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【表示の無効化】もう追跡させない!「個人」を追跡する「クッキー」を根本からブロックする方法

今回は、「個人を追跡するクッキーをブロックする方法」について説明して参ります。

「Cookie(クッキー)」自体は本来利用者の利便性を向上させる機能になりますが、使われ方次第では、個人情報を勝手に利用されてしまう危険な機能でもあります。

特にウェブサイトを跨いで「個人」を追跡してくる「サードパーティークッキー」はかなり問題になっている機能になります。

今回は、この「追跡型のクッキー(サードパーティークッキー)」をブロックする方法について一緒に確認していきましょう。

<動画内容>
<1>「Cookie(クッキー)」って何?
1.「Cookie(クッキー)」とは
2.「Cookie(クッキー)」が「無効」の場合に起こる事
3.「Cookie(クッキー)」に保存される主な情報は4つある
4.「Cookie(クッキー)」について覚えておくべき重要な4つのポイント

「Cookie(クッキー)」が「プライバシー」を侵害する機能としても利用されている!
1.「Cookie」の機能を利用し、その機能を別の目的で利用する企業が登場!

「Cookie(クッキー)」には、3つの種類がある!
1.「ファーストパーティークッキー」とは?
2.「セカンドパーティークッキー」とは?
3.「サードパーティクッキー」とは?
4.「サードパーティークッキー」は本当に必要なのか?利用者のメリットがない!
5.「Google」も「サードパーティークッキーの廃止」を予定していたが、、、?
6.「サードパーティークッキー」のブラウザ毎の対応状況

<2>「サードパーティークッキー」が「ブロック」されているか確認する
「iPhone」の場合~「サードパーティークッキー」をブロックする方法~
1.「設定」から「アプリからのトラッキング要求」を許可しない!(iPhone)
2.「Safari」の「サイト越えトラッキングを防ぐ」を「オン」にする(iPhone)
3.「Chrome」の「サイト越えトラッキングを許可」を「オフ」にする(iPhone)
4.「Edge」の「サイト越えトラッキングを防ぐ」を「オン」にする(iPhone)

「Android」の場合~「サードパーティークッキー」をブロックする方法~
1.「Chrome」の「サードパーティCookieをブロックする」の適用を確認する
2.「Chrome」の「セカンドパーティークッキー」のブロックを確認する
3.「Edge」の「サードパーティCookieをブロックする」の適用を確認する
4.「Edge」の「セカンドパーティークッキー」のブロックを確認する

<3>「サードパーティークッキー」をブロックしても、「ポップアップ」が表示された場合の対処方法
1.「サードパーティークッキー」をブロックしても「ポップアップ」が表示された場合
2.「ポップアップ」が表示され、細かい設定が表示された場合
3.「iPhone」は、各アプリを横断するトラキングもブロックできる!

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講義動画時間:23分58秒)


みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。

今回は、「個人を追跡するクッキーをブロックする方法」について説明して参ります。

「Cookie(クッキー)」自体は本来利用者の利便性を向上させる機能になりますが、使われ方次第では、個人情報を勝手に利用されてしまう危険な機能でもあります。

特にウェブサイトを跨いで「個人」を追跡してくる「サードパーティークッキー」はかなり問題になっている機能になります。

今回は、この「追跡型のクッキー(サードパーティークッキー)」をブロックする方法について一緒に確認していきましょう。

スマホのコンシェルジュの「YouTubeチャンネル」では、「スマホの基本操作」から「不具合時の対処方法」「スマホとパソコンの連携」等、スマホやパソコンに関する動画を多数配信しております。

是非そちらもご参照ください。

また、是非「チャンネル登録」もお願い致します。

【目次】
<1>「Cookie(クッキー)」って何?
1.「Cookie(クッキー)」とは
2.「Cookie(クッキー)」が「無効」の場合に起こる事
3.「Cookie(クッキー)」に保存される主な情報は4つある
4.「Cookie(クッキー)」について覚えておくべき重要な4つのポイント

「Cookie(クッキー)」が「プライバシー」を侵害する機能としても利用されている!
1.「Cookie」の機能を利用し、その機能を別の目的で利用する企業が登場!

「Cookie(クッキー)」には、3つの種類がある!
1.「ファーストパーティークッキー」とは?
2.「セカンドパーティークッキー」とは?
3.「サードパーティクッキー」とは?
4.「サードパーティークッキー」は本当に必要なのか?利用者のメリットがない!
5.「Google」も「サードパーティークッキーの廃止」を予定していたが、、、?
6.「サードパーティークッキー」のブラウザ毎の対応状況

<2>「サードパーティークッキー」が「ブロック」されているか確認する
「iPhone」の場合~「サードパーティークッキー」をブロックする方法~
1.「設定」の「アプリからのトラッキング要求」を許可しない!(iPhone)
2.「Safari」の「サイト越えトラッキングを防ぐ」を「オン」にする(iPhone)
3.「Chrome」の「サイト越えトラッキングを許可」を「オフ」にする(iPhone)
4.「Edge」の「サイト越えトラッキングを許可」を「オフ」にする(iPhone)

「Android」の場合~「サードパーティークッキー」をブロックする方法~
1.「Chrome」の「サードパーティCookieをブロックする」の適用を確認する
2.「Chrome」の「セカンドパーティークッキー」のブロックを確認する
3.「Edge」の「サードパーティCookieをブロックする」の適用を確認する
4.「Edge」の「セカンドパーティークッキー」のブロックを確認する

<3>「サードパーティークッキー」をブロックしても、「ポップアップ」が表示された場合の対処方法
1.「サードパーティークッキー」をブロックしても「ポップアップ」が表示された場合
2.「ポップアップ」が表示され、細かい設定が表示された場合
3.「iPhone」は、各アプリを横断するトラキングもブロックできる!

<1>「Cookie(クッキー)」って何?

それでは、まず、初めに、「Cookie(クッキー)」とは、そもそもどのような機能なのかを一緒に確認していきましょう。

1.「Cookie(クッキー)」とは

「Cookie(クッキー)」とは、あるサービスを利用する際に、「ID」「パスワード」等を入力して、ログインをする場合があるかと思いますが、そのログインした状態を保ってくれる機能になります。

「Cookie(クッキー)」が保存される場所は、「Safari」「Chrome」等を利用している場合には、ブラウザアプリ内に保存されます。

「Cookie(クッキー)」の主な利用目的は3つあります。

まず、一つ目は、「ログイン状態」を維持するために利用されます。

二つ目は、ショッピングカート等に商品を追加した場合、追加した商品がそのままカート内に残っている状態を保つ為に利用されます。

三つ目は、訪問回数・閲覧履歴等の情報を保存するために利用されます。

このように「Cookie(クッキー)」は、利用者にとって、使いやすい状態を維持する為に利用されます。

2.「Cookie(クッキー)」が「無効」の場合に起こる事

「Cookie(クッキー)」は、利用者側でも「無効」にする事が出来ます。

但し、「Cookie(クッキー)」を無効にしてしまうと、一度ログインをしても、ログインの状態を維持できない為、別のページに移動すると再度ログインを求めらる事になりますので、非常に不便になります。

別の具体例としては、オンラインショッピングサイトで、気に入った商品をカートに入れても、別のページ移動するとカートに入れた商品が消えてしまい、カート内に商品が入れられないという状態になります。

このように「Cookie(クッキー)」を無効にしてしまうと非常に不便な状況に陥ります。

3.「Cookie(クッキー)」に保存される主な情報は4つある

それでは、次に「Cookie(クッキー)」に保存される主な情報について一緒に確認していきましょう。

「Cookie(クッキー)」に保存される主な情報は4つあります。

まず、一つ目は「ログイン情報」が保存されます。

入力した「ID」と「パスワード」が保存されるのではなく、厳密には「ログイン」を許可したという「セッションID」が保存されます。

二つ目は「履歴情報」が保存されます。

「閲覧商品の情報」や「カートに入れた商品情報」等が保存されます。

三つ目は「訪問回数」が保存されます。

四つ目は「入力した個人情報」が保存されます。

具体的な例としては、フォームなどを入力する際に、一度入力した情報が再度表示される為、入力の手間を省くことが出来ます。

「Cookie(クッキー)」の保存期間は最大で400日になります。

また、どの情報を「Cookie(クッキー)」に保存するかは、サービス提供者側で自由に決める事が出来ます。

4.「Cookie(クッキー)」について覚えておくべき重要な4つのポイント

「Cookie(クッキー)」とは、どのようなものなのかについて一緒に確認してきましたが、覚えておくべきポイントは4つあります。

まず、一つ目は、端末内にある「ブラウザアプリ」に保存されます。

二つ目は、保存される情報は、利用者側ではなく、サービス提供者側が、自由に決める事が出来ます。

三つ目は、保存できる情報は、「テキストデータ」のみで、非常に小さいデータ量になります。

四つ目は、保存できる期間は最大400日になります。

また、最大が400日ですが、こちらの保存期間もサービス提供者側で自由に設定する事が出来ます。

繰り返しになりますが、「Cookie(クッキー)」の本来の目的は、利用者が使いやすい状態を維持するための機能になります。

「Cookie(クッキー)」が「プライバシー」を侵害する機能としても利用されている!

一方で、「Cookie(クッキー)」が「プライバシーを侵害する機能」としても利用されている点について一緒に確認していきましょう。

1.「Cookie」の機能を利用し、その機能を別の目的で利用する企業が登場!

「プライバシー」を侵害する目的で「Cookie」を利用している具体的な例としては、オンラインショッピングサイトで「気に入った商品」を「ショッピングカート」に追加した場合、購入の有無にかかわらず、別のウェブサイトに移動しても、同じ商品、もしくは、その商品と類似する商品が広告として頻繁に表示されるようになる仕組みで利用されています。

また、別の例としては、あるウェブサイトで、タップした広告と同じ広告、もしくは、その広告と類似する広告が頻繁に表示されるようになる仕組みでも利用されています。

このように、利用者の個人情報を、ある意味では、無断で利用し、広告効果を上げるために利用されています。

この仕組み自体が、「プライバシーの侵害」に該当するということで、この仕組み自体を廃止する動きが強くなってきています。

「Cookie(クッキー)」には、3つの種類がある!

