corecon.spblog のすべての投稿

【無料】Windowsを超快適にする最強フリーソフト

突然ですがみなさんは、パソコンの日本語入力に不満を感じたことはありませんか?

OSに最初から搭載されている「IME」を使っていて、特に意識したことがないという方が多いのではないでしょうか?

そこで今回は、Googleが無料で提供している「Google日本語入力」が、標準のIMEよりどう優れているのかという点や、使い方や設定方法についてご紹介していきたいと思います。

<動画内容>
1. Google日本語入力のメリット
2. Google日本語入力のインストール
3. 文字入力で使える便利なショートカットキー

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:12分15秒)


いつもご視聴有難うございます。

スマホのコンシェルジュです。

突然ですがみなさんは、パソコンの日本語入力に不満を感じたことはありませんか?

WindowsのMicrosoft IME、Macの日本語IMなど、OSに最初から搭載されている「IME」を使っていて、特に意識したことがないという方が多いのではないでしょうか?

いやいや、そもそもIMEって何よ?という方のために簡単に説明すると、「キーボードで入力した内容を、アルファベットから日本語に変換したり、ひらがなから漢字に変換したりするお仕事」を担当するソフトです。

普段はあまり意識しないかもしれませんが、WordやExcelなどで文字を入力するとき、メールの文書を作成するときなど常に活躍している重要な機能です。

そんな中、Googleからも「Google日本語入力」というIMEが無料で提供されています。

Windows、Macともにインストールできて、すぐに利用することができます。

文字を書く機会が多いユーザーにとって、日本語の変換精度は重要な問題です。

そこで今回は、Googleが無料で提供している「Google日本語入力」が、標準のIMEよりどう優れているのかという点や、使い方や設定方法についてご紹介していきたいと思います。

ライティング業務やメールの返信など、活躍する場面はかなり多いので是非最後までチェックしてみてください。

スマホのコンシェルジュのYouTubeチャンネルでは、スマホやパソコンの使い方を学べる動画をやさしく丁寧に解説しております。

よろしければ「チャンネル登録」をお願い致します。

それでは早速やっていきましょう。

概要欄に目次も配置しておりますので、適宜チェックしたい箇所を選んでご視聴いただくことも可能です。

【目次】
1.Google日本語入力のメリット
2.Google日本語入力のインストール
3.文字入力で使える便利なショートカットキー

1. Google日本語入力のメリット

『Google日本語入力』のメリットを簡単に説明するのであれば、“入力作業における無駄を減らして、文字を書くことに集中できること”です。

具体的にどのようなことが出来るかを説明すると以下のような代表例があります。

・固有名詞や流行ワードに強い

・間違った読みでも正しく変換可能

・日本語から英単語入力ができる

・サジェスト機能が優秀

以上のように、Google日本語入力には、Windows標準の日本語入力にはない便利な機能があります。

Googleならではの、インターネットの膨大なボキャブラリーから常に最新の人物、地名、流行りのワードに対応しています。

これはMicrosoftでは完全に太刀打ちできない部分です。

こちらもかなり優秀な機能なのですが、入力間違いをしそうになった時に<もしかして>と正しい変換ワードを表示してくれる機能がついています。

また個人的に多いのが「す」に゛がつくのか、「つ」に゛がつくのかわからないケースがあり、そのような場合も画面のように変換してくれます。

Microsoftの日本語入力では「す」に゛だと正しく変換してもらえません。

読み方の怪しい漢字などは、適当なよみでも、正しいワードに変換してくれるのでかなり助かります。

Google日本語入力では、カタカナ英語にもなっていて、日本語でもよく使う英単語は、かな入力から英語に変換してくれます。

スペルがわからない英語をわざわざ調べて、入力モードを英数字に切り替えて入力する作業を解消してくれるので、非常に便利です。

iPadやTOEICなどの割りとベーシックな単語でも、マイクロソフトの日本語入力では変換できません。

サジェスト機能とは、入力途中に予測を行って入力文字列の下に候補として表示する機能のことですが、以前に変換した文字や文章を学習して変換候補で出してくれます。

入力している最中にTabキーを押すと、サジェスト機能により変換候補が表示されます。

これ自体は、GoogleにもMicrosoftにも搭載されている基本機能ですが、やはりGoogleの方が制度が高いです。

例えば、画面のような文章を一度入力して、再度「スマホ決済」と入力してみると、結果は画面の通りです。

Googleでは先ほどの文章が表示されましたが、Microsoftでは複数回入力しないとサジェストに表示してもらえません。

繰り返し同じ文字列を入力する際には便利で、この機能に慣れてくるともう完全にGoogle日本語入力が手放せなくなります。

他にも曜日などを入力する際も、Google日本語入力の方が変換が優秀です。

そもそもMicrosoftの方は「機種依存文字」が最上位にきている時点で、もはや論外です。

ここまでGoogle日本語入力の魅力をお伝えしてきましたが、やはり向き不向きは多少あります。

大前提として、タイピングがかなり速い人であれば、ぶっちゃけどれを使おうがパワープレイで何とでもなります。

しかしライティング業務やメールで文章を書くことが多いという方はもちろん、基本性能でMicrosoftの日本語入力を上回るGoogle日本語入力はインストールしておいて損はないと思います。

ただし、ネットサーフィン程度しかパソコンを使用していない場合、あえてインストールするほどメリットはありません。

2. Google日本語入力のインストール

それでは早速Google日本語入力をインストールしていきます。

まずはブラウザを開いて「Google日本語入力」のトップページにアクセスします。

動画概要欄にもリンクを掲載しておきますので、興味のある方は一度インストールして、是非お試しください。

トップページを開いたら、ダウンロードをクリックします。

今回はWindows版をインストールしました。

すると、規約が表示されるのでこれに同意したら、「同意してインストール」をクリックしてください。

画面の右上に、.exeという拡張子のファイルがダウンロードされるので、

こちらをクリックして、実行しましょう。

ファイルが表示されていない場合には、青矢印のダウンロードアイコンをクリックすると、ファイルが表示されます。

許可を求めるメッセージが表示されるので、「はい」を選択してください。

そうするとインストールが始まるので、完了するまでしばらくお待ちください。

インストールが完了すると、画面のようなポップアップが表示されますが、

どのチェック項目も外さずに、「OK」をクリックしてください。

これでインストールは完了です。

先程のチェックを外さずに進むと、規定の入力方式としてGoogle日本語入力が自動的に有効になります。

現在の入力方式は、画面の右下から確認することができます。

Googleアシスタントのようなマークが目印です。

こちらのアイコンをクリックすれば、元の入力方式へと切り替えることもできます。

特段変わった入力方法があるわけではないので、これまでのように、普通に入力して頂ければOKです。

3. 文字入力で使える便利なショートカットキー

キーボードショートカットとはショートカットキーとも呼ばれ、パソコンの各操作をマウスから画面のメニューをクリックして行うのではなく、キーボード入力で簡単に操作することをいいます。

今回は文字入力で使える便利なショートカットをご紹介します。

文章を入力するとき、ひらがなや漢字だけでなく、カタカナやアルファベットなどの文字を組み合わせて入力することがあります。

入力モードを切り換えることで、カタカナやアルファベットは入力することができますが、そのたびに切り換えるのはあまり効率が良くありません。

「F7」キー、または「無変換」キーは、入力した文字を全角のカタカナに変換することができます。

F7キーは全角カタカナに変換するのみ、無変換キーは全角カタカナ、半角カタカナ、ひらがなへと順に変換していきます。

半角英数も入力モードを切り替えることなく、一発で変換することができます。

例えばかな入力中に、「A・N・D・R・O・I・D」と入力すると、「あんdろいd」となりますが、F10を押すと「android」へと一発で変換されます。

もちろん数字にも適用され、「1,000万円」などのようなワードも、入力モードを切り替えることなく入力できます。

頭を大文字にしたり、すべて大文字にしたりする場合には、「Shift」キーを押しながら入力すると、半角のアルファベットで入力できます。

「Shift」を押しながら「Space」を押すと、かな入力中でも半角スペースを挿入することができます。
いちいち「半角/全角」の切り替えをする手間が省けるので便利です。

ちなみに半角入力中に、このショートカットキーを使うと全角スペースを入力できます。

Windows11になって分かりづらくなったファイル名の変更ですが、ファイルを選択した状態で「F2」を押すと、すぐに名前の変更を行うことができます。

資料作成でバージョンの更新を行うときなど、意外と出番の多いショートカットキーです。

インターネットでショッピングをするときや、予約をするときなど、入力欄のひとつひとつに、自分の名前や住所、電話番号を入力しなくてはならない場面があると思います。

このとき、入力欄の中でその都度マウスをクリックして文字を入力しますが、意外と手間のかかる作業です。

そんなときはキーボードの「Tab」キーを使うと、次の入力欄に一瞬でカーソルを移動することができ、効率よく文字を入力することができます。

もしTabキーを押しすぎて行き過ぎてしまったときは、「Shift」キーを押しながら「Tab」キーを押すと、前の入力欄にカーソルを戻すことができます。

今回の動画はコチラで以上です。

最後までご視聴いただきありがとうございます。

メンバーシップ」にて動画のテキスト版も配信しておりますので、よろしければご登録ください。

それでは、また次の動画でもよろしくお願いいたします。


「キーボードがパソコン操作の鍵~絶対に覚えておきたいキーボードキーとショートカットキーの各機能~」もご参照ください。


「【PCの定期検診】安心・安全・快適にパソコンを使う!月1回は必ずしたい定期チェック(無料)」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!

【スマホ→テレビ】YouTubeやGoogleフォトを大きな画面で楽しもう!ケーブルでのテレビ出力

今回はスマホ画面をテレビに映す方法として、ケーブルでテレビとスマホを直接つなぐという方法を試してみましたので、やり方や使用感などを共有させていただきます。

<動画内容>
1. ケーブル接続のメリットデメリット
2. HDMIについて
3. HDMIとライトニングのコネクタ
4. iPhoneの接続
5. Androidの接続や対応について
6. DPAltモードについて
7. 接続時の様子(ミラーリング)
8. ワイアレスで接続したい場合
9. ミラーリングとキャストの違い

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:16分21秒)


いつもご視聴ありがとうございますスマホのコンシェルジュです。

今回はスマホ画面をテレビに映す方法として、ケーブルでテレビとスマホを直接つなぐという方法を試してみましたので、やり方や使用感などを共有させていただきます。

これまで当チャンネルでは同様のテーマとして、AmazonファイアスティックやGoogle Chromeキャストといった機器を使ってワイヤレスでスマホ画面をテレビに投影する、というのを試してきました。

今回は一番原始的な方法として、テレビとスマホをケーブルでそのまま接続するというかなりアナログ感のある方法を試しました。

【目次】
1.ケーブル接続のメリットデメリット
2.HDMIについて
3.HDMIとライトニングのコネクタ
4.iPhoneの接続
5.Androidの接続や対応について
6.DPAltモードについて
7.接続時の様子(ミラーリング)
8.ワイアレスで接続したい場合
9.ミラーリングとキャストの違い

1. ケーブル接続のメリットデメリット

結論から言うとこの方法がダントツで手軽で簡単、また金銭的にも安上がりとなりました。

ただし、ミラーリング(※後ほど説明します)とキャストというモニターへの投影方法のうち、基本的にはミラーリングにしかならない点やAndroidにおいては対応機種を見極めるのが非常に難しい点、また肝心なものが投影できない場合があるといった大きな欠点も存在し、実際おすすめしやすい方法がというと言うと課題は残るようにも思いましたので、その辺も含めて共有させていただきます。

※なお、実践する環境によっては異なる挙動を示すことがありますので、予めご了承下さい。

スマホのコンシェルジュでは、豊富な指導実績をもとに、スマートフォンの使い方に関する動画を制作・配信しております。

300本以上の動画教材を無料開放しておりますので、ぜひお役立てください。

それでは今回もよろしくお願いします。

2. HDMIについて

では今回試した方法の概要です。

iPhoneとAndroid両方で試してみました。

まず、テレビなどのモニターに映像を出力する装置を繋ぐ場合、テレビ側のここの接続ですが、

HDMIという平べったい端子を持ったケーブルを使うのが一般的です。

レコーダーなどでも使われているので、皆様一度は見たことがあるのではないでしょうか。

HDMIは、ハイデフィニションマルチメディアインターフェースという言葉の頭文字を取ったものだそうです。

昔は映像機器との接続と言うと三色のケーブルをよく見かけましたが、今はこのHDMIケーブル1本で高画質な映像と音声を同時に伝送することができます。

おそらく現在販売されているテレビであれば、ほぼ標準装備されているかと思います。

3. HDMIとライトニングのコネクタ

このケーブルとスマホを接続するにあたり、iPhoneはこのようなコネクタを用意しました。

先端がライトニング端子、コネクタ部分にはHDMIケーブルを差し込む口があります。こちらにはMicroUSB端子が用意されていますが、今回は使用しません。

このライトニング端子をiPhoneに差し込み、両端がHDMI端子になっているケーブルを用意してコネクタとテレビに差し込むことで、iPhoneとテレビがケーブルでつながることになります。

それぞれの値段ですが、ライトニング端子つきのこのコネクタはAmazonで1000円程度で購入できました。

ちなみにAppleの純正品もあるのですが、そちらはなんと8000円と大変高価です。

両端がHDMIになっているケーブルは800円程度で購入できます。

一方のAndroidですが、シンプルに方々がタイプc端子、もう片側がHDMIとなっているケーブルを用意して接続しました。

コネクタなどを介さずに両者をこれ一本で接続することができます。

これも1,000円程度で購入できます。

4. iPhoneの接続

まずはiPhoneを接続してみます。非常にスムーズに接続可能でした。

iPhoneとテレビにそれぞれケーブルを差し込み、テレビリモコンの入力切り替えボタンで対応する入力の画面に合わせると、すぐにiPhoneの画面がモニターに映し出されました。

5. Androidの接続や対応について

続いてAndroidをテレビと接続してみましたが、これがなかなか厄介でした。

まず普段使用しているGoogleピクセル6をケーブルで接続してみましたが、こちらは何の反応もありませんでした。同様にアクオスセンス4でも試してみましたがこちらも反応がありません。

結局試した中では、かなり古めの端末1台だけがミラーリング可能となっていました。

どうもアンドロイドは対応機種がかなり限られてしまう様子です。

6. DPAltモードについて

これは各スマホのUSBの仕様に起因します。

USBは、端子自体は同じタイプCの形をしていたとしても、仕様は一つに定まっているわけではなく、採用されている規格によってデータの伝送速度といった性能や、できることが微妙に異なってきます。

ケーブルでモニターに出力するためには、そのスマホのUSBがDPオルトモードという規格に対応している必要があり、これがどうも比較的希少なオプションで、対応機種は高価なハイエンド寄りのスマホが中心でなおかつ、Googleピクセルのようにシリーズを通して今まで一貫して対応してきていないスマホも存在する、という状況のようです。

対応していてもスペック表にはそうした表記は見当たらず、そもそも対応しているのかどうかを事前に判別するのは難しいと感じました。

Xperiaやギャラクシーに関しては比較的対応機種を充実させていたようですが、残念ながら、おそらく全体的には絶滅傾向にある機能と言えそうです。

もしもこの機能は必ず欲しいという場合は購入前にGoogle検索で「機種名+DPAltモード」や「機種名+HDMI出力」などと検索して調べてみたり、店員さんに聞いてみるというのが確実かと思います。

続いては接続時の様子やできることを確認してみます。

7. 接続時の様子(ミラーリング)

ケーブルでの接続は、iPhone、Androidともに、スマホ画面が全くそのままモニターに映し出される「ミラーリング」という方式での投影となります。

いかなる操作画面も完全に連動して映り続けます。コンマ何秒かモニター側が遅く表示されますが、反応速度を要求されるゲームなどをしない限り問題にならない程度かと思います。

写真アプリを開いた時などは写真の一覧画面も全てそのまま投影されますので、人に見せたいものだけ見せるというような操作はなかなか難しいとお考えください。

通知などもそのまま映り込んでしまいます。

ただしiPhoneでは、Googleフォトは単なるミラーリングとは異なる挙動を示しました。

写真一覧は表示されず、意図した写真だけを映すことが可能で、のちほど説明する「キャスト」に近い動作をしました。

これが果たして正しい挙動なのかどうか、他の環境においても同様に再現されるのかどうかは定かではありませんので、あくまで今回の実験においてはこうした挙動をした、程度にお考えください。

YouTubeの再生は、iPhoneではAirPlayという機能が自動的に発動して、端末側ではAirPlayに接続しましたというメッセージが表示、モニターには全画面状態で映し出されました。

ここに関しては単純なミラーリングにはならないようです。

Androidでは引き続きミラーリング状態が維持されますが、スマホ側でYouTubeを全画面表示モードにすると、それに連動してテレビでも全画面状態となり、大きな画面で動画を視聴することができます。

私の環境では音声はテレビから出力されました。

全体的に画質は映すテレビの性能にもよってくるかと思いますが特にぼんやりするわけでもなくスマホの画面がそのまま大きくなった、というそれ以上でもそれ以下でもないと言うような感覚でした。

ただ、感動が大きかったのは、YouTubeで4Kなど高画質を謳う映像を視聴してみたときで、画質の設定を上げるときちんとそれ相応の綺麗な画質で再生されました。

こうした映像作品を大画面で視聴できるというのはかなり恩恵の大きいポイントと感じました。

ただし、iPhoneアンドロイドともに非常に大きな欠点として、有料動画配信サービスに関してはこうしたミラーリングでの視聴に対してある程度制限をかけているようで、NetflixはどちらのOSでも視聴することができませんでした。

再生しようとすると画面が表示されないという状態になってしまいます。

これらをテレビで視聴したい場合、ChromeキャストやファイアTVなどを使用することになります。

この辺に関しては後でもう少し詳しくみてみます。

ちなみにiPhoneに関しては、前述したApple純正コネクターを使うとこの制限を回避できるようですが、ファイアスティックやChromeキャストよりこのコネクタが高いとなると、なかなか納得しづらい部分があるかと思います。

投影を終了するときはそのままケーブルを抜くだけです。

ケーブルでのテレビ出力は以上のような動作となります。

前述の通りやってみて感じた点としては、機器さえ揃えばただケーブルを差したらすぐに映るという、初期設定のいらない単純明快さはとても気持ちの良いものがありました。

ただしほぼミラーリングという投影方法しかできない点、またAndroidに関しては対応機種が非常に限られること、また前述の通り動画配信サービスへの対応度合いの問題はやはり大きいように感じました。

もしもこうしたデメリットを解消したいという場合は、ワイヤレスでの接続を検討することになります。

8. ワイアレスで接続したい場合

ワイヤレスでの接続というと、基本的にはChromeキャストやファイアTVといった機器をテレビに差し込んで使うことになります。

両者ともに価格は4980円から、それぞれセールによって大きな値引きが行われる場合があります。

テレビへの投影をこうした機器で行う利点は前述のデメリットを解消できる以外にも、1つは当然ケーブルに縛られずに済むということ、またもう一つ大きなメリットとして、ワイヤレスの場合はミラーリングではなく、「キャスト」という投影方法が使用できる場合があります。

キャストやミラーリングは意外と耳にする言葉ですので、ざっくりとで構いませんので意味を把握しておきましょう。

9. ミラーリングとキャストの違い

スマホをテレビモニタに映す際、大きくミラーリングとキャストという二通りの方法があり、ミラーリングは今試した通り、まさに鏡のようにそのままスマホの画面を映します。

一方のキャストは、自分が映したいと思った写真や動画だけを選択的にモニターに飛ばして投影させるような方法です。

先ほどの二つの機器で言うと、クロームキャストが圧倒的に得意な部分です。

例えばスマホでYouTubeの再生中にキャストボタンをタップすることで、その動画の再生指示がテレビに飛ばされ映し出されます。

スマホ側で動画を選んでいる時の画面などはテレビには映りません。

Googleフォトで写真を開きながらキャストボタンをタップすればその写真だけがテレビモニターに映し出され、スマホ側で写真一覧から写真を選んでいるときはそれらは表示させないといった気の利いた仕様になっています。

こんなふうに、キャストはテレビモニターに対して、これを映しておいて、と頼んでいるだけ、というような動きをします。

意図しない画面を見られてしまう心配も限りなく少ない上、もう一つ大きなメリットとしてキャストした後はテレビ側でそのコンテンツを再生させながら、スマホはキャスト中のコンテンツに影響せず、別の操作を行うこともできます。

例えば私たちのようにスマホの操作を1から丁寧に大人数に見せたいという機会があるような場合にはミラーリングは重宝するのですが、一般的な用途においてどちらが便利かといえば、必要な画面だけテレビモニタに投影できるというキャストの方が優れていると感じられることの方が多いのではないかと思います。

基本的にはYouTubeやAmazon Prime VideoやNetflixといった動画配信サービスをテレビの大画面に映すための機器として、ほとんど同じ機能と役割をもつこの二つですが、前述の通りもしもキャスト機能を重視する場合は、多様なアプリをキャスト可能となるGoogleのChromeキャストを用いるのがお勧めです。iPhone、Androidともに多くのアプリでキャスト操作が可能となります。

ファイアでは、現状ではキャストできるアプリが限られていて、大きな差になりうる点としてはGoogleフォトがキャストできません。

一応、ファイアは一部Androidにてミラーリングが可能になっていますが、例によって対応機種が判断しづらいのと、あくまでミラーリングとなる点は注意が必要です。

この二つの使い方や違いについては動画を制作してありますので、よろしければぜひご参照ください。概要欄にリンクを貼っておきます。

以上、今回はケーブルを使ってのスマホ画面のテレビ出力を試してみました。

結果としては初期設定なども一切要らず、驚くほど簡単に出力できてしまいました。

いつも使っているスマホアプリが全て大画面で表示される様には意外と驚きがあります。

これができれば、パソコンなどがなくても撮影した写真や動画などを大きな画面で楽しむ、という体験がとても身近なものになるかと思います。

当動画は以上となります。最後までご視聴いただきありがとうございました。

よろしければ「チャンネル登録」をいただけると幸いです。

また、「メンバーシップ」にて弊社動画のテキスト版も配信しておりますので、よろしければ是非ご登録ください。

それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。


「【テレビでYouTube】クロームキャストを使ってみよう!初期設定からChromeCast版YouTubeアプリの操作方法」もご参照ください。


「【スマホ→テレビ】大画面で写真や動画を見たい!キャストやミラーリングでテレビに映してみた【FireTV編】」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!

【iPhone】最初にすべき設定27選 ~2023年度 完全ガイド~

今回は、「iPhoneの最初にすべき設定27選」について説明して参ります。

iPhoneは、細かい設定をする事が可能になっていますので、自分の使用環境や使用状況に応じて「設定」を調整する事で、「通信量」を節約する事が出来たり、安全性を高める事が出来たり、より快適な操作をする事が出来るようになります。

機種変更された方や設定をあまり変更した事がない方は、是非、この機会にiPhoneの設定を見直していきましょう。

今回は27選と比較的たくさんの設定について解説して参りますので、概要欄にある目次を利用して適宜スキップしてください。

<動画内容>
<1>iCloud関連(バックアップ関連)の最初にすべき設定 3選
1.「iCloud」とはクラウド上(端末の外)にデータを保存するサービス
2.「iCloud」は5GBまで無料!安全性の高いバックアップ先!
3.「iCloud」で「最初にすべき設定」は3つ!
4. 設定①「写真」のバックアップ先を「Googleフォト」に変更する
5. 設定① Googleフォトを入手し、「バックアップ」を「オン」
6. 設定②「iCloud」にバックアップすべきアプリを選択する!
7. 設定③「iCloud」に保存する際の通信を選択する!

<2>「通信関連」の最初にすべてき設定 5選
1.「通信関連」で「最初にすべき設定」は5つ!
2. 設定①「デバイス名」を変更する
3. 設定②「Appのバックグラウンド更新」を「Wi-Fi」に変更する
4. 設定③「AirDrop」を「連絡先のみ」「受信しない」に変更する
5. 設定④「Wi-Fiの接続確認」を「オフ」にする
6. 設定⑤「モバイルデータ通信」を利用するアプリを選別する

<3>「通知・操作関連」の最初にすべき設定 11選
1.「通知・操作関連」で「最初にすべき設定」は11個!
2. 設定①「通知プレビュー」を「ロック時」に表示しない
3. 設定②「Siriからの提案」を「オフ」にする
4. 設定③④「適切なキーボードの数」と「全角/半角スペース」の指定
5. 設定⑤「コントロールセンター」に表示したい「ボタン」を選択
6. 設定⑥⑦「タッチ」の設定(簡易アクセス・タップしてスリープ解除)
7. 設定⑧「タッチ」の設定(背面タップ:ダブルタップ・トリプルタップ)
8. 設定⑨「アクセシビリティ」の「Face IDと注視」
9. 設定⑩⑪「ロック中に使える機能」と「データの消去」

<4>「画面表示と明るさ」の最初にすべき設定
1. 設定①「画面表示と明るさの設定」で最初にすべき設定は2つ!

<5>「カメラ」の最初にすべき設定2選
1.「カメラ」の最初にすべき設定2選
2. 設定①「フォーマット」を「互換性重視」に変更する
3. 設定②「Live Photos」「スマートHDR」の「オン」

<6>「その他」の最初にすべき設定 5選
1. その他の最初にすべき設定5選
2. 設定①「バッテリー残量のパーセント表示」と「バッテリー充電の最適化」
3. 設定②「位置情報の共有頻度」の設定
4. 設定③「モバイルデータ通信」でアプリのダウンロードをする際の事前確認
5. 設定④「シングルタブ」 ではなく 「タブバー」の選択
6. 設定⑤「iPhoneを探す」が「オン」になっていることを確認する

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:1時間8分58秒)


みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。

今回は、「iPhoneの最初にすべき設定27選」について説明して参ります。

iPhoneは、細かい設定をする事が可能になっていますので、自分の使用環境や使用状況に応じて「設定」を調整する事で、「通信量」を節約する事が出来たり、安全性を高める事が出来たり、より快適な操作をする事が出来るようになります。

機種変更された方や設定をあまり変更した事がない方は、是非、この機会にiPhoneの設定を見直していきましょう。

今回は27選と比較的たくさんの設定について解説して参りますので、概要欄にある目次を利用して適宜スキップしてください。

スマホのコンシェルジュの「YouTubeチャンネル」では、「スマホの基本操作」から「不具合時の対処方法」「スマホとパソコンの連携」等、スマホやパソコンに関する動画を多数配信しております。

是非そちらもご参照ください。

また、是非「チャンネル登録」もお願い致します。

【目次】
<1>iCloud関連(バックアップ関連)の最初にすべき設定 3選
1.「iCloud」とはクラウド上(端末の外)にデータを保存するサービス
2.「iCloud」は5GBまで無料!安全性の高いバックアップ先!
3.「iCloud」で「最初にすべき設定」は3つ!
4.設定①「写真」のバックアップ先を「Googleフォト」に変更する
5.設定① Googleフォトを入手し、「バックアップ」を「オン」
6.設定②「iCloud」にバックアップすべきアプリを選択する!
7.設定③「iCloud」に保存する際の通信を選択する!

