されています。
一方で、日本ではどちらも採用されず、野放し状態になっています。
3.「企業」「政治家」「政府機関」の「癒着」が「詐欺被害」が減らない根本原因!
日本では何の対策も取られず、野放し状態になっているのは、政治家、省庁、企業が癒着しているのが根本原因と挙げられます。
そのため、企業にとっては不利益になることはしない・させないという構図になっています。
この構図を変えない限りは、「国民」とって、安心・安全なインフラを利用することも難しくなってきていると言えます。
「電話番号の偽装」に対して今できる対策とは?
それでは、最後に「電話番号の偽装」に対して、今できる対策について一緒に確認していきましょう。
1.「電話番号の偽装」に対して、今できる対策とは
あくまで、自衛策になるため、画期的な方法ではありませんが、まず一つ目の対策は、「電話番号」は偽装される可能性があるということを認識しておく事が重要になります。
従来の固定電話では出来なかったことが、今の電話では出来てしまっています。
常に「情報や知識」のアップデートが必要になります。
二つ目の対策は、金銭が絡む電話内容については、必ず折り返して再度内容を確認することが重要になります。
相手からの着信の場合には、電話番号が偽装されることがありますが、こちらから電話をする場合には、電話番号を偽装することができません。
その点を理解しておくと、なりすまし詐欺に引っかかるい可能性を減らすことができます。
三つ目は、「個人情報」を極力流出させないために、「個人情報自体」を登録しないようにすることも重要になります。
個人情報の流出の大半は、企業側から流出しています。そのため、流出自体は避けられない可能性が高いですが、極力登録しない事が予防策になります。
いずれにしても、「かかってきた電話」より「自分からかける電話」の方が安全だということを覚えておきましょう。
また、身内の電話は、できる限り「折り返して電話」をするという事を習慣づけておくのも一つの安全対策になります。
また、「音声」も偽装される可能性がありますので、「声」だけで相手を信用しないようにするという事も重要になります。
以上で「なりすまし詐欺の新たな手口!音声偽装で身内すら危ない!電話番号偽装の恐怖!」についての説明を終了致します。
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「【PayPayを悪用した詐欺が横行中】すぐに確認すべき設定とは」もご参照ください。
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