「Cookie(クッキー)」には、利用者の利便性を向上させるための「Cookie(クッキー)」と「プライバシーの侵害」に該当する可能性が高い「Cookie(クッキー)」等、3つの「Cookie(クッキー)があります。

3つの「Cookie(クッキー)の違いについて一緒に確認していきましょう。

1.「ファーストパーティークッキー」とは?

一つ目の「ファーストパーティークッキー」は、先程も説明致しましたが、利用者の利便性を向上させるための「Cookie(クッキー)」になります。

重要なポイントは二つあります。

一つ目は、訪問している「ウェブサイトのドメイン」から直接発行される「Cookie(クッキー)」になります。

二つ目は、ウェブサイトのドメインを跨いで、「ユーザーの行動」を追跡する事が出来ない「Cookie(クッキー)」になります。

具体的な例としては、「Yahoo(ヤフー)」で発行された「Cookie(クッキー)」は、「YouTube」に移動しても、「YouTube」上では利用する事が出来ない「Cookie」になります。

繰り返しになりますが、「ファーストパーティークッキー」は、訪問しているウェブサイトを便利に使う為に利用される「Cookie(クッキー)」になります。

2.「セカンドパーティークッキー」とは?

二つ目の「セカンドパーティークッキー」は、「ファーストパーティークッキー」に近い目的で利用される「Cookie(クッキー)」になります。

重要なポイントは二つあります。

一つ目は、先程と同じように訪問しているウェブサイトのドメインから直接発行される「Cookie(クッキー)」になります。

二つ目は、先程とは違い、ウェブサイトのドメインを跨いで、ユーザーを追跡する事ができる「Cookie(クッキー)」になります。

利用目的として、異なるドメインで運用されている関連サービスとうまく連携をさせるために利用する「Cookie(クッキー)」になります。

具体的な例としては、Yahooで発行された「Cookie(クッキー)」を関連企業である「LINE」で利用する場合に利用されます。

あくまでイメージしやすくするための例になりますので、実際に「Yahoo」と「LINE」で「セカンドパーティークッキー」が利用されているかは分かりません。

現実問題としては、サービスの規模が大きい程、「セカンドパーティークッキー」を利用するのではなく、ID自体を連携した方がより利便性が高くなります。

いずれにしても、「異なるドメインを利用している関連サービス」を便利に利用できるようにする為の機能になります。

3.「サードパーティクッキー」とは?

三つ目の「サードパーティークッキー」は、「プライバシーの侵害」に該当する可能性が非常に高い「Cookie(クッキー)」になります。

重要なポイントは二つあります。

一つ目は、先程とは違い、訪問しているウェブサイトとは異なるドメインから発行される「Cookie(クッキー)」になります。

二つ目は、ウェブサイトを跨いで、「ユーザーの行動」を追跡する事が出来る「Cookie(クッキー)」になります。

その為、カートに入れた商品を別のウェブサイトの広告に表示させたり、一度タップした広告を別のウェブサイトでも表示させたりすることが出来るようになります。

こちらの問題点は、利用しているウェブサイトとは異なるドメインの「Cookie(クッキー)」を無断で発行していいのか、また、利用者の情報を他のサイトでも利用していいのかという点で問題になっています。

4.「サードパーティークッキー」は本当に必要なのか?利用者のメリットがない!

今まで説明をしてきましたように「Cookie(クッキー)」には、3つの種類がありますが、「サードパーティークッキー」は本当に必要なのかという点について一緒に確認していきましょう。

「ファーストパーティークッキー」「セカンドパーティークッキー」については、本来のサービスと関連するサービスを垣根なく利用できるという点では、利用者にもメリットがあると言えます。

一方で「サードパーティークッキー」は、利用しているサービス以外の第三者に、ある意味では許可なく「個人情報」を提供している点や広告出稿主のメリットと比べると利用者のメリットがあるとは言い難いという点で、「サードパーティークッキー」を廃止する風潮になってきています。

5.「Google」も「サードパーティークッキーの廃止」を予定していたが、、、?

「Google」でも「サードパーティークッキーの廃止」を予定していましたが、3度も延期されています。

あくまで憶測にはなりますが、「サードパーティークッキー」の代用として利用予定だった「プライバシーサンドボックス」を利用する「ユーザー」が少なかったと推察されます。

その為、「サードパーティークッキー」と同等の効果を出す事が難しいという判断に至ったと推察されます。

今の状況のまま、「サードパーティークッキー」を廃止すると、確実に「広告効果」が下がり、最終的には「広告収入」の低下に繋がると判断した為、延期したと推察されます。

6.「サードパーティークッキー」のブラウザ毎の対応状況

それでは、次に、ブラウザ毎の「サードパーティークッキー」への対応についても一緒に確認していきましょう。

「サードパーティークッキー」を完全にブロックしているのは、「Safari」だけになります。

その他のブラウザアプリでは「全面的に禁止」するまでには至っていないというのが実情になります。

<2>「サードパーティークッキー」が「ブロック」されているか確認する

それでは、実際に、「サードパーティークッキー」が、ご自身の端末で「ブロック」されているかを一緒に確認していきましょう。

「iPhone」の場合~「サードパーティークッキー」をブロックする~

まずは、「iPhone」で「サードパーティークッキーがブロックされているか」を一緒に確認していきましょう。

Android端末を利用している方は、概要欄の目次から、適宜「スキップ」してください。

1.「設定」の「アプリからのトラッキング要求」を許可しない!(iPhone)

「iPhone」は、「Android」よりも、「プライバシー保護」が進んでおり、アプリからアプリへの追跡もブロックする事が出来ます。

それでは、まず初めに「アプリからアプリへの追跡」がブロックされているかを確認していきたいと思います。

まずは、端末内より、①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定の詳細画面」が表示されますので、②のように画面を上にスライドし、③の「プライバシーとセキュリティ」をタップします。

「プライバシーとセキュリティ」の詳細画面が表示されますので、④の「トラッキング」をタップします。

「トラッキング」の詳細画面が表示されますので、「アプリからのトラッキング要求を許可」という項目が「オフ」になっていることを確認します。

「オン」になっている場合には、タップして「オフ」にします。

また、その下にあるアプリ毎の設定でも、すべて「オフ」になっていることを確認します。

特定のアプリだけ「オン」にしたい場合には、該当するアプリのみ「オン」にする事も出来ます。

以上で、「iPhone」の「アプリからアプリへの追跡」がブロックされているかの確認が完了になります。

2.「Safari」の「サイト越えトラッキングを防ぐ」を「オン」にする(iPhone)

それでは、次に「Safari」でも、「サードパーティークッキー」がブロックされているかを確認していきたいと思います。

まずは、端末内より、①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を上にスライドし、③の「Safari」をタップします。

「Safari」の詳細画面が表示されますので、④のように画面を上にスライドし、⑤の「サイト越えトラッキングを防ぐ」が「オン」になっていることを確認します。

また、⑥の「IPアドレスを非公開」が「トラッカーに非公開」になっているかも確認します。

以上で、「Safari」で「サードパーティークッキー」がブロックされているかの確認が完了になります。

3.「Chrome」の「サイト越えトラッキングを許可」を「オフ」にする(iPhone)

それでは、次に「Chrome」でも、「サードパーティークッキー」がブロックされているかを確認していきたいと思います。

まずは、端末内より、①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を上にスライドし、③の「Chrome」をタップします。

「Chrome」の詳細画面が表示されますので、④の「Webサイト越えトラッキングを許可」が「オフ」になっていることを確認します。

以上で、「Chrome」で「サードパーティークッキー」がブロックされているかの確認が完了になります。

4.「Edge」の「サイト越えトラッキングを許可」を「オフ」にする(iPhone)

それでは、次に「Edge」でも、「サードパーティークッキー」がブロックされているかを確認していきたいと思います。

まずは、端末内より、①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を上にスライドし、③の「Edge」をタップします。

「Edge」の詳細画面が表示されますので、④の「Webサイト越えトラッキングを許可」が「オフ」になっていることを確認します。

以上で、「Edge」で「サードパーティークッキー」がブロックされているかの確認が完了になります。

「Android」の場合~「サードパーティークッキー」をブロックする方法~

それでは、次に、「Android端末」で「サードパーティークッキー」がブロックされているかを確認していきたいと思います。

Android端末は、端末の設定ではなく、各アプリ内にある設定から、「サードパーティークッキー」がブロックされているかを確認する必要があります。

1.「Chrome」の「サードパーティCookieをブロックする」の適用を確認する

それでは、まず初めに「Chrome」で、「サードパーティークッキー」がブロックされているかを確認していきたいと思います。

まずは、端末内より、①の「Chrome」のアプリを探してタップします。

「Chrome」のトップ画面が表示されますので、画面の右上にある②の「メニュー」をタップします。

「メニューの一覧」が表示されますので、③の「設定」をタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、④のように画面を上にスライドし、⑤の「サイトの設定」をタップします。

「サイトの設定」の詳細画面が表示されますので、⑥のように画面を上にスライドし、「コンテンツ」という項目の下にある⑦の「サードパーティーCookie」をタップします。

「サードパーティーCookie」の詳細画面が表示されますので、⑧のように画面を上にスライドし、⑨の「サードパーティーのCookieをブロックする」が選択されていることを確認します。

「サードパーティーCookieをブロックする」について、更に細かい設定を確認したいので、⑩の右向きの矢印をタップします。

2.「Chrome」の「セカンドパーティークッキー」のブロックを確認する

「Cookie(クッキー)」に関する詳細画面が表示されますので、⑪のように画面を上にスライドします。

一番下に「関連サイトにグループ内のアクティビティーの確認を許可する」という項目がありますが、こちらが「セカンドパーティークッキー」の利用になります。

「セカンドパーティークッキー」を利用しているサービスは少ない為、基本的には「オフ」で問題ありません。

旅券とホテル等を同時に予約する場合等で、複数の異なるドメインを跨ぐ場合には、「オン」にする必要があります。

以上で「Chrome」で「サードパーティークッキー」がブロックされているかの確認が完了になります。

3.「Edge」の「サードパーティCookieをブロックする」の適用を確認する

それでは、次に「Edge」でも、「サードパーティークッキー」がブロックされているかを確認していきたいと思います。

まずは、端末内より、①の「Edge」のアプリを探してタップします。

「Edge」のトップ画面が表示されますので、画面の右下にある②の「メニュー」をタップします。

「メニューの一覧」が表示されますので、③の「設定」をタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、④の「プライバシーとセキュリティ」をタップします。

