今回は、「中国製スマホは危険?リスクの把握と利用方法」について説明して参ります。
ご存じの方も多いかと思いますが、「中国製スマホ」は「高性能」で「他の端末メーカーに比べて価格が安い」という特徴があります。
一方で、その安さを維持する為に、一部の「個人情報」が無断で利用されるという問題も発生しています。
今回は、その安さの秘密と具体的なリスクについて一緒に確認していきましょう。
<動画内容>
<1>「中国製スマホ」の5つの危険性とは?
1. 中国製スマホの危険性①:スマホにも影響する「中国の二つの法律」
2. 中国製スマホの危険性②:事前にインストールされているアプリの危険性
3. 中国製スマホの危険性③:重大なトラブル発生時の対応が不明確!
4. 中国製スマホの危険性④:中国側に「スマホのデータ」が保存・転送される⁉
5. 中国製スマホの危険性⑤:「表面化しない危険性」がある可能性も?
6. 日中関係のリスク:現在が良好な関係でも「不安定要因」は存在する!
7. まとめ:「中国製スマホ」の危険性はあくまでその捉え方で変わる!
<2>「中国製スマホ」の「安さ」の秘密とは!
1.「中国製スマホ」の安さの秘密①:「製造コスト」が圧倒的に安い!
2.「中国製スマホ」の安さの秘密②:「市場規模」 「国際競争力」 「政府支援」!
<3>「技適マーク」「Google Playプロテクト」は「不正感知」にどこまで有効?
1.「技適マーク」のあるがあるから「中国製スマホ」は安全?
2.「Google Playプロテクト」があるから「中国製スマホ」は安全?
<4>「中国製」がダメで「米国製」は良いのか!「部品の一部」は中国製!
1.「中国の情報収集」はダメだけと「アメリカの情報収集」は問題ないのか?
2. スマホで使われている「中国部品」の問題:部品よりも「メーカー」の方が重要!
<5>「デジタルデータ(個人情報を含む)」が集められてしまうとなぜ危険なのか?
1.「デジタルデータ」の危険性①:永久保存され、蓄積されていく危険性がある!
2.「デジタルデータ」の危険性②:蓄積されたデータ量でコピーが出来る⁉
<6>日本で販売されている「中国製スマホ」と「その使い方」
1. 日本で購入可能な中国製スマホ(中国企業に買収されたメーカーを含む)
2. 中国製スマホは、「性能面」「価格面」で優位性がかなり高い!使い方次第!
<7>応援したい「日本製スマホ」とその限界
1.「応援したい日本メーカー」とその限界:キャリア主導の販売方法が要因!
2.「デジタル赤字」の原因は、「携帯キャリア」「国の失策」が根本原因?
詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:22分45秒)
みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。
今回は、「中国製スマホは危険?リスクの把握と利用方法」について説明して参ります。
ご存じの方も多いかと思いますが、「中国製スマホ」は「高性能」で「他の端末メーカーに比べて価格が安い」という特徴があります。
一方で、その安さを維持する為に、一部の「個人情報」が無断で利用されるという問題も発生しています。
今回は、その安さの秘密と具体的なリスクについて一緒に確認していきましょう。

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【目次】
<1>「中国製スマホ」の5つの危険性とは?
1.中国製スマホの危険性①:スマホにも影響する「中国の二つの法律」
2.中国製スマホの危険性②:事前にインストールされているアプリの危険性
3.中国製スマホの危険性③:重大なトラブル発生時の対応が不明確!
4.中国製スマホの危険性④:中国側に「スマホのデータ」が保存・転送される⁉
5.中国製スマホの危険性⑤:「表面化しない危険性」がある可能性も?
6.日中関係のリスク:現在が良好な関係でも「不安定要因」は存在する!
7.まとめ:「中国製スマホ」の危険性はあくまでその捉え方で変わる!
<2>「中国製スマホ」の「安さ」の秘密とは!
1.「中国製スマホ」の安さの秘密①:「製造コスト」が圧倒的に安い!
2.「中国製スマホ」の安さの秘密②:「市場規模」 「国際競争力」 「政府支援」!
<3>「技適マーク」「Google Playプロテクト」は「不正感知」にどこまで有効?
1.「技適マーク」のあるがあるから「中国製スマホ」は安全?
2.「Google Playプロテクト」があるから「中国製スマホ」は安全?
<4>「中国製」がダメで「米国製」は良いのか!「部品の一部」は中国製!
1.「中国の情報収集」はダメだけと「アメリカの情報収集」は問題ないのか?
2.スマホで使われている「中国部品」の問題:部品よりも「メーカー」の方が重要!