<2>「通信関連」の最初にすべてき設定 5選
1.「通信関連」で「最初にすべき設定」は5つ!
2.設定①「デバイス名」を変更する
3.設定②「Appのバックグラウンド更新」を「Wi-Fi」に変更する
4.設定③「AirDrop」を「連絡先のみ」「受信しない」に変更する
5.設定④「Wi-Fiの接続確認」を「オフ」にする
6.設定⑤「モバイルデータ通信」を利用するアプリを選別する

<3>「通知・操作関連」の最初にすべき設定 11選
1.「通知・操作関連」で「最初にすべき設定」は11個!
2.設定①「通知プレビュー」を「ロック時」に表示しない
3.設定②「Siriからの提案」を「オフ」にする
4.設定③④「適切なキーボードの数」と「全角/半角スペース」の指定
5.設定⑤「コントロールセンター」に表示したい「ボタン」を選択
6.設定⑥⑦「タッチ」の設定(簡易アクセス・タップしてスリープ解除)
7.設定⑧「タッチ」の設定(背面タップ:ダブルタップ・トリプルタップ)
8.設定⑨ 「アクセシビリティ」の「Face IDと注視」
9.設定⑩⑪ 「ロック中に使える機能」と「データの消去」

<4>「画面表示と明るさ」の最初にすべき設定
1.設定① 「画面表示と明るさの設定」で最初にすべき設定は2つ!

<5>「カメラ」の最初にすべき設定2選
1.「カメラ」の最初にすべき設定2選
2.設定①「フォーマット」を「互換性重視」に変更する
3.設定②「Live Photos」「スマートHDR」の「オン」

<6>「その他」の最初にすべき設定 5選
1.その他の最初にすべき設定5選
2.設定①「バッテリー残量のパーセント表示」と「バッテリー充電の最適化」
3.設定②「位置情報の共有頻度」の設定
4.設定③「モバイルデータ通信」でアプリのダウンロードをする際の事前確認
5.設定④「シングルタブ」 ではなく 「タブバー」の選択
6.設定⑤「iPhoneを探す」が「オン」になっていることを確認する

<1>iCloud関連(バックアップ関連)の最初にすべき設定 3選

それでは、まず初めに「iCloud関連(主にスマホのバックアップ関連)」の3つの設定について一緒に確認していきましょう。

紛失時・故障時はもちろんですが、写真や動画のバックアップ先を変更する事で、iCloud自体の利用も減らす事が出来ますので、その点についても一緒に確認していきましょう。

1.「iCloud」とはクラウド上(端末の外)にデータを保存するサービス

「iCloud」は、ご存じの方も多いかと思いますが、端末内にある写真・動画・ファイル・パスワード・メモ・メール等のデータを保存(バックアップ)してくれるサービスになります。

iPhoneの紛失時・故障時の「データの復元」はもちろんですが、パソコンやiPadでも、iCloudに保存しているデータを利用する事が出来るようになります。

「iCloud」は、iPhoneの本体ではなく、「iCloud」というApple社が提供するサーバー上(クラウドとも呼ばれます。)にデータを保存(バックアップ)する事が出来るサービスであるという事を覚えておきましょう。

2.「iCloud」は5GBまで無料!安全性の高いバックアップ先!

「iCloud」には、三つの特徴がありますので、一緒に確認していきましょう。

まず、一つ目は、5GBまで無料で利用する事が出来ます。

但し、5GBまでしか無料で利用する事が出来ないので、写真等もバックアップ先として指定していると直ぐに保存しているデータ量が5GBまで到達してしまう可能性があります。

無料で利用したい場合には、「写真」や「動画」のバックアップ先を「Googleフォト」等に変更する事をお勧め致します。

二つ目は、端末内に保存されているデータのバックアップ先は、原則「iCloud」になります。

利用しているアプリによっては、アプリ提供者側が用意しているクラウド(保存先)にデータが保存されるアプリもあります。

三つ目は、「iCloud」は端末の製造メーカーであり、端末のOSの提供会社でもあるApple社が提供するクラウドサービス(データを保存するサービス)になりますので、他のクラウドサービスを利用するよりは安全性が高いと言えます。

以上の三つが、「iCloud」について覚えておくべき三つの特徴になります。

3.「iCloud」で「最初にすべき設定」は3つ!

それでは、「iCloud」で最初にすべき3つの設定について一緒に確認していきましょう。

詳細については後ほど順番に確認して参りますので、まずは「概要」について一緒に確認していきましょう。

まず、一つ目は「写真」のバックアップ先を「iCloud」から「Googleフォト」に変更する方法になります。

二つ目は、「iCloud」にバックアップをすべきアプリを取捨選択する方法になります。

三つ目は、「iCloud」にバックアップをする際の通信回線を指定する方法になります。

4. 設定①「写真」のバックアップ先を「Googleフォト」に変更する

それでは、一つ目にあった「写真」のバックアップ先を「iCloud」から「Googleフォト」に変更する方法について一緒に確認していきましょう。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探して、タップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、画面の一番上にある②の「Apple ID」をタップします。

「Apple ID」の詳細画面が表示されますので、③の「iCloud」をタップします。

「iCloud」の詳細画面が表示されますので、「iCloudを使用しているアプリ」という項目の下にある④の「写真」をタップします。

5. 設定① Googleフォトを入手し、「バックアップ」を「オン」

「写真」の詳細画面が表示されますので、「このiPhoneを同期」が「オフ」になっていることを確認します。

「オン」になっている場合には、タップして「オフ」にしましょう。

「アルバム」という項目の下にある「共有アルバム」については、「オン」「オフ」のどちらでも問題ありません。

「共有アルバム」を一緒に利用する相手がいる場合には、必ず「オン」にしましょう。特に「共有アルバム」を利用する可能性がない場合には「オフ」にしましょう。

それでは、次に「App Store」より、「Googleフォト」のアプリを入手します。

こちらから先の操作は、出来る限り「Wi-Fi」に接続してから実施するようにしましょう。

特に端末内に写真等がかなりの量ある場合には、思わぬ通信量がかかりますので、特に注意するようにしましょう。

端末内に「Googleフォト」のアプリがインストールされた事を確認して、端末内より①の「Googleフォト」のアプリを探してタップします。

「Googleフォト」のトップ画面が表示されますので、必要に応じて「Googleアカウント」を作成します。

他のGoogleサービスを端末内で利用している場合には、「Googleアカウント」の選択肢が表示されますので、②の「○○さんとしてバックアップ」をタップします。

「Googleフォトは通知を送信します。よろしいですか?」というメッセージが表示されますので、③の「許可しない」をタップします。

「バックアップを続行するには、写真へのアクセスを許可してください」と表示されますので、④の「すべての写真へのアクセスを許可」をタップします。

「Googleフォトから写真にアクセスしようとしています」というメッセージが表示されますので、⑤の「すべての写真へのアクセスを許可」をタップします。

以上で「iCloud」の同期の「オフ」と「Googleフォト」への写真のバックアップ先の変更が完了になります。

既に写真等が端末内にある場合には「Googleフォト」への「バックアップ」が開始されます。

端末内にある写真のデータ量によって、かなりの時間がかかる場合がありますのでご注意ください。

また、繰り返しになりますが、端末内にある写真が多い場合には、通信量もかなりかかる場合がありますので、出来る限り「Wi-Fi」環境下で操作をする事をお勧め致します。

ご存じの方も多いかと思いますが、「Googleフォト」にバックアップ先を切り替える事で、最大15GBまで、無料で写真等のバックアップを取ることが可能になります。

6. 設定②「iCloud」にバックアップすべきアプリを選択する!

それでは、次に「iCloud」にバックアップすべきアプリを取捨選択する方法」について一緒に確認していきましょう。

先程の「iCloud」の画面で、「iCloudを使用しているアプリ」の項目の下にある①の「すべてを表示」をタップします。

「iCloudを使用しているアプリ」の詳細画面が表示され、一番上にある「写真」が「オン」になっているのを確認する事が出来ます。

こちらについては、先程「このiPhoneを同期」を「オフ」にしましたが、「iPhoneの「共有アルバム」を「オン」にしている為、「オン」と表示されています。

「写真」以外のアプリについては、利用している場合には「オン」にするようにしましょう。

絶対に利用しない・利用していないというアプリがある場合には「オフ」にして問題ありません。

更に下に移動したいので、②のように画面を下方向にスライドします。

端末内にあるすべてのアプリが表示されますので、適宜「オン」「オフ」の確認をします。

「オン」「オフ」のどちらを選択すべきかはアプリによって変わりますが、「+メッセージ」「LINE」「Messenger」等のメッセージアプリは、端末内に過去のやり取りが保存されますので、必ず「オン」にする事をお勧め致します。

その他のアプリについては、アプリ提供者側のサーバー上にデータが保存されるようになっているものが多い為、バックアップの必要がないと言えます。

但し、どこに保存されているかが分からない場合や重要なデータがある場合には、「オン」にするようにしましょう。

くり返しになりますが、こちらのバックアップは、あくまで端末の紛失時・故障時のバックアップになります。

「オン」「オフ」を迷う場合には、絶対に元に戻したいアプリがある場合は「オン」、元に戻らなくてもよいアプリは「オフ」という基準で判断しても良いかもしれません。

7. 設定③「iCloud」に保存する際の通信を選択する!

それでは、次に「iCloud」に保存する際の通信について一緒に確認していきましょう。

先程の「iCloud」の画面で、「デバイスのバックアップ」という項目の下にある①の「iCloudバックアップ」をタップします。

「バックアップ」の詳細画面が表示されますので、まずは、「このiPhoneをバックアップ」が「オン」になっていることを確認します。

次に、「モバイル通信経由でバックアップ」が「オン」になっている場合には、タップして「オフ」にします。

自宅・職場などで「Wi-Fi」に接続する環境がない場合には、「オン」のままにしておくことをお勧め致します。

こちらの「モバイル通信経由でバックアップ」という項目については、「5G対応端末」では表示されますが、「5G非対応端末」では表示されませんので、ご注意ください。

表示されない場合には、「Wi-Fi経由」でバックアップが行われていると推察されます。

また、こちらのボタンが表示されるか・表示されないかについては、5Gへの対応・非対応で変わるとお伝えしましたが、あくまで弊社にある端末での確認になります。

Apple社の公式見解がないため、間違っている可能性もありますので、予めご了承ください。

<2>「通信関連」の最初にすべてき設定 5選

それでは、次に「通信関連」の5つの設定について一緒に確認していきましょう。

こちらで説明する5つの設定は、モバイルデータ通信が多少節約できる設定と個人情報を保護する設定になります。

1.「通信関連」で「最初にすべき設定」は5つ!

それでは、まず初めに、概要について一緒に確認していきましょう。

詳細については後ほど順番に説明して参ります。

まず一つ目は、「デバイス名」を変更する方法になります。

二つ目は、「アプリのバックグラウンド更新」を行う際の通信を「Wi-Fi」に変更する方法になります。

三つ目は、「AirDrop」という端末と端末を近づける事でデータのやり取りができる機能を利用する際の相手先を「連絡先のみ」に限定する方法になります。

四つ目は、「Wi-Fiの接続確認」を「オフ」にする方法になります。

五つ目は、「モバイルデータ通信」を利用するアプリを選別する方法になります。

2. 設定①「デバイス名」を変更する

それでは、一つ目にあった「デバイス名の変更」になりますが、そもそもデバイス名とはどのような状況で利用されるのかを一緒に確認していきましょう。

「デバイス名」が利用される状況の一つ目としては、「テザリング」を利用した際に「デバイス名」が、「電波(主にWi-Fi)の選択肢」として表示されます。

「テザリング」とは、スマホのモバイルデータ通信をパソコン等の通信がない端末に分けてあげる機能になり、パソコンでスマホに接続するとインターネットの閲覧が出来るようになります。

「デバイス名」が利用される状況の二つ目としては、「AirDrop」を利用した際に「デバイス名」が「送信者」もしくは「受信者」として相手側に表示されます。

「AirDrop」とは、スマホとスマホを端末内にある「Wi-Fi」「Bluetooth」の機能を使って直接接続してデータを送受信する機能になります。

「デバイス名」が表示される機会は限定されていますが、突然必要になった際に分かり易いように事前に変更しておくことをお勧め致します。

それでは、「デバイス名」を実際に変更していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「一般」をタップします。

「一般」の詳細画面が表示されますので、一番上にある④の「情報」をタップします。

「情報」の詳細画面が表示されますので、⑤の「名前」をタップします。

「名前」の詳細画面が表示されますので、⑥に「個人が特定されず、区別がつく名前等」を入力します。

以上で「デバイス名」の変更が完了になります。

今回は、リンゴのマークを入力してみましたが、問題なくデバイス名として登録する事が出来、「テザリング」利用時にも「りんごのマーク」が表示されている電波を確認する事が出来ました。

3. 設定②「Appのバックグラウンド更新」を「Wi-Fi」に変更する

それでは、次に二つ目にあった「アプリのバックグラウンド更新」を「Wi-Fi」のみに変更する方法について一緒に確認していきましょう。

スマホ内にある「アプリ」は、「アプリ自体」をタップして、起動しなくても、「最新の情報」があるか、ないかをチェックしています。

また、アプリ自体のアップデート情報があるか、ないかもチェックしています。

このように、アプリは起動していなくても、スマホの通信を利用して、適宜、情報のやり取りをしています。

アプリを起動していない状態でアプリがデータの送受信を行っている事を「アプリのバックグラウンド更新」と呼んでいます。

それでは、実際に「アプリのバックグラウンド更新」を「Wi-Fi」のみで行うように設定を変更していきたいと思います。

先程の「一般」の詳細画面で①の「アプリのバックグラウンド更新」をタップします。

「アプリのバックグラウンド更新」の詳細画面が表示されますので、一番上にある②の「アプリのバックグラウンド更新」をタップします。

「アプリのバックグラウンド更新」の詳細画面が表示されますので、③の「Wi-Fi」をタップし、チェックを入れます。

以上で、「アプリのバックグラウンド更新」が「Wi-Fi」利用時にしか行われないようになります。

あくまで自宅や職場で「Wi-Fi」に接続する機会が1日1回はある場合のお勧めになります。

「Wi-Fi」に接続する機会がほとんどない場合には、「Wi-Fiとモバイルデータ通信」を選択する事を強くお勧め致します。

4. 設定③「AirDrop」を「連絡先のみ」「受信しない」に変更する

それでは、次に三つ目にあった「AirDrop」を「連絡先のみ」、もしくは「受信しない」に変更する方法について一緒に確認していきましょう。

「AirDrop」は、近くにある端末を探知して、スマホ同士を各端末内にある「Wi-Fi」「Bluetooth」の機能を利用して直接接続して、データの送受信を行う機能になります。

「AirDrop」の利用時には、第三者にも端末名が表示されますので、注意するようにしましょう。

それでは、実際に「AirDropの設定」を確認し、「連絡先のみ」、もしくは「受信しない」に変更していきたいと思います。

先程の「一般」の詳細画面で①「AirDrop」をタップします。

「AirDrop」の詳細画面が表示されますので、「受信しない」もしくは「連絡先のみ」にチェックが入っていることを確認します。

「受信しない」を選択すると「AirDrop」の機能自体が「オフ」の状態になります。

「連絡先のみ」を選択すると「連絡先」に登録している相手との「AirDrop」でのやり取りが可能になります。

5. 設定④「Wi-Fiの接続確認」を「オフ」にする

それでは、次に四つ目にあった「Wi-Fiの接続確認」を「オフ」にする方法について一緒に確認していきましょう。

「Wi-Fiの接続確認」とは、「接続可能なWi-Fi」がある場合にどのような表示をするかを選択することが出来る機能になります。

一つ目は、「通知」で知らせる。

二つ目は、直ぐに接続できるように「接続画面」を表示させる。

三つ目は、何も表示させない。

の三つの選択肢があります。

最近は少なくなりましたが、移動中に頻繁に「通知」が来たり、「接続画面」が突然表示され、スマホの操作を妨げられたという経験をした方も多いかと思います。

その点も考慮した上で、ご自身の利用環境に合わせて選択する事をお勧め致します。

それでは、実際に「Wi-Fiの接続確認」を「オフ」にしていきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②の「Wi-Fi」をタップします。

「Wi-Fi」の詳細画面が表示されますので、まずは「Wi-Fi」が「オン」になっていることを確認します。

「Wi-Fi」が「オン」になっている場合には、「接続を確認」という項目が表示されますので、③の「接続を確認」をタップします。

「接続を確認」の詳細画面が表示されますので、「オフ」にチェックが入っていることを確認します。

他の選択肢にチェックが入っている場合には、「オフ」をタップします。

以上で「Wi-Fiの接続確認」の設定が完了になります。

「オフ」を選択した場合には、接続可能な電波があっても、通知などは来ないのでご自身で電波を確認して接続するようにしましょう。

以前、接続していたWi-Fiがあり、自動接続が選択されている場合には自動的に接続されます。

「通知」を選択した場合には、「接続可能な電波」がある場合には「通知」が送られてきます。

「確認」を選択した場合には、「接続可能な電波」がある場合には「接続画面」が表示されます。

6. 設定⑤「モバイルデータ通信」を利用するアプリを選別する

それでは、次に五つ目にあった「モバイルデータ通信を利用するアプリを選別する方法」について一緒に確認していきましょう。

皆様もご存じのようにスマホ内にあるアプリの大半は「通信回線」に接続しないと利用する事が出来ないようになっています。

「通信回線」には、「Wi-Fi」と「モバイルデータ通信」があり、アプリ利用時にどちらの回線を利用するかをアプリ毎に指定する事が出来るようになっています。

通信量がかかりそうなアプリ、もしくは、Wi-Fi接続時にしか利用しないアプリがある場合には、アプリ利用時の通信回線を指定する事で、通信量の意図しない使用を避ける事が出来ます。

それでは、実際に「モバイルデータ通信」を利用するアプリを選別していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②の「モバイル通信」をタップします。

「モバイル通信」の詳細画面が表示されますので、③のように画面を下方向にスライドします。

「モバイルデータ通信」を利用する事が出来るアプリ一覧と「オン」「オフ」に切り替える事が出来るボタンが表示されますので、必要に応じて「モバイルデータ通信」をオフにしましょう。

特に「TikTok」や「YouTube」は動画アプリになるため、他のアプリより通信量を消費しやすいので、必要に応じて「オフ」にする事をお勧め致します。

こちらの「モバイルデータ通信の利用をオフ」にしても、Wi-Fi接続時にはアプリを利用する事は出来ますので、「オフ」にすべきかを適宜判断するようにしましょう。

<3>「通知・操作関連」の最初にすべき設定 11選

それでは、次に「通知・操作関連」の11個の設定について一緒に確認していきましょう。

こちらで説明する11個の設定については、主に操作をより快適にするための設定になります。

1.「通知・操作関連」で「最初にすべき設定」は11個!

それでは、まず初めに今回一緒に確認をしていく「通知・操作」に関する概要について一緒に確認していきましょう。

詳細については後ほど順番に説明して参ります。

まず一つ目は、「通知プレビュー」を「ロック時」に表示しない方法になります。

二つ目は、「Siriからの提案」を「オフ」にする方法になります。

三つ目は、「適切なキーボードの数」と「追加方法」になります。

四つ目は、「日本語入力時のスペース(空白)」を「全角」か、「半角」かのどちらに指定する方法になります。

五つ目は、「コントロールセンター」に表示したい「ボタン(機能)」を取捨選択する方法になります。

六つ目~八つ目は、「簡易アクセス」「タップしてスリープ解除」「背面タップ」等の「タッチ」に関する設定になります。

九つ目(ここのつめ)は、寝ている時に「Face ID」でロックを解除されない設定になります。

十個目は、「画面ロック中」に使える機能の取捨選択になります。

十一個目は、パスコードを10回連続で間違えた場合に「データ消去」されてしまう機能をオフにする方法になります。

2. 設定①「通知プレビュー」を「ロック時」に表示しない

それでは、一つ目にあった「通知プレビュー」を「ロック時」に表示しない方法について一緒に確認していきましょう。

「通知プレビュー」とは、通知が届いた際に、通知の中身が分かるように内容の一部を表示させる機能になります。

但し、どのタイミングで中身を表示させるかによっては、自分以外の第三者に通知内容が漏れてしまう場合があります。

漏れてしまわないように、どのタイミングで中身を表示させるかを指定する事が出来ます。

「通知プレビュー」が「しない」、もしくは「ロックされていない時」を選択した場合には、「画面ロック時」には通知の中身が表示されません。

「常に」を選択すると「画面ロック時」でも「通知の内容」が一部表示されます。

「画面ロック」を解除した際には、「しない」を選択していない限りは、通知内容の一部が表示されますので、通知内容をタップしなくても、中身を一部確認する事が出来ます。

それでは、実際に「通知プレビュー」を「ロック時」に表示しない設定に変更していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②の「通知」をタップします。

「通知」の詳細画面が表示されますので、表示形式の項目で、「スタック」、もしくは「リスト」が選択されている事を確認します。

表示形式のスタックは、複数通知がある場合には、重ねて表示される表示形式で、最新の通知が一番上に表示されます。

「リスト」は、新しい通知から順に時系列で「通知」が表示される表示形式になります。

こちらの端末では「リスト」が選択されています。

その下にある③の「プレビューを表示」をタップします。

「プレビューを表示」の詳細画面が表示されますので、④の「ロックされていない時」をタップします。

以上で「通知プレビュー」の変更が完了になります。

3. 設定②「Siriからの提案」を「オフ」にする

それでは次に、二つ目にあった「Siriからの提案」を「オフ」にする方法について一緒に確認していきましょう。

「Siriからの提案」とは、過去の利用状況に応じて、次にする事を確率論で推察し、提案してくれる機能になります。

具体的には、検索候補を提案してくれたり、宛先などを入力する際に、候補を表示してくれたり、連絡先に登録されていない方からの電話でも電話番号がメールなどに記載されている場合には教えてくれたりします。

便利な機能にはなりますが、GmailやGoogleカレンダー等のApple社ではないサービスを利用している場合には、うまく機能しない為、不要なサービスになる場合があります。

あくまでご自身の利用状況にもよりますので、「オフ」にすべきかはご自身でご判断ください。

今回は、不要なサービスとして設定を「オフ」にする方向で進めて参ります。

それでは、実際に「Siriからの提案」を「オフ」に変更していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②の「通知」をタップします。

「通知」の詳細画面が表示されますので、「Siri」の項目の下にある③の「Siriからの提案」をタップします。

「Siriからの提案」の詳細画面が表示されますので、④の「通知を許可」をタップして「オフ」にします。

以上で「設定」が完了になります。

4. 設定③④「適切なキーボードの数」と「全角/半角スペース」の指定

それでは次に、三つ目・四つ目にあった「適切なキーボードの数」と「全角/半角スペースの指定」について一緒に確認していきましょう。

「キーボード」の種類としては、「かな入力」が可能な「キーボード」と「ローマ字入力」が可能な「キーボード」が便利になります。

ローマ字入力については必要ないという方もいるかもしれません。

「英語入力」については、メールアドレスの入力等、英語表記で入力する必要がある場面もありますので、入れておきたいキーボードの一つになります。

また、キーボードの切替はワンタップで簡単に出来ますので、可能であれば3つか、4つのキーボードは入れておくと便利になります。

それでは、次に日本語入力時の「スペース(空白)」に関する注意点についても一緒に確認していきましょう。

iPhoneの場合、日本語入力をする際のスペース(空白)は、予め指定している「全角スペース」、もしくは、「半角スペース」のどちらか一方しか利用する事が出来ませんので、注意が必要になります。

先程、「適切なキーボードの数が三つか、四つ」とお伝えしましたので、現在いくつのキーボードが登録されているかを一緒に確認していきましょう。

また、必要に応じてキーボードを追加していきましょう。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「一般」をタップします。

「一般」の詳細画面が表示されますので、④の「キーボード」をタップします。

「キーボード」の詳細画面が表示されますので、⑤の「キーボード」をタップします。

現在、利用しているキーボードの一覧が表示されます。

こちらのiPhoneでは4つのキーボード(日本語 かな入力、日本語 ローマ字入力、英語、絵文字)が利用可能となっています。

新しくキーボードを追加する場合には、⑥の「新しいキーボードを追加」をタップします。

「新しいキーボードを追加」の詳細画面が表示され、登録可能なキーボードが一覧で表示されます。

タップすると追加できますので、必要に応じてタップするようにしましょう。

逆に追加したキーボードを削除したい場合には、画面の右上にある⑦の「編集」をタップします。

現在利用可能なキーボードの左側に「マイナスのマーク」が表示されます。

⑧の「マイナスのマーク」をタップすると、キーボードの右側に「削除」のボタンが表示されますので、「削除」をタップすると現在利用可能なキーボード一覧から削除する事が出来ます。

それでは、次に、先程確認をした現在利用する事が出来る「キーボード」をどのように切り替えるのかを一緒に確認していきましょう。

まずは、文字を入力する画面を表示します。

画面の下に「キーボード」が表示され、キーボードの左下に「地球儀のマーク」が表示されているのを確認する事が出来ます。

「こちらの地球儀のマーク」をタップします。

「タップ」する度に、先程確認をしたキーボードを順番に切り替える事が出来ます。

「絵文字」については、文字入力画面の左下、「地球儀のマーク」の上に表示されます。

このように「地球儀のマーク」をタップする事で簡単に「キーボード」を切り替える事が出来ます。

それでは、次に「キーボード」上にある「空白」を「全角スペース」もしくは「半角スペース」に指定する方法について一緒に確認していきましょう。

「全角スペース」、もしくは「半角スペース」に指定する必要があるキーボードは、日本語入力時のキーボードになります。

英語入力時は、「半角スペース」しか利用する事がない為、「空白(スペース)」は常に「半角スペース」になります。

先程の「キーボード」の画面で、①のように画面を下方向にスライドします。

「かな入力・ローマ字入力」という項目の下に「スマート全角スペース」という項目が確認できるかと思いますので、「全角スペース」にしたい場合には、タップして「オン」にします。

「スマート全角スペース」が「オフ」の場合には、「空白」をタップすると、「半角スペース」が入力されます。

逆に「オン」の場合には、「空白」をタップすると、「全角スペース」が入力されます。

5. 設定⑤「コントロールセンター」に表示したい「ボタン」を選択

それでは次に、五つ目にあった「コントロールセンター」に表示したい「ボタン」を選択する方法について一緒に確認していきましょう。

「コントロールセンター」とは、「画面上部」の「右端」から画面中央に向けてスライドした際に表示される画面になります。

「コントロールセンター」の上部は、予めApple社で指定された機能が表示されます。

画面の中央から下は、利用者側で自由に表示させたい機能を指定する事ができます。

「懐中電灯」「タイマー」「計算機」「録音」等をこちらに表示しておくと、必要な際にどこにアプリがあるかを探す必要がなくなり、便利になります。

それでは、実際に「コントロールセンター」に表示されているボタンを変更していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「コントロールセンター」をタップします。

「コントロールセンター」の詳細画面が表示されますので、まず初めに「ホームコントロールを表示」が「オフ」になっていることを確認します。

連携可能なApple TV等のアップル製品があり、「ホームアプリ」を利用している方は「オン」のままにしておきましょう。

「含まれているコントロール」という項目の下に、「コントロールセンター」に表示されているアプリの一覧が表示されます。

更に下を確認したいので、④のように画面を下方向にスライドします。

「コントロールを追加」という項目の下に「コントロールセンター」に新たに追加する事ができるアプリの一覧が表示されます。

それでは実際に「メモ」を「コントロールセンター」に追加したいと思いますので、⑤の「メモ」の左側にある「プラスのボタン」をタップします。

「メモ」が上部に移動し、メモの左側のマークが「マイナスのマーク」に変わっていることを確認する事が出来ます。

同時に「コントロールセンター」の画面を確認すると、一番下に「メモ」が追加されている事を確認する事が出来ます。

「メモ」を「コントロールセンター」から消したい場合には、⑥の「マイナスのマーク」をタップします。

「メモ」の左側に「削除」のボタンが表示されますので、⑦の「削除」をタップします。

「コントロールを追加」の項目に「メモ」が移動し、メモの右側が「プラスのマーク」に変わっているのを確認する事が出来ます。

同時に「コントロールセンター」を確認すると先程表示されていた「メモ」が消えていることを確認する事が出来ます。

それでは次に、「コントロールセンター」に表示されているボタンの順番を変更する方法についても一緒に確認していきましょう。

今回は、例として「アラーム」の表示位置を変更したいと思います。

まずは、①の「アラーム」の右側にあるグレーの線が縦に三つ並んでいるボタンを「長押し」します。

そのまま指を離さずに下にスライドし、「ミュージック認識」と「サウンド認識」の間で「指」を離します。

「アラーム」の移動が無事に完了し、「コントロールセンター」でも実際に「アラーム」の位置が変わっていることを確認する事が出来ます。

6. 設定⑥⑦「タッチ」の設定(簡易アクセス・タップしてスリープ解除)