「プライバシーとセキュリティ」の詳細画面が表示されますので、⑤の「サイトの設定」をタップします。

「サイトの設定」の詳細画面が表示されますので、⑥のように画面を上にスライドし、⑦の「サードパーティーCookie」をタップします。

「サードパーティーCookie」の詳細画面が表示されますので、⑧のように画面を上にスライドします。

⑨の「サードパーティーのCookieをブロックする」が選択されていない場合には、タップして選択します。

「サードパーティーのCookieをブロックする」について更に細かい設定を確認したいので、⑩の右向きの矢印をタップします。

4.「Edge」の「セカンドパーティークッキー」のブロックを確認する

「Cookie(クッキー)」に関する詳細画面が表示されますので、⑪のように画面を上にスライドします。

一番下に「関連サイトにグループ内のアクティビティーの確認を許可する」という項目がありますが、こちらが「セカンドパーティークッキー」の利用になります。

「セカンドパーティークッキー」を利用しているサービスは少ない為、基本的には「オフ」で問題ありません。

旅券とホテル等を同時に予約する場合で、複数の異なるドメインを跨ぐ場合には、「オン」にする必要があります。

以上で「Edge」の「サードパーティークッキー」のブロックが完了になります。

<3>「サードパーティークッキー」をブロックしても、「ポップアップ」が表示された場合の対処方法

それでは、最後に「ブラウザ」で「サードパーティークッキー」をブロックしても、ウェブサイトを閲覧した際に、「クッキーの設定」に関するポップアップが表示される場合あります。

その対処方法と効果についても一緒に確認していきましょう。

1.「サードパーティークッキー」をブロックしても「ポップアップ」が表示された場合

実際に「端末」や「ブラウザ」で「サードパーティークッキー」をブロックしていても、「Cookie(クッキー)」に関する「ポップアップ」が表示される場合があります。

その際に、どのように対処すべきかを悩まれた方も多いかと思います。

結論からお伝えすると、「ポップアップ」が表示され、いずれかのボタンをタップしても、タップしなくても、ブラウザ側で「サードパーティークッキー」をブロックしている場合には何の影響もありません。

「ブラウザ側」で「サードパーティークッキー」をブロックしていない場合には、この表示の影響を受けますので、このウェブサイト自体を利用しないか、広告も含め、極力タップ等の無駄な操作をしない事をお勧め致します。

複数の選択肢が表示されているポップアップも同様で、ブラウザ側でサードパーティークッキー」をブロックしている場合には、どの選択肢をタップしても何の影響もありません。

もし「ブラウザ側」で「サードパーティークッキー」をブロックしていない場合には、タップした選択肢の影響を受けますので、「Cookieの無効化」「同意しない」という選択肢をタップする事をお勧め致します。

いずれにしも、「ブラウザ側」で「サードパーティークッキー」をブロックしておくと、どのような選択肢をタップしても、影響しませんので、その点は覚えておきましょう。

2.「ポップアップ」が表示され、細かい設定が表示された場合

あまりないとは思いますが、「Cookieの詳細」を設定できるウェブサイトもあります。

もし、設定する場合には「ファーストパーティークッキー(厳密に必要なCookie)」以外は「オフ」にして問題ありません。

また、繰り返しになりますが、「ブラウザ」で「サードパーティークッキー」をブロックしている場合には、ブラウザの設定が優先されますので、何を選択しても影響しないという事を覚えておきましょう。

3.「iPhone」は、各アプリを横断するトラキングもブロックできる!

「iPhone」と「Android端末」を比較すると、iPhoneでは「アプリ」から「アプリへの追跡」もブロックする事が出来るようになっています。

一方で、「Android」端末は、「アプリ」から「アプリ」への追跡をブロックする事が出来ません。

この違いが発生する主な要因は、「広告収益」を母体とする「Google社」と「端末販売」を母体とする「Apple社」の立ち位置の違いになります。

「広告」との関連性が低い「iPhone」の方が、広告に関係する「プライバシー」の取り扱いが厳格と言えます。

Android端末でも、「サードパーティークッキーの廃止」も含め、広告に関連する「プライバシー保護」がすこしづつ強化されつつありますので、アプリからアプリの追跡も端末の設定からブロックする事が出来るようになることを期待したいところです。

以上で「個人を追跡するクッキーをブロックする方法」についての説明を終了致します。

宜しければ「チャンネル登録」をお願い致します。

また、「有料メンバーシップ」にてコンビニで印刷できるテキストの提供も行っております。

ご静聴、ありがとうございました。


「【許可 or 許可しない】どこまで「許可」する?その理由と対処方法~Cookieの使用・トラッキング拒否・メディア等」もご参照ください。


「【痕跡を残さない】シークレットモードの仕組みと使用時の注意点~クッキーとセッションを理解する~」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!

【QRコード】安易な読み取りは危険!QRコードに潜む「クイッシング」のリスク

街中やキャッシュレスの支払い時などに頻繁に見かけるQRコードですが、近年これを悪用した迷惑行為や詐欺報告件数が急増しているようです。

当動画ではそれらの手法や対策を共有させていただければと思います。

<動画内容>
1. 学習院大学の事例
2. オートバックスの事例
3. Amazonを装ったメール
4. 愛知県での事例「家賃の支払いのオンライン化」
5. 海外での事例:貼り替えや盗撮など
6. 別のQRコードを読み込んでしまう
7. なぜメールにURLではなくQRコードを載せるのか
8. 対策

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:10分36秒)


いつもご視聴ありがとうございます。

スマホのコンシェルジュです。

街中やキャッシュレスの支払い時などに頻繁に見かけるQRコードですが、近年これを悪用した迷惑行為や詐欺報告件数が急増しているようです。

当動画ではそれらの手法や対策を共有させていただければと思います。

スマホのコンシェルジュでは、豊富な指導実績をもとに、スマートフォンの使い方に関する動画を制作・配信しております。

300本以上の動画教材を無料開放しておりますので、ぜひお役立てください。

それでは今回もよろしくお願いします。

【目次】
1.学習院大学の事例
2.オートバックスの事例
3.Amazonを装ったメール
4.愛知県での事例「家賃の支払いのオンライン化」
5.海外での事例:貼り替えや盗撮など
6.別のQRコードを読み込んでしまう
7.なぜメールにURLではなくQRコードを載せるのか
8.対策

QRコードは日本のデンソーという会社が開発した技術で、QRはクイックレスポンスの略だそうです。

対応する機器で読み取ることで、格納された情報を活用することができます。

バーコードに比べて省スペースの印字でも350倍もの情報を持つことができるそうで、かつ元々汚れやすい製造の現場などで使われることを想定していたこともあり汚れや欠損にも強いという特徴があります。

我々の日常利用においてはウェブサイトへのリンクが格納されていたり、チケットの代わりになったり、近年ではキャッシュレス決済での活用が目立ちます。

1. 学習院大学の事例

これがどう悪用されているのか、事例を見てみましょう。

まず学習院大学での事例です。

大学の発行する案内に記載されていたウェブサイトへのリンク用のQRコードがどこかのタイミングで別のものに差し替えられてしまっており、案内のQRコードを読み込むと意図しない不正なウェブサイトにリンクされてしまうという事案が発生しました。

注意喚起のページではこのQRコードは使用せず、URLを直接入力するよう呼びかけています。

2. オートバックスの事例

カー用品大手のオートバックスでは、会員向けのダイレクトメールに記載されていたQRコードを読み取ると意図しないおかしなサイトに飛ばされてしまう、という事案が発生しました。

また一部ではそのウェブサイトにて、クレジットカード番号など決済情報入力を要求されるというケースも発生しようです。

公式サイトにて、そちらのQRコードは読み取らないよう呼びかけています。

3. Amazonを装ったメール

やはりAmazonを装ったものも報告されています。

こちらは「フィッシング対策協議会」のWebページに記載されている事例ですが、

Amazonプライムの支払いに問題がある、というメールにQRコードが記載されており、そちらにアクセスするとAmazonによる登録内容の確認というていでAmazonへのログインパスワードや個人情報の入力を求められます。

画面遷移なども本物とそっくりで、クレジットカードの3dセキュア画面も作り込まれています。

最後の画面なんかはよく見ると日本語が怪しいのですが、ここまでいってしまうと全ての情報を入力してしまっているので、カード会社へ連絡しましょう。

またそもそもこのAmazon Primeの支払いに問題があるとする詐欺メールがきたという話は大変よく伺います。

プライムに加入していると確かに信じてしまいそうだなという気がします。加入中の方はとくにお気をつけください。

4. 愛知県での事例「家賃の支払いのオンライン化」

共同通信によると、2022年愛知県にて家賃の支払いのオンライン化と言う文言とともにQRコードが記載されたチラシが家のポストに投函されていて、そこから不正なLINEアカウントに誘導されて家賃として入金を指示されるという事案があったようです。

実際に2ヶ月分の家賃を振り込んでしまった方もいらっしゃるようで、後に管理会社とのやりとりの中でオンラインで支払ったはずであるにもかかわらず家賃が未納であるとされ、詐欺だったと判明したとのことです。

5. 海外での事例:貼り替えや盗撮など

その他海外の事例では、

・アメリカでは駐車場の支払い用のQRコードが、別のものに張り替えられており、支払ったはずの料金が別のところに送金されてしまった、と言った事例も報告されています。

また少し毛色が異なりますが同じくアメリカで、空港にて、チケットを持っていないにも関わらず搭乗した男性が逮捕されています。

ゲートを潜るためにはチケットに記載のQRコードが必要ですが、これは赤の他人のチケットをスマホで撮影してQRコードを取得したようです。

今日の一部スマホでは2億画素といったカメラを備えているものもあり、とてつもなく精細な静止画を撮影することができるため、たまたま手元に出して眺めていたチケットを背後から撮影され、利用されてしまうというちょっと信じがたいことが実際に起こっているようです。

事例をまとめると、

まず学習院大学の事例のように、紙媒体電子媒体問わず、刊行物内のQRコードがどこかのタイミングで不正なものに変えられてしまうというもの。

これは発行元自体は信頼性の高いところであったりするので、なかなかここを疑ってかかるというのは実際難しいかもしれません。

6. 別のQRコードを読み込んでしまう

またとてもアナログですが意外と侮れないのが、掲示物に記載されたQRコードの上に、不正なウェブサイトなどにリンクするQRコードをシールでそのまま貼ってしまうというものもあります。