<5>「デジタルデータ(個人情報を含む)」が集められてしまうとなぜ危険なのか?
1.「デジタルデータ」の危険性①:永久保存され、蓄積されていく危険性がある!
2.「デジタルデータ」の危険性②:蓄積されたデータ量でコピーが出来る⁉
<6>日本で販売されている「中国製スマホ」と「その使い方」
1.日本で購入可能な中国製スマホ(中国企業に買収されたメーカーを含む)
2.中国製スマホは、「性能面」「価格面」で優位性がかなり高い!使い方次第!
<7>応援したい「日本製スマホ」とその限界
1.「応援したい日本メーカー」とその限界:キャリア主導の販売方法が要因!
2.「デジタル赤字」の原因は、「携帯キャリア」「国の失策」が根本原因?
<1>「中国製スマホ」の5つの危険性とは?
それでは、まず、初めに「中国製スマホ」には「5つの危険性」があるという点について一緒に確認していきましょう。
1. 中国製スマホの危険性①:スマホにも影響する「中国の二つの法律」
中国製スマホの危険性の一つ目ですが、中国には「スマホにも関連する法律」があります。
その中でも、「国家情報法」という法律が一番問題になる可能性があります。
中国政府の「国家情報法」では、政府が企業に対して情報提供を要求できる法律になります。
日本の情報も含め、諸外国の情報について、中国政府から開示を求められた場合、中国企業が拒否できない可能性が高いと言えます。
二つ目は、「インターネット安全法」の存在になります。
この法律の一番のポイントは、「インターネット関連商品」に中国基準への適合を義務付けている点になります。
中国基準への適合を義務づけている場合、その中に「監視」や「データの検閲」を行う事が出来る機能が入っている可能性が高いと言えます。
もちろん、中国国内で流通している商品を直接購入しなければ、「監視」や「データの検閲」の対象にならない可能性もありますが、今人気のある「Temu」「SHEIN」「Amazon」等で購入した商品で、中国からは直接発送される商品(特に通信を伴う機器)は、「中国基準」のままで販売・発送されている危険性があります。
いずれにしても、「国家情報法」「インターネット安全法」の存在により、「個人情報」が中国側に流出する可能性があることを覚えておきましょう。
また、今すぐという問題ではないですが、日中関係が緊迫してくると、この法律を利用して、「個人情報が侵害される危険性」があるという事も覚えておきましょう。
2. 中国製スマホの危険性②:事前にインストールされているアプリの危険性
中国製スマホの危険性の二つ目は、「プリインストールされたアプリ」の存在になります。
以前は、特に「パソコン」で、「製造メーカーとは関係のないアプリ」が事前にインストールされて販売されているケースがありましたが、同じような事が「中国製のスマホ」でも発生しています。
その理由の一つ目としては、第三者からインストール費用を得る事が出来る点になります。
二つ目は、「広告表示」等を行う機能やアプリを事前にインストールしておく事で、スマホの購入者に広告を表示する事が出来、その広告収入を得る事が出来る点になります。
「Xiaomi」の場合、スマホ上に広告表示されるアプリや機能が搭載されていた為、過去に問題になったことがあります。
この点については、「Xiaomi」側も「スマホの販売」以外の収益を得るために行っていたと認めています。
問題は、「広告表示」の部分ではなく、広告効果を上げる為、スマホ内の利用状況等の個人情報も無断で「送信」「解析」していた点になります。
具体的には、ゲームの広告を出す際に、端末の空き容量に応じて、広告表示するゲームアプリを選別していたという事実も発覚しています。
3. 中国製スマホの危険性③:重大なトラブル発生時の対応が不明確!
