今日、特にハイスペックなモデルのスマホにおいて、SDカードの挿入口を廃止するモデルが出てきています。
今回はその理由や背景、対処法などをみていきたいと思います。
<動画内容>
1. SDカードスロット対応表
2. 搭載スペースやデザインの問題
3. 内蔵ストレージの大容量化
4. オンラインストレージの普及
5. 防水機能やその他の要因
6. 対処法:オンラインストレージを増強する
7. 対処法:不要なデータを整理する(filesbyGoogle)
8. 対処法:パソコンにデータを移動する
9. 対処法:外付けストレージを利用する
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講義動画時間:11分30秒)
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今日、特にハイスペックなモデルのスマホにおいて、SDカードの挿入口を廃止するモデルが出てきています。
今回はその理由や背景、対処法などをみていきたいと思います。
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【目次】
1.SDカードスロット対応表
2.搭載スペースやデザインの問題
3.内蔵ストレージの大容量化
4.オンラインストレージの普及
5.防水機能やその他の要因
6.対処法:オンラインストレージを増強する
7.対処法:不要なデータを整理する(filesbyGoogle)
8.対処法:パソコンにデータを移動する
9.対処法:外付けストレージを利用する
1. SDカードスロット対応表
2023年4月現在、大手のAndroidの現行モデルを見渡してみると、SDカードスロットのあるなしはこのような感じになっています。
ちなみにiPhoneは登場以来一度もSDカードスロットを搭載したことがありません。
同じくGoogleピクセルもそれに倣っているのか一貫して非搭載です。
ざっくりですがなんとなく海外メーカーではSDカードスロットを搭載しない傾向、国内メーカーではまだSDカードスロットを重要視している傾向がありそうです。
また一般に高機能、ハイスペックモデルになる程SDカードスロットが省略される傾向があると言われますが、ギャラクシーではその傾向がはっきりとみて取れます。
2. 搭載スペースやデザインの問題
SDカードスロットが搭載されなくなってきたことについては、様々な理由が指摘されています。
まず一つに、端末の薄型化や高機能化によって、SDカードスロットを搭載するスペース的な余裕がなくなってしまったことが要因として挙げられます。
特に負荷の高いゲームや動画撮影などへの使用が想定されるハイスペックなモデルにおいては、SDカードスロットを省略することで、その分のスペースを熱を逃すための構造やより大きなバッテリー、大型なカメラパーツの搭載に割きたい、という都合があるかと思われます。
SDカードそれ自体や、SIMカードも、時代とともにどんどん小さくなってきてはいて、SIMカードにいたってはついに「イーシム」として、物理的なカードが不要、という仕組みも登場しています。
特に米国版のiPhoneの最新機種においては、イーシム専用となり、ついにSIMカードを入れるシムトレーがなくなりました。
もともとiPhoneはSDカードスロットもないので、側面に何の穴も空いていない状態となりました。
一方スペックの低いモデルでは、チップからの発生する熱も比較的穏やかで熱を逃すための仕組みも簡素なもので済み、カメラ性能的にも小さな部品で賄えるためまだSDスロットを配置する余裕があるようです。
3. 内蔵ストレージの大容量化
また、スマホ本体に元から搭載されるストレージの量も増えてきて、SDカードのような外部ストレージに頼らざるを得ない機会が減ってきた、という点も挙げられます。
出始めの頃のスマホのストレージは非常に小さく、初代のエクスペリアを確認してみるとなんと内蔵ストレージ1GBとありました。
ここからさらにOSなどであらかじめ使用されている分が引かれるので、実質ユーザーが使用できるストレージは非常に小さなものでした。
こうなるとやはりSDカードはもはや使用するのが前提であったと言えるかもしれません。
2023年現在では低価格モデルでも64GB、ハイスペックなモデルでは512GBや1TBというものまで登場しており、一昔前の1000倍となっています。
こう考えると、写真データなどが膨らんできてはいるものの、昔に比べて外部ストレージの登場機会は減ってきたと言えるかもしれません。
ただし、特にiPhoneにおいて顕著ですが、内蔵ストレージは大きなモデルほど驚くほど高価となります。
4. オンラインストレージの普及
また、スマホ本体にデータを保存するという必要性自体が従来に比べて減ってきたという状況があります。
例えばGoogleフォトはインターネット上のストレージを15GBまで無料で使うことができ、Google1の有料プランに加入すればさらに多くのストレージの割り当てを確保することが可能です。
アップルのiCloudも同様です、こうしたサービスを一般にクラウドストレージやオンラインストレージといいます。