過去にはお店でQR決済の時に読み込んだQRコードが実はそのお店ではなく別のところへ送金されるQRコードだったと言う事例もあるようです。

7. なぜメールにURLではなくQRコードを載せるのか

Amazonの事例のように、メールにQRコードが添付されているケースも見られます。これは最近テレビのニュースでも取り上げられていました。

メールにURLを載せずにQRコードを読ませる、というのは一見回りくどいように思いますが、

おそらくQRコードはただの画像であるためメールのフィルターが有害なメールと認識しづらく、ひとまずはメインの受信フォルダに着弾させることができる点、URLを目視できないので、アクセスさせやすいといった利点がありそうです。

もしかするとQRコードを読み込むと言うステップを1つ挟むことでなんとなく疑いの気持ちが一旦脇にそれてしまうといった心理的なものもあるのかもしれません。

本物そっくりのウェブサイトに誘導してパスワードや個人情報を入力させて盗み取る手法は釣りになぞらえてフィッシングと言われますが、こうしたQR コードを利用したフィッシングはQRコードのQをとって、クイッシングと個別に名前もついており、今後ますます増えていく可能性があります。

また入場券がQRコードになっている施設は数多くあるかと思いますが、それをパッと撮影するだけで十分に使用できる鮮明なものが取得できてしまう可能性がありますので、これにより自分のQRコードが使われてしまうといったことが起こりえます・

8. 対策

また入場券がQRコードになっている施設は数多くあるかと思いますが、それをパッと撮影するだけで十分に使用できる鮮明なものが取得できてしまう可能性がありますので、これにより自分のQRコードが使われてしまうといったことが起こりえます。

まず前提としてQRコードのスキャンは純正のカメラアプリで行いましょう。

一昔前はQRコードスキャン用のアプリが乱立していましたが、今はiPhoneアンドロイドともに純正のカメラアプリでQRコードに反応できるようになりましたので、別のアプリは必要ありません。

むしろ今リリースされているQRコードアプリちょっと怪しげなものも多いので、使用しないのが無難です。

どんな時もそうですが、リンク先において個人情報の入力を求められると言うことに対しては敏感になっておきましょう。

例えばリンク先を開いたときに銀行のウェブサイトであった、と言うような場合は一旦その画面を閉じてGoogleやSafariを使って検索からウェブサイトにアクセスする。

または、今はたいていアプリが用意されていますので、そちらからアクセスするのが確実です。

ログインしてメールの文面通りの案内が本当に来ているのかどうか確認しましょう。

チケットなどQRコードの書かれた紙面や画面はむやみやたらに人目にさらさないほうがよさそうです。

盗む側は撮影するだけですので一瞬で情報を取得されてしまう可能性があります。

以上、QRコードの悪用による詐欺や迷惑行為について共有させていただきました。

日本でも今後増えてくる可能性がありますので、少しだけでも日ごろから意識してみていただければと思います。

QRコードを読み込む際は何か上からシールで貼ってある、という場合は正規のものでない可能性があります。日ごろからここに神経質になるのは難しいかもしれませんが、シールを貼るだけで簡単にクイッシングができてしまう、ということだけ心に留めておいていただければと思います。

以上、QRコードの悪用による詐欺や迷惑行為について共有させていただきました。

日本でも今後増えてくる可能性がありますので、少しだけでも日ごろから意識してみていただければと思います。

当動画は以上となります。

最後までご視聴いただきありがとうございました。

気軽にコメントや「チャンネル登録」をいただけますと幸いです。

また、「メンバーシップ」にて弊社動画のテキスト版も配信しておりますので、よろしければ是非ご登録ください。

それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。


「【意外と知らない】スマホ画面にQRコードが表示されたら?覚えるべきたった一つの方法」もご参照ください。


「QRコードの読み取り方~ブラウザアプリでスマホ画面上の「QRコード」も読み取り可能に!~」もご参照ください。


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【注目の記事】iPhoneとAndroidはどちらが安全?「ロシア」「中国」へのアクセスで比較!

今回は、「iPhoneとAndroidはどちらが安全?1日1回は中国・ロシアに通信している!」について説明して参ります。

最近、1人1台はスマホを持つ時代になってきています。

使い方次第にはなりますが、銀行口座の管理、支払や2段階認証の手段としても、利用している方も多いかと思います。

そのスマホが、「バックグランド」で通信を行い、ある意味では勝手に「中国」「ロシア」等にあるサーバーにアクセスしているという衝撃的な事実があります。

今回は、サイバー関連のニュースを提供する「ドイツのシニアジャーナリスト」によって行われた検証結果を元に、スマホが、どの位の頻度で、どのような国に、通信を行っているかを一緒に確認していきましょう。

<動画内容>
<1>「iPhone」の方が「Androidスマホ」より安全性が高い⁉

1. 安全性を確認する上での前提条件(工場出荷時とTop100のアプリ)
2. バックグランド通信の回数:iPhoneの方が「バックグランド通信数」が多い!
3.「バックグランド」の通信先:iPhoneのApple社の通信が最多!
4. 各アプリへの通信回数:iPhoneの方が各アプリの通信回数が少ない?
5. 非友好国への通信:iPhoneはロシアへのアクセスが1日1回程度ある!
6. 非友好国への通信:Androidは「中国」「ロシア」「ベトナム」への通信がある!
7. 非友好国への通信:「iPhone」の方が安全!
8.「バックグラウンドの通信先」への対処が重要:不要なアプリは極力削除!
9.「不要なアプリ」の削除方法は、こちらの動画をご参照ください。
10.【結論】iPhone VS Android(インストールするアプリの差)

<2>中国で買った「Androidスマホ」は個人情報がダダ漏れだった…!
1. 中国で販売されているスマホは「個人情報」がダダ洩れ!
2.「個人情報」として厳格な取り扱いが必要なものも無断で取得!
3. 中国国内・国外に関係なく、スマホから個人情報が収集される!
4. 中国で販売されているスマホは同意なく「データが収集される」!日本国内は?

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:15分53秒)


みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。

今回は、「iPhoneとAndroidはどちらが安全?1日1回は中国・ロシアに通信している!」について説明して参ります。

最近、1人1台はスマホを持つ時代になってきています。

使い方次第にはなりますが、銀行口座の管理、支払や2段階認証の手段としても、利用している方も多いかと思います。

そのスマホが、「バックグランド」で通信を行い、ある意味では勝手に「中国」「ロシア」等にあるサーバーにアクセスしているという衝撃的な事実があります。

今回は、サイバー関連のニュースを提供する「ドイツのシニアジャーナリスト」によって行われた検証結果を元に、スマホが、どの位の頻度で、どのような国に、通信を行っているかを一緒に確認していきましょう。

スマホのコンシェルジュの「YouTubeチャンネル」では、「スマホの基本操作」から「不具合時の対処方法」「スマホとパソコンの連携」等、スマホやパソコンに関する動画を多数配信しております。

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【目次】
<1>「iPhone」の方が「Androidスマホ」より安全性が高い⁉
1.安全性を確認する上での前提条件(工場出荷時とTop100のアプリ)
2.バックグランド通信の回数:iPhoneの方が「バックグランド通信数」が多い!
3.「バックグランド」の通信先:iPhoneのApple社の通信が最多!
4.各アプリへの通信回数:iPhoneの方が各アプリの通信回数が少ない?
5.非友好国への通信:iPhoneはロシアへのアクセスが1日1回程度ある!
6.非友好国への通信:Androidは「中国」「ロシア」「ベトナム」への通信がある!
7.非友好国への通信:「iPhone」の方が安全!
8.「バックグラウンドの通信先」への対処が重要:不要なアプリは極力削除!
9.「不要なアプリ」の削除方法は、こちらの動画をご参照ください。
10.【結論】iPhone VS Android(インストールするアプリの差)

<2>中国で買った「Androidスマホ」は個人情報がダダ漏れだった…!
1.中国で販売されているスマホは「個人情報」がダダ洩れ!
2.「個人情報」として厳格な取り扱いが必要なものも無断で取得!
3.中国国内・国外に関係なく、スマホから個人情報が収集される!
4.中国で販売されているスマホは同意なく「データが収集される」!日本国内は?

<1>「iPhone」の方が「Androidスマホ」より安全性が高い⁉

それでは、まず、初めに「iPhone」と「Androidスマホ」を比較した場合、どちらの方が安全性が高いのかを一緒に確認していきましょう。

1. 安全性を確認する上での前提条件(工場出荷時とTop100のアプリ)

まずは、安全性を確認する際の前提条件としては、iPhone SEとAndroidスマホを工場出荷時の状態にして検証を行っています。

二つ目の前提条件としては、iPhoneは「アプリストア(AndroidはPlayストア)」にある「無料アプリのランキングTop100のアプリ」を各スマホにインストールして検証を行っています。

加えて、インストール後に、1回アプリを起動し、要求される「権限の許可」を行っています。

そのまま各スマホを5日間放置して、「バックグランド」で実際に行われた通信について検証をしています。

こちらの検証は、「Cybernews」のシニアジャーナリストによって、ドイツで行われた検証になります。

2. バックグランド通信の回数:iPhoneの方が「バックグランド通信数」が多い!

5日間、放置したスマホの検証結果を見てみると、「iPhone」では、約16,500回の通信が「バックグランド」で行われていました。

一方で「Android」は、約11,600回の通信が「バックグランド」で行われていました。

単純に、回数だけで比較をすると、iPhoneの方が「バックグランド」で行われる通信回数が多いという検証結果になっています。

3.「バックグランド」の通信先:iPhoneのApple社の通信が最多!

それでは、次に、実際に「バックグランド」で行われた通信の通信先についても一緒に確認していきましょう。

「iPhone」では、バックグランドで行われた通信の60%は「Apple社」に対して通信を行っています。

一方で、Androidスマホの場合には、24%を「Google社」に対して通信を行っています。

単純に「通信」の割合だけで比較すると、「iPhone」の方が「Apple社」に対して通信を行っている割合が高い為、チェックが厳しく、同時に「安全性が高い」と言えるかもしれません。

4. 各アプリへの通信回数:iPhoneの方が各アプリの通信回数が少ない?