それでは次に、六つ目・七つ目にあった「簡易アクセス」」と「タップしてスリープ解除」について一緒に確認していきましょう。

「簡易アクセス」とは、片手でスマホを操作している際に便利な機能になります。

片手では、画面の上部に親指が届かない為、画面の上部を一時的に画面中央までスライドさせる事が出来る機能になります。

便利か・便利でないかは使い方次第になります。

個人的には、上部をタップする機会があまり少ないという点と操作の感度(操作方法も含む)が少し複雑の為、慣れるまで利用しづらいという点、また、右手でタップすれば親指が届かないという問題を解決する事が出来るという点から、あまりお勧めできない機能になります。

「オフ」にすべき機能と思いますが、どうされるかはご自身でご判断ください。

「タップしてスリープ解除」とは、スマホの画面が「オフ」の状態で、画面を「タップ」すると画面を「オン」にする事ができる機能になります。

現在の「時刻」を確認したい場合等に、タップするだけで簡単に「オン」にする事が出来るため、便利な機能になります。

7. 設定⑧「タッチ」の設定(背面タップ:ダブルタップ・トリプルタップ)

八つ目にあった「背面タップ」を設定する方法も「タッチ」の設定に関係がありますので、一緒に確認していきましょう。

「背面タップ」とは、スマホの背面を「人差し指」でタップする事で、利用する事が出来る機能になります。

背面を2回連続でタップした場合と、3回連続でタップした場合で、異なる機能を設定する事が出来ます。

例としては、2回連続でタップすると「スクリーンショット」、3回連続でタップすると「画面ロック」という機能を設定する事が出来ます。

それでは、実際に「簡易アクセス」を「オフ」にしていきたいと思います。

まずは端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「アクセシビリティ」をタップします。

「アクセシビリティ」の詳細画面が表示されますので、④の「タッチ」をタップします。

「タッチ」の詳細画面が表示されますので、「簡易アクセス」が「オン」になっている場合には、右側にある⑤のボタンをタップします。

「簡易アクセス」が「オフ」に変わったのを確認して、その下にある「タップしてスリープ解除」の項目を確認します。

「オフ」になっている場合には、「タップしてスリープ解除」の右側にある⑥のボタンをタップします。

「タップしてスリープ解除」が「オン」に変わったのを確認して、⑦のように画面を下方向にスライドします。

「背面タップ」という項目が確認できるかと思いますので、⑧の「背面タップ」をタップします。

「背面タップ」の詳細画面が表示されますので、まずは⑨のダブルタップをタップします。

「ダブルタップ」の詳細画面が表示されますので、「システム」の項目の下にある選択肢の中から、今回は⑩の「スクリーンショット」をタップします。

「スクリーンショット」にチェックが入っている事を確認して、画面の左上にある⑪の「戻る」をタップして、一つ前の画面に戻ります。

「背面タップ」の画面が表示され、ダブルタップに「スクリーンショット」が表示されていることを確認して、⑫の「トリプルタップ」をタップします。

「トリプルタップ」の詳細画面が表示され、先程と同じように「システム」の項目の下に選択肢が表示されますので、⑬のように画面を下方向にスライドします。

今回は、⑭の「画面ロック」をタップします。

こちらはあくまで例になりますので、よく使う機能をご自身で自由に選択してください。

「画面ロック」にチェックが入っている事を確認して、画面の左上にある⑮の「戻る」をタップします。

「背面タップ」の詳細画面が表示され、「トリプルタップ」の項目の右側に「画面ロック」が表示されているのを確認する事が出来ます。

もう一つ前の画面に戻りたいので、画面の左上にある⑯の「タッチ」をタップします。

先程、背面タップは「オフ」になっていましたが、今回、「ダブルタップ」と「トリプルタップ」を登録したので、「オン」に変わっているのを確認する事が出来ます。

以上で「簡易アクセス」「タップしてスリープ解除」「背面タップ」の設定が完了になります。

8. 設定⑨「アクセシビリティ」の「Face IDと注視」

それでは、次に九つ目にあった「アクセシビリティ」の「Face IDと注視」について一緒に確認していきましょう。

「Face IDと注視」とは、スマホのロックを解除する際に、目を開けてスマホを注視する事でスマホのロックを解除する事が出来る機能になります。

「Face IDと注視」を「オン」にしていない場合には、寝ている間にスマホをかざされてしまうとスマホのロック画面が解除されてしまう可能性があります。

プライバシーと安全性の観点からも、「Face IDと注視」は「オン」にしておくことを強くお勧め致します。

それでは、実際に「アクセシビリティ」の「Face IDと注視」が「オン」になっているかを一緒に確認していきましょう。

まずは端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「アクセシビリティ」をタップします。

「アクセシビリティ」の詳細画面が表示されますので、④の「Face IDと注視」をタップします。

「Face IDと注視」の詳細画面が表示されますので、まずは、一番上にある「Face IDを使用するには注視が必要」が「オン」になっていることを確認します。

次に、その下にある「画面注視認識機能」も「オン」になっていることを確認します。

こちらの二つの項目が「オフ」になっている場合には、タップして「オン」にする事を強くお勧め致します。

9. 設定⑩⑪「ロック中に使える機能」と「データの消去」

それでは次に、10個目と11個目にあった「ロック中に使える機能」と「データの消去」について一緒に確認していきましょう。

「ロック中に使える機能」とは、「ロック画面(ロックがかかっている状態)」で利用する事が出来る機能になります。

一例にはなりますが、「ロック画面」上でも、「コントロールセンター」を利用できるようにしておくと、懐中電灯など緊急時に必要な機能を誰でも利用する事が出来るようになります。

「データの消去」とは、「パスコードの入力画面」でパスコードの入力を10回連続で間違えると自動的にデータが消去される機能になります。

こちらの機能を「オン」にするか、「オフ」にするかは少し難しい判断になります。

子供などが意図せずパスコードを入力してしまい、自動的にデータが削除されてしまうのを避ける場合には「オフ」にする事をお勧め致します。

「オン」する方が安全性は確実に上昇しますが、データが自動的に削除されてしまう可能性がある為、バックアップを確実に取っておくなどの対策が必要になります。

また、バックアップも完全ではない為、データが消去されてしまうと完全に復元できない場合があるという事も覚えておきましょう。

それでは、実際に「ロック中に使える機能」にどのような機能があるかを一緒に確認していきましょう。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「Face IDとパスコード」をタップします。

「Face IDとパスコード」の詳細画面が表示され、まずは「Face ID」を使用して利用できる機能の一覧が表示されます。

更に下に移動したいので、④のように画面を下方向にスライドします。

「ロック中にアクセスを許可」という項目が確認できるかと思いますが、こちらに表示されている機能が、「ロック画面(ロックがかかっている状態)」でも利用する事が出来る機能の一覧になります。

どの機能を利用したいかはご自身の判断になりますが、「Siri」から上の機能は「オン」、「Siri」も含めて、「Siri」から下は「オフ」にする事をお勧め致します。

更に下に移動したいので、⑤のように画面を下方向にスライドします。

「データを消去」という項目が確認できるかと思いますので、「オフ」になっていることを確認します。

くり返しになりますが、「オン」になっていると、10回連続で「パスコード」の入力を間違えると端末内のデータが消去されます。

端末内のデータが消去された場合に、バックアップデータから復元は可能ですが、あくまでバックアップされているデータしか復元されません。

復元できないデータやバックアップのタイミング次第で、完全に復元できない可能性があるという事を覚えておきましょう。

「オン」にした方が安全性は高くなりますが、「端末を探す」という機能もあり、紛失した場所を特定したり、遠隔で「端末内のデータを消去」する事もできますので、「データを消去」を「オン」にするかはご自身でよく考えてからご判断ください。

<4>「画面表示と明るさ」の最初にすべき設定

それでは、次に「画面表示と明るさ」の最初にすべき設定について一緒に確認していきましょう。

1. 設定①「画面表示と明るさの設定」で最初にすべき設定は2つ!

「画面表示と明るさの設定」で最初にすべき設定は二つあります。

一つ目は、「テキストサイズ」と「文字を太くする」になります。

変更前と変更後の画面を見比べてみるとかなりの違いがあるのが分かるかと思います。

二つ目は、「自動ロック」の時間の変更になります。

何もしない状態が何分続いたら、自動的に「画面ロック」させるかを設定する事が出来ます。

それでは実際に「画面表示と明るさ」の設定を変更していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「画面表示と明るさ」をタップします。

「画面表示と明るさ」の詳細画面が表示されますので、「外観モード」を確認します。

こちらは好みになりますので、特にこだわりがない場合には「ライト」のままで問題ありません。

「文字サイズ」については少し大きくしたいので、④の「テキストサイズを変更」をタップします。

「テキストサイズを変更」の詳細画面が表示されますので、画面の下にある「バー」の丸い部分を左右に動かして見やすい文字の大きさに文字サイズを変更します。

文字サイズに問題がなければ、画面の左上にある⑤の「戻る」をタップします。

「画面表示と明るさ」の詳細画面に戻りますので、「文字を太くする」が「オン」になっていることを確認します。

「オン」になっていない場合には、タップして「オン」にします。

更に下に移動したいので、⑥のように画面を下方向にスライドします。

「True Tone」という項目が確認できるかと思いますが、こちらの機能は環境に応じて明るさを自動的に調整してくれる機能になります。

目にも優しい機能になりますので、「オン」にする事をお勧め致します。

その下に「自動ロック」という項目が確認できるかと思いますので、⑦の「自動ロック」をタップします。

「自動ロック」の詳細画面が表示されますので、今回は2分をタップします。

スマホの操作に慣れていない方は、「長めの設定」、スマホの操作に慣れている方は、「短めの設定」をする事をお勧め致します。

「2分」にチェックが入っていることを確認して、画面の左上にある⑧の「戻る」をタップします。

「画面表示と明るさ」の詳細画面に戻りますので、自動ロックが2分になっていることを確認して、その下にある「手前に傾けてスリープ解除」が「オフ」になっていることを確認します。

「オン」になっていると傾けただけで「オン」になってしまう場合がありますので、バッテリー節約の観点からも「オフ」にする事をお勧め致します。

以上で「画面表示と明るさ」の設定が完了になります。

<5>「カメラ」の最初にすべき設定2選

それでは、次に「カメラ」の最初にすべき設定 2選について一緒に確認していきましょう。

1.「カメラ」の最初にすべき設定2選

詳細については後ほど順番に確認して参りますので、まずは「カメラの設定」に関する「概要」について一緒に確認していきましょう。

まず、一つ目は「写真」の「フォーマット」を「互換性重視」に変更する方法になります。

二つ目は、「Live Photos」「スマートHDR」を「オン」にする方法になります。

2. 設定①「フォーマット」を「互換性重視」に変更する

それでは、一つ目にあった「写真のフォーマット」を「互換性重視」するとはどのような事なのかを一緒に確認していきましょう。

iPhoneの場合には、そのままの設定で利用すると写真はすべて「HEIC(エイチイーアイシー)」という画像のファイル形式で保存されます。

こちらのファイル形式は、iPhone・iPad・MacというApple社が提供する端末で利用される画像形式の為、他の端末を利用している方に写真を送っても、見る事ができない場合があります。

その為、iPhoneの設定を「互換性重視」にする事で、一般的に利用されている「JPEG(ジェイペグ)」という画像のファイル形式で保存する事が出来るようになり、「送った写真」もほどんどの端末で見れるようになります。

3. 設定②「Live Photos」「スマートHDR」の「オン」

それでは、次に二つ目にあった「Live Photos」「スマートHDR」について一緒に確認していきましょう。

「Live Photos」とは、シャッターを押した際の前後1.5秒の写真を自動的に記録する機能になります。

「Live Photos」の機能が「オン」の場合には、カメラの上部に「Live」と表示され、「シャッターボタン」をタップすると自動的に複数枚の写真が撮影されます。

瞬間的に目を閉じてしまった写真がある場合に、前後の1.5秒の写真が記録されている為、目を閉じていない写真が撮れている場合があるという機能になります。

場合によっては便利な機能ですが、常に複数枚の写真が撮影されてしまうという欠点があります。

「Live Photos」を「オフ」にする場合には、画面の右上にあるボタンをタップすると簡単に切り替える事が出来ます。

「Live」が「オフ」になると1枚の写真しか撮影されないようになります。

「スマートHDR」とは、異なる露出(光加減)を自動的に合成し、最適な写真にしてくれる機能になります。

それでは実際に一つ目に説明をした「フォーマット」を「互換性重視」に変更していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「カメラ」をタップします。

「カメラ」の詳細画面が表示されますので、④の「フォーマット」をタップします。

「フォーマット」の詳細画面が表示されますので、「互換性重視」にチェックが入っていることを確認します。

チェックが入っていない場合には、タップしてチェックを入れます。

それでは、次に「Live Photos」の設定を変更していきたいと思います。

一つ前の画面に戻りたいので、⑤の「カメラ」をタップします。

先程の「カメラ」の詳細画面に戻りますので、⑥の「設定を保持」をタップします。

「設定を保持」の詳細画面が表示されますので、「Live Photos」が「オン」になっていることを確認します。

「オン」になっていない場合には、タップして「オン」にします。

「オン」になっていると自動的に「Live Photos」が「オン」になる事を防ぐことが出来ます。

それでは次に「スマートHDR」の設定を確認していきたいと思いますので、⑦の「カメラ」をタップします。

先程の「カメラ」の詳細画面に戻りますので、⑧のように画面を下方向にスライドします。

「スマートHDR」という項目が確認できるかと思いますので、「オン」になっていることを確認します。

「オン」になっていない場合には、タップして「オン」にします。

以上で、「カメラ」の最初にすべき設定が完了になります。

<6>「その他」の最初にすべき設定 5選

それでは、最後に「その他」の最初にすべき設定 5選について一緒に確認していきましょう。

1. その他の最初にすべき設定5選

詳細については後ほど順番に確認をして参りますので、まずは「その他の設定」に関する「概要」について一緒に確認していきましょう。

まず、一つ目は「バッテリー残量のパーセント表示」と「バッテリー充電の最適化」になります。

二つ目は、「位置情報の共有頻度」の設定になります。

三つ目は、「モバイルデータ通信」で「アプリのダウンロード」をする際に事前確認する事が出来る設定になります。

四つ目は、「シングルバー」ではなく「タブバー」の選択になります。

五つ目は、「iPhoneを探す」が「オン」になっているかの確認になります。

2. 設定①「バッテリー残量のパーセント表示」と「バッテリー充電の最適化」

それでは、一つ目にあった「バッテリー残量のパーセント表示」と「バッテリー充電の最適化」について一緒に確認していきましょう。

画面の右上に表示される「バッテリーマーク」は、視覚で残量が残っているかを判断する必要があります。

「バッテリー残量のパーセント表示」を「オン」にすると、バッテリー残量がパーセントで表示されるために、一目で残量を把握する事が出来るようになります。

「バッテリー充電の最適化」は、特に寝ている間に充電をする際に、「フル充電」の状態を極力短くしてくれる機能になります。

「フル充電」の状態に直ぐになってしまうと、時間の経過と共に再度充電をする必要性が出てきてしまい、バッテリー寿命を減らしてしまう可能性があります。

その為、充電が80%になった段階で、充電速度を遅らせることで充電時間を調整してくれます。

早出をする際には、100%まで充電されていないという問題が発生しますので、その点には注意が必要になります。

それでは、実際に「バッテリー残量」を「パーセント表示」に変更していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「バッテリー」をタップします。

「バッテリー」の詳細画面が表示されますので、「バッテリー残量(パーセント)」が「オン」になっている事を確認します。

それでは、次に「バッテリー充電の最適化」についても確認をしたいので、④の「バッテリーの状態と充電」をタップします。

「バッテリーの状態と充電」の詳細画面が表示されますので、「バッテリー充電の最適化」が「オン」になっていることを確認します。

「オン」になっていない場合には、タップして「オン」にします。

3. 設定②「位置情報の共有頻度」の設定

それでは、二つ目にあった「位置情報の共有頻度」の設定について一緒に確認していきましょう。

「位置情報の共有」については、位置情報が必要ないというアプリでも、位置情報の共有が求められます。

「位置情報の共有」は「現在地の共有」になりますので、本来は「現在地」から「目的地」までの経路を調べる際に必要不可欠な情報になります。

但し、経路を調べる場合でも、アプリの使用中のみ必要な情報になります。

また、住んでいる所のニュースを見たい場合には、「オン」にする事で地域に関連したニュースを見る事が出来るようになります。

現在地の情報が特に必要ないと思われるアプリとしては、メッセージアプリやYouTube等のアプリになります。

広告表示やユーザー分析でアプリ提供者側にとっては有益な情報にはなりますが、利用者側の利便性という観点では、現在地の提供は必要ないと言えます。

それでは、実際に各アプリ毎の「位置情報の共有頻度」について確認していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「プライバシーとセキュリティ」をタップします。

「プライバシーとセキュリティ」の詳細画面が表示されますので、④の「位置情報サービス」をタップします。

「位置情報サービス」の詳細画面が表示されますので、まずは「位置情報サービス」が「オン」になっていることを確認します。

位置情報を利用しているアプリの一覧がアルファベット順に表示されますので、⑤のように画面を下方向に移動しながら、各アプリ毎の「位置情報の共有頻度」をチェックしていきます。

アプリ毎に設定する事ができる「位置情報の共有頻度」の選択肢は四つあります。

「しない」「次回または共有時に確認」「このアプリの使用中」「常に」という四つの選択肢になります。

「位置情報の共有」を求められた際に、覚えておくべきポイントは四つあります。

一つ目は、「常に」を選択すべきアプリはほとんどないという事を覚えておきましょう。

二つ目は、原則「このアプリの使用中」を選択するようにしましょう。

三つ目は、位置情報を必要とするか分からないアプリについて「次回または共有時に確認」を選択するようにしましょう。

四つ目は、「しない」を選択しても、現在地からの移動手段を調べる「地図アプリ」以外は、利用できなくなるアプリはほとんどないという事を覚えておきましょう。

「位置情報の共有」はあくまで「現在地」が必要なアプリだけになります。

大半のアプリは、現在地の情報がなくても利用する事が出来ます。

それでは、三つ目にあった「モバイルデータ通信」で「アプリのダウンロード」をする際に事前確認をするとはどのような事なのかを一緒に確認していきましょう。

ご存じの方も多いかと思いますが、通信料が基本的にはかからない回線として「Wi-Fi」があります。

一方で、基本的には通信料がかかる回線として「モバイルデータ通信」があります。

「Wi-Fi」については、利用量に応じて費用が発生するわけではない為、通信量を気にする必要がありません。

一方で、「モバイルデータ通信」は利用量に応じて、費用が発生する為、極力通信量を減らす必要があります。

その為、「Wi-Fi」利用時には特に通信量に制限をかける必要がありません。

一方で、モバイルデータ通信の利用時には、通信量を極力減らせるように制限をかける必要があります。

アプリは、それほどデータ量が大きくはありませんが、稀にデータ量の多いアプリもあります。

その為、200MB以上あるアプリをインストールする場合に、事前確認を設定する事で、モバイルデータ通信を利用してインストールすべきかを判断する事が出来るようになります。

それでは、実際に「モバイルデータ通信」で「アプリのダウンロード」をする際に事前確認が出来るようになっているかを確認していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「アプリストア」をタップします。

「アプリストア」の詳細画面が表示されますので、まずは、「モバイルデータ通信」が「オン」になっている事を確認します。

「自動ダウンロード」の項目では、「Appのアップデート」のみ「オン」になっていることを確認します。

更に下に移動したいので、④のように画面を下方向にスライドし、「モバイルデータ通信」という項目の下にある⑤の「Appのダウンロード」をタップします。

「アプリのダウンロード」の詳細画面が表示されますので、「200MB以上の時は確認」にチェックが入っていることを確認します。

以上で「モバイルデータ通信」で「アプリのダウンロード」をする際に事前確認をする事が出来るようになります。

アプリストアのビデオの自動再生についても、Wi-Fiのみに変更したいので、画面の左上にある⑥の「戻る」をタップします。

「アプリストア」の詳細画面が表示されますので、⑦の「ビデオの自動再生」をタップします。

「ビデオの自動再生」の詳細画面が表示されますので、「Wi-Fiのみ」にチェックが入っていることを確認します。

5. 設定④「シングルタブ」 ではなく 「タブバー」の選択

それでは、四つ目にあった「シングルバーではなく、タブバーの選択」について一緒に確認していきましょう。

「シングルバー」か「タブバー」の選択は、Safariというブラウザーアプリの設定になります。

検索をする際に、パソコンと同じように「URLを表示しているバー(検索をする事も可能)」が上部に表示されている状態を「シングルタブ」と「Safari」では表現しています。

一方で、そのバーを下に表示する事を「タブバー」と表現しています。

「シングルバー」では、「タブの切替」をする場合に画面の右下にある「タブが重なっているマーク」をタップする事で、「隠れているタブ」を一覧で表示させる事が出来ます。

一方で「タブバー」では、先程と同じやり方で「隠れているタブ」を表示させる事も出来ますが、「タブバー」自体を左右にスライドさせることで「タブ」を切り替える事が出来ます。

また、下に「タブバー」がある場合には指が届きやすいというメリットもあります。

それでは、実際に「シングルバー」ではなく、「タブバー」が選択されているかを確認していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②のように画面を下方向にスライドし、③の「Safari」をタップします。

「Safari」の詳細画面が表示されますので④のように画面を下方向にスライドします。

「タブ」という項目が確認できるかと思いますので、「タブバー」が選択されている事を確認します。

6. 設定⑤「iPhoneを探す」が「オン」になっていることを確認する

それでは、五つ目にあった「iPhoneを探す」について一緒に確認していきましょう。

スマホが見つからない時に、「iPhoneを探す」が「オン」になっていると、見つからないスマホがどこにあるかを調べる事が出来るようになります。

紛失時の実際の操作方法についての説明は省きますが、iPhoneを探せる状態にしておく、探せる状態になっている事が非常に重要になります。

それでは、実際に「iPhoneを探す」が「オン」になっているかを確認していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、一番上にある②の「Apple ID」をタップします。

「Apple ID」の詳細画面が表示されますので、③の「探す」をタップします。

「探す」の詳細画面が表示されますので、④の「iPhoneを探す」をタップします。

「iPhoneを探す」の詳細画面が表示されますので、「iPhoneを探す」が「オン」になっていることを確認します。

「探すネットワーク」が「オン」、「最後の位置情報を送信」が「オン」になっていることを確認します。

以上で「iPhoneの最初にすべき設定27選」についての説明を終了致します。

宜しければ「チャンネル登録」をお願い致します。

また、「有料メンバーシップ」にてコンビニで印刷できるテキストの提供も行っております。

ご静聴、ありがとうございました。


「【iPhoneの重要な設定】再確認すべき!Safariの設定6項目~iPhoneをより安全・快適に使う重要な設定~」もご参照ください。


「「iCloudの基本知識」絶対に覚えておきたい!三つの重要な操作~iCloudは共有サービス~」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!

【最新版】LINEのデータ引き継ぎを徹底解説

機種変更をするたびにドキドキするLINEのデータ移行。

最近では携帯キャリアでサポートしてもらえないケースもあり、不安になるという方も多いようです。

今回は【最新版】LINEのデータ移行をパターン別に解説していきたいと思います。

併せて、データ移行に向けた日頃から行っておきたい設定もご紹介しますので、是非最後までチェックしてください。

<動画内容>
1. 日頃から行っておきたいバックアップ設定
2. 不要?紛らわしい引き継ぎ設定
3. データ移行前にやるべきこと
4. LINEのデータ移行【基本の2パターン】
5. QRコードでログイン
6. 電話番号でログイン

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:20分03秒)


いつもご視聴有難うございます。スマホのコンシェルジュです。

機種変更をするたびにドキドキするLINEのデータ移行。

最近では携帯キャリアでサポートしてもらえないケースもあり、不安になるという方も多いようです。

また、LINEのデータ移行はいくつかの方法があり、どれを選択すればいいかわからないという声もあります。

最新版にアップデートされていない記事も検索にヒットして、何が正解なのかわからないという方のために、【最新版】LINEのデータ移行をパターン別に解説していきたいと思います。

併せて、データ移行に向けた日頃から行っておきたい設定もご紹介しますので、是非最後までチェックしてください。

スマホのコンシェルジュのYouTubeチャンネルでは、スマホやパソコンの使い方を学べる動画をやさしく丁寧に解説しております。

よろしければ「チャンネル登録」をお願い致します。

それでは早速やっていきましょう。

概要欄に目次も配置しておりますので、適宜チェックしたい箇所を選んでご視聴いただくことも可能です。

【目次】
1.日頃から行っておきたいバックアップ設定
2.不要?紛らわしい引き継ぎ設定
3.データ移行前にやるべきこと
4.LINEのデータ移行【基本の2パターン】
5.QRコードでログイン
6.電話番号でログイン

1. 日頃から行っておきたいバックアップ設定

機種変更時の負担を減らすには、パスワードやメールアドレスの登録など、基本的な設定以外にも、いくつかの便利な機能が存在します。

引き継ぎに必要な設定や情報の登録が不足していると、正しくデータが引き継げない場合があります。

故障などで予期せぬ機種変更にも焦らず対処できるよう、日頃から準備をしておきましょう!

特に多いのが、トーク履歴をうまく引き継げなかった失敗です。

それを解消するためには、トーク履歴のバックアップを”自動化する”というのが一番オススメです。

これなら設定さえしてしまえば、日々の負担もほとんどありません。

それではLINEを開いて設定方法を確認していきましょう。

ホームにある設定アイコンをタップします。

設定メニューの中から、「トークのバックアップ」を選択してください。

もし、今までバックアップを作成したことがない場合、この画面を開くと今すぐバックアップするか尋ねられるので、まずはバックアップを作成しておきましょう。

続いて、「バックアップ頻度」を選択します。

バックアップ頻度をタップすると、自動バックアップの設定が行えます。

スイッチをオンにすると、他のメニューが表示されるので、「バックアップ頻度」の項目を選択して、任意の頻度を選択しましょう。

引き継ぎ方法にも依りますが、QRコードを利用した引き継ぎ方法などは、バックアップの有無に関わらず、2週間分のトーク履歴が引き継げるので、『1週間に1回』または『2週間に1回』程度がオススメです。

基本的には自動バックアップ機能は、Wi-Fi接続中に実施されます。

もしご自宅にWi-Fi環境がないという方は、「モバイルデータ通信を利用」のスイッチをオンに設定しておきましょう。

これでWi-Fi環境がなくても、自動バックアップされます。

但し、通信量が発生するのでその点も踏まえた上で”自動バックアップを取るのか”、”頻度はどうするのか”ということを判断してください。

こちらも失敗談としてはかなり多い、「トーク内の写真」についてです。

以前送られてきた、写真を久しぶりに見ようと思ったら、「保存期間が終了したため画像を読み込めない」といった黒い画面が表示された経験を持つ方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

LINEでは、トークで送られた写真や動画に保存期間が設けられています。

保存期間に関しては、よく2週間程度と言われていますが、公式の発表はないのであくまでも噂レベルです。

実はこちらも自動でダウンロードできる設定が存在します。

同じくLINEの設定を開いて、下にスクロールします。

一般カテゴリの中に「写真と動画」という項目があるので、そちらを選択してください。

メニューの中の、「写真を自動ダウンロード」をオンにします。

こちらで、トークに送信された写真を自動で保存してくれます。

保存期間が終了した写真はどうしようもないですが、自動ダウンロードしておけば、その写真が仮にいらなくなったとしても、自分の意思でいつでも削除できるので、「あの時保存しておけばよかった…。もう一度写真送ってもらうのもなんだか気が引けるし…。」といったようなことがなくなります!