ネットにつながってさえいれば利用できるので、Wi-Fi環境があれば、使い勝手としては本体にデータが置いてあるのとほとんど変わりません。
クラウドストレージにデータを保存できれば、その分本体はそこまで大きなストレージを搭載する必要がなくなります。
自分のクラウドストレージには、本人確認ができればどの端末からでもアクセスできるため、機種変更などの影響を受けず、紛失リスクや寿命といった故障リスクとも無縁でいられる点やセキュリティも堅牢である点などストレージ確保以外にも大きな恩恵があります。
5. 防水機能やその他の要因
また、防水機能が当たり前になった昨今では、SDカードスロットのように密閉できない箇所を極力作らないことで防水精度を高めるという狙いもあります。
また、SIMカードとくらべて出し入れする頻度も高いことから防水性能の低下や故障率の増加も懸念されます。
そのほかにも、エンタメ系コンテンツはストリーミング再生が基本となりスマホ本体に巨大なデータを保存する機会が限られるようになったこと、内蔵ストレージと外付けストレージでは読み書きのスピードに差が生じてしまうことなどが指摘されています。
散々デメリットばかり述べてしまいましたが、本体ストレージが後からではどうにも拡充することができない反面、SDカードによって簡単にストレージに余裕を持たせることができるという点は利用者にとって小さからぬ恩恵がありました。
しかしながら今後ともこのSD廃止のトレンドは続くとみられ、再び標準装備として復権する可能性は高くはなさそうです。
SDカードを代替する手段について見ておきましょう。
6. 対処法:オンラインストレージを増強する
前述の通り、オンラインストレージはやはりストレージ増強の一番の選択肢となります。
無料提供以上の容量を使用するには、月額費用を支払って使用します。
大手の料金はこのようになっていて、容量別に料金が決まっているところが多いようです。
月々だとそこまで高くはないように思えますが、使用する限りこれを支払い続けることになるので、プライベートで使用するにはちょっと躊躇う金額です。
7. 対処法:不要なデータを整理する(filesbyGoogle)
SDカードを使わない場合は、不要なデータで貴重な内蔵ストレージが圧迫されるのを防ぐ必要があります。
AndroidにはファイルバイGoogleという優秀なファイル管理アプリが用意されています。
スマホによっては初めからインストールされており、そうでない場合もプレイストアからインストール可能です。
このアプリの機能としては、スマホ内に入っている写真、動画、アプリや書類といった様々なデータを、このアプリからすべて閲覧したり整理したりすることができるアプリです。
データの削除機能が強力で、使用頻度が低く不要と思われるデータ、容量圧迫の原因となっているデータなどを自ら見つけ出して削除を提案してきてくれます。
詳しい使い方に関してはこちらの動画をご参照ください。
8. 対処法:パソコンにデータを移動する
次に、パソコンへデータを移動するというのも選択肢となります。
スマホのケーブル差し込み口は、充電だけでなくデータの転送などもできるようになっています。
パソコンと接続することでパソコンにデータを移動することも可能ですので、大きなデータはパソコンに逃しておくのが有効です。
こちらも動画を制作してありますので、よろしければご参照いただければと思います。
9. 対処法:外付けストレージを利用する
同じくスマホの差し込み口にUSBメモリなどの外付けストレージを指して利用することも可能です。
スマホにUSBメモリを差し込み、先ほどのファイルズバイGoogleで見てみると、外付けストレージとして認識されました。
このアプリで本体からUSBへのデータ移動なども可能です。
こちらにSDカードリーダーなどを差し込めばお持ちのSDカードも使用することができます。
以上、SDカードとスマホの対応状況や代替手段についてみてまいりました。やはりAndroidを利用するにあたりSDカードを重要視している方も多く、機種変更してみたらSDカードが使えなくてこまった、というお声もよく伺いますので、ぜひご自身にあったスマホ選びの参考となれば幸いです。
当動画は以上となります。
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それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。
「【ストレージ不足解消】AndroidでのUSBメモリの使い方、データの移動方法や注意点を解説!SDカード非対応機種でも安心!」もご参照ください。
「【写真/動画をパソコンへ】スマホのデータをパソコンに移す三つの方法~充電ケーブルが一番優れている理由~」もご参照ください。
「【不要データ削除】ファイルズアプリで、不要なファイルを自動で割り出し!ストレージ節約、動作速度向上、バッテリー持ち改善!」もご参照ください。
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