それでは、次に通信の詳細にあたる「ドメイン別」の回数について一緒に確認していきましょう。

iPhoneの場合には、細かく分類されたApple社の通信が大半になります。

一方で、Androidスマホは、Tiktok・facebook・インスタグラム等のアプリへの通信が上位を占めています。

iPhoneでは、Tiktokへの通信が1日36回になりますので、Androidの600回と比較しても、各アプリの通信回数が少ないと言えます。

この点から言える事は、iPhoneの方が各アプリに対して不用意な通信を制限し、一方でAndroidは各アプリに対する通信の制限が少ないと推察されます。

5. 非友好国への通信:iPhoneはロシアへのアクセスが1日1回程度ある!

それでは、次に、非友好国(ロシア・中国等)へのアクセスについて、まずはiPhoneから一緒に確認していきましょう。

結論から先にお伝えすると、iPhoneの場合、ロシアへのアクセスが1日1回程度しかない為、少ないと言えます。

iPhoneには、「Temu」や「TikTok」「Wish」「Aliexpress」等の中国製アプリがインストールされています。

それにもかかわらず、中国サーバーへのアクセスがないという検証結果になっています。

一方で、1日1回は、ロシアにあるサーバーに接続していたという検証結果になっています。

厳密には、中国のアリババに属するロシアにあるサーバーに接続していました。

6. 非友好国への通信:Androidは「中国」「ロシア」「ベトナム」への通信がある!

それでは、次にAndroidスマホの非友好国へのアクセスについて一緒に確認していきましょう。

結論から先にお伝えすると、ロシア・中国への通信が1日平均で18回も行われていました。

ロシアの「Yandex」というインターネットサービス会社には3日間で39回もアクセスしていました。

中国には3日間で15回、ベトナムには3日間で3回のアクセスがあります。

アリババのアプリはインストールされているものの、タオバオのアプリはインストールされていないにも関わらず、タオバオへのアクセスがありました。

また、ベトナムのアクセス先は「Lutech」というクラウドやセキュリティを提供する会社になります。

いずれにしても、Androidスマホからは結構な頻度で通信が行われ、ロシア・中国・ベトナムにアクセスしています。

要因としては、アプリTop100に、クリナーアプリやファイル管理アプリ等、広告表示されるアプリが入っていることが要因として考えられます。

7. 非友好国への通信:「iPhone」の方が安全!

こちらの検証結果では、「中国」「ロシア」などの非友好国への通信が少ないという点で、iPhoneの方が安全という結果になりましたが、今回の根本原因は「Playストア」のアプリランキングが大きく影響を与えています。

ご存じの方も多いかと思いますが、プレイストアのランキングには、常に中国製のクリーナーアプリやファイル管理アプリが入っています。

加えて、このアプリには悪質な広告が掲載されている場合が大半で、その為、広告関連の情報を中国・ロシアなどに送っています。

そもそも、「Playストア」の審査基準が甘いのが原因で、このような効果がないアプリを排除していれば、このような結果にならなかった推察されます。

事実、iPhoneのアプリストアのランキングには、中国製のクリーナーアプリは全く入っていません。

いずれにしても、インストールするアプリに注意すれば、Androidスマホも安全になります。

インストールする前に、アプリの提供元をしっかりと調べる事をお勧め致します。

8.「バックグラウンドの通信先」への対処が重要:不要なアプリは極力削除!

それでは、次に安全性について一緒に確認していきましょう。

安全性を考慮すると、極力バックグランドでの通信が少なく、送信先が明確である程、安全になります。

但し、バックグランド通信を行う事で、アプリを最新の状態に維持したり、コンテンツの解析・事前の提供をする方が、スマホの処理速度が速くなったり、安全に利用する事が出来ます。

いずれにしても、「プライバシー保護の観点」「安全性の観点」「通信量の節約」という観点から、「不要なアプリ」を削除する事で、不必要なバックグランド通信を減らす事が、最も効果的な方法になります。

9.「不要なアプリ」の削除方法は、こちらの動画をご参照ください。

不要なアプリの削除方法についてはこちらの動画をご参照ください。

動画の説明ページ(概要欄)にも、動画への「リンク(URL)」を掲載しておきます。

Android端末であれば、「Files by Google」というファイル管理アプリからも利用頻度の少ないアプリを簡単に削除する事が出来ます。

10.【結論】iPhone VS Android(インストールするアプリの差)

それでは、最後にiPhoneとAndroidはどちらが安全かという結論について一緒に確認していきましょう。

「iPhone」は、安全性をあまり気にせずに利用するが出来ると言えます。

理由の一つ目は、「Apple社」にアクセスする割合が高い点になります。

Apple社が安全性を監視している意味合いもある為、その意味では安全性が高いと言えます。

一方で、データを取られている可能性も高い為、「Apple社」の「個人情報の取り扱い」について信頼ができるかが判断の分かれ目になります。

二つ目は、各アプリからのアクセス数が「Android」よりも少ない点になります。

「App Store」のチェックが厳しく、不用意なアクセスを制限している可能性が高いと言えます。

「Android」は使い方次第で、安全性が決まります。特に「アプリの選別」が重要になります。

その理由の一つ目としては、「Google社」にアクセスする割合が低い点になります。

Google系のアプリが、それぞれ知名度があり、アプリ毎にアクセスしている可能性はあるものの、ある意味では安全性を監視している割合が低いとも言えます。

二つ目の理由は、各アプリからのアクセス数が多く、Playストアの審査基準が甘い点になります。

「iPhone」に比べると「各アプリ」からのアクセス数」が多く、ある意味ではアプリ製作者側の自由度が高いとも言えます。

一方で、不必要にアプリから外部にアクセスさせているとも言えます。

加えて、「提供元が不明確なアプリ」も多く、住所も香港の雑居ビルの住所等が利用され、連絡先はGmailアドレスのみを利用しているクリナーアプリ等がたくさんあります。

<2>中国で買った「Androidスマホ」は個人情報がダダ漏れだった…!

それでは、次に「中国で買ったAndroidスマホ」が、実は個人情報がダダ洩れだったという調査結果が発表された論文について一緒に確認していきましょう。

1. 中国で販売されているスマホは「個人情報」がダダ洩れ!

中国で販売されている「Xiaomi」「OnePlus」「Oppo Realme」など、中国で人気の高いスマホメーカーのすべてで、「個人情報」が抜き取られているという研究結果が発表されています。

しかも、「通知」や「同意」もないまま、個人情報が抜く取られています。

加えて、その個人情報は、「デバイスメーカー」だけでなく、「バイドゥ」等のサービスプロバイダーや中国国内のモバイル通信事業者にも送られています。

2.「個人情報」として厳格な取り扱いが必要なものも無断で取得!

本来であれば、個人情報として厳格な取り扱いが必要な「電話番号(特に中国では市民IDとしても利用されています。)」「固有のデバイスID」「ユーザー情報」「位置情報」「社会的なつながり」の情報が無断で取得されており、誰がどんなスマホを利用し、そこで何をしているか、どんな相手と連絡しているかを監視してます。

3. 中国国内・国外に関係なく、スマホから個人情報が収集される!

中国で販売されているスマホの問題点についてまとめてみましたので、一緒に確認していきましょう。

まず一つ目は、「個人情報の収集」を止める方法がない点になります。

スマホ自体にも「情報収集するプログラム」が入っている為、「通知」や「同意」がないのはもちろんですが、「個人情報」の収集自体を停止する事が出来なくなっています。

二つ目は、中国からスマホを持ち出しても、「データ収集」が止まらない点になります。

先程もお伝えしましたが、スマホ自体に「情報収集するプログラム」が入っている為、国外に持ち出しても「中国」にアクセスして情報が送られるようになっています。

三つ目は、各国の「個人情報保護法」「情報収集規定」が適用されない点になります。

中国国外に行くと、その国の「個人情報保護法」や「情報収集規定」があり、本来その法律や規定が適用されますが、中国から持ち出したスマホには適用されません。

四つ目は、「契約をした携帯会社」に関係なく、データ収集される点になります。

こちらも先程お伝えしましたが、スマホ自体に「情報収集するプログラム」が入っている為、携帯回線、Wi-Fi回線に関係なく、中国にアクセスして情報が送られます。

いずれにしても、中華製スマホは、絶えず「個人情報」を収集し、通信しています。

4. 中国で販売されているスマホは同意なく「データが収集される」!日本国内は?

それでは、最後に日本で販売されている中華製スマホが安全なのかについて一緒に確認していきましょう。

現在、ドコモでは「中華製スマホ」の販売は行われていません。

「au」では、「Xiaomi」、ソフトバンクでは「OPPO」の「中華製スマホ」が販売されています。

中華製スマホの「OSのアップデート」等は、「au」「ソフトバンク」を通して、行われています。

また、「au」「ソフトバンク」で販売されている中華製スマホは、日本の「電気通信事業法」「電波法」の二つの法律に準拠している「技適マーク」が印字されています。

その為、スマホの内部に勝手に情報収集をして、データを送信するプログラムは入っていないと言えます。

一番の懸念点は、中華製スマホを利用していると、「中国メーカーの純正アプリ」が入っている場合があり、「連絡先へのアクセス」等、重要な権限に「許可」を求めてくる場合があります。

こちらを「許可」してしまうと、個人情報が中国に送られてしまう危険性があるという事は覚えておきましょう。

中華製スマホを利用する場合には、「個人情報」に該当する権限を付与しないように注意するようにしましょう。

以上で「iPhoneとAndroidはどちらが安全?1日1回は中国・ロシアに通信される!」についての説明を終了致します。

宜しければ「チャンネル登録」をお願い致します。

また、「有料メンバーシップ」にてコンビニで印刷できるテキストの提供も行っております。

ご静聴、ありがとうございました。


「【不要なアプリの消し方】アプリの削除・非表示・無効化の違いについて解説!」もご参照ください。


「【画面変更/機能強化あり】断捨離に必須!Android定番アプリ「Files」」もご参照ください。


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<講義動画作成ポイント>
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その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

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【プライバシーポリシー】「同意」して大丈夫?読まずに判別する方法と不安な場合の対処方法

今回は、「プライバシーポリシーの同意は大丈夫?表示された場合の正しい対処方法」について説明して参ります。

最近ではLINEヤフーの「プライバシーポリシーの同意」の画面が突然表示され、戸惑った方も多いかと思います。

「プライバシーポリシー」の画面は、通常、「アプリのインストール時に表示され、細かくチェックすることなく「同意」している方も多いかと思います。

今回はその「プライバシーポリシーの同意」について、各社で「プライバシーポリシー」が異なるのか、どの項目に気をつければよいのか、どのように判断すればよいのかという点について説明して参ります。

<動画内容>
<1>「プライバシーポリシー」に関する最近のニュース
①「LINE」で「プライバシーポリシーの同意」が突然表示されたのは、「個人情報の利用範囲」が拡大した事が要因。
1. 話題になった「LINEヤフー」の「プライバシーポリシーの再同意」

②サービス(アプリを含む)を利用するには、「プライバシーポリシーの同意」が必要!
1. サービスを利用するには「プライバシーポリシーの同意」が必須!