中国製スマホの危険性の三つ目は、大きな問題が発生した際の対応になります。
中国の企業であっても、日本に法人がある場合と日本に法人がない場合とでその対応が異なる点になります。
「日本法人」がある場合、「問い合わせ窓口」等も日本にある場合があり、「適切な対応」が行われる可能性が高いと言えます。
また、「損害賠償」「補償」等が伴う場合でも、「日本法人」に対して、訴訟なども行う事が出来きます。
但し、「日本法人の支払い能力」を超えた場合、「中国」にある「親会社」が「損害賠償」を負担するのか、踏み倒されるかは不明確なままになります。
「日本法人」がない場合には、「問い合わせ窓口」も含め、「適切な対応」が行われるかは不明確になります。
また、「損害賠償」「補償」が伴う場合、「日本法」「中国法」が適用されるのか、「現地法」「国際法」が適用されるのか、「管轄の裁判所」は日本なのか、中国なのか等、いろいろと課題が出てきます。
いずれにしても、何か大きな問題が発生した場合、「国家間」の「商慣習」「法律」等の影響も出てくる為、様々なリスクが存在するという事を覚えておきましょう。
4. 中国製スマホの危険性④:中国側に「スマホのデータ」が保存・転送される⁉
中国製スマホの危険性の四つ目は、中国側に「スマホのデータ」が保存されている可能性がある点になります。
「スマホの個人情報」が「中国のサーバー」に保存されている場合、物理的に「サーバー」を調査する事が出来ないという問題があります。
遠隔で調査等も行う事は出来ますが、物理的な調査に比べると、かなり制限された調査になります。
一方で、「スマホの個人情報」が「日本のサーバー」に保存されている場合、物理的に「サーバー自体」を調査する事が出来ます。
このように「中国製のスマホ」を利用する場合、「個人情報」も含めた「利用データ」が「中国のサーバー」に保存される可能性があるという事を覚えておきましょう。
本来、日本で取得した「個人情報」は、「日本のサーバー」に保存するように「個人情報保護法」で定められていますが、LINEの個人情報流出の事件のように法律の抜け穴も多いというのが実情になります。
5. 中国製スマホの危険性⑤:「表面化しない危険性」がある可能性も?
中国製スマホの危険性の五つ目は、「表面化しない危険性」がある点になります。
「表面化しない危険性」の一つ目は、「個人情報の売買」や「個人情報の悪用」が挙げられます。
取得された個人情報の中に、「価値のある情報」がある場合には、「政治」「ビジネス」等の重要な場面で駆け引き等に利用される危険性があります。
「表面化しない危険性」の二つ目は、スマホが遠隔操作され、サーバー攻撃の踏み台として利用される危険性が挙げられます。
特に国家間での「緊張」が走った場合、「サイバー攻撃」などの踏み台として利用される危険性もありますので、その点には注意が必要になります。
6. 日中関係のリスク:現在が良好な関係でも「不安定要因」は存在する!
先程、日中関係についても一部触れましたので、最近の「日中関係のリスク」についても一緒に確認していきましょう。
現在の「日中関係」は、「人材交流面」「経済交流面」も含め、比較的良好な関係にあると言えます。
但し、「中国海警局(ちゅうごくかいけいきょく)」に所属する船舶等による劣閣諸島(せんかくしょとう)周辺の領海侵犯の数は、2012年9月以降、増えてきています。
この「劣閣諸島問題(せんかくしょとうもんだい)」「歴史意識問題」「油田開発問題」等は、日中関係を一気に冷却化させる不安定要素になっているという事を覚えておきましょう。
いずれにしても、今後の日中関係次第では、「中国製スマホ」がどのように扱われるかがわからないという「潜在的なリスク」があるという事を認識しておく必要があります。
7. まとめ:「中国製スマホ」の危険性はあくまでその捉え方で変わる!
中国製スマホの危険性について説明をしてきましたが、「リスク」に対する考え方は人ぞれぞれになります。
「最大リスク」を理解した上で、「ご自身の状況」も考慮して、最終的に「中国製スマホ」を利用するかを判断する事が重要になります。
<2>「中国製スマホ」の「安さ」の秘密とは!
それでは、次に「中国製スマホ」の安さの秘密についても一緒に確認していきましょう。
1.「中国製スマホ」の安さの秘密①:「製造コスト」が圧倒的に安い!
「中国製スマホ」の安さの秘密の一つ目は、「製造コスト」が圧倒的に安い点になります。
「製造コスト」が圧倒的に安い理由の一つ目は、「部品」等の「調達能力」が圧倒的に高い点になります。
中国市場、海外市場も含め、スマホの販売が可能な場所がたくさんあるため、大量に仕入れる事が出来、「仕入れコスト」を大幅に抑える事が出来ます。
二つ目として「人件費」が安い点になります。
過去に比べると人件費自体は高くなってきているものの、場所によっては、日本よりも安い地域があり、少なからず安い人件費で人を雇う事が出来ます。
三つ目として、「製造能力」が高い点になります。
「工場の設備」も含め、「十分な製造能力」を持っている為、設備を眠らせておくより、稼働させておく方が利益が出ると考え、「安い値段」でもスマホを販売しています。
このように製造コストが圧倒的に安い為に、「高機能で安価なスマホ」の提供が可能になっています。
先程、お伝えした「危険性(リスク)」を考慮しなければ、「中国製のスマホ」は「最高のコストパフォーマンスがあるスマホ」とも言えます。
2.「中国製スマホ」の安さの秘密②:「市場規模」 「国際競争力」 「政府支援」!