ただし、この設定をオンにした状態が続くと、キャッシュデータが蓄積される点や、動画には適用されない点など、注意すべき点がいくつかあります。

2. 不要?紛らわしい引き継ぎ設定

LINEのデータ移行には紛らわしい設定というものがいくつかあります。

今回は下記に示した4つの設定や噂について、”本当に必要かどうか”を検証していきたいと思います。

設定項目の中でも目立つ位置に配置された、アカウント引き継ぎ設定。

LINEのデータ移行時に毎回オンにセットしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかしこの設定、必要なのは特定の条件下でデータ移行する場合のみです。

アカウント引き継ぎが必要なシーンはどういう場面かというと、以下の3通りです。

・機種変更後に、電話番号が変わる人

・Facebookでログインしている人

・Google/Appleでログインする人

どうでしょう?誤解して、毎回やっていたという方も多いのではないでしょうか?

また電話番号が変わる場合も、今はQRコードでログインできるので、古いスマホが手元にある場合は、この設定をしなくともデータを引き継ぐことができます。

というわけなので、現在では、出番がほとんどない設定となっています。

LINEのアカウントページにある、GoogleやAppleとのアカウント連携。

なんとなく連携しておいた方がいいかも?ということで、オンにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このアカウント連携は、今のところ特に必要はありません。

GoogleやAppleのアカウント連携でデータ移行する場合、基本的には『手元に古いスマホがある状況』が必要です。

また、機種変更時の『操作手順が格段に少なくなる』ということもありません。

データ移行に関してだけ言うと、アカウント連携は何一つメリットを感じませんでした。

割と最近のアップデートで追加された「バックアップ用のPINコード」。

作成された方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

しかしこの機能、スマホの故障や紛失時の備え、もしくは異なるOS間でトーク履歴を引き継ぐ際、必要になる暗証番号です。

普通のデータ移行で必要になることはありません。

例えば、今回動画を作成するにあたり、検証として、データ移行中に「PINコード」の入力をあえてスキップしてみましたが、何の問題もなくトーク履歴が復元されました。

はじめは、「バックアップをPINコードで保護する」機能かと思いましたが、どうも「トーク履歴のPINコード」は、スマホを紛失したときや異なるOS間でも、LINEの「QRコード引き継ぎ」と同じような復元ができるように追加された機能のようです。

要は、バックアップがしっかりと取れている場合には、PINコードの入力をする必要はないということです。

ただし、PINコード自体は万が一のこともあるため、覚えておくことに越したことはありません。

バックアップ用のPINコードは簡単に確認することができます。

設定から「トーク履歴のバックアップ」を選択します。

「バックアップ用のPINコード」を選択すると、こちらから、コードの確認と変更がいつでも可能です。

iPhoneの機種変更で多く行われている、クイックスタートという本体の引き継ぎ方法。

古いiPhoneと新しいiPhoneを近づけてデータ移行する方法ですが、このクイックスタートならバックアップなしでも、トーク履歴を引き継げるという説があります。

ネットで調べると、成功した方もいれば失敗した方もいるようで、真偽が定かではありません。

実はこれ、本当ですが、厳密に言うと違います。

このクイックスタートでトーク履歴を引き継ぐためには、以下の条件を満たす必要があります。

・自動バックアップを設定済み

・電話番号に変更がない

もちろん、本体設定でiCloudのバックアップ項目でLINEがオンになっている必要もあります。

要は、自動バックアップを設定する必要があるので、バックアップを取らなくてもトーク履歴が引き継げるということではありません。

3. データ移行前にやるべきこと

データ移行前に必ず行っておきたい設定として、

・トーク履歴のバックアップ

・LINEのパスワード確認

が挙げられます。

また、基本中の基本ではありますが、特にアプリのアップデートだけでも最低限行っておきましょう。

これらの項目は、どの移行方法を選択するとしても必ずチェックしておくことをオススメします。

トーク履歴のバックアップ手順は、先ほど解説した通りなので割愛しますが、前回のバックアップ日時を必ず確認して、必要があれば、バックアップを行ってください。

トーク履歴を自動バックアップに設定されている方も、データ移行前には必ずバックアップを取るようにしましょう。

LINEのパスワード確認に関しては、厳密に言うと、既存のパスワードを確認することはできません。

行えるのはパスワードの変更だけです。

古いスマホが手元にない場合、パスワードやメールアドレスの登録を行っていなかったり、登録情報を忘れていると取り返しのつかないことになるので、事前に必ずチェックしておきましょう。

パスワードの変更方法はとても簡単です。

LINEの設定から「アカウント」を選択して、「パスワード」へと進みます。

こちらの画面で、すぐにパスワードの変更が行えます。

なんとなく覚えているけど自身がないという場合、予め変更しておくとスムーズです。

4. LINEのデータ移行【基本の2パターン】

それでは実際にLINEのデータ移行について手順を確認していきましょう。

基本的にはどのパターンのデータ移行でも、画面の2種類の移行方法で対処することができます。

手元に古いスマホがあるか・ないかで、どちらのログイン方法を利用するかをご判断ください。

注意点としては、QRコードでログインする場合は、当たり前ですがWi-Fi環境が必要になります。

電話番号の変更がある場合にも、古いスマホが手元にある場合には、「QRコードでログイン」を利用すれば、アカウント引き継ぎの設定は不要です。

ということで、特殊なケースを除いては基本的にどちらかでログインが行えるので、今回はこの2パターンを例に挙げ解説していきます。

5. QRコードでログイン

まずは古いスマホ側での操作です。

LINEを起動して、ホーム画面内、右上の設定アイコンをタップしてください。

続いて「かんたん引き継ぎQRコード」を選択します。

古いスマホでこちらの画面を開いて、新しいスマホでこのQRコードを読み取ります。

QRコードは15秒ごとに更新され、セキュリティの観点上、しばらくすると表示されなくなるので、表示されなくなったら「更新」をタップしてください。

新しいスマホでの操作は、QRコードを読み取る以外、大きな変更はありません。

LINEを起動してログインをタップします。

ログイン方法の選択画面で「QRコード」を選択してください。

「QRコードをスキャン」をタップすると、アクセス権限の許可を求められるので、写真と動画の撮影とアクセスを両方とも許可して、QRコードリーダ-を起動します。

準備ができたら、古いスマホに表示させたQRコードを読み取ってください。

大雑把にやってもすぐに読み取れるはずです。

QRコードが表示されなくなったら、更新をタップすれば再度表示されます。

ここで再度、古いスマホでの操作に戻ります。

移行手続き前の確認として、ポップアップが表示されるので、チェックを入れて「次へ」をタップしてください。

続いて、古いスマホでの本人確認を行います。

普段スマホのロック画面解除に使用している番号を、古いスマホ側で入力してください。

一応これがLINEのパスワード入力の代わりとして機能します。

すると、新しいスマホ側に既存のアカウントが表示されるので、ログインを選択しましょう。

ここからはすべて新しいスマホでの操作となります。

トーク履歴を復元するため、バックアップに使用していたアカウントを選択します。

連絡先へのアクセスを許可してください。

先に本体のデータ移行やGoogleでのログインが行われていると思うので、利用中のGoogleアカウントを選択して、OKをタップしてください。

選択できたら、いよいよトーク履歴の復元です。

バックアップがしっかりと取れていれば、問題なく復元が行えるはずです。

次へをタップしてトーク履歴の読み込みが始まります。

既に行っている場合は表示されませんが、年齢確認は必須ではないので、「あとで」を選択してスキップします。

最後に通知の設定を行いましょう。

通知が要らないという場合にも、とりあえず「通知をオンにする」を選択して、アクセス許可のポップアップで「許可しない」を選択することになります。

これで新しいスマホへのデータ移行が完了したはずです。

古いスマホ側は自動でログアウトされるので、削除をタップしておきましょう。

6. 電話番号でログイン

こちらは電話番号でログインする方法です。

LINEを起動して、ログインをタップします。

ログイン選択画面から、電話番号でログインを選んでください。

電話番号認証を行うために、「次へ」→「許可」と順に選択します。

電話番号を自動入力、もしくは手動入力したら緑の矢印ボタンをタップしてください。

電話番号に誤りがなければ、OKをタップしてSMSを受け取りましょう。

認証番号は手動で入力しても構いませんが、今回は自動入力手順をご紹介します。

SMSが届くとポップアップが表示されるので、自動入力の許可を選択してください。

自動で認証が完了するので、アカウントの認証を行います。

ここでLINEのパスワードを求められるので、入力して矢印ボタンをタップしてください。

目のマークを押すと、パスワードが表示されるので、正確に入力できたか確認してから次へ進みましょう。

パスワードが認証されたら、いよいよ「トーク履歴のバックアップ」手続きです。

Googleアカウントの選択画面に移るので、連絡先へのアクセスを許可して、利用中のGoogleアカウントにチェックを入れてOKをタップしてください。

Googleアカウントが表示されていない場合には、「追加」をタップして、先にアカウント追加を済ませましょう。

アカウントが選択できたら、「トーク履歴を復元」を選択します。

バックアップ用のPINコード入力を求められますが、現在はスキップしても通常通り復元が行われますので、入力してもスキップしても問題ありません。

次へをタップすると、復元が行われます。

友だち追加設定は任意で構いませんが、不要なつながりを招きたくない場合は両方ともチェックを外して次へ進んでください。

年齢確認も任意で行いましょう。スキップしても問題ありません。

すでに行っている方は、データの同期が始まります。

最後に通知の設定を行いましょう。

通知が要らないという場合にも、とりあえず「通知をオンにする」を選択して、アクセス許可のポップアップで「許可しない」を選択することになります。

これでデータ移行がすべて完了しました。

トーク履歴はすべて復活しているはずです。

今回は最新版のデータ移行を2パターンご紹介しました。

現状はこの2パターンで大半が網羅できるので、事前の設定なども踏まえて一度チェックしていただき、機種変更の負担を軽減して頂けると幸いです。

今回の動画はコチラで以上です。

最後までご視聴いただきありがとうございます。

メンバーシップ」にて動画のテキスト版も配信しておりますので、よろしければご登録ください。

それでは、また次の動画でもよろしくお願いいたします。


「【スマホのデータ移行】どの方法が一番いい?Androidスマホのデータを移行する方法(完全版)」もご参照ください。


「【SIMカード】今更聞けない!SIMの機能や挿替時の注意点、機種変更とMNP、eSIMまで解説!」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!

【必見】忘れている人が多い!絶対にやっておくべきLINEの3つの設定

今回は、「後で後悔しない!絶対にすべきLINEの設定3選」について説明して参ります。

LINEは、家族・知り合い・知人等と連絡を取り合う手段としては非常に便利なアプリの一つになります。

携帯番号の認証が必要になる連絡手段にもなるため、スマホ1台(厳密には一つのアプリに対して一つのアカウント)しか利用できない仕組みになっています。

その為、アプリを利用する際には、パスワード入力によるログイン(サインイン)の必要がない仕組みになっています。

ログインが必要ない仕組みは非常に便利ですが、スマホが故障したり、スマホを紛失してしまうと、LINEアカウントにアクセスが出来なくなり、データを元に戻すのも大変になります。

今回は、紛失時・故障時はもちろんですが、機種変更などのデータ移行時にも役立つ、事前にやっておきたいLINEの3つの重要な設定について説明して参りますので、是非この機会に一緒に確認していきましょう。

<動画内容>
<1>絶対に理解しておきたいLINEアプリの基本構造

1. LINEを利用する上で、絶対に知っておくべき3大原則!
2. 特徴①:「ログイン」は不要!アカウントの切替は不可!
3. 特徴②:「パソコン」「iPad」から利用する事も可能!
4. 特徴③:紛失時・故障時は「スマホ」が利用できない!

<2>「メールアドレス」と「パスワード」の登録が必要な理由と登録方法
1.「メールアドレス」と「パスワード」の登録が必要な理由
2.「メールアドレス」と「パスワード」の登録確認と登録方法

<3>「ログイン中」の端末の確認方法
1.「ログイン中の端末」とはスマホ以外から利用された端末の情報
2.「ログイン中の端末」の確認方法
3.「ログイン中の端末」の端末例

<4>「トーク履歴のバックアップ」状況の確認と頻度
1. 端末OSで「iCloud」or「Googleドライブ」にバックアップ!
2.「トーク履歴のバックアップ」の状況と頻度を確認する方法
3. iPhone:「LINE」の「iCloudのバックアップ」が「オン」を確認

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:23分35秒)


みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。

今回は、「後で後悔しない!絶対にすべきLINEの設定3選」について説明して参ります。

LINEは、家族・知り合い・知人等と連絡を取り合う手段としては非常に便利なアプリの一つになります。

携帯番号の認証が必要になる連絡手段にもなるため、スマホ1台(厳密には一つのアプリに対して一つのアカウント)しか利用できない仕組みになっています。

その為、アプリを利用する際には、パスワード入力によるログイン(サインイン)の必要がない仕組みになっています。

ログインが必要ない仕組みは非常に便利ですが、スマホが故障したり、スマホを紛失してしまうと、LINEアカウントにアクセスが出来なくなり、データを元に戻すのも大変になります。

今回は、紛失時・故障時はもちろんですが、機種変更などのデータ移行時にも役立つ、事前にやっておきたいLINEの3つの重要な設定について説明して参りますので、是非この機会に一緒に確認していきましょう。

スマホのコンシェルジュの「YouTubeチャンネル」では、「スマホの基本操作」から「不具合時の対処方法」「スマホとパソコンの連携」等、スマホやパソコンに関する動画を多数配信しております。

是非そちらもご参照ください。

また、是非「チャンネル登録」もお願い致します。

【目次】
<1>絶対に理解しておきたいLINEアプリの基本構造
1.LINEを利用する上で、絶対に知っておくべき3大原則!
2.特徴①:「ログイン」は不要!アカウントの切替は不可!
3.特徴②:「パソコン」「iPad」から利用する事も可能!
4.特徴③:紛失時・故障時は「スマホ」が利用できない!

<2>「メールアドレス」と「パスワード」の登録が必要な理由と登録方法
1.「メールアドレス」と「パスワード」の登録が必要な理由
2.「メールアドレス」と「パスワード」の登録確認と登録方法

<3>「ログイン中」の端末の確認方法
1.「ログイン中の端末」とはスマホ以外から利用された端末の情報
2.「ログイン中の端末」の確認方法
3.「ログイン中の端末」の端末例

<4>「トーク履歴のバックアップ」状況の確認と頻度
1.端末OSで「iCloud」or「Googleドライブ」にバックアップ!
2.「トーク履歴のバックアップ」の状況と頻度を確認する方法
3.iPhone:「LINE」の「iCloudのバックアップ」が「オン」を確認

<1>絶対に理解しておきたいLINEアプリの基本構造

それでは、まず初めに、LINEを使う上で、絶対に理解しておきたいLINEの基本構造について一緒に確認していきましょう。

1. LINEを利用する上で、絶対に知っておくべき3大原則!

LINEを利用する上で、絶対に知っておくべき「3つの原則」があります。

まず、一つ目は、スマホ1台に対して「一つのアカウント」しか利用できないという原則があります。

その理由としては、端末内にトーク履歴(メッセージのやり取り)が保存されてしまう為になります。

一つの端末内(厳密にはアプリ内)に複数のアカウントや自分以外の第三者のトーク履歴が保存されてしまうと、そのデータが悪用されてしまう危険性があります。

それ以外の理由としては、端末内ではなくLINE側のサーバーにデータが保存されてしまうと保存するための容量をLINE側が用意する必要が出てきます。

また、利用者側でも、その都度、必要なデータを受信する必要があり、通信量がかかってしまうという問題があります。

諸々の要因を考慮すると、スマホ1台(厳密には一つのアプリ)に対して、「1つのアカウント」しか利用できないようにすることが安全面でも、利便性の観点でも一番良い仕組みになります。

二つ目は、「トーク履歴」等のデータは端末内にのみ保存されていくという原則があります。

最新のトーク履歴(受信前のデータも含む)は、一旦LINEのサーバー上に保存されますが、一定期間後(14日間と言われています)に消去されます。

その為、受信したトーク履歴は端末内にあるLINEアプリだけになります。

14日間以上、LINEを利用しなかった場合には、14日以降のトーク履歴が受信できるかは不明になりますので、出来る限り2週間1回はLINEを確認するようにしましょう。

また、端末にあるトーク履歴等のデータについては、重要性がある場合には、2週間に1回はバックアップが出来ているかを確認をするようにしましょう。

三つ目は、LINEを利用するには、電話番号が必ず必要になるという原則があります。

一つの電話番号に紐付ける事が出来るLINEのアカウントは一つのみになります。

携帯電話番号が変わる場合には、LINEアカウントに登録している電話番号を変更する必要があります。

また、固定電話でもLINEを登録する事が出来ます。

以前は、Facebook等を利用して、電話番号がなくても、LINEのアカウントを取得する事が出来ましたが、現在は電話番号以外での登録が出来ないようになっています。

以上の三つの原則は、LINEの仕組みを理解する上で、非常に重要な原則になりますので、出来る限り覚えておくようにしましょう。

2. 特徴①:「ログイン」は不要!アカウントの切替は不可!

それでは、次にLINEを利用する際の3つの特徴について一緒に確認していきましょう。

特徴の1つ目としては、LINEはスマホ1台に対して、「一つのアカウント」しか利用できない為、「ログイン(サインイン)」をする必要がありません。

スマホの保有者が、LINEアカウントの保持者というイメージになります。

ヤフーやアマゾン等の他のアプリを利用する場合には、一つのアプリで「ログイン」「ログアウト」をする事で、複数のアカウントを切り換える事が出来ますが、LINEでは「アカウント」を切り替える事が出来ませんので、その点は覚えておきましょう。

3. 特徴②:「パソコン」「iPad」から利用する事も可能!

特徴の二つ目としては、「パソコン」「iPad」からも、スマホで利用しているLINEと同じアカウントを利用する事が出来ます。

但し、「パソコン」「iPad」はあくまで「スマホ」で利用しているアカウントの補完になります。

分かり易く表現をすると、スマホは親機で、パソコンやiPadが子機のような関係になります。

その為、パソコンで、LINEにアクセスするには、「メールアドレス」と「パスワード」でログインする必要があります。

また、あまりないとは思いますが、パソコンでは複数のLINEアカウントを切り替える事も出来ます。

一方で、「iPad」を利用する場合には、LINEアプリをインストールして、アカウントを同期をすることで、スマホと同じようにLINEを利用する事が出来ます。

注意点としては、パソコンでLINEを利用した場合には、受信したトーク履歴などはパソコン内に保存されます。

その為、利用をやめても、トーク履歴のデータ自体がパソコン内に残っていますので、その点は覚えておきましょう。

また、2週間以上、パソコンでLINEを利用していない場合には、確認できる「トーク履歴」は最新の2週間分のみになります。

最低でも2週間に1回はパソコンでLINEを利用すると、パソコンでLINEを使い始めてからのトーク履歴がすべてパソコンに保存されていきます。

また、Android版のタブレットからは、スマホで利用しているLINEアカウントと同じアカウントは利用できませんので、その点は覚えておきましょう。

スマホと同じLINEのアカウントを利用できるのはパソコン(WindowsとMac)とiPadのみになります。

4. 特徴③:紛失時・故障時は「スマホ」が利用できない!

特徴の三つ目としては、「紛失時・故障時」にはスマホが利用できなくなるため、他の端末からの利用環境及び環境設定をしていないと、LINEが利用できなくなります。

また、新しい端末でLINEを利用するには、旧端末のLINEアカウントを新端末に移行し、トーク履歴などのデータを復元させる必要があります。

その為、旧端末が手元にない場合には、アカウントの移行とデータの復元が簡単には出来ないという事を覚えておきましょう。

また、電話番号だけは新しい端末にLINEアカウントを移行する事が出来ませんので、事前にいろいろと準備をする必要があるという事も覚えおきましょう。

事前に準備すべきものが何であるかについては、これから順次説明して参りますので、一緒に確認していきましょう。

<2>「メールアドレス」と「パスワード」の登録が必要な理由と登録方法

それでは、「メールアドレス」と「パスワード」の登録が必要な理由とその登録方法について一緒に確認していきましょう。

くり返しになりますが、端末の紛失時・故障時にも「メールアドレス」と「パスワード」は必要になりますので、是非この機会に登録しておくようにしましょう。

1.「メールアドレス」と「パスワード」の登録が必要な理由

それでは、まず初めに「メールアドレス」と「パスワード」の登録が必要な理由について一緒に確認していきましょう。

主な理由は2つあります。

一つ目は、「パソコン」からLINEを利用する場合には、「メールアドレス」と「パスワード」で「ログイン」する必要があります。

もちろん、パソコンで「QRコード」を表示し、スマホで読み取る事で「ログイン」をする事も出来ます。

二つ目は、スマホが故障したり、スマホを紛失した場合には、利用していたスマホからLINEのアカウントの移行手続きが出来なくなるため、「パスワード」が必要になります。

先程もお伝えしましたが、電話番号だけでは、本人確認として不十分であるため、「パスワード」が「認証手段」として必要になります。

「パスワード」ではなく、「Facebook」等の別の認証手段を事前に登録している場合には、別の認証手段でも問題ありません。

「メールアドレス」の登録については、紛失時・故障時にパスワードを忘れてしまった場合に、パスワードを再設定するのに必要になりますので、メールアドレスは出来る限り登録する事をお勧め致します。

2.「メールアドレス」と「パスワード」の登録確認と登録方法

それでは、実際に「メールアドレス」と「パスワード」が既に登録されているかを一緒に確認していきましょう。

登録されていない場合には実際に登録していきましょう。

まずは、端末内より①の「LINEアプリ」を探して、タップします。

「LINE」のトップ画面が表示され、「トーク履歴」が表示されている方が大半かと思いますので、画面の一番下にある「メニュー一覧」の左端にある「ホーム」を必要に応じて、タップします。

「ホーム画面」が表示されますので、画面の右上にある②の「歯車のマーク」をした「設定」をタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、「個人情報」という項目の下にある③の「アカウント」をタップします。

「アカウント」の詳細画面が表示され、「基本情報」という項目の下にある「メールアドレス」が未登録、「パスワード」が「登録完了」になっていることを確認する事が出来ます。

「メールアドレス」が未登録になっていますので、④の「メールアドレス」をタップします。

「メールアドレスを登録」という画面が表示されますので、⑤に「メールアドレス」を入力します。

入力したメールアドレスに間違いがないかを確認し、問題がなければ、⑥の「次へ」をタップします。

「メール認証」という画面が表示され、同時に、先程入力したメールアドレスに「認証番号」が送られます。

今回は、「Gmail」のメールアドレスを入力したので、「Gmail」のアプリをタップし、LINEから送られてきている「認証番号」を確認して、⑦に「認証番号」を入力します。

入力が完了すると、先程の「アカウント」の画面に戻り、メールアドレスが登録完了になっていることを確認する事が出来ます。

iPhoneの場合には、登録したメールアドレスが表示されます。

パスワードの登録が完了していない場合には、パスワードの登録も行ってください。

くり返しになりますが、「メールアドレス」と「パスワード」の登録は、アカウントの認証を行う上で非常に重要なものになりますので、出来る限り登録するようにしましょう。

<3>「ログイン中」の端末の確認方法

それでは、次に身に覚えのない端末から自分の「LINEアカウント」にログインされていないかを一緒に確認していきましょう。

LINEのメッセージは、人によっては非常にプライバシー性が高いものになりますので、是非この機会に確認しておきましょう。

1.「ログイン中の端末」とはスマホ以外から利用された端末の情報

先程もご説明を致しましたが、「パソコン」「iPad」からもスマホと同じLINEのアカウントを利用する事が出来ます。

また、利用している、もしくは利用されている端末がある場合には、その端末を確認するが出来ます。

特にパソコンを他の方と共有して利用している場合には、2回目以降はメールアドレス自体が自動的に表示されますので、パスワードが分かると簡単にLINEのトーク履歴を確認する事が出来てしまいますので、必要に応じて他の端末から利用されていないかを確認するようにしましょう。

また、他の端末から同じLINEのアカウントが利用された場合には、通知がされるようにもなっていますので、トーク一覧からも確認する事が出来ます。

確認する事ができる内容は、日時・端末名・利用場所・端末OSになります。

それでは、実際に「ログイン中の端末」があるか・ないか、ある場合にはどのように表示されるのかを一緒に確認していきましょう。

2.「ログイン中の端末」の確認方法

まずは、端末内より①の「LINEアプリ」を探して、タップします。

「LINE」のトップ画面が表示され、「トーク履歴」が表示されている方が大半かと思いますので、画面の一番下にある「メニュー一覧」の左端にある「ホーム」をタップします。

「ホーム画面」が表示されますので、画面の右上にある②の「歯車のマーク」をした「設定」をタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、「個人情報」という項目の下にある③の「アカウント」をタップします。

「アカウント」の詳細画面が表示されますので、④のように画面を下方向にスライドします。

「ログイン・セキュリティ」の項目の下に「ログイン許可」という項目が確認できるかと思いますが、こちらが「オン」になっている場合には、パソコンからスマホと同じLINEのアカウントにログインをする事が可能になります。

パソコンから同じLINEのアカウントを利用する事がない場合には、必ず「オフ」になっていることを確認しましょう。

3.「ログイン中の端末」の端末例

「ログイン許可」が「オン」になっている場合には、⑤のように画面を下方向にスライドすると、「ログイン中の端末」という項目が表示されますので、⑥の「ログイン中の端末」をタップします。

「ログイン中の端末」の詳細画面が表示されます。

こちらのLINEアカウントは、パソコンでも利用している為、ログイン中の端末として詳細情報が表示されます。

表示されている詳細情報としては、端末OS(今回はWindows)、端末の型番(今回はノート型のパソコン)、利用した場所(今回は東京)、利用した日時(今回は23時間前)という情報が表示されているのを確認する事が出来ます。

「ログアウト」のボタンをタップする事で、強制的に「ログアウト」させる事も出来ます。

もし、見覚えのない端末などが表示されている場合には、こちらの画面から「ログアウト」をタップし、強制的にログアウトをさせます。

同時に、パスワードも変更する事をお勧め致します。また、必要に応じて「メールアドレス」を変更しても良いかもしれません。

注意点としては、強制的に「ログアウト」をさせたとしても、既に受信が完了しているトーク履歴はパソコン上に残っていますので、パソコン等でLINEを利用される場合にはその点も十分に理解して利用するようにしましょう。

余談にはなりますが、「トーク履歴」の流出が発生しているのは、パソコン上にあるLINEのデータを別のソフトで復元する事でトーク履歴を再現させている場合もあると推察でされます。

<4>「トーク履歴のバックアップ」状況の確認と頻度

それでは、次に、端末の紛失時や故障時に非常に重要になる「トーク履歴のバックアップ状況」の確認と頻度について一緒に確認していきましょう。

1. 端末OSで「iCloud」or「Googleドライブ」にバックアップ!