<2>「プライバシーポリシー」って何?
①「プライバシーポリシー」は、サービス提供者側が取得した「個人情報」の取扱宣言書!
1.「プライバシーポリシー」の中で取り扱われる「個人情報」とは!

②「個人情報」が流出した場合の「損害賠償金額」は、3千円~5千円?
1. 過去の「個人情報流出」に伴う損害賠償金額(実例)

③「プライバシーポリシー」は「各社」ほぼ同じ!(LINEヤフーも同様)
1.「プライバシーポリシー」はほぼ共通!(今回はLINEヤフーの場合)
2.「LINEヤフー」の「プライバシーポリシー」が異なる点は一つ!

④「プライバシーポリシーの中身」以上に「サービス提供会社」の「信用力」が一番重要!
1.「LINEヤフー」「NTTドコモ」も「プライバシーポリシー」では相違なし

<3>「個人情報の流出拡大」を防ぐ方法
1. 方法①「信用力」「資金力」で登録する「個人情報」をコントロールする
2. 方法②「技術力」で登録する「個人情報」をコントロールする
3. 方法③「運営国」で登録する「個人情報」をコントロールする
4. 結論:「プライバシーポリシー」の「同意」は「提供会社」で判断する!

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:13分50秒)


みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。

今回は、「プライバシーポリシーの同意は大丈夫?表示された場合の正しい対処方法」について説明して参ります。

最近ではLINEヤフーの「プライバシーポリシーの同意」の画面が突然表示され、戸惑った方も多いかと思います。

「プライバシーポリシー」の画面は、通常、「アプリのインストール時に表示され、細かくチェックすることなく「同意」している方も多いかと思います。

今回はその「プライバシーポリシーの同意」について、各社で「プライバシーポリシー」が異なるのか、どの項目に気をつければよいのか、どのように判断すればよいのかという点について説明して参ります。

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是非そちらもご参照ください。

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【目次】
<1>「プライバシーポリシー」に関する最近のニュース
①「LINE」で「プライバシーポリシーの同意」が突然表示されたのは、「個人情報の利用範囲」が拡大した事が要因。
1.話題になった「LINEヤフー」の「プライバシーポリシーの再同意」
②サービス(アプリを含む)を利用するには、「プライバシーポリシーの同意」が必要!
1.サービスを利用するには「プライバシーポリシーの同意」が必須!

<2>「プライバシーポリシー」って何?
①「プライバシーポリシー」は、サービス提供者側が取得した「個人情報」の取扱宣言書!
1.「プライバシーポリシー」の中で取り扱われる「個人情報」とは!
②「個人情報」が流出した場合の「損害賠償金額」は、3千円~5千円?
1.過去の「個人情報流出」に伴う損害賠償金額(実例)
③「プライバシーポリシー」は「各社」ほぼ同じ!(LINEヤフーも同様)
1.「プライバシーポリシー」はほぼ共通!(今回はLINEヤフーの場合)
2.「LINEヤフー」の「プライバシーポリシー」が異なる点は一つ!
④「プライバシーポリシーの中身」以上に「サービス提供会社」の「信用力」が一番重要!
1.「LINEヤフー」「NTTドコモ」も「プライバシーポリシー」では相違なし

<3>「個人情報の流出拡大」を防ぐ方法
1.方法①「信用力」「資金力」で登録する「個人情報」をコントロールする
2.方法②「技術力」で登録する「個人情報」をコントロールする
3.方法③「運営国」で登録する「個人情報」をコントロールする
4.結論:「プライバシーポリシー」の「同意」は「提供会社」で判断する!

<1>「プライバシーポリシー」に関する最近のニュース

それでは、まず初めに、最近話題になっていた「LINEヤフー」の「プライバシーポリシー」について簡単に確認してきましょう。

①「LINE」で「プライバシーポリシーの同意」が突然表示されたのは、「個人情報の利用範囲」が拡大した事が要因。

「LINEヤフー」の「プライバシーポリシ」の画面が突然表示され、同意を求められた理由は、「LINE」と「ヤフー」が統合され、それに伴い「プライバシーポリシーの利用範囲」が拡大されたためになります。

1. 話題になった「LINEヤフー」の「プライバシーポリシーの再同意」

ご存じの方も多いかもしれませんが、「LINE」も、「ヤフー」も、元々は別々の会社で、別々にサービスが運用されていて、「プライバシーポリシー」も別々のものが使用されていました。

2023年10月1日に2つの会社が統合されたことで、会社名も「LINEヤフー」に変更になり、「個人情報の利用範囲」が拡大したことで、変更になった「プライバシーポリシー」への同意が必要になったという背景があります。

主な変更点は、「個人情報の利用範囲」の拡大になります。

その狙いは、グループ内での「個人情報の相互利用」とその個人情報を利用した「広告効果の最大化」になります。

同じタイミングで、「LINE」と「ヤフー」の「アカウント連携」の画面も表示させた理由は、「アカウント連携」をしてもらえると「個人情報」を簡単に統合する事が出来、「個人情報の管理」と「利用」がしやすくなるというメリットが「LINEヤフー」側にあったからになります。

②サービス(アプリを含む)を利用するには、「プライバシーポリシーの同意」が必要!

「LINE」や「ヤフー」も同様ですが、「サービス(アプリを含む)」を利用する場合には、必ず「プライバシーポリシーの同意」が必要になります。

1. サービスを利用するには「プライバシーポリシーの同意」が必須!

「LINE」「ヤフー」「YouTube」「Googleフォト」「Amazon」「楽天」「ドコモ」「Apple」「マイクロソフト」等を利用する場合にも、それぞれ「プライバシーポリシーの同意」が必要になります。

「プライバシーポリシー」に「同意」するタイミングについては、原則、「アカウント登録時」、もしくは「会員登録時」の場合が大半になります。

同時に「利用規約」にも「同意」する必要があります。

「Google」「NTTドコモ」「楽天」等、一つの会社で様々なサービスを提供している場合には、一つのサービスで「プライバシーポリシー」に「同意」すると他のサービスで、再度、「プライバシーポリシー」の「同意」を求められることはありません。

「プライバシーポリシー」は「サービス単位」ではなく、そのサービスを運営する会社と利用者の間で、締結される「同意書」になります。

<2>「プライバシーポリシー」って何?

それでは、次に「プライバシーポリシー」とはどのようなものなのかについて一緒確認していきましょう。

1.「プライバシーポリシー」は、サービス提供者側が取得した「個人情報」の取扱宣言書!

「プライバシーポリシー」は、一言でお伝えすると、サービス提供者側が利用者から取得した「個人情報」をどのように取り扱うかを示した宣言書になります。

1.「プライバシーポリシー」の中で取り扱われる「個人情報」とは!

「プライバシーポリシー」の中で取り扱われる「個人情報」には、「本人確認」等で提示する「パスポート」や「免許証」、「生体認証」等で利用する「指紋」や「顔写真」、その他、「携帯電話番号」「住所」「名前」「生年月日」「メールアドレス」等があります。

それぞれ、個人情報としての重要度も異なります。

1つの情報だけで、「個人」を特定する事ができるもの程、個人情報としての重要度が高く、いくつかの個人情報を組み合わせないと「個人」を特定する事ができない「個人情報」については、重要度が低くなります。

最近は、1人1台、携帯電話番号を持つ時代になってきている点と携帯電話番号の取得には必ず「本人確認」を求められるという点から携帯電話番号自体の個人情報としての重要性も増加してきています。

②「個人情報」が流出した場合の「損害賠償金額」は、3千円~5千円?

「個人情報」が流出した場合の「損害賠償金額」は、過去の判例によると3千円から5千円位になっています。

先程も説明を致しましたが、「個人情報の重要度(個人を特定できる情報か、否か)」によって「損害賠償金額」も変わってきます。

1. 過去の「個人情報流出」に伴う損害賠償金額(実例)

ニュースにもなりましたので、聞いたことがある方も多いかもしれませんが、2018年に「ベネッセコーポレーションの関連会社」から、462名分の顧客情報が流出するという事件がありました。

その際に支払われた損害賠償金額が、一人あたり3,300円になります。

また、少し古いニュースになりますが、2007年に「ヤフーBB」の顧客情報が流出するという事件があり、こちらでは一人あたり5,500円の損害賠償金額が支払われています。

損害賠償金額については、「流出した個人情報の種類」や「流出した個人情報が利用され、それにより発生した被害の状況」によっても損害賠償金が異なります。

こちらの2社の損害賠償金額の主な違いは、「個人情報の流出」とそれに伴い「追加被害が実際に発生したか、発生していないか」の違いになります。

興味がある方は、「各事件」を検索をして頂くと更に詳しい情報を確認する事が出来ます。

③「プライバシーポリシー」は「各社」ほぼ同じ!(LINEヤフーも同様)

各社で「プライバシーポリシー」を比較しても「個人情報の取扱宣言書」になりますので、内容の相違はほとんどありません。

「大手企業」「有名なサービス」であれば、「プライバシーポリシーの内容自体」を特に気にする必要はないと言えます。

但し、あまり有名ではないサービスやよく知らない企業が提供するサービスであれば、プライバシーポリシーの内容をチェックする必要性はありますので、その点は覚えておきましょう。

1.「プライバシーポリシー」はほぼ共通!(今回はLINEヤフーの場合)

「プライバシーポリシー」の内容を確認する上で、チェックすべき項目は8つあります。

今回は、「LINEヤフー」の「プライバシーポリシー」を例にして、その項目と内容を確認していきたいと思います。

まずは、こちらの4項目になりますが、一般的な内容になり、「NTTドコモ」や「楽天」等の他の企業と比較しても同じ内容になります。

2.「LINEヤフー」の「プライバシーポリシー」が異なる点は一つ!