「中国製スマホ」の安さの秘密の二つ目は、「自国の中国市場」はもちろんですが、「インドなどの海外市場」でも「高い競争力」を持っている点になります。
また、「中国政府」による「補助金」「助成金」等もあり、この「国際競争力」を直接・間接的にサポートしています。
このような背景も、「高性能で安価な中国製スマホの提供」を可能にしています。
<3>「技適マーク」「Google Playプロテクト」は「不正感知」にどこまで有効?
それでは、次に「技適マーク」「Google Play プロテクト」が「不正感知」にどこまで「有効」なのかを一緒に確認していきましょう。
1.「技適マーク」のあるがあるから「中国製スマホ」は安全?
まず、初めに「技適マーク」がある「中国製スマホ」が安全なのかという点について一緒に確認していきましょう。
「技適マーク」は、電波法に基づく技術基準を満たしている「無線機」であることを証明するマークになります。
日本国内で使用する「無線機」には、「携帯電話」「スマートフォン」「Wi-Fiルーター」「ワイヤレスイヤフォン」等があります。
「技適マーク」がついていたとしても、「バックドア」等の危険性がないという証明にはなりませんので、その点は覚えておきましょう。
2.「Google Playプロテクト」があるから「中国製スマホ」は安全?
それでは、次に「Google Play プロテクト」があると「中国製スマホ」でも安全なのかという点について一緒に確認していきましょう。
「Google Play プロテクト」とは、「Google Play ストア」からダウンロードしたアプリやデバイスの安全性を確認する機能になります。
デバイスの安全を確認する機能になるため、「Google Play ストア」を経由しないアプリにも有効になります。
但し、「不正」を感知するまでの時間等を考慮すると、「Google Play ストア」を経由するアプリを利用する方が安全性が高いと言えます。
その為、「中国製スマホ」に「Google play ストア」を経由しないアプリがある場合、「アプリ」を停止するか、もしくは、「アプリ」を利用しないようにする事をお勧め致します。
<4>「中国製」がダメで「米国製」は良いのか!「部品の一部」は中国製!
それでは、次に、「中国製スマホ」はダメだけと「米国製スマホ」は問題ないのか、「スマホの部品」に中国製の部品が利用されいるから危険性は同じなのでは」という点について一緒に確認していきましょう。
1.「中国の情報収集」はダメだけと「アメリカの情報収集」は問題ないのか?
結論からお伝えすると、「個人情報」を不当に利用するのは、中国であろうと、米国であろうと良くない事になります。
「個人情報の侵害」が発覚した場合に、踏み倒される可能性が高いのはどちらかと言われると、中国の方が踏み倒される可能性が高いと言えるかもしれません。
この点については、「個人の判断」になります。
2. スマホで使われている「中国部品」の問題:部品よりも「メーカー」の方が重要!
スマホの部品に「中国製の部品」が使われているから、どのメーカでも「中国製スマホ」と変わらないという方もいらっしゃいますが、「品質管理」「品質チェック」を行っているのは各メーカーになります。
その為、その品質に問題が発生した場合、メーカーの信用に傷がつくことになります。
また、仮に何か不正を行う場合、「メーカー」主導で行うか、「部品メーカー」主導で行うかの選択肢があった場合、「メーカ」主導で行った方が選択できる選択肢が多くなりますので、「部品メーカー」より「メーカー」の方により多くの主導があると言えます。
その意味では、「中国製スマホ」と「中国製の部品を使っているスマホ」では意味合いが異なります。
<5>「デジタルデータ(個人情報を含む)」が集められてしまうとなぜ危険なのか?
それでは、次に、「デジタルデータ(個人情報を含む)」が集められてしまうとなぜ危険なのか」についても一緒に確認していきましょう。
1.「デジタルデータ」の危険性①:永久保存され、蓄積されていく危険性がある!