LINEのバックアップは、サービスを提供しているLINEのサーバーではなく、iPhoneであれば「iCloud」、Androidスマホであれば「Googleドライブ」にバックアップされます。

LINEのサーバーに保存されているデータは基本的には直近2週間分のデータになりますので、「簡単引き継ぎQRコード」や「バックアップ用のPINコードを取得」を利用する事でバックアップデータがなくても、直近2週間分のトーク履歴は新しい端末に引き継ぐことが出来ます。

旧端末にあるすべてのトーク履歴を引き継ぎたい場合で、旧端末が手元にない場合には、事前に取得した「バックアップデータ」が非常に重要になります。

2.「トーク履歴のバックアップ」の状況と頻度を確認する方法

それでは、実際に「トーク履歴のバックアップ」の現在の状況とバックアップがどの位の頻度で行われているかを一緒に確認していきましょう。

まずは、端末内より①の「LINEアプリ」を探して、タップします。

「LINE」のトップ画面が表示され、「トーク履歴」が表示されている方が大半かと思いますので、画面の一番下にある「メニュー一覧」の左端にある「ホーム」をタップします。

「ホーム画面」が表示されますので、画面の右上にある②の「歯車のマーク」をした「設定」をタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、「バックアップ・引き継ぎ」という項目の下にある③の「トークのバックアップ・復元」をタップします。

「トークのバックアップ・復元」の詳細画面が表示されますので、念の為、前回のバックアップ日時を確認し、必要に応じて「今すぐバックアップ」をタップします。

また、「設定」とい項目の下にある「バックアップ」の頻度を確認します。

こちらの端末では1週間に1回になっています。

3日に1回に変更したいと思いますので、④の「バックアップ頻度」をタップします。

「自動バックアップ」の詳細画面が表示されますので、「自動バックアップ」が「オン」になっている事を確認します。

また、「ネットワーク」の「モバイルデータ通信」も「オフ」になっている事を確認して、⑤の「バックアップ頻度」をタップします。

「バックアップ頻度を選択」という画面が表示されますので、今回は⑥の「3日に1回」をタップします。

「トークのバックアップ」の画面に戻りますので、「設定」の項目の下にある「バックアップ頻度」が「3日に1回」に変更されているのを確認する事が出来ます。

その下にある「バックアップ用のPINコード」は、紛失時・故障時の「データの復元」に必要になりますので、登録していない場合には、念の為、登録するようにしましょう。

登録する場合には⑦の「バックアップ用のPINコード」をタップし、6桁の番号を入力します。

番号については出来限り、覚えやすいものを設定するようにしましょう。

先程の「LINEのバックアップ頻度」についてですが、LINEのサーバー上には2週間分のトーク履歴が残っていますので、タイミングの問題を考慮しても1週間に1回が妥当な頻度になります。

特にLINEアプリに保存されているデータが大きい場合には、バックアップをする度にすべてのデータが保存されるため、バックアップの頻度を減らした方が良いかもしれません。

3. iPhone:「LINE」の「iCloudのバックアップ」が「オン」を確認

「LINEのバックアップ」については、Androidでは自動的にバックアップされますが、iPhoneの場合には「iCloud」の設定で「LINE」の利用を許可する必要があります。

それでは、実際に「iCloud」で「LINEアプリ」の利用が許可されているかを一緒に確認していきましょう。

まずは、端末内より①の「設定」アプリを探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、一番上にある②の「Apple ID」をタップします。

「Apple ID」の詳細画面が表示されますので、③の「iCloud」をタップします。

「iCloud」の詳細画面が表示されますので、「iCloudを使用しているApp」という項目の下にある④の「すべてを表示」をタップします。

「iCloudを使用しているApp」の詳細画面が表示されますので、⑤のように画面を下方向にスライドし、LINEアプリが「オン」になっていることを確認します。

「オン」になっていない場合には、タップして「オン」にします。

それでは、次にLINEのバックアップデータが実際にどの程度あるかを調べてみたいと思いますので、一つ前の画面に戻りたいと思います。

画面の左上にある⑥の「左向きの矢印」をタップします。

「iCloud」の画面に戻りますので、⑦の「アカウントのストレージを管理」をタップします。

「アカウントのストレージを管理」に関する詳細画面が表示され、各アプリのデータ保存量を確認する事が出来ます。

こちらのiPhoneでは、LINEのバックアップデータが60MBあることが分かります。

このように、iPhoneでは、LINEアプリの「iCloud」の利用を「許可」していないと「トーク履歴のバックアップ」ができませんので、注意するようにしましょう。

以上で「後で後悔しない!絶対にすべきLINEの設定3選」についての説明を終了致します。

宜しければ「チャンネル登録」をお願い致します。

また、「有料メンバーシップ」にてコンビニで印刷できるテキストの提供も行っております。

ご静聴、ありがとうございました。


「LINEの便利な使い方:公式アカウントのブロック・削除して【 トークルームの整理 】をしよう!」もご参照ください。


「【LINE】簡単・無料!LINEスタンプの作り方~自分専用のスタンプが作れる!~」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!

【バックアップだけを削除】Googleフォトで削除しても本体から削除させない方法

今回は、「Googleフォトで削除しても本体から削除させない方法」を実践してみて、やり方やその後どうなるのか、また注意点等を見てみたいと思います。

<動画内容>
1. 概要
2. 下準備
3. バックアップをオフにする方法
4. ブラウザアプリからGoogleフォトへ
5. アルバム作成画面についてしまったら
6. アプリ版とウェブ版の違い
7. 写真を削除する
8. 本体ストレージの写真を確認する
9. Googleフォトアプリでの表示を確認する
10. バックアップのスイッチは戻して大丈夫?
11. Androidは設定に注意
12. 何か不具合など起きる?バックアップできなくなったら
13. PCから行う方法やメリット
14. バックアップをオフにして利用するメリット

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:15分31秒)


いつもご視聴ありがとうございますスマホのコンシェルジュです。

2021年6月以降Google フォトのバックアップは、それまでの無制限から15 GBまでという制限が設けられてしまいました。

この15 GBにはGmailとGoogleドライブの使用領域も含まれます。プライベートでの利用においてこの2つのサービスが大きな容量を占めてしまうと言う事はあまりないかと思いますが、実質的にGoogle フォトで使える領域は15GBよりももう少し小さくなることになります。

こうなってくるとGoogle フォトのバックアップも極力、必要な写真だけになるよう整理していきたいところですが、

皆様ご存知のようにGoogleフォトのバックアップはそれを削除するとデバイス本体に保存されている写真の原本まで削除してくるため、気軽に削除しづらい仕様になっています。

やはりこれがあるのでなんとなく削除において意図せず写真が消されてしまうことがあるのでは、と言う不安感を抱いている方もいらっしゃるのではないかと思います。

ところが実は、本体の写真を残して、Googleフォトのバックアップだけを削除するという方法がGoogleの公式ページでも案内されていました。

とても簡単な方法でしたので、今回はこちらを実践してみて、やり方やその後どうなるのか、また注意点等を見てみたいと思います。

スマホのコンシェルジュでは、豊富な指導実績をもとに、スマートフォンの使い方に関する動画を制作・配信しております。

300本以上の動画教材を無料開放しておりますので、ぜひお役立てください。(チャンネル登録

それでは今回もよろしくお願いします。

【目次】
1.概要
2.下準備
3.バックアップをオフにする方法
4.ブラウザアプリからGoogleフォトへ
5.アルバム作成画面についてしまったら
6.アプリ版とウェブ版の違い
7.写真を削除する
8.本体ストレージの写真を確認する
9.Googleフォトアプリでの表示を確認する
10.バックアップのスイッチは戻して大丈夫?
11.Androidは設定に注意
12.何か不具合など起きる?バックアップできなくなったら
13.PCから行う方法やメリット
14.バックアップをオフにして利用するメリット

1. 概要

この方法、全体像としてはとてもシンプルで、Google フォトアプリではなくWEBブラウザからGoogleフォトにアクセスし、ここで写真を削除すると、何故か本体の写真に影響せずにバックアップのみが削除されるようになります。

2. 下準備

また下準備として、Google フォトアプリでバックアップをオフにしておく必要があります。

私の検証上では、iPhoneはこの手順を踏まなくても実行可能でしたが、

念のため今回は公式ページの案内通りに実施してみます。

また、作業完了後にスイッチを再びオンに戻した時の挙動も後ほど確認します。

3. バックアップをオフにする方法

バックアップをオフにする方法はGoogle フォトアプリの右上、プロフィールアイコンタップしてフォトの設定、バックアップと進んだ先にスイッチがございます。

必要に応じて一時停止などしてご確認いただければと思います。

4. ブラウザアプリからGoogleフォトへ

ではまずウェブブラウザから自分のGoogle フォトにアクセスしてみます。

iPhoneの方はSafari、Androidの方はGoogle Chromeを利用されるのが一般的かと思いますのでひとまずその前提でご案内していきますが、ウェブブラウザアプリは好きなものをお使いください。

Google フォトにログインしたいので、そのまま「フォト ログイン」と検索してみます。

ログインページが検索できればどんな言葉でも構いませんが、これが一番検索しやすいワードかと思います。

上位にヒットしてきたここにアクセスすると、自分のGoogleフォトにアクセスすることができます。

ログイン情報の入力画面が出てきた場合はそのままパスワードなどを入力しましょう。

5. アルバム作成画面についてしまったら

これで無事、ウェブ版のGoogle フォトにたどり着くことができました。

私の場合なぜか初めはアルバム作成画面が表示されることが多かったです。

もしこの画面についた場合は、一旦フォト一覧画面に移動しましょう。

左上にある3本線からメニューを開いて、一番上のフォトをタップするとフォト一覧画面に遷移します。

アプリと似たような、自分がバックアップした写真の一覧画面が表示されているかと思います。

6. アプリ版とウェブ版の違い

Googleフォトのウェブ版を見るのは初めてという方も多いかと思います。

アプリ版とできる事は変わりませんが、画面レイアウトには結構な違いがあります。

また当然ながらやはり操作の快適さにおいては、ウェブブラウザの制限を受けるため、これ専用のアプリであるGoogleフォトアプリには大きく劣ります。

今回のようにちょっと特殊なことをやりたいという時以外に、スマホでアプリ版をあえて使わない理由はあまり見当たらないかと思います。

7. 写真を削除する

それではこのウェブ版のGoogleフォトから写真の削除を行なってみましょう。

写真を一枚タップして、上に表示されたゴミ箱アイコンをタップ、注意書きウィンドウが出てきますので、ゴミ箱に移動、とタップしましょう。

手順としてはここまでで完了です。

今回は、ついでにゴミ箱からも削除して、Googleフォト上から完全に消してしまいます。

この手順は本来不要なのですが、これをするかどうかでiPhoneとAndroidの後の見え方が違う若干場面がありましたので、状況を揃えてわかりやすくするための処置だと思ってください。

左上の3本戦メニューからゴミ箱に移動して、さらに右上のゴミ箱アイコンをタップすれば完全消去となります。

こちらでウェブ版Google フォトでの操作は完了です。

Google フォト上で削除しましたので通常であれば本体の写真ごと削除されてしまいますが、今回はどうなったでしょうか、まずは本体の写真が無事かどうか見てみます。

8. 本体ストレージの写真を確認する

iPhoneは写真アプリ、アンドロイドはファイルズというアプリで本体ストレージの写真を確認してみたところ、このように本体ストレージ側の写真は無事残っていることが確認できました。

Googleフォトで削除したものは本体からも削除されるというルールが、ウェブブラウザ版のGoogleフォトから削除した場合は適用されないということがわかりました。

9. Googleフォトアプリでの表示を確認する

では逆に、Google フォトアプリでの表示はどのようになっているでしょうか。

アプリを開いてみると、なんとGoogle フォトでは削除したはずの写真がそのまままた表示されていました。

一瞬あれ?と感じはしますが、これは実は通常通りの振る舞いです。

Google フォトアプリのフォト一覧はバックアップのあるなしにかかわらず、端末に保存されている写真は表示しますので、これはバックアップはもう無いけれども、本体にあるため表示されている、ということになります。

ちょっとややこしいですがGoogleフォトアプリの仕様通りの挙動といえます。

ちなみに、iPhoneでは、ウェブ版でゴミ箱に入れただけだと、ここに写真は出て来ませんでした。

ゴミ箱からも完全消去することで、ようやくデバイス内にある写真が反映されてここに出てくるという仕様になっているようで、先ほどあえてゴミ箱からも完全消去を行ったのはそのためです。

念の為この写真の詳細を確認してみるとここに保存場所はデバイス内である、と表示されています。

バックアップがある写真ではバックアップ済と表示されるはずの場所ですので、この写真はバックアップは存在せず本体にのみ存在する写真ということになります。

つまり、無事Googleフォトのバックアップのみ削除することに成功したようです。

ちなみに当然ですがバックアップが削除されましたので、これを行うと、他のデバイスからは閲覧することができなくなります。この点はご留意ください。

10. バックアップのスイッチは戻して大丈夫?

では次に、先ほど削除した写真が元に戻ってしまっては意味がありません。

バックアップのスイッチをオンに戻して確認してみます。

スイッチをオンに戻したところ、こちらの写真には特に何の変化も見られず、再度バックアップされるということもありませんでした。

作業が完了したら、いつもどおりバックアップをオンにしても問題ないようです。

ちなみに、Googleの公式ページの書き方だとスイッチを再びオンにしたときに、さも元に戻るかのような書き方がされています。

もしどうしても不安な方はご自身の環境でどうなるか、試し撮りした写真で確認してから実施してみてください。

11. Androidは設定に注意

ちなみにAndroidにて、バックアップのスイッチをオフからオンに戻した時、バックアップ設定が保存容量の節約画質ではなく元の画質モードに勝手に設定されてしまうことが多々ありました。

皆様もこの操作をした場合は今一度ご自身のバックアップ設定が意図したものになっているかどうか確認してみてください。

なんだか容量追加のサブスクリプションの提供を始めてからのGoogleは、隙あらば容量を消費させようとしてくるように感じます。

12. 何か不具合など起きる?バックアップできなくなったら

以上のように、やや裏技っぽい方法でバックアップを削除しました。

これにより何か他の写真と異なる不都合な点などは無いのか簡単に確認してみましたが、特段おかしな点は見つかりませんでした。

一点、バックアップしていない写真というのは「今すぐバックアップ」というボタンが表示されるはずなのですが、Androidでは当該の写真にはそのボタンが表示されなくなりました。

他にそうしたボタンも見当たりません。

つまりなんと、バックアップできなくなってしまいました。

一応これは簡単な対処方法が見つかりました。

Googleフォトはアルバムに追加する操作を行うとその中にバックアップされていない写真があった場合にそれをバックアップする仕様になっています。

そちらを利用してこの写真をアルバムに追加とすることで再度バックアップすること自体はできました。

アルバムは適当なもので問題なく、追加後にアルバムから削除してしまっても構いません。

13. PCから行う方法やメリット

今回の一連の操作は、パソコンからも同様に行うことができます。

パソコンからGoogleフォトを検索してアクセスすれば、当然ウェブ版のGoogleフォトが開きますので、そちらで削除の操作を行うだけです。

パソコンから行うメリットとしては複数選択がやりやすいと言う点が挙げられるかと思います。

一枚選択状態にした後、シフトボタンを押しながらカーソルを動かすと、その範囲内の写真を全部選択状態にしていくことができます。

スマホだと画面が狭いこともあって、1度にたくさんの枚数を選択するというのがあまり得意ではないので、普段から役に立つテクニックかと思います。

ちなみにパソコンもスマホも、Google フォト上の写真全てを選択する、全件選択というのはできないようです。

14. バックアップをオフにして利用するメリット

最後に、今回はバックアップした写真のみを削除する方法を見て参りましたが、Googleフォトの容量不足に悩む方は、そもそもバックアップをオフにして利用するというのも運用としてはお勧めです。

バックアップのスイッチをオフにした場合、当然ですが写真を撮影しても自動的にはバックアップされなくなります。

バックアップしたい場合はその写真を選んでバックアップのボタンをタップします。

このように、必要なものを選択的にバックアップできるようになる、というのがこうした運用のメリットです。

特に動画撮影を多用する方には大きなメリットを感じられるのではないかと思います。

というのも、動画データが自動的にバックアップされてしまうとどうしてもあっという間にGoogleフォトの容量を圧迫してしまいます。

現状、Googleフォトの設定には静止画だけをバックアップして動画をバックアップしないといった、バックアップを自動的に仕分けるような設定はありません。

また、Google フォトにバックアップされた動画は、静止画に比べて、画質の劣化度合いが大きくなりやすいです。

元々が高画質なスマホで撮影した場合は特に、元のデータと結構な差を感じることがあるかと思います。

また、デバイスから削除してバックアップのみとなった動画は、再生にあたりGoogleフォトのサーバとデータ通信を行って動画を再生することになりますので、その動画を閲覧する際に都度大きな通信が発生することになります。

さらに通信環境は良好でも、 再生するまでにかなりの時間待たされたり、動画が途切れ途切れになったりすることが多々あります。

こういった具合にGoogle フォトは動画撮影を多様する使い方との相性はあまり良いとは言えない側面がありますので、気になる方はぜひこうした運用を試してみてください。

もちろんバックアップが自動的には作成されなくなりますので、ある程度マメな管理が要求されます。その点は十分にご留意ください。

当動画は以上となります。

最後までご視聴いただきありがとうございました。

よろしければ「チャンネル登録」をいただけると幸いです。

また、「メンバーシップ」にて弊社動画のテキスト版も配信しておりますので、よろしければ是非ご登録ください。

それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。


「【Googleフォト】2023年版最重要アプリの完全ガイド」もご参照ください。


「【保存 or 保存されない】Googleフォトのバックアップはフォルダで決まる!フォルダの正しい使い方」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!

【情報流出を防ぐ】通信回線を安全にする「VPN」!本当に必要?利用すべきかは通信回線で決まる!

今回は、「話題のVPNって何?本当に必要?利用すべきかは使う通信で決まる」について説明して参ります。

「VPN」は、データの送受信時にデータを細分化して暗号化することで、安全性を向上させています。

その為、接続する回線の安全性に不安がある場合には、非常に便利なサービスになります。

但し、安全性にそれほど問題がない場合には、無理に利用しなくても良いサービスになりますので、その見極めをする必要があります。

また、「VPN」を利用する事で表示速度が遅くなったり、利用出来ないサービスが出てきたりすることもありますので、その点にも注意が必要になります。

<動画内容>
<1>「通信回線」の安全性を見極める方法
1.「インターネット」を利用する為の「3つのステップ(基本構造)」
2.「安全性」は「通信の暗号化(対応機器・対応サイト)」で決まる!
3.「公衆Wi-Fi」を利用するには何らかの対策が必要!
4.「公衆Wi-Fi」では「通信の暗号化」「DNSサーバー」が重要!
5. 「公衆Wi-Fi」を利用する場合に見ておくべき「お勧め動画」

<2>「VPN」とは? 必要? 安全性は上がる?
1.「VPN」は「データの送受信」を安全にする仕組み
2.「VPN」がないと「通信のみ暗号化(鍵マークが有る場合)」
3.「VPN」は「データの暗号化」と「個別認証」が可能!
4.「鍵マーク」のない「公衆Wi-Fi」では「VPN」は強力な予防策になる
5.「VPN」が力を発揮する状況(モバイル回線では安全性が下がる)
6.「VPN」の費用対効果も重要な判断要素(モバイルデータ通信等)
7.「公衆Wi-Fi」の危険性を理解しているなら「VPNサービス」は不要!

<3>「Google One」の「VPN」
1.「Google One」にも簡単に利用可能な「VPNサービス」がある
2.「Google One」の「 VPN」は「タップ」するだけで利用可能

<4>「ダークウェブのモニタリング」とは
1.「ダークウェブのモニタリング」は「個人情報の流出」を自動チェック
2.「ダークウェブモニタリング」の利用例(二つの流出を発見)

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:25分14秒)


みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。

今回は、「話題のVPNって何?本当に必要?利用すべきかは使う通信で決まる」について説明して参ります。

「VPN」は、データの送受信時にデータを細分化して暗号化することで、安全性を向上させています。

その為、接続する回線の安全性に不安がある場合には、非常に便利なサービスになります。

但し、安全性にそれほど問題がない場合には、無理に利用しなくても良いサービスになりますので、その見極めをする必要があります。

また、「VPN」を利用する事で表示速度が遅くなったり、利用出来ないサービスが出てきたりすることもありますので、その点にも注意が必要になります。

スマホのコンシェルジュの「YouTubeチャンネル」では、「スマホの基本操作」から「不具合時の対処方法」「スマホとパソコンの連携」等、スマホやパソコンに関する動画を多数配信しております。

是非そちらもご参照ください。

また、是非「チャンネル登録」もお願い致します。

【目次】
<1>「通信回線」の安全性を見極める方法
1.「インターネット」を利用する為の「3つのステップ(基本構造)」
2.「安全性」は「通信の暗号化(対応機器・対応サイト)」で決まる!
3.「公衆Wi-Fi」を利用するには何らかの対策が必要!
4.「公衆Wi-Fi」では「通信の暗号化」「DNSサーバー」が重要!
5.「公衆Wi-Fi」を利用する場合に見ておくべき「お勧め動画」

<2>「VPN」とは? 必要? 安全性は上がる?
1.「VPN」は「データの送受信」を安全にする仕組み
2.「VPN」がないと「通信のみ暗号化(鍵マークが有る場合)」
3.「VPN」は「データの暗号化」と「個別認証」が可能!
4.「鍵マーク」のない「公衆Wi-Fi」では「VPN」は強力な予防策になる
5.「VPN」が力を発揮する状況(モバイル回線では安全性が下がる)
6.「VPN」の費用対効果も重要な判断要素(モバイルデータ通信等)
7.「公衆Wi-Fi」の危険性を理解しているなら「VPNサービス」は不要!

<3>「Google One」の「VPN」
1.「Google One」にも簡単に利用可能な「VPNサービス」がある
2.「Google One」の「 VPN」は「タップ」するだけで利用可能

<4>「ダークウェブのモニタリング」とは
1.「ダークウェブのモニタリング」は「個人情報の流出」を自動チェック
2.「ダークウェブモニタリング」の利用例(二つの流出を発見)

<1>「通信回線」の安全性を見極める方法

それでは、まず初めに、「VPN」を理解する上で、非常に重要な「通信回線の安全性を見分ける方法」について一緒に確認していきましょう。

1.「インターネット」を利用する為の「3つのステップ(基本構造)」

ご存じの方も多いかもしれませんが、インターネットを利用するには、3つのステップが必要になります。

今回は、ウェブサイト(Yahoo)を例にして説明を致しますが、アプリを利用していても基本構造は同じになります。

それでは、まず一つ目のステップとして、Yahooを利用したいと思った場合、「Yahoo.co.jp」という(URL)を端末から送信します。

送信されたデータは、Wi-Fiルーターを経由して、各インターネットプロバイダーが提供する「DNSサーバー」で、URLから数字で構成される「IPアドレス」に変更されます。

そのIPアドレス(インタネット上の住所)からインタネット上にあるYahooのサーバーを特定し、Yahooのウェブサイトを表示するために必要な情報を提供するようにリクエストします。こちらが二つ目のステップになります。

三つ目のステップは、そのリクエストに応じて、Yahooのサーバーは、Yahooのウェブサイトを表示するために必要な情報を送信します。

詳細な説明は省いていますが、以上の3つのステップをする事で、アプリの利用やウェブサイトの閲覧が出来るようになります。

モバイル回線を利用する場合には、「Wi-Fiルーター」の部分が「携帯基地局」に変わりますが、基本構造は同じになります。

2.「安全性」は「通信の暗号化(対応機器・対応サイト)」で決まる!

先程「インターネット」を利用する際の基本構造について一緒に確認してきましたが、インターネットを利用するにはいろいろな機器に接続する必要があります。

その機器と機器との橋渡しをしているのが、「通信回線」になります。

その為、通信回線、もしくは、送受信されるデータ自体が暗号化されているかが、情報漏洩を防ぐという観点から非常に重要なポイントになります。

その点について一緒に確認していきましょう。

まず、一つ目の暗号化のポイントは、スマホとWi-Fi機器を繋ぐ回線とWi-Fi機器とプロバイダーを繋ぐ回線が暗号化されているかになります。

こちらが暗号化されているかは、主にWi-Fi機器が暗号化に対応しているか・対応していないかになります。

こちらを見分ける方法としては、Wi-Fiに接続する際に表示される電波(SSID)の右側に「鍵のマーク」が付いているか、付いていないかで簡単に見分ける事が出来ます。

情報漏洩を防ぎたい場合には、「鍵のマーク」が付いている電波(SSID)を利用するようにしましょう。

二つ目の暗号化のポイントは、プロバイダーと利用するサービスを繋ぐ部分が暗号化されているかになります。

こちらが暗号化されているかは、プロバイダー側はもちろんですが、サービス提供者側が暗号化に対応しているか・対応していないかも重要になります。

こちらを見分ける方法としては、ウェブサイトの場合には、URLの部分の先頭にある「https」という部分に「s」のマークが付いているか、付いていないかで見分ける事が出来ます。

最近は、「s」のマークが付いてないと、「このサイトは安全ではありません。」という警告が出るようになっています。

情報漏洩を防ぐという意味でも、「通信の暗号化」と「利用サイトの暗号化」は最低限確認するようにしましょう。

3.「公衆Wi-Fi」を利用するには何らかの対策が必要!

それでは、次に街中・カフェ等にある「公衆Wi-Fi」を利用すると何が問題なのかについて一緒に確認していきましょう。

スマホで「インターネット」を利用するには、大きく分けて、三つの通信回線を利用する事が出来ます。

三つの通信回線を利用する場所は、先程のインターネットの基本構造の図で表すと、「スマホ」から「インターネットプロバイダー」に接続する部分になります。

まず、一つ目の通信回線は、「モバイル回線」になります。

モバイル回線の場合は、「Wi-Fiルータ」の部分が「携帯基地局」になり、インターネットプロバイダーも各携帯キャリアが提供するプロバイダーになります。

大手携帯キャリアが提供する通信回線の為、通信の暗号化も含め、安全性には十分に配慮された通信回線になります。

二つ目の通信回線は、自宅や職場などのインターネット回線になります。

「Wi-Fi機器」の選択や「プロバイダー」の選択によって安全性の違いはありますが、古い「Wi-Fi機器」を使っている、Wi-Fi機器のアップデートをしていない、怪しい「プロバイダー」に契約しているという事がない限りは、暗号化への対応も含め、比較的安全性が高いと言えます。

三つ目の通信回線は、カフェ・飲食店・ホテル・ショッピングモール・街中などで利用する事ができる「公衆Wi-Fi」になります。

「公衆Wi-Fi」については、どの企業が提供しているのか、Wi-Fi機器が古くなっていないか、セキュリティーホールなどのメンテナンスが出来ているかという点について、利用者側からは分かりづらい為、安全性の判断が出来ないという点で、危険性が高いと言えます。

もし、三つ目の通信回線である「公衆Wi-Fi」を利用する場合には、危険性を排除するために「何らかの対策」が必要であるという点を覚えておきましょう。

4.「公衆Wi-Fi」では「通信の暗号化」「DNSサーバー」が重要!