5つ目から8つ目の項目の中で、「LINEヤフー」が他社と異なる点は、5つ目の「個人情報の提供範囲」と6つ目の「個人情報の安全管理」になります。

5つ目の「個人情報の提供範囲」で、「委託先」として「グループ会社以外の海外企業」を含める場合がありますが、「LINEヤフー」では、現時点では「中国企業」は含まれていません。

また、6つ目の「個人情報の安全管理」で、「LINEヤフー」の場合には「個人情報の保管場所」が「日本」「米国」「韓国」の3か所にある点を明記しています。

おそらく「LINEヤフー」の場合には、合併をする際の条件として、親会社である「ネイバー」が提供する「韓国のサーバー」を利用する事が条件に入っていた可能性があります。

その利用料から得られる収益も、買収金額を補填する条件になっていると推察されます。

もちろん、LINEヤフー自体が上場会社になりますので、コスト面でもデメリットがないようにはなっていると推察されます。

いずれにしても、「大手企業」「有名サービス」であれば、「プライバシーポリシーの中身」についてはそれほど相違がないと言えます。

④「プライバシーポリシーの中身」以上に「サービス提供会社」の「信用力」が一番重要!

「プライバシーポリシー」に「同意」すべきか、「同意」すべきでないかは、サービス提供会社の「信用力」が一番重要になります。

1.「LINEヤフー」「NTTドコモ」も「プライバシーポリシー」では相違なし

「プライバシーポリシー」の内容がほとんど変わらないとすると、同意すべきか、同意すべきでないかは、サービス提供会社の「社会的な信用力」「技術力」「資金力」「国」が重要な判断基準になります。

個人情報の流出が起きた場合、大きな会社や知名度のあるサービス程、受ける被害が大きくなりますので、個人情報の流出が起きないようにいろいろな対策が取られています。

また、技術力が高い企業ほど、「不正アクセス」に対する知識があり、その対策等もきっちりと取られています。

資金力がある会社は、技術力が足りなくても、技術力が高い会社に外注する事で安全対策を取る事が出来ます。

また、「個人情報」が流出した場合でも、原因究明のための調査費用、必要な損害賠償金額、今後の安全対策等の必要な費用を捻出する事が出来ます。

場合によっては、一番重要な判断基準にもなりますが、どの国の会社(親会社の所在地を含む)がサービスを運営しているのかが重要になります。

<3>「個人情報の流出拡大」を防ぐ方法

それでは、最後に「個人情報」を100%流出させないようにすることは不可能に近い為、個人情報が仮に流失したとしても、その損害を最小限にする方法について一緒確認していきましょう。

方法①「信用力」「資金力」で登録する「個人情報」をコントロールする

まず一つ目になりますが、一般的には小規模な企業ほど、人数も少ない為、個人情報の管理が雑になりやすくなりますので、重要度の低い個人情報のみを登録するようにしましょう。

また、登録する個人情報の量も極力減らすようにしましょう。

大企業であっても、個人情報の流出を100%防ぐことは難しいので、「セキュリティー」を強化するようにしましょう。

また、利用するサービスを分散させる事で、流出する個人情報の量を制限する事も出来ますので、その点も考慮するようにしましょう。

方法②「技術力」で登録する「個人情報」をコントロールする

二つ目は、技術力が高い企業ほど、取得・保存している個人情報の安全性への考慮がなされています。

その為、保存している個人情報も細分化して保存され、別々に鍵等をかけて保管しています。

仮にハッキング等の攻撃を受け、個人情報が流出したとしても、一部の個人情報のみで済むような設計になっています。

方法③「運営国」で登録する「個人情報」をコントロールする

三つ目は、国毎に個人情報に対する価値や重要度、損害賠償金額も異なります。

日本は、欧米に比べると個人情報に対する考え方・価値がまだまだ低いと言えます。

「個人情報」の「価値」「重要度」に合わせて、登録する個人情報を選別する事が重要になります。

結論:「プライバシーポリシー」の「同意」は「提供会社」で判断する!

いずれにしても、「プライバシーポリシー」に「同意」すべきかの判断は、サービス提供会社の「信用力」「資金力」「技術力」「カントリーリスク」を総合的に考慮した上で、そのサービスを利用するかを決める必要があります。

利用したいサービスがある場合で、少なからず「不安」を感じた場合には、極力個人情報を登録しないようにすることが重要になります。

以上で「プライバシーポリシーの同意は大丈夫?表示された場合の正しい対処方法」についての説明を終了致します。

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ご静聴、ありがとうございました。


「【絶対やめて】安易な携帯番号の登録とアカウント連携!アカウント登録時の注意点」もご参照ください。


「【要注意】ヤフーとの連携にメリットはない!「LINE×ヤフー」の連携確認と解除方法」もご参照ください。


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【絶対やめて】安易な携帯番号の登録とアカウント連携!アカウント登録時の注意点

今回は、「携帯番号の登録は要注意!アカウント作成時に注意すべき点」について説明して参ります。

最近は、安全性の観点から「携帯電話番号」による「アカウント作成」を求められるサービスが出てきています。

その代表的な例が「Yahoo」になります。 その際に注意すべき点は、「携帯電話番号」での「アカウント登録」になります。

「携帯電話番号」は一人に一つと言うのが一般的になり、一度「携帯電話番号」を取得すると、その番号自体を変更するのは面倒になります。

その為、「携帯電話番号」での「アカウント登録」については注意する必要があります。

一方で、「メールアドレス」は、「携帯電話番号」に比べると比較的容易にメールアドレスを取得しする事が出来るため、アカウント登録に利用するには適しています。

今回は、アカウント作成時の注意点として、「携帯電番号」は「マイナンバー」に近い要素を多分に含んでいますので、極力利用しない方がいいという点について一緒に確認していきましょう。

<動画内容>
<1>アカウント作成時に求められる「個人情報」
1.「アプリ(サービス)」を利用するには「アカウント作成」が必要!
2.「アカウント作成時」に求められる「個人情報の3つのパターン」
3.「個人情報」として重要性が高い情報とは!
4.「利便性」は更なる「個人情報」の提供に繋がる(要注意)!
5.「携帯番号」を求める「アカウント作成」には十分な注意が必要!

<2>「アカウント作成時」の3つの注意点
1. アカウント作成時の注意点①:「メールアドレス」を極力利用する!
2. アカウント作成時の注意点②:「携帯番号」は後から登録する!
3.「Googleアカウント」の「2段階認証」を設定する方法(解説動画)
4. アカウント作成時の注意点③:アカウントの連携は極力行わない!
5. LINEとヤフーとの「アカウント連携」の解除方法(解説動画)

<3>アカウント連携から見えてくる「将来のリスク」
1. 将来的なリスク:すべてのお金の流れが透明化される!

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:15分46秒)


みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。

今回は、「携帯番号の登録は要注意!アカウント作成時に注意すべき点」について説明して参ります。

最近は、安全性の観点から「携帯電話番号」による「アカウント作成」を求められるサービスが出てきています。

その代表的な例が「Yahoo」になります。

その際に注意すべき点は、「携帯電話番号」での「アカウント登録」になります。

「携帯電話番号」は一人に一つと言うのが一般的になり、一度「携帯電話番号」を取得すると、その番号自体を変更するのは面倒になります。

その為、「携帯電話番号」での「アカウント登録」については注意する必要があります。

一方で、「メールアドレス」は、「携帯電話番号」に比べると比較的容易にメールアドレスを取得しする事が出来るため、アカウント登録に利用するには適しています。

今回は、アカウント作成時の注意点として、「携帯電番号」は「マイナンバー」に近い要素を多分に含んでいますので、極力利用しない方がいいという点について一緒に確認していきましょう。

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【目次】
<1>アカウント作成時に求められる「個人情報」
1.「アプリ(サービス)」を利用するには「アカウント作成」が必要!
2.「アカウント作成時」に求められる「個人情報の3つのパターン」
3.「個人情報」として重要性が高い情報とは!
4.「利便性」は更なる「個人情報」の提供に繋がる(要注意)!
5.「携帯番号」を求める「アカウント作成」には十分な注意が必要!

<2>「アカウント作成時」の3つの注意点
1.アカウント作成時の注意点①:「メールアドレス」を極力利用する!
2.アカウント作成時の注意点②:「携帯番号」は後から登録する!
3.「Googleアカウント」の「2段階認証」を設定する方法(解説動画)
4.アカウント作成時の注意点③:アカウントの連携は極力行わない!
5.LINEとヤフーとの「アカウント連携」の解除方法(解説動画)

<3>アカウント連携から見えてくる「将来のリスク」
1.将来的なリスク:すべてのお金の流れが透明化される!

<1>アカウント作成時に求められる「個人情報」

それでは、まず初めに「アカウント作成時に求められる個人情報」について一緒に確認していきましょう。

1.「アプリ(サービス)」を利用するには「アカウント作成」が必要!

皆さんが良く使われる「YouTube」や「Googleフォト」を利用するには「Googleアカウント」が必要になります。

「LINE」を利用するには「LINEアカウント」が必要になります。

「amazon」を利用するには「amazonアカウント」が必要になります。

このように、各サービスを利用するには「アカウント」を作成しないと、利用できるサービスが制限されたり、利用出来なかったりします。

2.「アカウント作成時」に求められる「個人情報の3つのパターン」

それでは、次に、「アカウントを作成」をする際に求められる「個人情報」について一緒に確認していきましょう。

まず、一つ目は、「メールアドレス」「パスワード」「名前」だけで「アカウントの作成」をする事が出来ます。

一例としては、「YouTube」「Googleフォト」等で利用する「Googleアカウント」や「amazonのアカウント」がこちらに該当します。

二つ目は、「携帯電話番号」「パスワード」「名前」だけで「アカウントの作成」をする事が出来ます。

「LINE」「Yahoo」については「携帯電話番号」でしか「アカウントの作成」が出来ないようになっています。

こちらので注意点としては、「携帯電話番号」は「メールアドレス」と違って、簡単には変更する事が出来ない為、「個人情報」としては「重要度」が高くなりますので、その点は覚えておきましょう。

三つ目は、「メールアドレス」「携帯電話番号」「パスワード」「名前」「住所」「支払情報」等、比較的たくさんの個人情報が求められる「アカウントの作成」になります。

一般的なアカウント作成では、一つ目か、二つ目のパターンでアカウントを作成する事が出来ますが、後から「支払情報の登録」が必要になったり、商品を届ける宛先として「住所」や「電話番号」の登録が必要になったりしますので、最終的にはかなりの個人情報を登録する事になります。

このようにアカウントを作成する際に求められる個人情報は、サービスや使い方によっても異なりますが、かなりの個人情報を登録する必要があるという事を覚えておきましょう。

3.「個人情報」として重要性が高い情報とは!