「デジタルデーター」の一番の問題点は、「収集された情報」が半永久的に残ってしまい、その上、蓄積されていく可能性がある点になります。
「デジタルデータ」が危険と言われる要因は、主に三つあり、まず、一つ目は、「保管」「転送」が容易な点になります。
USBメモリー等の小さな記憶媒体で、相当量のデータを保管する事も、運ぶことも出来ます。
二つ目は、データが劣化しない点になります。
「データ」の転送が容易なため、「データ」を移動する度に、「新たな記憶媒体」に保存される可能性が高く、結果として「データ自体」が劣化しづらいという傾向があります。
三つ目は、データの紐付けを比較的容易にすることが出来る点になります。
データの紐付けについては、「ルール」を決めるだけで、簡単に「データの分類」等を行う事が出来ます。
いずれにしても、「デジタルデータ」は半永久的に残るという点と「データ」を蓄積しやすいという点を覚えておきましょう。
2.「デジタルデータ」の危険性②:蓄積されたデータ量でコピーが出来る⁉
それでは、次に、「蓄積されたデータ」がどのように利用される可能性があるかという点についても一緒に確認していきましょう。
「蓄積されたデータ」が多い程、そのデータを活用する為の選択肢が増えていきます。
具体的な例としては、「個人情報」が蓄積されていくと、「行動」「思考」「趣向」等の解析を行うことが出来ます。
解析に対して、裏付けするデータを蓄積していくと、かなりの可能性で自分のコピーが完成します。
その「自分のコピー」に「容姿」等も追加すると、完全に自分と一致する「コピー」が出来上がってしまう可能性があります。
最終的には「自分のコピー」が利用され、「高度な犯罪」等に巻き込まれてしまう危険性もあるという事を頭の片隅に置いておきましょう。
<6>日本で販売されている「中国製スマホ」と「その使い方」
それでは、次に「日本で販売されている中国製スマホ」と「その使い方」についても一緒に確認していきましょう。
1. 日本で購入可能な中国製スマホ(中国企業に買収されたメーカーを含む)
日本で購入可能な中国製スマホの種類はかなりあります。
「中国企業」に買収された「端末機器メーカー」も含めると、逆に「中国製スマホ」でない「スマホ」を探すのが大変になります。
2. 中国製スマホは、「性能面」「価格面」で優位性がかなり高い!使い方次第!
「中国製スマホ」をどのように利用するかは、先程まで説明させていただきました「リスク」をどの程度まで許容するかで変わってきます。
「資金移動」などができる「銀行系のアプリ」の利用は避ける事をお勧め致します。
また、「メイン機」ではなく、「サブ機」として利用する方がより安全になります。
スマホ自体は高性能の場合も多いため、「ゲーム機」等に適している場合もありますので、用途を限定して利用するのも一つの使い方になります。
いずれにしても、「用途」を使い分けたり、「問題発生時」に素早く、且つ、正しく対応する必要があるため、中・上級者に「お勧めなスマホ」になります。
<7>応援したい「日本製スマホ」とその限界
それでは、最後に「応援したい日本製スマホとその限界」についても一緒に確認していきましょう。
1.「応援したい日本メーカー」とその限界:キャリア主導の販売方法が要因!
現在、「日本製スマホ」と言えるスマホは、2つしかありません。
「SONY」が提供する「Xperia」と「京セラ」が提供する「TORQUE」になります。
携帯キャリアの販売戦略に合わせた運用の為、「OSのサポート期間」が短いという「大きな欠点」があります。
「2年毎の買い替えプラン」以外は購入しづらいスマホになっています。
最近は「サポート期間が7年ある海外メーカーのスマホ」も出てきている為、ますます「日本製スマホ」は厳しい状況に追い込まれています。
2.「デジタル赤字」の原因は、「携帯キャリア」「国の失策」が根本原因?
それでは、最後に「日本製スマホがなくなっていく原因」と「デジタル赤字が増加していく原因」についても一緒に確認していきましょう。
その根本原因は、「携帯キャリア」と「国の失策」が原因である可能性があります。
「携帯キャリア」主導で、店頭での「端末と回線のセット販売」が行われ、端末を定期的に買い替えさせる事で、店舗運営を維持してきたという背景があります。
その為、「端末のサポート」を長く行いたくないという「キャリア側の思惑」があります。
メーカー側にとっても、スマホの販路が「キャリアショップ」に限定されていたため、収益性も低く、「海外進出」も行いづらい状況に追い込まれていたと言えます。
また、「自動車産業」と違い、「スマホの購入」に対する国からの補助金や助成金があまりなく、「日本製スマホ」を海外展開させるまでのサポートが出来ていなかったと言えます。
いずれにしても、一人一台、スマホを所有する時代が日本でも来ていますが、そのスマホの大半が海外メーカーで占められています。
加えて、そのスマホに付随するサービスも海外製のものが多く、最終的には「デジタル赤字」がかなり膨らんでいます。
その根本原因は、「携帯キャリア」と「そのキャリア」を管轄する総務省の戦略ミスが原因と言えるかもしれません。
以上で「中国製スマホは危険?リスクの把握と使い方」についての説明を終了致します。
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ご静聴、ありがとうございました。
「【脅威】身近な「家電製品」が危ない!中国への「個人情報流出」の仕組みと実態」もご参照ください。
「【知らないと危険】有害物質が基準値の数百倍!健康被害に繋がる中国発の激安通販サイト!メルカリ・インスタでも!」もご参照ください。
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