「公衆Wi-Fi」の利用が危険性があるという点については、先程も説明を致しましたが、もう少し詳しく確認していきましょう。

「公衆Wi-Fi」の利用が危険な理由の一つ目は、「通信が暗号化」されているのかが不明な点になります。

公衆Wi-Fiを選択する際に「鍵」が付いているか、付いていないかで見分ける事も可能ですが、Wi-Fi機器自体が古い場合あり、暗号化の規格自体も古い場合があります。

その為、「鍵のマーク」が付いていても危険性がある場合がありますので、その点は覚えておきましょう。

二つ目は、どの「DNSサーバー」に接続されているのかが不明になります。

接続される「DNSサーバー」によっては、暗号化に対応していない「DNSサーバー」もあります。

三つ目は、公衆Wi-Fiに接続する為の「Wi-Fi機器」がメンテナンスされているのかが不明になります。

古いWi-Fi機器などが利用されていて、プログラム等が更新されていないと、セキュリティー上の欠陥があった場合でも放置されている可能性があり、その欠陥部分から情報漏洩する可能性があります。

以上の点を考慮すると提供元のはっきりしていない「公衆Wi-Fi」は、極力利用しない事をお勧め致します。

危険性について十分に理解した上で、「公衆Wi-Fi」を利用する場合には、最低限、下記の二つのポイントに注意するようにしましょう。

一つ目は、「Wi-Fiの提供元」をしっかりとチェックするようにしましょう。

カフェ・飲食店・ホテル・コンビニ・ショッピングモールなどで無料で利用することが出来るWi-Fiの内、ドコモ・au・ソフトバンク等が提供している「無料Wi-Fi」であれば、他の「公衆Wi-Fi」に比べると安全性は高いので、注意して利用する分には特に問題がないと言えます。

二つ目は、初歩的にはなりますが、必ず「通信」に「鍵マーク」が付いているものを利用するようにしましょう。

「鍵マーク」がない通信を利用する場合には、常に通信の中身が見られているという意識を持って、用途を限定したり、必要最低限の利用に抑える事をお勧め致します。

5.「公衆Wi-Fi」を利用する場合に見ておくべき「お勧め動画」

「公衆Wi-Fi」の危険性について、いろいろと説明をしてきましたが、危険性を理解した上で実際に「公衆Wi-Fi(無料Wi-Fi)」を利用したいと思っている方は、

こちらの動画をご参照ください。

利用時にチェックすべきポイントや「公衆Wi-Fi」の中でも比較的安全性の高い「d Wi-Fi」や「au Wi-Fi」の使い方について解説しております。

動画説明ページ(概要欄)にも、こちらの動画への「リンク(URL)」を掲載しておきます。

<2>「VPN」とは? 必要? 安全性は上がる?

それでは、次に「公衆Wi-Fi」を利用する場合に安全性を高める事が出来る「VPN」とはどのようなものなのかについて一緒に確認していきましょう。

「VPN」は、一言でお伝えすると、「暗号化されていない通信」であっても、安全にデータの送受信をすることができる仕組みになります。

1.「VPN」は「データの送受信」を安全にする仕組み

「VPN」は、先程のインターネットの基本構造の図で表すと、「スマホ」から「インターネットプロバイダー」に接続する部分に該当し、その部分でのデータの送受信を安全に行う事が出来る仕組みになります。

厳密には、「データをカプセル内に入れて暗号化(カプセル化)」してデータを読み取れないようにして、機器間で認証をすることでそのデータの送受信をする仕組みになります。

その為、仮想の専用線で機器と機器を繋いでいるような形になります。

2.「VPN」がないと「通信のみ暗号化(鍵マークが有る場合)」

通常は、「鍵マーク」のついている「Wi-Fi」に接続をすると、「通信自体」は暗号化されているため、外からはデータの中身が見えなくなっています。

鍵のマークがないものに比べると、中身が見えないという点で安全な回線になっています。

但し、「Wi-Fi機器」が古い場合には、暗号化の技術がそれほど高くない場合がありますので、その点には注意が必要になります。

また、危険性としてはそれほど高くはありませんが、回線内にある「データ自体」は暗号化されていないため、「鍵のマーク」の部分の暗号化が破られてしまうとデータが読み取られてしまいます。

また、個々のデータが暗号化されている訳ではないため、同一回線内を行き来する「データ」自体が悪さをする場合には「無防備」な状態になっています。

過度に心配する必要はありませんが、少なからず危険性があるという事を覚えおきましょう。

3.「VPN」は「データの暗号化」と「個別認証」が可能!

「VPN」を利用すると、通常の「通信の暗号化」に加えて、データを送受信する機器で個別に「認証」をする必要があるため、不明な機器に勝手に接続され、データが盗まれるという事がなくなります。

加えて、データ自体もカプセル化(暗号化)されています。

「通信の暗号化」「データの個別認証」「データの暗号化」という3つのデータ保護を行っている状態になりますので、安全性が非常に高くなります。

4.「鍵マーク」のない「公衆Wi-Fi」では「VPN」は強力な予防策になる

「鍵のマーク」がない「公衆Wi-Fi」で「VPN」を利用する場合には、先程と同じようにデータを送受信する機器で個別に「認証」をする必要があるため、不明な機器に勝手に接続され、データが盗まれるという事がなくなります。加えて、データ自体もカプセル化(暗号化)されています。

「データの個別認証」「データの暗号化」という2つのデータ保護を行っている状態になりますので、安全性は高いと言えます。

5.「VPN」が力を発揮する状況(モバイル回線では安全性が下がる)

それでは、次に「VPN」が力を発揮する状況についても一緒に確認していきましょう。

一つ目は、「鍵のマーク」がない「公衆Wi-Fi」を利用する場合になります。

「街中」「カフェ」「飲食店」「ショッピングモール」「ホテル「空港」などで、「鍵のマーク」がない「Wi-Fiサービス」が提供されている場合があります。

何もせずにそのまま接続をすると情報漏洩をする可能性が非常に高くなります。

「VPN」を利用する事で、「鍵のマーク」がない「公衆Wi-Fi」でも安心して利用する事が出来るようになります。

二つ目は、「安全性」「信頼性」の確認が出来ない「公衆Wi-Fi」を利用する場合になります。

「Wi-Fiサービス」の提供元が明確でない、もしくは、聞いたことがない会社がサービスを提供している場合には、メンテナンスが不十分で、古いWi-Fi機器が利用されていたり、アップデート等が行われていない可能性が少なからずあります。

また、どのDNSサーバーに接続されているか、その際に暗号化がされているか等を確認することができなかったり、その確認をするために手間がかかったりします。

「VPN」を利用する事で、安全に利用する為の暗号化や接続先の確認をする手間を省くことが出来ようになります。

このようにVPNを利用する事で「公衆Wi-Fi」を安全に利用する事が出来るようになりますが、「モバイル回線」は「VPN」より安全性が高いという事を覚えておきましょう。

「VPN」がなくても、「モバイル回線」で代用することが十分に可能になります。

また、モバイル回線利用時には「VPN」は必要ありません。

逆に「VPN」を利用する事で「モバイル回線」の安全性が下がる場合がありますので、その点も覚えておきましょう。

6.「VPN」の費用対効果も重要な判断要素(モバイルデータ通信等)

それでは、次に「VPNサービス」の費用対効果についても一緒に確認していきましょう。

「VPNサービス」の一般的な費用は、月に300円から1,000円程度の費用が発生します。

「VPNサービス」のみを契約する事ができるものや「セキュリティソフト」等の費用に含まれているもの等があります。


一方で「モバイルデータ通信」の1GBの費用は、契約やサービスによって変わりますが、一般的に150円前後から1,000円程度の費用が発生します。

「VPNサービス」を利用すべきか、「モバイル回線」で代用するかは、安全性が分からない「公衆Wi-Fi」をどの程度利用するかで変わってきます。

ご自身の利用状況に合わせて判断するようにしましょう。

また、「VPNサービス」を選ぶ際には、その他、通信速度(主にVPNサーバーの処理速度)、VPNサーバーの数、設置されている国や国の選択の有無、VPNサービスの利用可能台数など、いろいろな比較項目がありますので、ご自身にあった「VPNサービス」を選択するようにしましょう。

7.「公衆Wi-Fi」の危険性を理解しているなら「VPNサービス」は不要!

それでは、次に「VPNサービス」を特に利用する必要がない状況について一緒に確認していきましょう。

一つ目は「携帯キャリア」が提供する「無料Wi-Fi」以外は外出先で利用していない。

二つ目は「Wi-Fi」は自宅と職場以外は利用しない。

三つ目は「公衆Wi-Fi」の危険性は十分に理解している。

四つ目は「モバイルデータ通信」」の安全性が一番高いことは理解している。

「VPNサービス」自体は、安全性を向上させてくれるサービスとしては、非常に有益なサービスになります。

但し、その有益なサービスを最大限生かせるような環境があまりないというのが現状になります。

他のサービスに付随して「VPNサービス」を利用できる場合は別ですが、特別な状況がない限りは、お金を払ってまで利用する必要はないサービスと言えます。

理由としては、「モバイル回線」で十分に代用できるからになります。

また、「VPNサービス」を利用する事で、利用出来なくなるアプリやサービスもありますので、その点は覚えてきましょう。

<3>「Google One」の「VPN」

それでは、次に「Google One」という「ストレージサービス」には、特典として無料で利用できる「VPNサービス」があるという点について一緒に確認していきましょう。

1.「Google One」にも簡単に利用可能な「VPNサービス」がある

「Google One」は、ストレージサービスになり、年間3,800円で、200GBまで写真・動画・ファイルなどを保存する事が出来るサービスになります。

その特典の一つとして、複数のデバイスで「VPN」を利用する事が出来るようになっています。

「VPN」は、一つのGoogleアカウントで最大6台まで利用することが出来ます。

また、ファミリーグループで共有をする事で、最大で5名まで「VPN」が利用できるようになります。

加えて、「ダークウェブのモニタリング」というサービスも利用する事が出来ます。

「ダークウェブのモニタリング」のサービスについては後ほど解説致します。

オンラインストレージの容量に不安がある場合には、Google Oneを利用して、保存できるオンラインストレージの容量を増やしつつ、「VPN」や「ダークウェブのモニタリング」を利用するのも一つの選択肢になります。

2.「Google One」の「 VPN」は「タップ」するだけで利用可能

Googleの「VPN」は非常に簡単に利用する事が出来ます。

端末内にアプリをインストールして、「オン」「オフ」を切り換えるだけになりますので、一緒に確認していきましょう。

まずは、端末内より①の「Google One」をタップします。

「Google One」のトップページが表示されますので、②の「VPN」をタップします。

「Google One」のVPNの詳細画面が表示され、VPNが「オフ」になっている旨と現在のIPアドレスやプロバイダー情報が表示されます。

「VPNを有効にする」という項目の右側に「オン」「オフ」を切り換えるボタンがありますので、③をタップして、VPNを「オン」にします。

「VPNを有効にする」が「オン」になっていることを確認して、画面の左上にある④の「左向きの矢印」をタップします。

「Google One」のトップ画面に戻り、「VPN」」が接続済みと表示されているのを確認することが出来ます。

くり返しになりますが、アプリをインストールし、ログインするだけで、簡単に「VPN」の「オン」「オフ」を切り換える事が出来ます。

このVPNサービスを利用できるのは、あくまでGoogle Oneのストレージサービスを利用している方のみになります。

<4>「ダークウェブのモニタリング」とは

それでは、次に「Google One」という「ストレージサービス」の特典の一つであった「ダークウェブのモニタリング」についても一緒に確認していきましょう。

1.「ダークウェブのモニタリング」は「個人情報の流出」を自動チェック

「ダークウェブのモニタリング」とは、一般のブラウザーアプリでは確認できない匿名性の高いウェブサイトで、売買されている個人情報に自分の情報がないかを調べてくれるサービスになります。

調べられるものとして、「名前」「メールアドレス」「生年月日」「住所」「電話番号」「ログイン情報」等があります。

「ダークウェブのモニタリング」については、自分で調べる事が出来るウェブサイトもありますが、提供元が信用できないと自分の情報を自ら入力する事になりますので、十分に注意が必要になります。

Google等、社会的に信用力のある会社が提供している「ダークウェブのモニタリングサービス」を利用する事を強くお勧め致します。

2.「ダークウェブモニタリング」の利用例(二つの流出を発見)

Google Oneの「ダークウェブのモニタリング」も非常に簡単に利用する事が出来ます。

どのようなものなのかを一緒に確認していきましょう。

まずは、端末内より①の「Google One」をタップします。

「Google One」のトップページが表示されますので、画面の下に表示されているメニュー一覧より②の「特典」をタップします。

「特典」の詳細画面が表示されますので、「現在利用可能な特典」の下に表示されている各特典を③のように左にスワイプして画面を右方向にスライドさせます。

「ダークウェブのモニタリング」という特典が表示されますので、④の「詳細」をタップします。

「ダークウェブのモニタリング」の詳細画面が表示されますので、⑤のように画面を下方向にスライドします。

「結果を表示」というボタンが確認できるかと思いますので、⑥の「結果を表示」をタップします。

「ダークウェブをモニタリングしています」というメッセージが表示され、結果の概要という項目が表示されますので、その下にある⑦の「すべての結果を表示」をタップします。

「ダークウェブレポート」が表示され、メールアドレスが2件、ダークウェブ上に流出していることを確認する事が出来ます。

詳細について確認をしたいので、⑧の「2件の結果」をタップします。

「結果リスト」が表示され、ピーティックスというサービスに登録したユーザー名とメールアドレスが流出しているのを確認する事が出来ます。

また、クービックというサービスに登録した名前とメールアドレスが流出しているのも確認する事が出来ます。

「ピーティックス」について更に詳しく確認したいので、⑨の「ピーティックス」をタップします。

「ピーティックス」の詳細画面が表示され、Gmailのアドレスとユーザー名を確認する事が出来ます。

「クービック」の詳細画面も同様で、Gmailのアドレスと氏名を確認する事が出来ます。

このようにどの情報が「ダークウェブ」に流出しているかを調べる事が出来ます。

「モニタリング中のプロフィールを編集」をタップし、名前・生年月日・住所・メールアドレス・電話番号の5つの項目を入力すると、入力した情報について流出しているかを調べる事が出来ます。

既に流出してしまっている情報にはなりますが、流出しているという事実を元に、アカウントの削除をしたり、メールアドレスやユーザー名の変更するなどの対処をすることが出来ます。

パスワードの流出については、「Googleアカウント」内にある「パスワードマネージャー」で無料、且つ、自動でチェックしてくれますので、パスワード以外のこちらの5つの項目の流出を調べるサービスとしては便利なサービスになります。

くり返しになりますが、ダークウェブのモニタリングについて無料で調べられるウェブサイトはありますが、調べたい情報を自分で入力する事になりますので、サービスの提供元が信頼できるもの以外は、利用しない事をお勧め致します。

以上で「話題のVPNって何?本当に必要?利用すべきかは使う通信で決まる」についての説明を終了致します。

宜しければ「チャンネル登録」をお願い致します。

また、「有料メンバーシップ」にてコンビニで印刷できるテキストの提供も行っております。

ご静聴、ありがとうございました。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!

【Googleフォト】SDカードとの併用は要注意!勝手にバックアップ、勝手に削除、データの破損

今回はSDカードを挿入したスマホでGoogleフォトを利用する際、SDカード内の写真がどう扱われるのかと言った点や、削除、バックアップについての注意点等を実際に検証しながら確認してまいります。

意外と気をつけたいなと感じる点が多々ありましたので、それらを共有させていただければと思います。

<動画内容>
1. 検証に使用した機種や環境
2. ファイルズでフォルダやファイルを閲覧する様子
3.「DCIM」フォルダとは
4. Googleフォトの仕様についておさらい
5. SDカードの写真は表示される?
6. バックアップはされる?
7. 削除はSDカードにも及ぶのか
8. 本体ストレージを空けたいとき
9. SDカードに移動することのメリット
10. ファイルズで写真を移動する方法
11. グーグルフォトのストレージを空けたいとき
12. 本体→SDに移動してから削除すると?
13. 無関係なフォルダを作成してそこに避難させる
14. SDカードを取り外してから削除
15. あらかじめ別スマホの写真が入ったSDカードを入れた場合

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:29分25秒)


いつもご視聴ありがとうございます。

スマホのコンシェルジュです。

今回はSDカードを挿入したスマホでGoogleフォトを利用する際、SDカード内の写真がどう扱われるのかと言った点や、削除、バックアップについての注意点等を実際に検証しながら確認してまいります。

意外と気をつけたいなと感じる点が多々ありましたので、それらを共有させていただければと思います。

スマホのコンシェルジュでは、豊富な指導実績をもとに、スマートフォンの使い方に関する動画を制作・配信しております。

300本以上の動画教材を無料開放しておりますので、ぜひお役立てください。

それでは今回もよろしくお願いします。(チャンネル登録はこちら!)

【目次】
1.検証に使用した機種や環境
2.ファイルズでフォルダやファイルを閲覧する様子
3.「DCIM」フォルダとは
4.Googleフォトの仕様についておさらい
5.SDカードの写真は表示される?
6.バックアップはされる?
7.削除はSDカードにも及ぶのか
8.本体ストレージを空けたいとき
9.SDカードに移動することのメリット
10.ファイルズで写真を移動する方法
11.グーグルフォトのストレージを空けたいとき
12.本体→SDに移動してから削除すると?
13.無関係なフォルダを作成してそこに避難させる
14.SDカードを取り外してから削除
15.あらかじめ別スマホの写真が入ったSDカードを入れた場合

1. 検証に使用した機種や環境

今回検証に使用した機種は、シャープのAQUOSSense4です。

SDカードを差し込んだ上で、Googleフォトアプリを使用した場合にどういった挙動をするのかという点を見ていきます。

Androidのバージョンは12,、Googleフォトも最新にアップデートしてあります。

Googleフォトへのバックアップ設定は、おそらく大半の方が選択している「容量の節約画質」でバックアップしています。

当動画の一部のトピックに関しては、元の画質バックアップで利用されている方には当てはまらない箇所もございますのでご留意ください。

また機種やバージョンよっては別の挙動を示すことがありますので、もしも当動画の内容をご自身のスマホで実施する際は、試し撮りした写真など、万が一なくなってしまっても構わないような写真で挙動を確認してから実施いただくようお願いいたします。

本体やSDカード内の写真データを確認したり、コピーや移動を行う際は、ファイルズというAndroidでは定番のファイル管理アプリを使用しました。

正式名称はファイルズバイグーグルといって、名前のとおりGoogle製のアプリですので、一部アンドロイドには初めからインストールされています。そうでない場合もプレイストアから無料でインストール可能です。

2. ファイルズでフォルダやファイルを閲覧する様子

ファイルズがどんなものか、ざっくりと知っておいていただければと思います。

このアプリではこんなふうに、スマホやsdカードの中身を見ることができます。

スマホ内ではパソコンのようにさまざまなフォルダ別にデータが管理されている様子や、そこに保存されている写真データなどを見ることができ、それぞれのデータに対してコピーやフォルダの移動等をおこなうことが可能です。

また新たにフォルダを作成するといったことも可能です。

3.「DCIM」フォルダとは

アプリを開くとこんな画面が出てきます。下の方に内部ストレージの中を見るのかSDカードの中を見るのか、という項目があります。

試しに内部ストレージを選択してみます。

中を開けると、ミュージックやムービーといった色々なフォルダがずらっと並んでいて、初見では複雑そうに見えて少し戸惑うのですが、触るところはそんなに多くありませんのでご安心ください。

ぜひ覚えておいていただきたい点として、スマホカメラで撮影した写真はこのDCIMという名前のフォルダに入るようになっています。どのスマホでもおそらくここは一緒です。

Digital Camera IMagesからDCIMというフォルダ名となっているようで、もともとデジタルカメラで使われているフォルダの呼び方をスマホにも持ってきている、ということのようです。

DCIMをタップしてさらに中を見ると、写真が表示される前にもう一段階フォルダがありました。

今回検証に使用したアクオスの場合は「100sharp」という名前のフォルダが置かれていました。

他のスマホでは基本的にはここはcameraというフォルダになっていることが多いかと思います。

それをタップしてみると、ここにこうして撮影した写真が保管されているのが確認できました。

普段Googleフォトやアルバムアプリだけを触っているとあまり意識することはありませんが、スマホの写真は内部的にはこうしたフォルダの中に格納される仕組みになっていて、それらを個々のアプリが参照している、というような仕組みになっているようです。

カメラアプリでは、撮影中にメニューを開くと、撮影した写真の保存先を本体にするのかまたはSDカードにするのかを選べるようになっています。

ここでSDカードへの保存とすると以後撮影した写真や動画は本体ストレージでなくSDカードのみに保存されていくことになります。

ためしに何枚か写真を撮影し、ファイルズでSDカードにデータが入っている様子も確認してみます。

先ほどのファイルズの最初の画面で、今度はSDカードをタップします。

SDカード内にも、本体のフォルダ構成と似たものが構築されており、DCIMフォルダもありました。

やはり「100sharp」というフォルダも自然に作られていて、撮影した写真がこちらに保存されていることがわかりました。

こうしてファイルズアプリを使って、本体、SDカード共に中の様子を閲覧することができます。

4. Googleフォトの仕様についておさらい

そもそものGoogleフォトの挙動も再確認しておきます。

基本的な使い方である、バックアップのスイッチをオンにしている状態では、スマホ内の写真を自動的にクラウド上にも保存します。 

こうしてバックアップが完了している写真については、 もしも機種変更や紛失によりデバイスを変更して写真の原本が失われた場合もGoogleフォトのオンライン上の倉庫にバックアップがあるので、 写真が損われることはなく、またタブレットやパソコンからそこにアクセスしたした時も、全く同じ写真が閲覧/利用できるというメリットがあります。

現在、このバックアップについては無料プランでは15GBまで、という制限が設けられています。

かつこの15GBにはGmailとGoogleドライブで使用している容量も含まれます。

以前のGoogleフォトはバックアップは無制限に可能という太っ腹なサービスでしたが、現在はあとどれくらいバックアップできるのか、といった点も気にしてあげる必要が出てきました。

写真の原本をスマホ内から削除すれば、本体ストレージの節約にもなります。

ただし削除については注意が必要で、 Googleフォトで削除操作を行うと、バックアップされた写真だけでなく本体ストレージにある原本もまとめて削除する、というややおせっかいな仕組みになっています。

逆にファイルズなどで本体ストレージから削除した場合はGoogleフォト側には何の影響もありません。

今回はこうした仕様を踏まえて、この削除の仕様がSDカードにも及ぶのかといった点なども確認していきます。

Googleフォトの仕様についてさらに詳しくは別の動画にまとめてございますのでよろしければそちらもご参照ください。

概要欄にリンクを貼っておきます。

5. SDカードの写真は表示される?

それでは、SDカード使用時のGoogleフォトの動作を見てみましょう。

SDに写真が何枚か入った状態で、アクオスのGoogleフォトを開いてみます。

それらの写真はそもそもグーグルフォトに表示されるのでしょうか?また表示されるとしたらどのような形で表示され、かつそれらの写真はGoogleフォトにバックアップは作成されるのでしょうか?

フォト一覧が開くと、本体に入っている写真と一緒に、これらSDカードに入っている写真もまとめて表示されました。

GoogleフォトがSDカードの写真を表示していいですかというような、SDカードへのアクセス許可を求める表示が出てきても良さそうに思いましたが、特にそうしたものは表示されず、いきなりすべて表示する、という仕様のようです。

またこのフォト一覧画面での見た目上は、本体ストレージにある写真なのかSDカードにある写真なのか、といったことを区別することは一切できないようです。

6. バックアップはされる?

これらの写真について詳細情報を確認してみました。

一枚写真をタップして詳細情報画面を開いてみます。

するとなんとすでに「バックアップ済み」と表示されていました。

つまり、本体ストレージにある写真と全く同じ扱いで、SDカード内にある写真も適宜Googleフォトに自動的にバックアップされていくということのようです。

Googleフォトのライブラリ画面を確認してみます。

この画面は、 作成したアルバムやゴミ箱などが格納されています。

中断あたりに、「デバイス内のフォルダ」というエリアがあり、カメラやスクリーンショットといった項目が並んでいるエリアがあるかと思います。

すべて表示としてここを見てみると、

カメラという項目が2つあり、1つにはこのようにSDカードのアイコンが点灯しています。

試しにこのフォルダをタップしてみると、 このようにSDカードのカメラフォルダの中の写真だけを確認することができます。

GoogleフォトはSDカードのカメラフォルダをきちんと認識していることがわかります。

さらにこのフォルダ上部に、バックアップをおこなうかどうかのスイッチがあり、バックアップはオンになっていました。

こちらはオフにしようとすると、設定でバックアップをオフにしてくださいと表示され、ここのスイッチではオフにすることができませんでした。

ここは、Googleフォトの大元のバックアップ設定と連動していて、単独ではオフにすることはできないようです。

つまり、ほとんどの方が当てはまるかと思いますが、Googleフォトのバックアップ設定をオンにして使用している場合、基本的にSDカード内の写真は自動的にバックアップされていくと考えて良さそうです。

バックアップ無制限時代は気にする必要のなかった点ですが、最大15 GBまでという制限が設けられた今、このように何でもかんでもバックアップされてしまうというのは利用者によっては厄介な点に感じるかと思います。

7. 削除はSDカードにも及ぶのか

また、バックアップされた場合に気になってくるのは写真を削除する際のルールです。

前述の通り、Googleフォトはアプリで削除すると、本体に保存されている原本にまでその削除操作が及びます。

このあたりの仕様はSDカードにも適用されるのでしょうか。意図せず写真の原本が失われたりすることがありそうで少し警戒したくなるポイントです。

まずシンプルに、SDカードからバックアップされたこの写真を削除してみましょう。

通常、本体ストレージの写真はGoogleフォト上での削除により道連れになって消去されてしまいますが、それはSDカード内の写真に対しても同様の振る舞いとなるのでしょうか。

ではGoogleフォトで削除を実行してみます。

ファイルズで、今グーグルフォトで削除操作を行った写真について、SDカード内の原本データがどうなったか確認してみます。

SDカードのフォルダを見てみると、当該の写真は一覧に見当たらず、削除されていました。

Googleフォトの削除操作がSDカードにも及んでいることになります。

またGoogleフォト側でゴミ箱に移動したこの写真に対して「復元」とすると、それに連動してSDカード内の写真も元の位置に戻ることが確認できました。

つまりGoogleフォト側の削除操作は削除、復元共にsdカード上の写真にも及び、通常と何ら変わらない挙動となることがわかりました。

やはり基本的にGoogleフォトにバックアップするという事は、今後Googleフォト側の削除にその写真の原本がつられてしまうようになるということを意味するようです。

こうなってくると、やはり先ほどのようにSDカードの写真が勝手にバックアップされると言うのは若干気になる仕様に思えてきます。

8. 本体ストレージを空けたいとき

削除についてのルールも概ね分かったので、今度は、SDカード搭載機でGoogleフォトを使用する際、それぞれのストレージを整理する際の仕様や注意点などを確認してみたいと思います。

まずは本体のストレージを開ける方法ですが、こちらは比較的簡単かと思います。

通常Googleフォト使用時に本体ストレージに空きを作るという場合は、Googleフォトアプリの操作から「デバイスから削除」と選択する、もしくはファイルズアプリやその他のアルバムアプリを使って本体ストレージの写真を削除すれば完了です。

Googleフォトのバックアップは残るので、写真を失うことなく本体ストレージを開けることができます。

SDカードを使っている場合は、本体の写真をSDカードに移動するのも有効です。コピーではなく移動してしまえば、当然その分本体のストレージが空くことになります。

前述の方法と比べた際のメリットは、この方法では、写真の原本を残すことができるという点です。

Googleフォトの容量の節約画質でのバックアップでは、多少画質を落としたものがバックアップされています。

スマホやタブレット程度の画面サイズで眺める分にはほぼ違いはわかりませんが、大きく紙に引き伸ばして印刷する場合には劣化が見られる可能性があります。

9. SDカードに移動することのメリット

またGoogleフォトにはダウンロードというボタンが搭載されており、これはグーグルフォト上のバックアップしか残っていない写真データを改めて端末上にダウンロードしてこれるという機能です。

ただし、あくまでバックアップされた写真データをダウンロードするという形なので、容量を削減されたデータということになります。

こうした点が気になるという場合、たとえば将来的に紙に印刷したりする可能性のあるような写真に関しては、バックアップがあるからといって、本体から削除するのではなくSDカードに避難させれば、高画質な写真の原本を保持することができます。

ただし、繰り返しとなりますが大きく伸ばして印刷する場合以外では、ほとんど視認できる劣化は起きませんので、そこまで神経質になる必要はないかと思います。

10. ファイルズで写真を移動する方法

ファイルズを使った写真の移動方法を確認しておきましょう。

ファイルズで写真を開いて、右上の3点アイコンをタップするとメニューの中に移動とあります。

内蔵ストレージとSDカードどちらに移動するか聞かれますのでSDカードを選択、次はSDカード内のどのフォルダに移すかを聞かれますので、今回はひとまず通常の写真と同じく、DCIMフォルダの中の100sharpの中に移動しておきます。

もちろんスマホから移動させてきた写真であることがわかるように、なにか新しいフォルダを作ってそこに移動させるでも構いません。

入れるフォルダに辿り着いたら、ここに移動をタップします。

これでこの写真が本体からSDカードに移動されましたので、写真の原本は残しつつ、本体のストレージにこの分の空きが確保されたことになります。

11. グーグルフォトのストレージを空けたいとき

今のように、本体のストレージを開ける、というのは本来のGoogleフォトの正当な使い方の一つでもありますので手軽に行うことができました。

一方で注意したいのは、Googleフォトの15GBのストレージを節約したいと考えたときです。

もちろん不要な写真であれば、そのままGoogleフォトから削除すればいいだけですが、本体側の写真の原本は消去させずに、Googleフォトのバックアップだけを削除することはできるかというのがポイントとなります。

実はGoogleフォトにてバックアップだけを削除する方法自体はGoogleの公式ページでも案内されています。

概要としては、バックアップ設定をオフにした状態で、ウェブブラウザでGoogleフォトにアクセスし、そこで削除を行うことで、デバイス側のストレージに影響与えず削除ができるというものです。

こちらに関しての詳細はまた後日動画で実施方法等を配信させていただければと思います。

今回はひとまず、SDカードを使ってこの点に関して何らかの手段を講じたい、と考える方もいらっしゃるかと思いますので、いくつかの方法を試してみました。

先に結論をお伝えしますと、今回私が試した限りではどうもうまくいかなそうである、ということがわかりましたので、ちょうど同じようなことを検討されている方がいらっしゃいましたら、意図せずデータを失ってしまうことのないよう、参考にしていただければ幸いです。

12. 本体→SDに移動してから削除すると?