それでは、次に、求められる「個人情報」の中で、どの個人情報の重要性が高いかを一緒に確認していきましょう。

アカウント作成時に求められる「個人情報」の中で、最も重要性が低いものは、「性別」「メールアドレス」と「年齢」「生年月日」になります。

こちらの情報の利用目的は、提供するサービス内容や表示される広告の選別基準として利用されます。

こちらの重要性が低い理由としては、事実と違う情報を登録したとしても、サービス提供側でも確認する手段がないからになります。

但し、年齢については注意が必要な場合があります。また、「生年月日」については後から「本人確認」として入力を求められる場合があります。

重要度が高い「個人情報」は「名前」「住所」「携帯番号」になります。

主にオンラインショッピングを利用している場合に求められる情報で、商品を配送してもらう住所や支払の為に必要な個人情報になります。

正しい情報を登録しないと支払確認が出来なかったり、商品が届かなかったりしますので、正しい情報の登録が必要になります。

最近では、「作成したアカウント」の安全性を強化するために、「携帯電話番号の登録」が求められますが、こちらも正しい情報を入力しないとショートメッセージを利用した「本人確認」が受信できなくなりますので、正しい「携帯電話番号」の登録が必要になります。

このようにアカウント作成時に求められる個人情報の中でも、変更が容易なものか・虚偽が可能なものかで、個人情報の重要度がかわりますので、その点は覚えておきましょう。

4.「利便性」は更なる「個人情報」の提供に繋がる(要注意)!

それでは次に、「利便性が上がる」と「個人情報を提供する量が増える」という点について一緒に確認していきましょう。

「オンラインサービス」は、使い方が分かると、いつでも・どこからでも利用する事ができるという点で、「利用者側」にもメリットが大きいサービスになります。

また、「サービス提供者側」でも、接客する時間・商品を展示する場所等を少なくすることが出来るという大きなメリットがあります。

「オンラインサービス」の注意点としては、対面式のサービスに比べると、「個人情報」が集めやすく、利用されやすいという点、また、集められた「個人情報」が保存されている為、流出するリスクがあるという点を覚えておきましょう。

また、一度個人情報が流出すると永遠にオンライン上に残ってしまう場合があるという事も覚えておきましょう。

その為、どのサービスを利用すべきか(どのサービスに個人情報を登録すべきか)が非常に重要になります。

日本の大手企業は比較的安全という点は事実としてありますが、欧米に比べると「個人情報の流出」や「個人情報の不適切な利用」に関して損害賠償金額が少ない傾向があります。

また、日本では「謝罪」して終わりという事例が多く、裁判まで至らない為、泣き寝入りする場合が大半になります。

その点には注意が必要になります。

5. 「携帯番号」を求める「アカウント作成」には十分な注意が必要!

それでは、次に「携帯電話番号」を求めるアカウント作成には十分に注意が必要であるという点について一緒に確認していきましょう。

あくまで一例になりますが、最近、LINEとヤフーの統合に伴なうプライバシーポリシーの同意とアカウント連携について話題になっていましたが、アカウント連携は表向きでは広告効果の向上が狙いになっています。

裏では、別々に管理・保管されている個人情報の共有が狙いになります。

「Google」「Apple」や「NTTドコモを代表とする携帯キャリア」「楽天」などでは、既に同一グループ内で個人情報が共有されています。

その情報を統合する際の中心になる情報が携帯電話番号になります。

蓄積・共有された「個人情報」が多い程、「趣味趣向」「年収」等を推察する事が出来るようになります。

「携帯電話番号」は、政府が提供している「マイナンバー」のようにすべての情報を統合する為の非常に重要な情報になります。

取り扱いには十分に注意するようにしましょう。

<2>「アカウント作成時」の3つの注意点

それでは、次に「アカウント作成時の3つの注意点」について一緒に確認していきましょう。

1. アカウント作成時の注意点①:「メールアドレス」を極力利用する!

まず、一つ目の注意点は、アカウント作成時には極力「メールアドレス」を選択するようにしましょう。

今回は、例として「amazon」の「アカウント作成」の画面を表示しています。

「メールアドレス」は、「携帯電話番号」に比べると安全性は低くなりますが、比較的容易に「複数のメールアドレス」を持つことが出来きます。

その為、「メールアドレス」の変更は、携帯電話番号の変更に比べると比較的容易に行うことが出来ます。

Amazonでオンラインショッピングをする場合には、最終的には「携帯電話番号の登録」もいずれ必要になります。

くり返しになりますは、「アカウント」が乗っ取られてもそれほど影響のないサービスには、極力「メールアドレス」を利用するにしましょう。

2. アカウント作成時の注意点②:「携帯番号」は後から登録する!

二つ目の注意点は、「携帯電話番号」の登録は「重要なアカウント」のみに限定し、むやみに携帯電話番号を登録しないようにしましょう。

「携帯電話番号」を登録してしまうと、その携帯番号自体が唯一無二の番号であるため、その番号を軸に「個人情報」が集約されていく可能性が高くなります。

一方で、「アカウントを保護する」という点では、携帯電話番号は非常に有効な手段になります。

アカウント作成時は「メールアドレス」で登録をしていたとしても、「個人情報の追加登録」で「重要なアカウント」になった場合には、「携帯電話番号」を追加して、「2段階認証」の設定を行うようにしましょう。

具体的な例になりますが、「Googleアカウント」は使い始めた時には、それほど重要性を感じない場合が多くあり、実際に保存されている個人情報も少ない場合が大半になります。

但し、長くスマホやGoogleサービスを利用していくと利用履歴も含め、かなりの個人情報が「Googleアカウント」に蓄積されていき、アカウントの重要度も増してきます。

同時に、「Googleアカウント」を乗っ取られてしまうと「スマホ」が使えなくなったり、個人情報を悪用されたり、利用できるサービスが制限されてしまう場合があります。

そのような危険性を避けるためにも、2段階認証等の安全性の強化が必要になります。その点は覚えておきましょう。

3.「Googleアカウント」の「2段階認証」を設定する方法(解説動画)

「Googleアカウント」の2段階認証について実際の設定方法も含め、詳しく知りたい方は、こちらの動画をご参照ください。

「動画の説明ページ(概要欄)」にも動画のリンク(URL)を掲載しておきます。

4. アカウント作成時の注意点③:アカウントの連携は極力行わない!

三つ目の注意点は、一時話題になっていた「LINEヤフー」のように「アカウントの連携」を求めてくる場合には、極力「アカウントの連携」をしないように注意する点になります。

アカウントの連携をしてしまうと、別々のアカウントで管理されていた個人情報が一つのアカウントに集約され、かなりの個人情報が蓄積される事になります。

現時点でも、「楽天」「NTTドコモ等の携帯キャリア」「Google」「Apple」にはかなりの個人情報が蓄積されています。

楽天を例にして見てみると同じ楽天アカウントに「オンラインショッピング」から「クレジットカード」「電子マネー」「QR決済」「銀行」「証券」「宿泊」等、様々なサービスの利用情報が保存されています。

NTTドコモ・au・ソフトバンク等も同様になります。

悪用されるか・個人情報が流出するかは別として、かなりの個人情報が蓄積されているため、その情報から「推定年収」「家族構成」「趣味趣向」などが高い精度で予測できるようになってきています。

アカウントが統合されていくと最終的には、すべての行動履歴が把握されてしまうリスクがあるという事を覚えてきましょう。

5. LINEとヤフーとの「アカウント連携」の解除方法(解説動画)

一時話題になっていた「LINE」と「ヤフー」の統合に伴う「アカウント連携」の解除方法について、詳しく知りたい方は、こちらの動画をご参照ください。

「動画の説明ページ(概要欄)」にも動画のリンク(URL)を掲載しておきます。

<3>アカウント連携から見えてくる「将来のリスク」

それでは最後に、「アカウント連携」から見えてくる将来のリスクについて一緒に確認していきましょう。

アカウント連携(データ連携)が進んでいくことで発生する将来的なリスクはいくつもあります。

今回は、その中でも「お金」に関連するリスクについて説明して参ります。

1. 将来的なリスク:すべてのお金の流れが透明化される!

アカウントの連携(データの連携)が進むと、すべてのお金の流れが透明化されることになります。

いい意味では「不透明な資金移動や利用」があった場合に、簡単に発見する事が出来るようになります。

悪い意味では、今まで費用対効果が合わない為、免除されてきた少額の資金移動や少額の収入も細部まで簡単に調べることが出来るようになり、細かく課税される可能性があります。

また、家族間でのお金のやり取りについても、「贈与税の対象」「相続税の対象」として細かく課税される可能性もあります。

いずれにしても、今までバラバラに保管されていた個人情報が統合されると、いろいろな意味で危険性が増しますので、極力避けるようにしましょう。

また、個人情報を繋げるための軸になりやすい携帯電話番号の登録も極力しないようにしましょう。

以上で「携帯番号の登録は要注意!アカウント作成時に注意すべき点」についての説明を終了致します。

宜しければ「チャンネル登録」をお願い致します。

また、「有料メンバーシップ」にてコンビニで印刷できるテキストの提供も行っております。

ご静聴、ありがとうございました。


「【今すぐ確認】マイナンバーカードよりも重要!今すぐ実施したい「Googleアカウントの乗っ取り・不正ログインを防ぐ方法」」もご参照ください。


「【要注意】ヤフーとの連携にメリットはない!「LINE×ヤフー」の連携確認と解除方法」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

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