ひとまず真っ先に思い浮かぶ方法として、先ほどのように本体に保存されている写真をSDカードのカメラフォルダに移してからGoogleフォト上で削除するとどうなるのか試しました。

Googleフォトでの削除に連動する原本が、すでに本体から別の場所に移動されてしまっているので、削除を免れるのではないかと予想しました。

先ほど同様、ファイルズを使って本体の写真から1枚、SDカードの100sharpフォルダの中に移動させてみます。

この状態でGoogleフォト上で削除操作を行ってみます。

ファイルズで写真の原本がどうなった確認してみると、残念ながらSDカードの写真は削除されてしまいました。 

先ほど、SDカードからバックアップした写真が通常通りGoogleフォトの削除の影響を受ける様子を確認しましたので、ある程度予想のつく結果ではありましたが、元々本体にあった写真をSDカードに移動するというプロセスを経たもので行ってもGoogleフォトの削除には絡め取られてしまうという結果となりました。

なんとなくSDカードに退避させればGoogleフォトで削除しても大丈夫と思ってしまいそうですが、今回の検証においては、それでは写真の原本を失ってしまうことになりました。

13. 無関係なフォルダを作成してそこに避難させる

次に、写真の退避先を、カメラのフォルダと関係のないフォルダに入れて試してみました。

SDカードの適当な場所に「避難用」という全く別のフォルダを作成して、このフォルダに写真を避難させてから試してみました。

が、これも結果としてはどんなフォルダに入れようともGoogleフォト側の削除が適用されるという結果となりました。

14. SDカードを取り外してから削除

最後に、少々無理矢理な手法ではありますが、本体から写真をSDカードに移したあと、Googleフォトの影響が及ばないようにSDカードを取り外してから、Googleフォトで削除操作を行ってみました。

こうすれば、流石のGoogleフォトといえど取り外されているSDカードから写真を削除することはできませんので、ひとまずはGoogleフォトからのみ写真を削除した、ということになります。

ここで、再びこのSDカードを本体に差し込んだ場合はどうなるのでしょうか。

せっかくGoogleフォトから削除したのに、差し込んだ途端にまたバックアップされてしまってはあまり意味がありませんので、念の為確認してみます。

確認してみたところなんと、Googleフォトに再びバックアップされてしまうのかどうか、という以前に、そもそもSDカード側の写真が破損し閲覧できなくなってしまいました。

ファイルズでSDカードの当該の写真画像がこうしていつまでも表示されない状態となってしまい、タップしても真っ黒な画面に「ファイルを開けませんでした」と表示されます。

再びバックアップされるということはありませんでしたが、それ以前にデータが破損して利用不能になるという、残念な結果となりました。利用環境にも左右される点かと思いますが、すくなくとも今回の私の環境ではこうした挙動となります。

ちなみに、再度SDカードを挿入する前にGoogleフォトアプリのキャッシュを削除してみると、写真データがきちんと残ってくれました。グーグルフォトの削除操作が何からの形で残ってしまっていることが要因の可能性があります。ただし正確には分かりませんので、お勧めできる方法とは言えません。

結論としては、SDカードを使ってグーグルフォトのバックアップだけを削除する、というのはあまり考えない方が良さそうです。

最後にその他、注意したほうがよさそうなポイントとして、もともと別のスマホで使っていて、すでにある程度写真が入っているSDカードを今のスマホに初めて入れた、という場合、Googleフォトがどのように反応するか確認してみました。

つまり元々SDカードに入っていた写真が、一斉にバックアップされてしまうということが起きたりするのだろうか、という点をチェックしました。

15. あらかじめ別スマホの写真が入ったSDカードを入れた場合

別のスマホであるスマホBでSDカードをフォーマットした上で、3枚ほど写真を撮影してSDカードに保存しました。

これらの写真は、このスマホBのアカウントのGoogleフォトにもバックアップされていることを確認済みです。

そしてこのSDカードを、アクオスセンスに差し替えてみます。

そしてアクオスのGoogleフォトを開いてみると、なんとそれらの写真は全て即座にアクオスにもバックアップされました。

つまり大量に写真の入ったSDカードを無闇にスマホに入れると、それらが一斉にバックアップされる可能性があります。

一気にGoogleフォトストレージを圧迫してしまう要因にもなりますので、これが不安であるという場合は、バックアップのスイッチをオフにしてからSDカードを挿入するのをお勧めします。

以上、SDカード対応スマホにおいてGoogleフォトを使用した場合の全体的な使用感を見て参りました。

想定と異なる挙動を示す部分もあったかと思いますが、基本的には本体ストレージにある写真とSDカード上にある写真はほぼ同じ扱いとなることがわかりましたので、すぐにバックアップされてしまう点、それによりGoogleフォトのストレージを圧迫しうる点、またその後原本を残してGoogleフォトのストレージだけを開けたい、というのは難しくなるといった点は注意が必要と感じました。

また特に削除に関して、SDカードにデータを逃しておけば、Googleフォトで削除しても大丈夫、とはならない点には十分にご注意ください。

もちろん、Googleフォトにバックアップがあるという事は、写真を安全に保管する上で最も有効な手段の一つであることには変わりません。

また原本データが本当に必要かどうかという点も使う方によるところが大きいです。

引き続き、皆様個人個人にとって有効にご活用いただけるよう、案内していければと思います。

当動画は以上となります。

最後までご視聴いただきありがとうございました。

よろしければ「チャンネル登録」をいただけると幸いです。

また、「メンバーシップ」にて弊社動画のテキスト版も配信しておりますので、よろしければ是非ご登録ください。

それでは、次の動画でもよろしくお願いいたします。


「【Googleフォト】2023年版最重要アプリの完全ガイド」もご参照ください。


「【ストレージ不足解消】AndroidでのUSBメモリの使い方、データの移動方法や注意点を解説!SDカード非対応機種でも安心!」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!

【無料音楽アプリ】YouTube Musicの使い方とYouTubeとの違い

みなさんは、YouTube Musicを利用していますか?

YouTube Musicはその名の通り、YouTubeから音楽だけを切り取ったサービスです。

YouTubeとの大きな違いは、『動画を再生することなく、音楽だけを視聴できる』点です。

今回は、YouTubeとYouTube Musicの違いについてもう少し詳しく掘り下げていきながら、無料で音楽を楽しむ方法をご紹介していきたいと思います。

今までYouTubeを開いて、音楽を聴いていた方は是非最後までチェックしてみてください。

<動画内容>
1. YouTubeとYouTube Musicの違い
2. YouTube Musicの特徴
3. 個人がアップした音楽は著作権的に大丈夫?
4. YouTube Musicの使い方
5. 音楽だけを再生する方法
6. 再生画面の見方
7. 自動再生機能について
8. YouTube Musicの注意点
9. 聴きたい曲が見つからない時の裏ワザ
10. 再生リストへの保存方法
11. プレイリストの再生方法
12. YouTube Musicの使い方【無料版の鉄則】

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:22分00秒)


いつもご視聴有難うございます、スマホのコンシェルジュです。

突然ですがみなさんは、YouTube Musicを利用していますか?

近年発売されたスマホには画面のアイコンのアプリが、最初からインストールされています。

YouTube Musicはその名の通り、YouTubeから音楽だけを切り取ったサービスです。

YouTubeとYouTube Musicは、どちらもGoogleが提供する音楽や動画のストリーミングサービスですが、YouTube Musicは音楽に特化したサービスとして、音楽を楽しむための機能が充実しています。

その代表的な違いの一つとして、『動画を再生することなく、音楽を視聴できる』という点が挙げられます。

これにより、視聴を続けた際のデータ消費量に圧倒的な差が生じます。

通勤・通学など、主な利用シーンを考えればYouTube Musicのメリットはかなり大きいと言えます。

そこで今回は、YouTubeとYouTube Musicの違いについてもう少し詳しく掘り下げていきながら、無料で音楽を楽しむ方法をご紹介していきたいと思います。

今までYouTubeを開いて、音楽を聴いていた方は是非最後までチェックしてみてください。

スマホのコンシェルジュのYouTubeチャンネルでは、スマホやパソコンの使い方を学べる動画をやさしく丁寧に解説しております。

よろしければ「チャンネル登録」をお願い致します。

それでは早速やっていきましょう。

概要欄に目次も配置しておりますので、適宜チェックしたい箇所を選んでご視聴いただくことも可能です。

【目次】
1.YouTubeとYouTube Musicの違い
2.YouTube Musicの特徴
3.個人がアップした音楽は著作権的に大丈夫?
4.YouTube Musicの使い方
5.音楽だけを再生する方法
6.再生画面の見方
7.自動再生機能について
8.YouTube Musicの注意点
9.聴きたい曲が見つからない時の裏ワザ
10.再生リストへの保存方法
11.プレイリストの再生方法
12.YouTube Musicの使い方【無料版の鉄則】

1. YouTubeとYouTube Musicの違い

それではまず、YouTubeとYouTube Musicの具体的な違いについてご紹介します。

・動画の再生を行わずに音楽を視聴できる

・音楽に特化した機能

・コンテンツの違い

・有料プランの料金

以上のような違いがあります。

YouTubeとの違いは最初にもご説明したように、動画を再生することなく音楽だけを視聴できるので、データ通信量が大幅に少なくなります。

但し、YouTube Musicではコメント欄が表示できないので、コメントも併せて楽しみたいという場合には、YouTubeを利用しましょう。

しかし日常の利用シーンを考えると、継続的に視聴していくことが多くなると思うので、通信量の面ではYouTube Musicに軍配が上がります。

音楽に特化した機能としては、おすすめの音楽をプレイリストにまとめてくれたり、自動再生で音楽を延々と視聴し続けられるといったメリットがあります。

YouTubeにも自動再生機能はありますが、Musicの方が断然使い勝手の良い機能となっています。

また、音質の調整や歌詞の表示など、音楽アプリに搭載されている機能はあらかた網羅しています。

YouTubeとの違いの中でもう一つ大きなものを挙げるとしたら、音楽カテゴリに属さない動画を視聴することができない点です。

また一般人が動画をアップロードできるという特性上、「一定の水準以上であるとYouTube側が判断した」音楽だけが、Musicにも反映されているので、YouTubeでは聴けるのにMusicで聴けない音楽があるのはそのためです。

YouTubeとYouTube Musicでは、有料プランの料金も異なります。

YouTube Premiumに加入した場合、Musicもおまけとして有料プラン扱いになるので、動画に加えて音楽も楽しみたいという場合は、YouTubeの有料プランへ加入するのも、選択肢としてはアリだと思います。

有料プランの主な特典としては、

・広告の非表示

・画面を閉じても動画や音楽の再生を続けられる「バックグラウンド再生」

・動画や音楽をダウンロードして、データ通信量を抑えられる「オフライン再生」

・有料プラン限定の音楽を視聴

といったようなことが挙げられます。

実はYouTube Musicでは、無料プランのユーザーに、すべての音楽を解放していないアーティストもいます。

有名なアーティストで言うと、B’zなどがそれにあたります。

シングルやアルバム収録曲など基本的には無料ユーザーは視聴できません。

また、Mr.ChildrenやMISIA、サザンオールスターズなど有名なアーティストの多くは無料プランのユーザーに対して、MVでは1曲丸ごと再生できるけど、音楽だけでの再生ができないように設定されています。

これに関しては、有料で提供している他の音楽アプリとの兼ね合いもあるので、当然と言えば当然です。

2. YouTube Musicの特徴

YouTube Musicは2018年11月からサービスが始まった、YouTubeが作った音楽配信アプリです。

特徴としては、

・好きな曲を選んで視聴することが可能

・楽曲をフルで再生できる

・LIVE映像や、ミュージックビデオも視聴可能

といったようなことが、無料版でも可能です。

YouTube Musicのすごいところは、無料版でも好きな曲を選択して音楽を視聴する「オンデマンド再生」に対応しつつ、1曲丸ごと再生できるところです。

実は、1曲まるごと視聴できる音楽アプリ自体、意外と少ないです。

無料プランが充実している音楽アプリといえば、他にもSpotifyが有名ですが、メイン機能で比較すると画面のような違いがあります。

以上のような特徴から、YouTube MusicとSpotifyの両方をシチュエーショごとに使い分けると、非常に便利に音楽を視聴することが可能です。

一方、他の音楽アプリはというと、ほとんどが有料プランへ移行しない限り、まともに視聴することができません。

なお、アマゾンミュージックはプライム会員に入会した特典で、プライムミュージックも利用できるので、それを上手く活用している方も多いようです。

3. 個人がアップした音楽は著作権的に大丈夫?

YouTubeで音楽を視聴する方であれば、一度は目にしたことがあるであろう「○○メドレー」や「作業用BGM」といったもの。

これって「他人がアップロードしているけど、著作権的に問題ないのか?」というご質問を頂くことがあります。

実はこれ、大丈夫なものも中にはあります。

YouTubeでも著作権の問題を解消するために、色々と試行錯誤しているようです。

これは動画概要欄をチェックすると判断できます。

画面のように、動画概要欄にライセンスの表記がある音楽に関しては、該当動画で得られる広告収益が著作権者に入る仕組みになっています。

なので、こういったものは”アーティストの応援にもなる”ということです。

アーティストがYouTubeに自分の音楽をアップロードして自分のコンテンツとして登録することにより、違法アップロードされた音楽からも収益を得られるようになり、結果として著作権を間接的に守ることへと繋がっているようです。

ライセンスのチェック方法は、動画を開いて動画タイトルをタップします。

下にスクロールすると、音楽セクションがあるので、そこをチェックすればアーティストへの還元が行われる動画かどうかの判断がつきます。

ここのライセンス表記はYouTubeが自動で行います。

ちなみに、概要欄にライセンス表記がないものに関しては、

・著作権者に広告収益が入らない

・動画の収益化を行えない

ということで、”アーティストへの応援”という意味では、あまりよろしくないものになっています。

CDやアルバムなどの売り上げが少なくなっている昨今では、アーティストへの応援という意味でこういったことも併せて考えることも必要だと思います。

MVしか開放されていないアーティストは、メドレーなどをYouTubeで検索して、高評価、または再生リストへ保存しておくと、Musicでもストレスなく視聴できて便利です。

YouTubeで探す理由は、音楽セクションのライセンス表記を確認できるのがYouTubeのみだからです。

無料プランではシャッフル再生のみの対応となりますが、Spotifyを利用すれば、対応したアーティストのすべての音楽が開放されているので、YouTube Musicと併用して音楽を視聴すると、無料でも思う存分音楽を楽しむことができます。

4. YouTube Musicの使い方

それでは、これまでお話してきた内容を踏まえた上で、YouTube Musicの使い方についてご紹介していきます。

Androidスマホの方は、古い機種でない限り、最初からYouTube Musicがインストールされています。

初めての方はアプリを起動したら、有料プランの広告が表示されるので、広告を閉じてから、好きなアーティストを5組選択してください。

YouTube Musicのメイン機能についてのご説明は割愛させて頂きますが、各ボタンがどこに配置されているかを覚えておくだけでOKです。

ライブラリに関しては、マガジンラックのように、お気に入りの音楽をまとめて置いておける場所があると思ってください。

アプリ側にオススメの音楽を提案してもらうためにも、まずはご自身の好きなアーティストや曲を検索して、どんどん視聴していきましょう。

5. 音楽だけを再生する方法

今回は検索をタップして、任意のアーティストを入力してみました。

すると、そのアーティストのシングルやアルバムなど音楽が沢山表示されると思います。

画面上部の「曲」という項目をタップしてください。ここが非常に重要です。

この曲というカテゴリで絞り込むと、YouTubeのようなMVではなく、曲だけを視聴することができます。

試しに1曲再生してみます。

そうすると、音楽だけの再生が始まります。

この音楽だけを視聴できるのがYouTube Musicの強みです。

これで通信量が少なくなります。

6. 再生画面の見方

再生画面に配置された各ボタンについてですが、音楽アプリではほとんど共通して使われているボタンなので、覚えておくと便利です。

ことさらYouTube Musicにおいては、リピート再生、曲送り、曲戻しの3つのボタンが使用頻度の高い操作です!

赤枠内のボタンは非常に便利で、YouTube Musicを使う意味という点でも必ず覚えておきたいボタンです。

再生画面のサムネイル画像を左右フリックしても、曲送りと曲戻しの操作が行えます。

慣れてきたら利用してみてください。

7. 自動再生機能について

YouTube Musicでは『自動再生機能』と言って、選択した音楽が終了した後も、その都度別の音楽を探して切り替えるといったような面倒な作業をしなくて済むように、最初に選択した曲と似た曲調の音楽が自動でピックアップされ、連続で音楽が再生され続けるように作られています。

再生画面の左下にある、「次のコンテンツ」をタップすると、自動で再生される音楽を確認することができます。

これらの音楽は、選択した曲によって毎回変わり、視聴履歴や高評価なども加味して選曲してくれます。

次のコンテンツは、この並び順で音楽が再生され続け、途中の曲を選択すればそこから再生を開始することもできます。

また、自動再生のオフはスイッチで簡単に切り替えることができます。

次のコンテンツの中に、聴きたいと思わない曲が紛れていた場合、左右のフリックで除外することができます。

ここで覚えておきたいのは、最初に曲で絞り込みを行うと、その後自動再生される音楽も、音楽だけを視聴できる曲が流れるということです。

途中で、MVなどの動画付きの音楽が挟まれるということはありませんでした。

8. YouTube Musicの注意点

試しにMVを選曲してみると、動画が再生され、自動再生で流れる音楽もすべて、MVなどの動画付きの音楽ばかりでした。

これをしてしまうと、YouTubeで再生するのと何ら変わりないので、Musicの恩恵を受けることはできません。

ここら辺の違いは細かいことではありますが、通信量にダイレクトに直結するのでご注意ください。

9. 聴きたい曲が見つからない時の裏ワザ

それでは、先ほどは「曲」で絞り込んで、音楽が表示されるアーティストをあえて例に挙げましたが、表示されなかった、もしくは聴きたい曲がなかった、MVしか開放されていなかった場合は一体どうすればいいのでしょうか?

そこで最初のお話に戻ります。

MVしか開放していないアーティストでも、ライセンス表記のあるメドレー曲などをYouTubeでリストアップしておけば、Musicでも同じように視聴できるということです。

ライセンス表記のあるものであれば、著作権違反で削除される心配も少なくて、その点も安心です。

さっそくYouTubeを開いて、メドレー曲を探してみましょう。

アーティスト名とメドレーでアンド検索を行っていきます。

良さそうなものがあれば、動画を開いて概要欄をチェックしてみましょう。

ライセンス表記の確認方法は、動画前半でご紹介した通りです。

YouTube Music上にも反映できる保存形式は主に2つあります。

一つは「高評価」、もう一つは「再生リストへの保存」です。

どちらも便利な機能なので、是非活用してみてください。

ここで押さえておきたいのは、高評価と保存の仕様の違いについてです。

・高評価は、最も手っ取り早く保存できる方法です。また、アプリ側に自分の趣向を伝える手段としても機能します。

YouTubeで押した高評価と連動していますが、YouTube Musicに表示されるのは音楽のみです。

・保存は、整理整頓しながら動画を保存する方法です。

高評価とは違い、2,3ステップ手順が増えますが、保存した音楽をジャンル分けしたい時などに便利です。

あわせて、YouTube Musicの高評価と低評価についてもご紹介しておきます。

「高評価」は先ほどご紹介した通りの機能で、YouTubeでも同様の役割を担っています。

一方、低評価に関しては、ほとんど機能しないYouTubeの低評価とは違い、YouTube Musicでは「低評価した音楽を今後自動再生しない」という明確な効果があります。

なので、自分の趣向をより強く反映させることが可能となっています。

基本的なボタンも、YouTubeとは役割が異なるケースもあるので、ぜひ覚えておいてください!

10. 再生リストへの保存方法

Musicの設定によっては、高評価が反映されないこともあるので、今回は再生リストへの保存方法をご紹介していきます。

高評価などのアクションボタンの欄を、左に向かってスワイプします。

一番右に「保存」ボタンがあるので、そちらをタップしてください。

前回保存した「再生リスト」または、「後で見る」に追加されるので、「変更」をタップしてください。

再生リスト一覧が表示されるので、現在保存された再生リストの✓を外して、「新しいプレイリスト」を作成します。

プレイリスト名を入力して、必要ならプライバシーの項目を「非公開」にしてから、作成をタップしてください。

こちらでプレイリストの作成が完了です。

YouTube Musicにも反映されるので、Musicのアプリに戻りましょう。

プレイリストを確認する前に、Musicでの再生リストへ保存する方法も併せて確認していきましょう。

先程のように、音楽だけを再生できる曲を見つけたら、曲名の右横にある三点アイコンをタップします。

メニューの中から「再生リストに保存」を選択してください。

保存先の再生リストが表示されるので、新しいプレイリストで作成してみます。

先ほど同様にプレイリスト名を入力して、プライバシー設定を非公開にセットします。

設定できたら、「作成」をタップして保存完了です。

ちなみに、音楽を聴いてて「この曲保存したい!」と思った場合は、サムネイル画像を1回タップしてみましょう。

簡易メニューが表示され、その中の右にあるプラスアイコンが「再生リストへの保存」が行えるボタンとなっています。

あとは先ほどの手順とまったく同じです。

よく行う操作なので、ぜひ覚えておきましょう。

11. プレイリストの再生方法

ある程度、再生リストへの保存を行ったら、ライブラリを開いてみましょう。

さきほど保存したものがちゃんと反映されているはずです。

作成したプレイリストを使って音楽を流してみます。

選曲したら、再生アイコンをタップして音楽が流れ始めます。

先ほど同様に、保存した曲が終わると自動再生機能でYouTubeがオススメする音楽が再生され始めます。

そこで覚えておきたいのが、「リピート再生」です。

このボタンをタップすることで、作成したプレイリストの曲を延々と流し続けてくれます。

1回タップすると該当プレイリストをリピート再生、2回タップすると現在視聴中の曲だけをリピート再生、3回タップするとリピート再生がオフといったようなかたちでボタンが機能します。

ちなみに、余談ではありますが、現在視聴中のプレイリストをシャッフル再生したい場合は、リピート再生をオンにした状態でシャッフル再生をオンにしましょう。

プレイリストの曲順を変更したい場合には、「次のコンテンツ」をタップして、保存した音楽一覧を表示してください。

曲名の右横にある二本線をドラッグすると、曲順を変更することができます。

保存した曲が増えてきたときに役立つ機能なので、ぜひ覚えておいてください。

12. YouTube Musicの使い方【無料版の鉄則】

最後にまとめです。

無料プランで通信量を抑えながら楽しむためには、音楽を検索するときに「曲」で絞り込みましょう。

こうすることで、音楽だけを視聴し続けることができます。

「曲」で絞り込んでも、聴きたい曲がない場合には、ライセンス表記のあるメドレーなども上手く活用しましょう。

好きな曲を視聴できるYouTube Musicとバックグラウンド再生できるSpotifyを上手く使い分けると、有料版のそれと変わらないくらい使い勝手がいいです。

視聴できるアーティストや使える機能の違いはありますが、どちらも無料で音楽を視聴することができるので、二刀流で利用してみては如何でしょうか。

今回の動画はコチラで以上です。

最後までご視聴いただきありがとうございます。

メンバーシップ」にて動画のテキスト版も配信しておりますので、よろしければご登録ください。

それでは、また次の動画でもよろしくお願いいたします。


「【最強メモアプリ】しっかりわかる!Google Keepの使い方」もご参照ください。


「【無料で音楽が聴き放題】人気の音楽アプリ|Spotifyの使い方」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!

【削除の最適化】スマホを軽くする!5つの削除方法~「削除」を効果的に使い分ける~

今回は、「スマホを軽くする!5つの削除 効果的な使い分け方」について説明して参ります。

最近のスマホは、スマホに保存できるストレージ容量も増えてきていますが、まだまだ、ストレージ容量が少ない機種も多くありますので、ストレージ容量を確保するために不要なものを削除する必要があります。

「キャッシュの削除」「クッキーの削除」「ストレージの削除」「アプリの削除」「ファイルの削除」の5つの削除について、どのような状況で、どの削除をする事が効果的なのかを一緒に確認していきたいと思います。

<動画内容>
<1>「キャッシュの削除」

1.「キャッシュ」とは、表示されているページ自体を保存する機能
2.「キャッシュの削除」はどんな時に使うと効果絶大①!
3.「キャッシュの削除」はどんな時に使うと効果絶大②!
4.「キャッシュの削除」があまり効果がない状況
5.「キャッシュ」を削除する方法

<2>「クッキー(Cookie)の削除」
1.「Cookie(クッキー)」は、操作に必要な情報を保存する機能
2.「Cookie(クッキー)」は、「広告」にも利用されている
3.「クッキーの削除」はどんな時に使うと効果絶大! or 効果ない!
4.「クッキー」を削除する方法(ブラウザーアプリのみ)

<3>「ストレージの削除」
1.「ストレージの削除」とは:アプリ毎に保存される情報は異なる①
2.「ストレージの削除」とは:アプリ毎に保存される情報は異なる②
3.「ストレージの削除」は要注意!
4.「ストレージの削除」はどんな時に使うと効果絶大!
5.「ストレージ」を削除する方法
6.「ストレージ」を削除すると!(Before After)

<4>「アプリの削除」
1.「アプリの削除」は「ストレージ・通信の節約」への一番の近道
2.「アプリの削除」はどんな時に使うと効果がある!
3.「アプリ」を削除する方法

<5>「ファイルの削除」
1. ダウンロードしたファイルは、原則「ダウンロードフォルダ」に保存される
2.「ファイルの削除」はどんな時に使うと効果絶大!
3.「不要なファイル」を削除する方法
4.「Files by Google」に関するお勧め動画!

詳しくは、下記の動画ご参照ください。(講座動画時間:29分50秒)


みなさんこんにちは、スマホのコンシェルジュです。

今回は、「スマホを軽くする!5つの削除 効果的な使い分け方」について説明して参ります。

最近のスマホは、スマホに保存できるストレージ容量も増えてきていますが、まだまだ、ストレージ容量が少ない機種も多くありますので、ストレージ容量を確保するために不要なものを削除する必要があります。

「キャッシュの削除」「クッキーの削除」「ストレージの削除」「アプリの削除」「ファイルの削除」の5つの削除について、どのような状況で、どの削除をする事が効果的なのかを一緒に確認していきたいと思います。

スマホのコンシェルジュの「YouTubeチャンネル」では、「スマホの基本操作」から「不具合時の対処方法」「スマホとパソコンの連携」等、スマホやパソコンに関する動画を多数配信しております。

是非そちらもご参照ください。

また、是非「チャンネル登録」もお願い致します。

【目次】
<1>「キャッシュの削除」

1.「キャッシュ」とは、表示されているページ自体を保存する機能
2.「キャッシュの削除」はどんな時に使うと効果絶大①!
3.「キャッシュの削除」はどんな時に使うと効果絶大②!
4.「キャッシュの削除」があまり効果がない状況
5.「キャッシュ」を削除する方法

<2>「クッキー(Cookie)の削除」
1.「Cookie(クッキー)」は、操作に必要な情報を保存する機能
2.「Cookie(クッキー)」は、「広告」にも利用されている
3.「クッキーの削除」はどんな時に使うと効果絶大! or 効果ない!
4.「クッキー」を削除する方法(ブラウザーアプリのみ)

<3>「ストレージの削除」
1.「ストレージの削除」とは:アプリ毎に保存される情報は異なる①
2.「ストレージの削除」とは:アプリ毎に保存される情報は異なる②
3.「ストレージの削除」は要注意!
4.「ストレージの削除」はどんな時に使うと効果絶大!
5.「ストレージ」を削除する方法
6.「ストレージ」を削除すると!(Before After)

<4>「アプリの削除」
1.「アプリの削除」は「ストレージ・通信の節約」への一番の近道
2.「アプリの削除」はどんな時に使うと効果がある!
3.「アプリ」を削除する方法

<5>「ファイルの削除」
1.ダウンロードしたファイルは、原則「ダウンロードフォルダ」に保存される
2.「ファイルの削除」はどんな時に使うと効果絶大!
3.「不要なファイル」を削除する方法
4.「Files by Google」に関するお勧め動画!

<1>「キャッシュの削除」

それでは、まず初めに「キャッシュの削除」について一緒に確認していきましょう。

1.「キャッシュ」とは、表示されているページ自体を保存する機能

「キャッシュ」は、一度閲覧したページの情報を一時的にアプリ内に保存しておく機能になります。

その為、一度閲覧したページを再度閲覧する際には、通信をして再度情報を取得する必要がなくなる為、通信量がかからず、その上、表示速度も速くなります。

くり返しになりますが、「キャッシュ」は「通信量を削減」し、「表示速度を速く」してくれる機能であるという事を覚えておきましょう。

また、「キャッシュ」と似ている機能で、性質が異なる「クッキー」という機能もありますので、後ほど一緒に確認していきましょう。

2.「キャッシュの削除」はどんな時に使うと効果絶大①!

それでは、次に「キャッシュの削除」はどのような時に削除をすると効果的なのかを一緒に確認していきましょう。

まず、一つ目は「画面が表示されない場合」、特に画面が白くなったまま何も表示されない場合には、「キャッシュ」が正しく保存されていない可能があります。

「キャッシュ」を削除する事で、正しく保存されていなかったキャッシュを消す事が出来るため、「画面」が白くならずに正しく表示させることが出来るようになります。

二つ目は、「新規登録」等で、間違った手順で進めてしまった場合には、キャッシュの影響で他の選択肢に戻ることが出来ない場合があります。

途中まで進めてしまった新規登録を別の方法に変更する場合で、うまく処理が出来なかった場合には、アプリのキャッシュを削除して、新たに「新規登録」を勧めるとうまく新規登録が出来る場合がありますので、是非試してみてください。

特にインスタグラムの新規登録がうまくいかない場合には、キャッシュの削除が最も効果的な解決策になります。

三つ目は、最新の情報に更新できない、「古い情報」がいつまでも表示されてしまう場合には、サービス提供者側で設定されている「キャッシュの保存期間」が長い可能性があります。

その場合には、「キャッシュ」を削除する事で、保存されている古い情報がなくなり、新しい情報を取得する事が出来るようになります。

3.「キャッシュの削除」はどんな時に使うと効果絶大②!

四つ目は、最近までは利用していて、今はほとんど利用していないアプリがある場合には、キャッシュがかなり溜まっている可能性があります。

利用する予定のないアプリの「キャッシュの削除」をする事で、ストレージの空き容量を増やす事が出来ます。

五つ目は、ログインが出来ないなどの何らかの不具合が発生している場合には、「キャッシュ」が正しく保存されていない可能性があります。

「キャッシュ」を削除する事で、「キャッシュ」が保存されていない状態に戻す事が出来ますので、キャッシュが原因で発生した不具合であれば解消する事が出来ます。

いろいろと効果的な状況について一緒に確認してきましたが、何か問題(不具合等)が発生した場合には、「キャッシュが原因である可能性」を疑うのは、解決への近道になります。

「キャッシュ」は非常に便利、且つ、有益な機能になりますが、その反面、不具合の原因にもなりやすいので、その点を覚えておくようにしましょう。

4.「キャッシュの削除」があまり効果がない状況

それでは次に「キャッシュの削除」が一時的な効果しか生まない、もしくは、むしろ逆効果になる状況について一緒に確認していきましょう。

アプリに保存することができる「キャッシュ」のデータ量と保存する事が出来る期間については、アプリ提供者側で決められています。

その為、「キャッシュ」を削除しても、よく使うアプリであれば、保存する事ができるデータ量まで直ぐに溜まってしまう可能性があります。

特にLINE等、毎日利用しているアプリの場合には、キャッシュを削除しても、一時的に空き容量を増やす事は出来ますが、キャッシュが直ぐに溜まってしまいます。

加えて、削除した分のデータを再度取得する必要があり、逆に通信量が増えてしまう場合があります。

くり返しになりますが、キャッシュは有益な機能になりますので、むやみに削除するではなく、どうしても空き容量を増やしたい場合には、利用していないアプリの「キャッシュ」を削除する事をお勧め致します。

また、「キャッシュ」を削除する事で、通信量が増える場合があるということも覚えておきましょう。

5.「キャッシュ」を削除する方法

それでは、実際に「キャッシュを削除する方法」について一緒に確認していきましょう。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②の「アプリ」をタップします。

「アプリ」の詳細画面が表示されますので、③の「LINE」をタップします。

「LINE」の詳細画面が表示されますので、④のように画面を下方向にスライドし、⑤の「ストレージとキャッシュ」をタップします。

「ストレージとキャッシュ」の詳細画面が表示されますので、⑥のように画面を下方向にスライドして、保存されている「キャッシュ」のデータ量を確認します。

今回は、130MB程度とあまり多くはありませんが、削除していきたいと思いますので、⑦の「キャッシュの削除」をタップします。

「LINEのキャッシュ」が削除され、「キャッシュを削除」というボタンがタップできないように変わっている事を確認する事が出来ます。

念のため、保存されている「キャッシュ」のデータ量も確認したいので、⑧のように画面を下方向にスライドし、「キャッシュ」の項目にあるデータ量が「0B(バイト)」になっていることを確認する事が出来ます。

以上で「キャッシュの削除」が完了になります。

<2>「クッキー(Cookie)の削除」

それでは、次に「クッキーの削除」について一緒に確認していきましょう。

1.「Cookie(クッキー)」は、操作に必要な情報を保存する機能

「クッキー」は、「キャッシュ」と似ていると言われますが、用途が異なります。

「クッキー」は、ウェブサイトに訪問した際に、ユーザー情報を保存する機能になります。

主に、「ID」「パスワード」の入力内容が記憶されます。

その他、サービス提供側の設定次第で、年齢・性別・地域等の情報が保存される場合があります。

また、ブラウザーアプリを利用した際に「自動的にログイン」をする事が出来るのは、この「クッキー」の機能を利用しているからになります。

「クッキー」が利用されているイメージとしては、利用者があるサービスを利用する為に「ID」「パスワード」を入力して、その内容をサービス提供者に送信します。

その内容に問題がなければ、サービス提供者は「承認番号」と設定した情報を送信し、「クッキー」に保存するように指示をします。

その指示を受け取ったスマホが「クッキー」にその情報を保存します。

この一連の流れが「クッキー」を利用するための手順になります。

このクッキーに保存されるデータは英数字で構成されたデータで、非常に小さく、最大でも4KBのデータ量しかありません。

こちらでのポイントは、「クッキー」は非常に小さいデータ量で、その内容はサービス提供側で決められているという事を覚えておきましょう。

2.「Cookie(クッキー)」は、「広告」にも利用されている

「クッキー」と一つ前に説明をした「キャッシュ」は混同されやすいですが、「クッキー」は「ウェブサイトの利用をより快適にしてくれる機能」に対して、「キャッシュは「アプリやウェブサイトの内容自体を記憶してくれる機能」になります。

「クッキー」については、「利用者の同意なし」に「年齢・性別・行動履歴」を利用していた事が問題になっています。

どこまでが「個人情報」にあたるかという点については、確かにグレーゾーンにはなりますが、一度見た広告が何度も表示されるのは、このクッキーを無断で利用しているからになります。

仕組みとしては、一度広告タップするとその情報(厳密にはID)を「クッキー」に保存し、クッキーに保存されたIDを利用して、同じ広告を表示をさせています。

このように個人情報を無断で利用し、何度も同じ広告を表示させるのは「個人情報保護法の侵害」に該当するものとして、現在規制の対象になってきています。

その為、ウェブサイトを閲覧した際に、「クッキーの同意」を求める「ポップアップ」が頻繁に表示されるようになってきています。

「クッキーの利用について同意する」というポップアップ表示がされた場合には、「許可する(同意する)」か、「許可しない(同意しない)」かはご自身の判断になりますが、「許可しない(同意しない)」をタップしても、閲覧ができないサイトは、まだ、ありませんので、不明な場合には「許可しない(同意しない)」をタップしましょう。

3.「クッキーの削除」はどんな時に使うと効果絶大! or 効果ない!

それでは、次に「クッキーの削除」はどのような時に削除をすると効果的なのかを一緒に確認していきましょう。

まず、一つ目は、自分のアカウントに「ログイン」をした際に、「画面が表示されない場合」、特に画面が白くなったまま何も表示されない場合には、「クッキー」が正しく保存されなかった可能性があります。

ログインをする画面に戻り、再度「ログイン」を行い、また、同じような問題が発生する場合には、「クッキー」を削除するようにしましょう。

保存されている「クッキー」を削除する事で、新たに「クッキー」を保存する事が出来るようになり、クッキーが原因の不具合については解決する事が出来ます。

二つ目は、「他の方のスマホ」や「共有端末」を利用して、自分のアカウントにログインした場合には、「クッキー」にログイン情報が保存されます。

その場合には、「クッキー」を削除するようにしましょう。

もしくは、「シークレットモード」「ゲストモード」を利用すると「クッキー」の削除が不要になります。

「シークレットモード」「ゲストモード」の場合には、利用中は一時的にログイン情報が保存されてますが、アプリを閉じるか、一定時間を過ぎると自動的にクッキーが削除されます。

それでは、次に「クッキーの削除」が効果的ではない状況について一緒に確認していきましょう。

くり返しになりますが、「クッキー」自体は、テキストデータ(英数字)で構成される為、データ量は4KB以下しかありません。

その為、スマホの空き容量を増やすために、「クッキーの削除」をしても全く効果がないという事を覚えておきましょう。

4.「クッキー」を削除する方法(ブラウザーアプリのみ)

それでは、実際に「Chrome」のクッキーを削除する方法について一緒に確認していきましょう。

「クッキー」の削除ができるのは、Chrome等のブラウザーアプリだけになります。

まずは、端末内より①の「Chrome」を探してタップします。

「Chrome」のトップ画面が表示されますので、画面の右上にある②の黒い丸が縦に三つ並んでいる「メニュー」をタップします。

「メニュー」の一覧が表示されますので、③の「設定」をタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、④のように画面を下方向にスライドし、⑤の「プライバシーとセキュリティ」をタップします。

「プライバシーとセキュリティ」の詳細画面が表示されますので、一番上にある⑥の「閲覧履歴データの削除」をタップします。

「閲覧履歴データの削除」に関する詳細画面が表示されます。

今回は「クッキーの削除」をしたいので、「クッキーとサイトデータ」にチェックが入っていること確認し、⑦のように画面を下方向にスライドします。

先程「キャッシュの削除」についても説明をしましたが、Chromeにも「キャッシュ」が保存されています。

削除する場合には、こちらにもチェックが入っていることを確認して、⑧の「データを削除」をタップします。

「こちらのサイトのデータも削除しますか?」というメッセージが表示され、Googleサービスである「YouTube」と「Google」にチェックが入っているのを確認する事が出来ます。

対象から外す場合には、⑨のように「チェック」部分をタップします。

チェックが外れていることを確認して、⑩の「削除」をタップします。

以上で、Chromeに保存されている「クッキーの削除」が完了になります。

「クッキーの許可」や「ファーストパーティークッキー」「サードパーティークッキー」等、「クッキー」について更に詳しく知りたい方はこちらの動画をご参照ください。

動画説明ページ(概要欄)にも、リンクを掲載しておきます。

<3>「ストレージの削除」

それでは、次に「ストレージの削除」について一緒に確認していきましょう。

1.「ストレージの削除」とは:アプリ毎に保存される情報は異なる①

アプリには様々な情報が保存されています。

アプリ内に保存される情報は、アプリ毎に異なります。

メッセージアプリとして有名な「LINE」は、すべてのトーク履歴がアプリ内に保存されます。

直近14日間分については、PINコードを取得する事でLINEのサーバー上にも保存する事が出来ます。

すべてのトーク履歴を保存をしたい場合には、「バックアップ」をする必要があります。

いずれにしても、アプリ内には、すべてトーク履歴が保存されている為、削除する場合には、何を削除するかが非常に重要になります。

先程もお伝えしましたが「キャッシュ」は、「削除」しても全く問題はありません。

「ストレージの削除」と「アプリの削除」については、バックアップを取っていない場合には、絶対にやってはいけない操作になります。

削除をしてしまうと、「LINEのトーク履歴」がすべて消えてしまいますので、ご注意ください。

2.「ストレージの削除」とは:アプリ毎に保存される情報は異なる②

オンラインショッピングのアプリとして有名なアマゾンについては、アプリ内に「重要なデータ」がほとんど保存されていません。

「重要なデータ」はAmazonのサーバー上に保存されます。

その為、効果は別として「キャッシュの削除」「ストレージの削除」「アプリの削除」をしても特に問題はありません。

仮に「ストレージの削除」」「アプリの削除」を行ったとしても、再度「ログイン」をする事で復活させることが出来ます。

3.「ストレージの削除」は要注意!

今回、比較した「LINE」と「Amazon」でも「重要なデータ」の保存先が異なりますので、「ストレージの削除」をすべきか、すべきでないかをよく考える必要があります。

「ストレージの削除」は、アプリ内にあるすべてのデータを消去する操作になります。

別の言い方をすると「アプリストア」からアプリを初めてインストールしてきたのと同じ状態に戻す操作になります。

特に LINEのようなメッセージアプリは、アプリ内にトーク履歴が保存されますので、「ストレージの削除」はかなり危険な操作になります。

一方で「キャッシュの削除」については「削除」をしても問題ありませんが、基本的には「削除」する必要がない仕組みになっています。

「過度のキャッシュの削除」は、「メモリーの劣化」や「通信量の増加」にもつながりますので、よく考えてから「実施」するようにしましょう。

4.「ストレージの削除」はどんな時に使うと効果絶大!

それでは、次に「ストレージの削除」はどんな時に使うと効果的なのかを一緒に確認していきましょう。

「ストレージの削除」が効果的な状況の一つ目としては、「端末内に保存されている過去のデータ」を削除したい場合に有効な手段の一つになります。

特にダウンロード再生ができるように大量にダウンロードしたデータがある場合や古いゲームの保存データ等を消したい場合には、「ストレージの削除」が手っ取り早い方法になります。

二つ目は、「不具合」が発生してアプリが上手く起動しない場合には、「アプリの削除」をする前に、一旦「ストレージの削除」をしてみるのも有効な手段の一つになります。

アプリ内に保存されているデータに問題があった場合には、不具合が解消します。

三つ目は、新しいアカウントで新たにアプリを利用したい場合には、一旦「ストレージの削除」をしてすべてのデータを削除するのも有効な手段の一つになります。

単純にアカウントを切り換える事で、アプリ自体は利用できますが、「古いアカウント」に紐付くデータがアプリ内に残っている場合がありますので、「ストレージの削除」をする事でデータが全く保存されていない状態に戻す事が出来ます。

「ストレージの削除」はあくまでそのアプリを継続して再利用する場合には効果的な手段になりますが、アプリを利用する可能性がほとんどない場合には「アプリの削除」をすることをお勧め致します。

アプリを残しておくと、アプリを最適な状態に維持するために通信を行ったりしますので、バッテリーも同時に消費されてしまいます。

5.「ストレージ」を削除する方法

それでは、実際の「Amazon」のアプリを例にして、「ストレージの削除」をしていきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定」アプリを探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②の「アプリ」をタップします。

「アプリ」の詳細画面が表示されますので、③の「Amazon」をタップします。

「Amazon」の詳細画面が表示されますので、④のように画面を下方向にスライドし、⑤の「ストレージとキャッシュ」をタップします。

「ストレージとキャッシュ」の詳細画面が表示されますので、⑥の「ストレージを消去」をタップします。

「アプリのデータを削除しますか」というメッセージと「保存されているデータ」が完全に削除される旨の説明が表示されます。

既に認識済みで問題はありませんので、⑦の「削除」をタップします。

「ストレージの削除」をすると「保存されているキャッシュ」も同時に削除され、「ストレージの削除」も、「キャッシュの削除」もタップする事が出来ないようになります。

以上で「ストレージの削除」が完了になります。

6.「ストレージ」を削除すると!(Before After)

「ストレージの削除」をした場合には、他のアプリも同様ですが、「Amazonのアプリ」をタップすると「ログイン」をするか、新規登録を行うかというアプリを初めてインストールした際に表示される画面が表示されます。

以前の場合には、「Amazonのアプリ」をタップすると、既にログイン済みの状態で、アマゾンのトップ画面が表示されます。

くり返しになりますが、「ストレージの削除」をすると、アプリ内に保存されているすべてのデータが消去され、初めてアプリをインストールし、利用した際に表示された画面が表示されますので、その点を覚えておきましょう。

<4>「アプリの削除」

それでは、次に「アプリの削除」について一緒に確認していきましょう。

1.「アプリの削除」は「ストレージ・通信の節約」への一番の近道

ご存じの方も多いかもしれませんが、「アプリ」は端末内にある限りは、絶えず稼働しています。

絶えず稼働している理由としては、アプリによってその頻度は異なりますが、最新情報がないかをチェックをしたり、最新の通知がないかをチェックしたり、アプリ自体の更新情報がないかをチェックしています。

このようなチェックは、アプリを起動していなくても、バックグランドで行われる場合が大半になります。

「アプリの削除」をしない限りは止まりませんし、安全性や利便性を考量すると止めてはいけない動作になります。

2.「アプリの削除」はどんな時に使うと効果がある!

それでは、次に「アプリの削除」はどんな時に使うと効果的なのかを一緒に確認していきましょう。

「アプリの削除」が効果的な状況の一つ目は、「ストレージの空き容量」を増やしたい場合には有効な手段の一つになります。

一つのアプリのデータ量は、200MB前後になりますので、5個の不要なアプリを削除すると1GB程度の空き容量を増やす事が出来ます。

二つ目は、無駄な通信量を減らしたい場合には有効な手段の一つになります。

先程もお伝えしたようにアプリは絶えず通信をしています。

アプリを削除するとその通信量を節約する事が出来ます。

また、同時にバックグランドで処理するアプリの数が減るため、スマホの動きが少し軽くなります。

三つ目は、古いアプリや利用していないアプリがある場合には有効な手段の一つになります。

あくまで確率論の問題になりますが、アプリ数が少ない程、「情報漏洩」「ウィルス感染」の割合が下がります。

また、古いアプリで、最新の状態に更新が出来ていないアプリがある場合には、「情報漏洩」「ウィルス感染」する可能性が高くなります。

このように、空き容量の確保・通信量の削減・安全性の観点からも、利用していないアプリは極力削除するようにしましょう。

3.「アプリ」を削除する方法

それでは、実際に「Amazon」のアプリを削除していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「設定アプリ」を探してタップします。

「設定」の詳細画面が表示されますので、②の「アプリ」をタップします。

「アプリ」の詳細画面が表示されますので、③の「Amazon」をタップします。

「Amazon」の詳細画面が表示されますので、④の「アンインストール」をタップします。

「このアプリをアンインストールしますか?」という別の小さな画面が表示されますので、⑤の「OK」をタップします。

以上で、「アプリの削除」が完了になります。

<5>「ファイルの削除」

それでは、最後に「ファイルの削除」について一緒に確認していきましょう。

1. ダウンロードしたファイルは、原則「ダウンロードフォルダ」に保存される

スマホを利用していると、メールやメッセージで送られてきた「動画」「写真」「ファイル」などをダウンロードする事があります。

また、ウェブサイトから説明書や申請書などをPDFファイルでダウンロードする事があります。

その「ダウンロード」したファイルは、原則「ダウンロードフォルダ」という「フォルダ」に保存されます。

「写真や「動画」については、アプリによっては「写真フォルダ」や「動画フォルダ」に直接保存されるアプリもあります。

いずれにしても、「利用したファイル」がそのまま「ダウンロードフォルダ」に残ったままになってしまい、ストレージの空き容量を圧迫する要因になります。

その為、「ファイルの削除」をする必要があります。

2.「ファイルの削除」はどんな時に使うと効果絶大!

それでは、次に「ファイルの削除」はどんな時に行うと効果的なのかを一緒に確認していきましょう。

「ファイルの削除」が効果的な状況の一つ目は、「ストレージの空き容量」を増やしたい場合には、有効な手段の一つになります。

先程もご説明致しましたが、ダウンロードしたファイルは「ダウンロードフォルダ」に保存されます。

その為、利用した後も「ダウンロードフォルダ」に残ったままになっている場合が多く、古いファイルや不要なファイルを削除する事で空き容量を増やす事が出来ます。

二つ目は、ストレージを効果的に使いたい場合には、有効な手段の一つになります。

例えば、動画ファイルは、数GBの空き容量が必要なものもあるため、そのまま端末内に保存しておくのが難しい場合があります。

その場合には、オンラインストレージや別のストレージに動画を保存し、必要な時に端末内にダウンロードし、必要がなくなったら、端末内から動画ファイルを削除するという活用方法があります。

いずれにしても、不要なファイルがある場合には削除することで空き容量を増やす事が出来ます。

3.「不要なファイル」を削除する方法

それでは、実際に「Files by Google」のアプリを使って、ダウンロードフォルダ内にあるファイルを削除していきたいと思います。

まずは、端末内より①の「Files by Google」のアプリを探してタップします。

「Files by Google」のトップ画面が表示されますので、画面の下にあるメニュー一覧で「見る」が選択されていることを確認します。

カテゴリーという項目の下に「ダウンロード」という項目が確認できるかと思いますので、②の「ダウンロード」をタップします。

「ダウンロード」の項目内、厳密には「ダウンロードフォルダ」に保存されているファイルが一覧で表示されます。

今回は、すべてのファイルを一括で削除したいので、画面の右上にある③の黒い丸が縦に三つ並んでいる「メニュー」をタップします。

「メニュー一覧」が表示されますので、④の「すべて選択」をタップします。

一覧で表示されているファイルの右側に「チェック」が入っているのを確認し、画面の右上にある⑤の黒い丸が縦に三つ並んでいる「メニュー」をタップします。

「メニューの一覧」が表示されますので、⑥の「ゴミ箱に移動」をタップします。

「ファイルをゴミ箱に移動します」というメッセージが表示されますので、⑦の「61件のファイルをゴミ箱に移動」をタップします。

以上で、ファイルのゴミ箱への移動が完了になります。

ゴミ箱に移動したファイルは、30日後に自動的に削除されます。

ゴミ箱に移動しただけでは、スマホの空き容量には変化はありませんが、30日後に空き容量を増やす事が出来ます。

後から必要だったと思う場合もありますので、30日間はゴミ箱に入れておくのも一つの選択肢になります。

4.「Files by Google」に関するお勧め動画!

ゴミ箱に移動したファイルの削除方法やその他のファイルの削除方法も含め、「Files by Google」の使い方について更に詳しく知りたい方はこちらの動画をご参照ください。

動画説明ページ(概要欄)にもリンク(URL)を掲載しておきます。

以上で「スマホを軽くする!5つの削除 効果的な使い分け方」についての説明を終了致します。

宜しければ「チャンネル登録」をお願い致します。

また、「有料メンバーシップ」にてコンビニで印刷できるテキストの提供も行っております。

ご静聴、ありがとうございました。


「Files by Googleで空き容量の確保・安全フォルダの活用・端末内の写真を管理しよう」もご参照ください。


「【不要データ削除】ファイルズアプリで、不要なファイルを自動で割り出し!ストレージ節約、動作速度向上、バッテリー持ち改善!」もご参照ください。


「【許可 or 許可しない】どこまで「許可」する?その理由と対処方法~Cookieの使用・トラッキング拒否・メディア等」もご参照ください。


指導実績>
三越伊勢丹(社員向け)・JTB(大説明会)・東急不動産(グランクレール)・第一生命(お客様向け)・包括支援センター(お客様向け)・ロータリークラブ(お客様向け)・永楽倶楽部(会員様向け)等でセミナー・講義指導を実施。

累計50,000人以上を指導 。

<講義動画作成ポイント>
個別指導・集団講座での指導実績を元に、わかりやすさに重点を置いた動画作成

その他の講義動画は下記の一覧をご参照ください。

スマホの学習動画

<その他>
オンラインサポート(ライブ講座・ZOOM等でのオンライン指導)とオフラインサポート(出張指導・セミナー形式のオフライン指導)も実施中。詳しくはメールにてお問い合わせください。

【全店共通】
03-5324-2664

(受付時間:平日10時~18時)

お気軽に お問い合わせください!